
2009年6月13日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
薬味の少ない古方の漢方処方は、幅広い領域に優れた効能を発揮するものがとても多い。
茵蔯蒿湯はもとより、真武湯や猪苓湯も、芍薬甘草湯もしかりといえども、この芍薬甘草湯に関しては、日本の硬直した漢方製剤の配合規定が、芍薬と甘草が同比率というのは、現代社会においては、極めて問題が多過ぎる。甘草は芍薬の二分の一から三分の一くらいまで減らすべきである。
それはともかく、真面目系の人達で、人生がやや暗い人達に、四逆散をたとえ少量でも他方剤と併用して、人生が明るくなる人がとても多い。
中には受験生なとで、真面目過ぎるがゆえに、却って空回りして悲観的になっていた状況下で、四逆散のみの服用で、がぜん明るくなって、勉強に能率が上がった浪人生もいるくらいだ。
村田漢方堂薬局では、四逆散を他薬と併用している常連さんやお馴染みさんは、想像以上に多人数。
ところが、若い頃よりショーペンハウエルに親しんできたほど厭世観極まるヒゲジジイには、鬱を通り越して諦観に達しているのか、ぜんぜん必要としない不思議。
1日1回、今日も応援のクリックをお願いします


2010年6月13日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:四逆散