2016年07月30日

大腸癌による肺転移と肝転移がありながら、抗癌剤治療と漢方サポートがうまく噛み合って、過食傾向となって体重増加

2010年7月31日のボクチン(6歳)
2010年7月31日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 固形癌に抗がん剤は行うべきではないという近藤誠医師の持論は、多くの面で説得力があるものの、なんでも必ず例外があるもので、漢方サポートが強力に行われれば、互いに良好な連係プレイによって、素晴らしい効果を発揮することも珍しくない。

 但し、抗がん剤が毒性ばかり発揮する運の悪い例では、どのように漢方サポートを行っても、抗がん剤の毒は毒としてばかり作用し、漢方薬類をもってしても防ぎようがない場合もあるので、すべてで良好な連係プレイが行えるわけではない。

 良好な連係プレイが行われている実例では、主治医が多種類の漢方薬類によるサポートを承知の上。
 原発巣が急速に増殖して嫌な疼痛を発し、肝臓と肺に転移が見られているので、漢方サポートを始めると同時に、抗がん剤の点滴治療が始まった。

 直ぐに疼痛は取れ、副作用としては嗅覚が過敏となり、口の中がなんともいえない不快感で、味が濃厚なものでないと食べる気がしなくなった。 
 だから濃厚なこってりした食べ物ばかりを好んで摂っていたら、体重が次第に増え続け、5クールを終える頃には、過食気味となって服が着れなくなる。栄養過剰である。

 5クールでいったん抗がん剤治療を中断したのは、肝機能と腎機能がやや高値となったので、一旦、中断して、その後の経過を見て、今後の治療方針を決めることになっているが、肺転移は消滅し、肝転移部分は1cm、かなり大きかった原発巣は意外にも5mmまで縮小している。
 5ヶ月間のことである。

 あと一歩のところまで来ているのだが・・・

 肺転移の消滅については、例によって肺炎のあとだったのだろうか?と主治医は言われたとか。

 過去、漢方サポートで肺腺癌の再発と診断された人や、初発の肺癌と診断された人も、漢方サポートを続けるうちに消滅した場合、決まって感染症の痕跡だったから、今になって消えたのだろうと推測されて、なかなか漢方サポートのお陰だとまでは認めてくれようとしない(苦笑。

 抗がん剤を中断している間に、残りがすべて消滅すれば、漢方薬類のお手柄になるのだが、それはともかく、抗がん剤という副作用の激し毒物を浴びながらも、過食気味となってぶくぶく体重が増え続けるのも珍しいようだが、他にも胃癌による卵巣転移と腹膜播種を生じていた人も同様な現象がみられている。

 抗がん剤治療に並行した漢方サポートによって、不快な副作用が次第に軽減するにつれ、やや過食気味となって体重増加気味。
 今のところCT検査では転移巣は完全に消滅し、腹水もまったく見られない。

 このように、固形癌であっても、抗がん剤治療と漢方サポートがうまく噛み合った場合には、近藤誠医師の理論に反する良好な経過を辿る人も珍しくない。

 但し、何度も書くように、どんなに漢方サポートを強力に行っても、抗がん剤の毒性には打ち勝てない場合もあるので、この場合は、近藤誠医師の理論通りの経過を辿ってしまうので、早々に抗がん剤治療を絶対に断念すべきだろう。

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2010年7月31日のボクチン(6歳)
2010年7月31日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2016年07月29日

悪性の脳腫瘍ばかりでなく、各種悪性腫瘍による脳転移があっても決して

2011年7月30日のボクチン(7歳)
2011年7月30日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 悪性の脳腫瘍や各種悪性腫瘍による脳転移があっても、決して悲観するには及ばない。

 肺腺癌で骨転移や内臓転移のみならず、脳転移も46個もあった人でさえ、1年半で骨転移や内臓転移は消失し、脳転移も30個に減り、さらに漢方薬類の種類を増やすと同時に、この時点で新たな分子標的薬も加わっていつの間にか5個を残すだけとなり、ようやく最近になって、それもほとんどわずかな影となり、いよいよ主治医の見解では、すでに残骸となって貪食細胞がしっかり掃除してくれるだろうと診断されるまでになった。

 分子標的薬などの西洋医学治療に行き詰って、やむを得ず漢方サポートを求めて来られて以後、正確に言えば3年半が経過して、ようやくここまで辿り着いた。

 初回から、漢方薬類が劇的に効果を発揮して、その間、一度も逆行することなく、会社も休むことなく、結婚もされた。
 原発巣はもとより、転移巣は完全消滅しているので、今後は何年後に根治を告げられるだろうかと、希望に満ちた生活を送られている。

 同様に肺腺癌で脳転移などがあって、副作用が強かった分子標的薬の副作用軽減の目的も兼ねて、半年近く前から漢方サポートを加えられた人も、同様に短期間で消滅しているとの報告があった。

