2018年09月22日

牛黄単味の製品は、以前の販売価格をかなり上回る仕入れ価格という異常事態が続く

2009年9月22日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年9月22日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 某国の牛黄の買い占めのお陰で、世界的に原料が一時的に枯渇したため、牛黄が暴騰して既に半年以上が経過したが、勘の鋭い女性薬剤師の機転で昨年来、今年に入っても超値上がりする寸前まで、一般常識的な値上がりの段階でも諦めずに仕入れて、しっかり備蓄していたお陰で、かろうじて今月まで、ほとんど旧価格のまま提供することが可能だった。

 多種類の漢方薬類の中でも、麝香とともに、最も重要な地位を占める牛黄を長期間使用されている肺腺癌による脳転移を生じていた人達(現在2名とも脳転移は完全に消滅している)。膵臓癌で余命を宣告されていた人達。胆管癌が再発した人や転移のある人達。食道癌が気管支に浸潤していた人。悪性リンパ腫のステージ4だった人達。慢性リンパ性白血病の人達など、各種血液癌の人達。

 それゆえ、常々、村田漢方堂薬局では比較的多量の流通であるものの、旧価格のまま提供できていたものが、とうとう今月でほとんど枯渇して来たために、急遽、昨日、久しぶりに牛黄の製造メーカーに仕入れを依頼することとなった。

 よくぞここまで低価格を維持して来たものだと、そんな薬局さんはいませんよと、各メーカーさんには、感心されるやら、呆れられるやら(苦笑。

 ところが、ここ半年間の相場は、既に先刻承知のこととはいえ、これまで販売していた価格をはるかに上回る仕入れ値段。このため、まことにやるせないことに、来月からは、一気に値上げせざるをえない。

 相場が下がれば、直ぐに値下げするつもりなのだが、枯渇していた牛黄も最近は次第に流通量がかなり回復して来たというのに、まだまだ当分の間は値下がりしそうもないというのだから、実に癪に障る。

 命のやり取りをしている人達のために、できるだけ安価にと心がけていても、「そうは問屋が卸さない」というのだから、実に腹立たしい。

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2009年9月22日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年9月22日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:牛黄
posted by ヒゲジジイ at 17:11| 山口 ☁| 悪性腫瘍・癌・ステージ4の進行癌や転移癌 | 更新情報をチェックする

2018年09月19日

既に良好な結果が出ていたのに、かなり後になって報告を受けた好転事例

2009年10月19日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年10月19日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 過去にも、重度の子宮内膜症で、激しい疼痛に悩まれながら、同時に不妊治療の漢方薬を求めて頻繁に通われていたベテランの看護師さん。
 疼痛がしっかり消滅して喜ばれていたが、いつの間にか音信不通になっていた。
 完全に忘れてかけた2年後?になって、突然、ハガキによる嬉しい報告。
 既に出産して7ヵ月になり、遅まきながらお礼を述べたいとの内容。

 本日報告を受けたばかりの事例では、1人目の出産時も、不妊治療に適した漢方薬類を夫婦で利用されて比較的短期間で妊娠して出産にこぎつけたものの、数年経っても2人目がなかなか妊娠できないので、病院で検査したところ、ご主人の精子が十分の一にまで減っているとか。

 そこで、海馬補腎丸を主体に、体質に応じた柴胡加竜骨牡蠣湯などの併用数ヶ月、ここ半年は(以前から常用されていた漢方薬の補充はあっても)海馬補腎丸の補充がなくなっているが、どうなったのだろうと思っていたところ、既に妊娠して、現在、奥さんがつわりに苦しんでいるとの報告。

 次も本日報告を受けたばかり。
 数年以上前から乳房内の石灰化が心配とて、同じ40歳代の親友こそ乳癌の肝臓転移を繰り返し、抗癌剤をあきらめて村田漢方堂薬局の多種類の漢方だけで主治医に漢方薬類の効果を絶賛されるほど劇的に好転しているのを知って、自身も癌化を心配されて、長期間、逍遥散類+白花蛇舌草などで予防していたが、ここ最近、購入頻度が激減していた。

 ところが、本日久しぶりに同方剤の購入に来られた折、何かの話のはずみで、自身の乳房内の石灰化は、既に1年前に、めでたくほぼ消滅していたのだという。

 上記の人達それぞれ、どうなったことかと、時々思い出しては心配していたのに、目的を果たしたり、改善できたところで、良い結果の報告はなかなかしてくれない人達がいる。

 そういう人達に限って、結果が出ない期間は、忘れることなくしっかりと報告されていたのに、良い結果の報告に限っては、しっかり忘れてしまうらしい(苦笑。

 まあ〜いずれにせよ、結果よければすべてよし、というほかない。

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2009年10月19日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年10月19日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 23:22| 山口 ☔| 村田漢方堂薬局の近況 | 更新情報をチェックする