 そのほかにも、悪性リンパ腫の再発部位が脳内であった人。
 また、大きな脳腫瘍に手術と放射線で、手術前から多種類の漢方薬類の併用で、副作用そのほかを完璧に防御できて、何の後遺症も残さなかった人など。

 また、5年以上前だったか、常連さんのご家族が、その数年前に眼球の裏に、小さな腫瘤があることを告げられていたのに放置していたら、様々な脳圧亢進症状らしきものが多発しはじめ、久しぶりに検査したところ腫瘤が大きくなって数センチとなっていた。

 20日後に再検査して手術等の段取りを決める手はずのところを、精一杯の多種類の漢方薬や中草薬類を必死で続けたところ、諸症状が消えた。

 そこで一ヶ月半後、約束に遅れて再診を申し入れたところ、完全に腫瘤は消滅していて、思わず医師が「消えている!」と叫んだという。

 過去にも、脳腫瘍に手術前数ヶ月、漢方薬類のサポートを続けられた後に手術を行ったところ、完全に病巣が消滅していた例などは、数十年前のCTやMRIなどの検査機器の発達する前の珍事でもあった。

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2011年7月30日のボクチン(7歳)
2011年7月30日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 
ラベル:脳腫瘍 脳転移
posted by ヒゲジジイ at 23:19| 山口 ☁| 脳腫瘍・各種悪性腫瘍による脳転移・ステージ4 | 更新情報をチェックする

2016年07月28日

動悸に即効があった白湯(さゆ)

2010年7月29日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月29日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 見るからに屈強そうな三十代の男性が、腹部から胸部にかけて、なんとも奇妙な動悸に悩まされていた。

 病院では保険漢方の柴胡加竜骨牡蠣湯が投与されていたが、一向に効果がなかったという。

 しっかりと諸症状と体質を探っていけば、咽喉のつまり感もあるので、半夏厚朴湯に、やや神経質になっているので柴胡加竜骨牡蠣湯を併用してもらうことにした。

 保険漢方で同じ漢方薬が出されていて、効果が出てなくとも、品質競争の激しい保険外の漢方薬なら即効を得ることがしばしばなので、あえて同じ柴胡加竜骨牡蠣湯に、さらに半夏厚朴湯も併用してもらったわけである。

 10日後、動悸は一向に改善が得られないが、咽喉の方はかなり改善を得てややスッキリしてきたという。

 あらためて具体的な職業なども詳細に問い質してみると、料理人として高温多湿の環境で、一日中、強烈に冷やした飲料水を何リットルもガブ飲みしているという。

 そうだっ! それが原因だ。

 たとえば、高温で作業を行うガラス細工の職人さんは、決して冷たい飲料水は摂らないという。そんなことをするといっぺんで胃をやられて飯が食えなくなるという。だから職場では必ず温湯しか摂らないのだという。

 そこで、この男性にも、職場では決して冷飲を行わず、最低でも常温以上で、できるだけ少し温かい水分、やや低めの温度でもよいから白湯(さゆ)を摂るように厳命したのだった。

 引き続き、半夏厚朴湯だけは続けながら、これに白湯のガブ飲みである(笑。

 これで奇妙な動悸が急速に解消中で、半夏厚朴湯も気に入って、白湯とともに続けている。

 めでたし、メデタシ。

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2010年7月29日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月29日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年7月29日のボクチン(6歳)
2010年7月29日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

ラベル:動悸

2016年07月26日

短い余命を宣告しながら抗がん剤を強いる不可解

2010年7月26日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月26日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 しばしば短い余命を宣告されながら、抗がん剤を強いられ、激しい副作用に我慢し続けて、結局は予後の宣告通りに亡くなられる人が多過ぎる。

 もしも抗がん剤を拒否すれば、もう病院に来なくてもよいと、診療を拒否するひどい病院も中には存在する。

 いよいよのぎりぎりまで副作用に耐えながらも抗がん剤投与を受け続けて、そのまま亡くなられるというのでは、あまりに残酷。

 抗がん剤によって、副作用に苦しむだけでなく、余計に寿命を縮めさせられている。

 短い余命を宣告せざるを得ないところまで進行しているくらいなら、苦しい抗がん剤を敢えて投与する意味がどこにあるのか解せない。

 高価な抗がん剤で、それでなくとも不安な状況に陥っている患者さんに向かって、「抗がん剤をしなければ、もっと余命が短くなる」とか、あるいは「一緒に頑張りますようね」と甘い言葉をかけながら、実際には患者さんが少しでも楽な体調を維持できる緩和ケアを真剣に考えてあげようともしない。

 連中には良心の呵責というものはないのだろうか?

 すでに無意味どころが有害である状況下であるというのに、高価な抗がん剤を使って荒稼ぎする最後のチャンスと考えているのだろうか?

 あるいは決められたマニュアル通りにしなければ、主治医自身の保身のためにはやむを得ないのだとしたら、きっと内心では激しいジレンマに陥っているに違いない。

 片や、「がん検診100パーセント」が公約だと、鳥越さんは気は確かかっ!? と思わざるを得ない、おめでたい人も都知事に立候補されている。

 だから寄せては返す波の音。

 人間様は、猫よりも劣る救いようのない動物なのである。

 あまりに理不尽なことばかりやっている医療関係者は、いずれは自分の身に降りかかるに違いない。

 膵臓がんで肝臓転移、余命を宣告されながらも、苦しい抗がん剤治療を奨められ、その副作用を少しでも楽にしたいと、漢方薬類によるサポートを受ける許可を主治医に求めたところ、いったんは許可した医師が、次の週には「薬剤師さんがいうには、健康食品ならともかく、漢方薬も医薬品だから使うべきではないというので、やっぱり使わないで欲しい」と前言を翻した。

 必ず副作用を伴う毒薬や劇薬である抗がん剤は、一歩間違えば発がん物質でもあるのだから、却って宿命にしか働かない場合も多々見られるというのに、恐ろしい考えの連中である。

 このように薬剤師の中にも、無知で救いようなない連中も跳梁跋扈しているのだから、いずれは回りまわって、自身にも因果応報の報いが待っていることだろう。

 ところで固形癌に限っての話だろうけど、日本でもアメリカでも、医師自身が癌にかかった場合、自身に抗がん剤を使いますか?というアンケートに対して、ほとんどの医師が、自分には使わないと答えるのだから、実に恐ろしい人達である。

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2010年7月26日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月26日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2016年07月25日

とても頑固な間質性膀胱炎の場合の2例

2009年7月25日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年7月25日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 七十代の女性の場合、繰り返し細菌性の膀胱炎を繰り返すうちに、抗生物質が効かなくなって、よく調べたら細菌が発見されないのに、常時不快症状が続く間質性膀胱炎と診断されるに至った。

 病院治療では治らないので、漢方薬を求めて来局。

 例によって猪苓湯+六味丸+白花蛇舌草で、良い時もあるがそうでもないことを繰り返し、いつまでも完全にはスッキリとは行かない。

 途中、八味丸に切り替えたときもあったが、逆効果だったので、観念して上記の三種類で持久戦となった。

 ようやく十ヶ月近くになって、ようやく最近はとても調子がよい日々が続いているといわれる。

 もうお一人は、中年近い女性の場合。
 猪苓湯+六味丸で劇的な即効を得ていたが、一ヶ月後には元の木阿弥となった。

 そこで清心蓮子飲を追加したりなどすると却って悪化するといわれる。

 猪苓湯+六味丸に白花蛇舌草を加えると、再度、しばらくは無症状となって喜んでいたが、次第にもとに戻りはじめたので、猪苓湯+六味丸だけにするとまた症状が治まって数か月以上。

 ところが、漢方薬を服用する前ほどではないが、最近になってまた再発したといわれる。

 荊芥連翹湯や芍薬甘草湯などを追加してみても、却って逆効果だと言われるので、上記の女性のように、猪苓湯と六味丸+白花蛇舌草の三種類を主体で、持久戦で行くべきかと考えたが、一度すべてを中止してみて、どの程度、漢方薬が役立っているのか、効き目が本当になくなったのかを確かめてもらうことにした。

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2009年7月25日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年7月25日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 

2016年07月24日

本来、過度な神経過敏な人は不得手とするところだが

2010年7月24日のボクチン(6歳)
2010年7月24日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 胃弱で吐き気恐怖症で、様々な不快症状を伴っている人の相談は、あまりにも神経過敏で腫れ物に触るような人達は、本来なら不得手とするところであるが、結局は、六君子湯+四逆散+オルスビー錠で、半年以上継続することによって、ほとんど悩みは解消するに至った。

 本来なら、コタローさんだけで製造されている柴芍六君子湯であるべきところ、六君子湯と四逆散の錠剤を利用することによって、配合比率を変化させる方法を取ったのが大正解でもあった。

 それにしても、過度に精神的にデリケートは人は不得手だが、相談者が熱心で素直な性格の良い人は、人間嫌いで性格の捻くれたヒゲジジイのやや厳しい言葉にも真剣に受け止め、意外にも順調に経過して、一年近く経つころには、ほとんど根治に近いレベルに達したのは驚きである。