2018年09月18日

火神派(扶陽派、温陽派)という一派を妄信することの弊害

2012年9月18日の体調を崩して3ヶ月半になる茶トラのボクチン(8歳)
2012年9月18日の体調を崩して3ヶ月半になる茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 中医学の基本に則った弁証論治や、あるいは日本漢方の随証治療を素直に行ってさえいれば、真武湯や八味丸などの附子剤は、適切な時期に使うことは当然で、火神派という一派を信奉し過ぎると、誤ることが多い。

 医師の漢方でも、なかなか効果が出ない中、様々に配合を変えてもらううち、患者さんが薬剤師だったということもあり、どうも温める方剤は却って悪化するように思うと感想を述べても、アトピーの原因は冷えだから、この方剤だけは続けて下さいということだったという。

 そもそも、アトピー性皮膚炎の原因が「冷え」だと決めつけること事体が、あまりにも短絡的な話だが、これに類似した問題は多く、「酒さ」でさえ、冷えが原因と決めつけて、関東の漢方薬局で温剤を奨められて、逆に体中が火照りにほてって、地元に見切りをつけて、遠路はるばる下関に通うことで略治となった人もいる。

 もちろん、本当に必要な場合は、附子剤や温め系の方剤は、病名とは無関係に、臨機応変に使用すべきときは適切に使用するのは、いまさら言うまでもないこと。

 アトピーは「冷えが原因」などと短絡的な考えは、どうかと思われるし、この温暖化が激しい時代に熱中症を助長するような火神派という、時代に逆行した極端な考えに安易に乗るべきではないだろう。

 弁証論治、あるいは随証治療を心がけてさえいれば、一時的に附子剤を使用することはあっても、早晩熱化することを警戒して、寒証が去ったら、すかさず状況に応じた他方剤に切り替えれば、なんの問題も生じない。

 問題は、火神派を信奉しすぎる余り、附子剤をベースにした配合を、寒証が去った後でも、いつまでも続けさせようとする過ちを犯す専門家が後を絶たないことである。
 
 さらなる問題は、寒証が存在しない人にまで、火神派を信奉するあまり、温剤を乱用する誤治を繰り返して恬として恥じない専門家が意外に多い現実がある。

参考文献: 2011年10月20日 火神派(扶陽派、温陽派)の台頭

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2012年9月18日の体調を崩して3ヶ月半になる茶トラのボクチン(8歳)
2012年9月18日の体調を崩して3ヶ月半になる茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:火神派
posted by ヒゲジジイ at 08:09| 山口 ☁| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2018年09月14日

漢方薬は、エキス剤よりも煎じ薬の方が効き目がよい、というのは都市伝説、というよりも真っ赤な嘘かも

2018年9月9日裏庭に住着いてしまった2代目クロちゃん(オス半歳)
2018年9月9日裏庭に住着いてしまった2代目クロちゃん(オス半歳) posted by (C)ボクチンの母

 先日、進行性指掌角皮症で、傷テープが手放せない女性に、半量濃度の温経湯エキス製剤を10日分飲んでもらったところ、傷テープの使用が激減どころか、まったく必要なくなった。

 ところが、昭和51年の我が薬局の経験では、拙著『求道と創造の漢方』の176頁に記載した進行性指掌角皮症に対して、温経湯加ヨクイニンの煎じ薬によって、明らかな効果を感じるまでに15〜20日間もかかった実例を載せている。

 ことほど左様に、進行性指掌角皮症に対する温経湯エキス製剤がフィットした場合の即効は、日常茶飯事のことなのだから、他の製剤にしても同様にしばしば感じていることで、煎じ薬の方が、エキス剤よりも効果が高いというのは、明らかに都市伝説どころか、まったくのウソではないかと怪しんでいる。

 但し、このことは保険適用外のエキス製剤の話であり、品質競争に息を抜けない自費でしか購入できないエキス製剤に限られる。

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2010年9月14日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年9月14日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 16:50| 山口 ☁| 間違いや問題の多い日本の漢方と漢方薬 | 更新情報をチェックする

2018年09月11日

慢性頭痛に長年悩む人に、葛根湯証が見逃されているケースが意外に多い

2009年10月11日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年10月11日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 いまさら始まったことではないけれど、西洋医学治療はもとより、保険漢方のみならず、自費の漢方薬局などで相談しても、繰り返し頻繁に生じる慢性頭痛が、まったく治らなかったという人達。

 しかも、吐き気を伴ったり、実際にしばしば嘔吐する重度の頭痛の中にも、呉茱萸湯証ではなく、葛根湯であっさり快癒するタイプが意外に多いのだが、各地の漢方薬を取り扱うクリニックや漢方薬局でも、気が付かないまま、都落ちして遠路はるばる村田漢方堂薬局に訪れ、葛根湯であっさり快癒するケースが珍しくない。

 これがフィットする場合、吐き気や嘔吐に配慮した葛根湯加半夏、エキス剤では葛根湯+小半夏加茯苓湯などの小細工は無用。

 葛根湯だけでも十分に吐き気や嘔吐は、頭痛が生じなくなるので、必然的に治まってくる。

 但し、エキス製剤を用いる場合、葛根・麻黄・甘草の配合比率が、4:2:1であることが望ましい。

 なお、最も重要な葛根湯証の見分け方は、過去、このブログで繰り返し書いているので、再述はしない。

 ところで寒熱が葛根湯証とは真逆のケースでは・・・これ以上、営業秘密を明かすわけには行かない(呵々。

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2009年10月11日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年10月11日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:葛根湯