 ところで、うっかり人間嫌いと書いてしまったヒゲジジイだが、よくぞ人間嫌いと言いながら、四十年以上も人間様たちのお相手をして来れたものだと、我ながら不思議である。

 おそらく、西洋医学治療でまったく治らなかった人達が、中医学や漢方薬という東洋の知恵によって治っていく姿を見るのに、何よりも爽快を覚えるから違いない。

 アトピー性皮膚炎などは最たるもので、昨今も女性たちが知恵を絞った漢方薬類の配合によって、見るみる美しくなっていく姿は、まるで芸術作品を制作しているかのようである。

 昨今の女性たちの熱心さといったら、並大抵のものではないから、おのずと結果も伴うのである。

 その点、昨今のアトピーの男たちは腰が据わらず、いい加減な連中が多く、せっかく効果が出てきたと思ったら、好い加減な服用方法で、しかも通って来る根気がないくせに、文句ばかりは一人前。

 そんな根性で治せるわけがないので、地元で通えるところを見つけろ、と言って引導を渡さざるを得ない。

 相手の根性が根性なら、こちらだって頭がフリーズして、相談に乗る気にもなれない。

 他の疾患と異なってデリケートな皮膚疾患、とりわけアトピー性皮膚炎は、まず主方剤を確定するまでの苦労だけでなく、ほどほどピントがあったにしても、四季折々の季節変化に応じた配合変化が必要になることも多い。

 それゆえ、他の疾患のように、しっかり配合がフィットすると、早めに通信販売に切り替えることがなかなかできるものではないし、切り替えることができたとしても、季節変化に応じて折々に通うことが必須となる。

 それができない人は、あっさり諦めて、通える範囲の地元近辺の漢方薬局を探すべきである。

 いずれにせよ、相手の根性が根性なら、こちらだって頭がフリーズして、相談に乗る気にもなれない。

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2010年7月24日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月24日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 
posted by ヒゲジジイ at 00:44| 山口 ☁| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2016年07月22日

癌検診や健康診断に熱心な人達と、各種検診を徹底的に避ける人達

2010年7月22日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月22日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 三十代の女性から相談を受けた内容が、最近、同じ三十代の医療関係者の身内が乳癌で亡くなったので、麻央ちゃんのこともあるし、定期的に乳癌検診を受けるべきか?という相談である。

 一説には「癌検診、百害あって一利なし」という近藤誠医師的な考えもあるように、ヒゲジジイや女性薬剤師のように個人的には、癌検診のみならず、メタボ検診なども、糞くらえ、と思っている人も意外に多い世の中。

 但し、悩ましい症状が出て苦しんでいる人達には、即刻、病院に行ってしっかりと診断と治療を求めるべきだと口を酸っぱくして説得している。

 ところで、40年近い常連さんの中には、若い頃から病院で投与される医薬品の副作用に耐えられず、よほどのことがない限りは病院に行かない確信犯もいるけれど、病弱だったはずが、いつの間にかもうすぐ94歳という高齢にもかかわらず、一人暮らしで殆ど病感すらない健康な生活を送られている。

 といっても、よほどのことがあれば、やはり病院で受診しているのだから、実に正しい行動である。実際には、正しい診断を得るために、ヒゲジジイが強引に病院に行かせるからではあるが・・・苦笑。

 但し、この女性などは何の症状もない時に受ける癌検診など、以ての外(もってのほか)という考え。

 乳癌検診が盛んに行われるようになって以来、年々、乳癌患者が増える一方だが、乳癌で亡くなられる人が減るどころか、年々漸増しているというから、乳癌検診は乳癌患者を増やすばかりで、何の意味があるのだろうとも言われるくらいである。

 これらをどう考えるべきか、詳しくは近藤誠医師の本でも読んで考えるのがよいだろう。

 癌検診を推進する人達は、利害関係のある人達か、あるいは癌検診の意味がまるで分かってない素人さんかのいずれかで、昨今も癌検診を声高に叫ぶ有名人や芸能人は、癌検診の意味が本当に分かっているのかどうか?

 早期発見、早期治療で、癌で亡くなる人が本当に減るのかどうか?

 タバコを吸う人は激減しているのに、肺癌患者は増える一方で、その割には肺癌死亡者が減ったとは聞かないのはどうしたことか?

 このへんの矛盾を解読できる人は、本当に「モノの本質」を見抜く能力のある人だといえるだろう。

 ところで、自慢するつもりはないが、大の愛煙家であるヒゲジジジが運営する村田方堂薬局では、肺癌患者さんとの相性がとても良いのか、これまで各種肺癌の漢方サポートの利用者では、扁平上皮癌で亡くなられたご高齢者以外は、ほとんど思い出せないほど少ないし、逆に根治された人は相当な数にのぼる。

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2011年7月23日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年7月23日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 20:50| 山口 ☁| 悪性腫瘍・癌・ステージ4の進行癌や転移癌 | 更新情報をチェックする

2016年07月20日

抗癌剤の副作用に耐えられずに拒否した人たち、ばかりでもないので

2010年7月20日のボクチン(6歳)
2010年7月20日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 進行癌や転移癌で村田漢方堂薬局に通っている人の中には、抗癌剤の副作用に耐えられずに、それを拒否して、漢方サポートに賭けて元気を回復されている人たちが、口を揃えて言われることは、あのまま続けていたら、今頃、命はなかっただろうと述懐される。

 中には拒否したために、抗癌剤を拒否するなら、もう来なくてもよいと、主治医からは逆に拒絶された人もいる。
 
 残酷な話である。

 残酷な拒絶にあったおかげで、抗癌剤なしで過ごされるだけに抗癌剤死を免れ、命を落とすことなく、却って元気を回復して、漢方サポートも相俟って、何年も無症状のままで元気で過ごされている人もおられる。

 抗癌剤を拒否しても、後々まで主治医が拒絶することなく、諸検査だけは継続してもらいながら、漢方サポートだけで根治してしまった人もおられるのは、すでにこのブログでも取り上げている。

 もともと抗癌剤は劇薬どころか毒薬であるものが多いのだが、がん患者といえども、というよりもがん患者であるからこそと言うべきか、人によっては無効であるだけでなく、激しい副作用とともに、宿命効果しか発揮できずに、文字通り毒薬としての作用ばかりが顕著となり、一歩間違えば発癌作用をもろに発揮し兼ねない。

 医師といえども、もともとは薬剤に対する専門家ではないとはいえ、往々にして抗癌剤は毒薬や劇薬であり、一歩間違えば発癌作用を発揮するだけでなく、宿命作用ばかりを発揮することがあり得ることを忘れているはずもなく、極めて高価な抗癌剤投与は、もしかして病院の経営上の問題が絡むのか、あるいはマニュアル通りに行うのが自身の保身には却って都合がよいのか、なかなかデリケートな立場であることは間違いないいようだが・・・。

 ともあれ、主治医の「一緒に頑張りましょうね」という感動的な励ましの言葉を意気に感じ、その抗癌剤治療で却って命を縮めた人は無数といっても過言ではない。

 先日もあったばかりだが、あまりにもこちらのショックも大き過ぎて、その詳細を書く気にはなれない。

 数年前にあった実例では、以前にもこのブログで取り上げているが、手術不可能な下咽頭癌で、漢方薬類を多種類併用しながら、原発巣は放射線治療で完全に消滅したものの、小さな肺転移が生じていたが、2年間を無症状のまま元気で過ごされていた。

 そこで大学病院の指示で、地元で点滴による抗癌剤治療をすることになった。

 ところが、あまりにも副作用が激しく、しばらく歩行困難になったほどで、地元の主治医は二度と抗癌剤は無理だと言われていたが、幸いにも漢方薬類だけを継続していると、再び元気を取り戻し、歩行も自由に出来るようになったものの、肺転移の病巣は依然として存在していた。

 激しい抗癌剤による副作用で懲りたはずが、その1年後、漢方サポートを続けることまる3年経過した時点で、またもや大学病院の指示で、もう一度、同じ抗癌剤治療を行うように説得された。

 地元の主治医もご家族も、もちろんヒゲジジイも大反対したのだが、ご本人が大学病院の主治医に懇々と説得され、男性患者であるがゆえに意気に感じてか、ご本人だけが同意してしまったのである。

 今度ばかりは足が立てなくなるどころか、一気に脳転移を生じて平衡感覚を失い、その後、あっというまに3ヶ月後に亡くなられた。

 あまりにも激しい副作用ばかりで無効だった抗癌剤を、元気を回復したからといって、同じ抗癌剤で2度目の挑戦を行うと、ほとんどのケースで短期間で命を奪われている。

 現実に、抗癌剤が無効であるばかりか、激しい副作用に見舞われるだけだった後遺症を、漢方薬類で劇的に回復できたと思った矢先、再度、無知な主治医によって同じ抗癌剤を投与されたために、短期間で命を奪われる。

 そのような許しがたい医師による愚行が、日々、日本全国で行われている。

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2009年7月21日茶トラのボクチン(5歳)
2009年7月21日茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2016年07月18日

19日は火曜日だけど、連休明けなので新規相談の受け付けはできません!