2018年09月08日

読書人必見『書物の声 歴史の声 (平川祐弘決定版著作集)』

2018年9月8日ここ最近、白黒仔猫が裏庭で暮らすようになった
2018年9月8日ここ最近、白黒仔猫が裏庭で暮らすようになった posted by (C)ヒゲジジイ

 今週は、新規相談者が連続しただけでなく、常連さんやお馴染みさん達の定期便の補充購入の発送依頼も多数重なって、久しぶりに疲労困憊の日々が続いた。

 やはり老体に少し応える(苦笑。

 そんな最中でも、就寝前に目を通している上記タイトルの書籍『書物の声 歴史の声 (平川祐弘決定版著作集)』。
大江健三郎氏の作品が理解できないし、まったく共感できない理由を明かしてくれる

 個人的には、大江健三郎氏の作品が理解できないし、まったく共感できない不信の念のもやもや感の理由を、すっきりと闡明にしてくれる箇所『11 福翁自伝』に遭遇して、我が意を得たり(苦笑。
 各テーマの書籍を中心にしながらも、多方面に飛んでいく読書論が、とてもユニークで楽しい。
 という内容で、さきほどアマゾンのレビューに投稿したばかりだが、平川祐弘氏は、『ビルマの竪琴』の著者で有名な故竹山道雄氏の娘婿。

 両氏の諸著作のほとんどを手元に揃えているが、まだその半分も読み終えていないとはいえ・・・。

 個人的には、大江健三郎氏は何を読んでも、あらゆる面で共感できないだけでなく、理解困難なことも多過ぎて、しかも不健康極まりないと感じているが、竹山道雄・平川祐弘の両氏の諸著作は、理路整然として理解しやすく、日本に生まれて本当によかったと思える諸著作で、実に健康的。

 漢方だけの専門バカになりたくないので、頭の柔軟性を保つには専門外の分野の読書こそ必須であると、それらしい理屈をつけて、読書量をはるかに上回る購入書籍が、日々山積するばかり(苦笑。

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2010年9月8日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年9月8日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 10:48| 山口 ☁| 日本人としての自覚の問題 | 更新情報をチェックする

2018年09月05日

断捨離と人間の寿命

2010年9月5日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年9月5日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 不幸者の息子が、高齢の母親に向かって「不要なものはサッサと始末しておいてね」と、帰郷ごとに繰り返し諭されて、渋っていると、ご丁寧にも断捨離とばかり、2階に大事に保存しておいた文学全集など、書籍類の多くを捨てられたと嘆いていた。

 このようなバカ息子によるお節介な断捨離のせいか、数年も経たずにご自身の命まで断捨離されてしまった。

 同じように、親不孝な息子に上記と同様に断捨離を迫られた一人暮らしの高齢の女性は、話を聞いたヒゲジジイのアドバイス。
亡くなった後の処理は、残った親不孝者たちが、初めてで最後の本当の親孝行と考えるべきで、いまから断捨離をやってしまうと、自分の命まで危ないので、絶対にそのバカ息子の言うことは聴かないことだ」と、強く説得。

 アドバイスを守ったおかげか、現在も長生きされて、90歳を超えても、何不自由なく一人暮らしを謳歌されている。

 断捨離関連本のベストセラー『「捨てる!」技術』を書かれた辰巳渚さんは、オートバイ事故で52歳の若さで急逝されている。

 断捨離の技術を習得すると、自身の命まで危ないと心得るべきか?!

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2011年9月5日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年9月5日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:断捨離
posted by ヒゲジジイ at 10:54| 山口 ☀| 日本残酷物語 | 更新情報をチェックする

2018年09月03日

ホッと一息つける日曜日のはずが・・・

2018年9月2日のシロちゃん(雌5歳)
2018年9月2日のシロちゃん(雌5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 怪しい人間によるストーカーは、くわばらクワバラであるが、シロちゃんのように雌猫に付きまとわれるのは、嬉しいやら煩わしいやら。

 朝から1日中、どこへ行っても付き纏われて、結局は3階建ての急峻な書庫に連れて行けという要求だと分かっているので、やむを得ず繰り返し、朝も昼も、夕方も、夜になっても、夜間にも、合計5回も連れて行って遊ばせた。

 人間の我儘と違って、猫のワガママは、どうしても憎めない。

 日曜日のストーカー行為に疲れたのか、本日、月曜日のシロちゃんは、朝から寝たっきり、夕方になっても起きてこない。

 仕事が始まる今朝、白衣姿になると、ショックを受けたように意気消沈。
 午後6時まで、滅多に会えないことが分かっているので、日曜日のように1日中ヒゲジジイに付きまとう行為が、月曜日になるとパタリと止むのである。

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2018年7月28日のシロちゃん(雌5歳)
2018年7月28日のシロちゃん(雌5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2010年9月3日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年9月3日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母