2012年7月19日のボクチン(8歳)
2012年7月19日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

 ホームページや、このブログにも明記しているつもりだが、日曜日前後だけでなく、連休の前後も新規相談の受け付けは不可能。

 せっかく来られても、お断りさせて頂くことになるので、無駄足はされないように願います。

 それでなくとも、二日くらいの連休が続いただけでも、仕事モードに頭を切り替えるのに苦労するのに、慌ただしい休み明けには、体力的にも精神的にも、新規相談の受け付けは不可能。

 連休中は、猫と話す以外は、各部屋に設置している中古のノートパソコンを分解して、メモリを増設したり、性能の劣化したパソコンは、ハードディスクとメモリを抜き取ってお役御免にしたり、近藤誠氏の最近の著書を読んだり、映画を鑑賞したり、二日半の間、日本語を話すこともなかったので、その習慣が持続して、人と話すのが面倒な気分で、このまま永遠に連休が続いたら、どんなにシアワセなことだろうと、次第に不幸な気分に襲われつつある。

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2012年7月19日のボクチン(8歳)
2012年7月19日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年7月19日のボクチン(8歳)
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posted by ヒゲジジイ at 23:44| 山口 ☁| 近況報告 | 更新情報をチェックする

2016年07月17日

結局、メインのgooメールだけでなく、Gメールも、hotメールも、止むを得ず使うことにした

2010年7月16日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月16日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 まんまと外国の巨大企業各社の深謀遠慮に負けてしまった感を免れないが、やむを得ず、Gメールも、hotメールまで使うことにした。

 先日もGメールを使われている関東のお馴染みさんと何度か往復メールを交わしていたところ、3度目の送信を拒否された。

 この4〜5年間、この女性に限ってはGメールであっても、こちらのgooメールを拒否されることはなかったのに、とうとうこの人のメールにまで拒絶されるまでに至った。

 重要な交信だっただけに、とうとう根負けしてGメールを新規に借りて、急ぐ返信メールを送ることが可能となった。

 日本企業のNTT系列のgooメールのみ、この会社のメールだけを死ぬまで使い通すつもりだったが、とうとう巨大な外国企業の策略に根負けしてしまった気分で、まるで敗戦した気分ではあるが、やむを得ない(苦笑。

 今後も、引き続きgooメールがメインであることに変わりはないが、Gメールやhotメールによって送信を拒絶される場合は、面倒ながら、交信相手と同じメールに切りかえて返信することで、これまで以上に、メールでの仕事がスムーズに運べることだろう。

 実に悔しくはあるが・・・トホホっ(涙。

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2010年7月16日茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月16日茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 00:05| 山口 ☁| 日本人としての自覚の問題 | 更新情報をチェックする

2016年07月15日

石流茶は、煎じた味とそっくりだ!、と喜ばれた

ヒゲジジイ愛用の石流茶
ヒゲジジイ愛用の石流茶 posted by (C)ボクチンの母

 繰り返し胆石が生じる女性が、以前から柴胡剤とともに連銭草と裏白樫を一緒に煎じて愛用されていたという。

 煎じなくてよい石流茶があることを知って、試してみたところ、煎じたものとまったく同じ味だったと感激されていた。

 当然といえば、とうぜんのようだが、煎じたものとまったく同じ製法で抽出したものだから、というより、製造元のコタローさんに、ヒゲジジイがいつもながら、口うるさく要求した通りに努力してくれたお陰である(苦笑。

 ともあれ、発汗する機会が増える猛暑に向かって、小便が濃くなって尿路結石で苦しむ人が爆発的に増える季節。

 このお茶で猪苓湯を常用している人が増えている。

 先日も、数ヶ月の間、病院治療やウラジロガシのお茶類などを続けても、どうしても出なかった石が、送ってあげた某メーカーの猪苓湯と、この石流茶に切り替えてもらったところ、15日ですっきり排石できたと喜ばれ、数ヶ月分をまとめ買いされた人もある。

 前者も後者も、いずれも県外から来られた人達のお話し。

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2010年7月15日のボクチン(6歳)
2010年7月15日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

ラベル:石流茶

2016年07月14日

「免疫療法」とは?

2010年7月14日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月14日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 近藤誠医師の著書の中では、あまり売れてない部類に属ずる『免疫療法に近づくな』という書籍。

 必要あって読み通してみたが、意外やイガイなことばかりだった。

 必要あって手にした理由は、昨今、しばしばとても経費がかかるものの(1クールだけで数十万〜二百万円)、医師による自由診療で行われる各種癌治療として注目?されているらしいからである。

 この免疫療法を受けながら、漢方薬を利用される人もおられるし、あるいは免疫療法を受けるつもりで調査したところ、現実には経費ばかりかかって、あまり効果がないことを知って、漢方サポートを受けることに方針を変えられた人など。

 そこで上記の書籍を取り寄せて、しっかり読み通してみると、要するに幻滅する話ばかりとはいえ、詳細に検証されており、いかに無効なものであるかを証明されている。

 近藤誠氏の諸著作にしてはあまり売れてない理由は、かなり専門的な話が続くので、一般の素人さんには、免疫学的知識が乏しいために、通読が困難なのかもしれないが、実際にはとても論理的で免疫学的な基礎もわかりやすく説明されているので、最後まで通読されれば、素人さんでも理解は容易なはずである。

 印象的だったのは、「免疫療法クリニックは欧米にはなく、日本だけにしか存在しない」ということで、日本の大学病院でも行っているところさえあることについても、いずれのケースも、「サギ」という言葉が頻繁に使われていたことだった。

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2010年7月14日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月14日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年7月14日の茶トラのボクチン(6歳)
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2010年7月14日のボクチン(6歳)
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ラベル:免疫療法

2016年07月12日

肺腺癌が再発した、と診断されたはずのものが、僅か2ヶ月で殆ど消えたものだから

2009年7月13日のボクチン(5歳)
2009年7月13日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 3年半前に根治と告げられていた肺腺癌が、8mmの病巣を発見されて、おそらく再発だろうと1ヶ月毎に経過観察となったが、直ぐに多種類の漢方薬を再開して、以前よりもさらに補強した配合で続けたところ、1ヶ月後にはやや小さくなり、2か月後には、ほとんど痕跡程度になった。

  多種類の漢方薬や中草薬類を利用していたことは秘匿されているので、主治医によると、おそらく感染症の病巣だったのだろういう診断に急変した。

 そこで、次は3ヶ月後の検査に延期となった。

 めでたし、めでたし、といいたいところだが、急な診断の変化に惑わされず、悪性腫瘍類に関しては、「疑わしきは罰せず」などと、のんびりしたことは言うべきではなく、「疑わしきは罰するべき」で、引き続き多種類の漢方薬や中草薬類によるサポートを慎重に続けておくべきだろう。

 この患者さんの母親は、高齢になって1cm大の肝臓癌を発し、高齢であるから経過観察だけで、手術も治療もしない方針となったので、村田漢方堂薬局の漢方薬類を積極的に利用されて、丸1年後には病巣が完璧に消失した実績がある。

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2009年7月13日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年7月13日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 23:50| 山口 ☔| 肺腺癌(ステージ4および脳転移や骨転移も含む) | 更新情報をチェックする

2016年07月11日

衛益顆粒(玉屏風散エキス製剤)の多様性

2009年7月11日のボクチン(5歳)
2009年7月11日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 衛益顆粒は多方面に有用性がある。

 単独では、表衛不固の体質者のアレルギー性鼻炎に即効があるが、表衛不固の体質者は、アレルギー性鼻炎患者に限らない。

 ある種のアレルギー体質の人や、いわゆる虚弱体質の人達だけでなく、アトピー性皮膚炎や酒皶(しゅさ)や赤ら顔、脂漏性湿疹、酒皶様皮膚炎のみならず、慢性腎炎や腎不全の人達など、様々な疾患の人達に合併していることは珍しくない。

 その見分け方は、他でもない、暑がりであれ、寒がりであれ、重要な鑑別方法は、エアコンによる冷房が嫌い。風にさらされるのを好まない、などが重要な手掛かりとなる。

 冷え性・寒がりを自認する人達ばかりとは限らず、広い範囲で実熱証が蔓延しているような人でも、アトピー性皮膚炎や酒皶、酒皶様皮膚炎などの人達には、往々にしてこれが合併しているので、油断がならない。

 冷え性・寒がりを自認する人達に合併することは、誰でも理解しやすいことだが、往々にして熱証の人達に合併しているので、人間様の体質や病状というのは、本当に複雑多変なのである。

 黄耆・白朮・防風という僅か3味の配合方剤ゆえ、単独ではいかにも非力に見える方剤ではあるが、現実には他方剤との併用によって、様々な広い領域に応用可能、というよりも、この方剤の合方なくしては、永遠に治癒機転が得られないことも珍しくない。

 それほど重要な方剤である。

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2010年7月11日のボクチン(6歳)
2010年7月11日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 23:06| 山口 ☁| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2016年07月10日

脊柱管狭窄症といっても

2009年7月10日のボクチン(5歳)
2009年7月10日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 脊柱管狭窄症にも軽症から重症までさまざまとはいえ、漢方薬治療はとても有効な手段であるだろう。

 先日も、数年ぶりに症状が再発したといって、漢方薬を求めて来られた70歳前後の男性は、3年前にも、顔面から頭部にかけた帯状疱疹後神経痛が病院で治らないので、村田漢方堂薬局の体質にフィットした漢方薬を続けることで疼痛が軽減している最中に、その帯状疱疹後神経痛とは別に、梅雨前から脊柱管狭窄症の症状が出てきたので、そちらの方の漢方薬も出してほしいといわれ、その時はは疎経活血湯エキス製剤2ヶ月の服用で一旦は治っていた。

 帯状疱疹後神経痛の方も五苓散を主体にした配合1年以上続けて根治し、それっきり音沙汰がなくなっていた人だが、3年ぶりに来訪された理由が、今回も梅雨時になって脊柱管狭窄症の症状が出て、病院治療では何の効果もないという。

 医師からは、腰を屈めて歩くように言われているのには、実に驚きではあるが、主治医による同様にアドバイスを忠実に守ったために、腰が曲がったままになった女性もいる。

 それはさておき、前回は疎経活血湯エキス製剤2ヶ月でいったんは治っているので、今回も同じ方剤を飲んでもらうことになった。

 同じ脊柱管狭窄症でも、やや重症な人達は、疎経活血湯類だけでは心もとないことも多く、他方剤を主体に運用すべきケースも多いとはいえ、関西のやや高齢の女性は、病院治療では治らないばかりか、杖を突いて腰を屈めて歩くように指示され、それを忠実に守っていたら曲げた腰が戻らなくなってしまった。

 そこで漢方薬は疎経活血湯に特殊な腎虚を強力にサポートする製剤と抗鬱作用のある高貴薬などを併用してもらうことで、疼痛をはじめ痺れなど諸症状を緩和でき、一年以上継続することで、かなりな改善を得ている。

 同様に同じ関西の女性は、もっと多種類を必要としているが、十分に一定の効果を得ている。

 そのほかにも、地元では疎経活血湯製剤+雲南田七など、様々な併用中草薬類や漢方製剤などの併用ばかりでなく、疎経活血湯単独でも、良好な経過を維持できている人達が多い。

 いずれにせよ、脊柱管狭窄症と診断されながらも、病院治療で治らない人達に適応する主方剤は、昨今は不思議と疎経活血湯が主体になっている。

 しかしながら、脊柱管狭窄症と診断されているからといって、病名治療的に疎経活血湯証だと決めつけてはならない。

 このような記事をかくと、必ず素人さんたちが記事を鵜呑みにしてシロウト療法をはじめ、効かなかったと文句を言ってくる人があるが、必ず専門家に相談すべき話で、勝手なシロウト療法を試みる人達は当然、自己責任の問題である。

 必ず地元近辺の漢方薬局で相談して、体質と病状に応じた適切な漢方薬をアドバイスしてもらって、そこで面倒を見てもらうべきである。

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2009年7月10日のボクチン(5歳)
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2009年7月10日のボクチン(5歳)
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2010年7月10日の茶トラのボクチン(6歳)
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2010年7月10日のボクチン(6歳)
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2016年07月08日

ここ数ヶ月は、再発癌の漢方サポートを求めて来られる人が多いのだが

2012年7月7日のボクチン(8歳)
2012年7月7日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

 もともと転移癌の漢方サポートで新規相談に訪れる人が多いのだが、最近は再発癌で来られる人がやや目立つ。

 再発癌の人の中には、気が付いた時には大きいものも含めて、数が多く、様々な症状に苦しまれている人もおられるが、幸いにも多種類の漢方薬類の服用によって、食欲が劇的に回復し、元気を取り戻されることが多い。

 その後の問題は、その多くは抗癌剤治療が始まることである。

 漢方薬類によって抗癌剤の副作用を軽減できると同時に、相互補完作用によって、よりよい方向に向かうケースが過去には多かったとはいえ、時には抗癌剤の副作用が激し過ぎて、抗癌剤のマイナス面ばかりが顕著に続くこともあった。

 その場合の主治医の適切な判断のみならず、患者さんの賢明な判断が求められる。

 中には予後不良と診断されながらも、激しい抗癌剤を予定されている人もおられるので、気が気ではない。

 漢方薬類が顕著な効果を顕わしているだけに、もしも抗癌剤が宿命効果、つまり逆効果にならなければよいかと心配になる。

 うまく相互補完作用に働いてくれることを祈るばかりである。

 それほど抗癌剤には注意が必要で、抗癌剤自体が発癌性物質でもあることを完全に忘却している医師も多いので、油断がならないのである。

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2010年7月8日のボクチン(6歳)
2010年7月8日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年7月8日のボクチン(6歳)
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2012年7月8日のボクチン(8歳)
2012年7月8日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

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ラベル:再発癌
posted by ヒゲジジイ at 00:15| 山口 ☁| 悪性腫瘍・癌・ステージ4の進行癌や転移癌 | 更新情報をチェックする

2016年07月07日

いよいよwindows10にアップグレード(windows10の無償アップグレードは7月29日まで)

2009年7月7日のボクチン(5歳)
2009年7月7日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 windows10の無償アップグレード7月29日まで。

 そこで、6月中には居間や寝室に設置しているノートパソコンは、いずれもwindows10にアップグレードを完了して、快適に作動している。

 このブログもwindows10にアップグレードした中古パソコンでやっている。

 但し、職場内のメインのパソコン2台は、windows7のまま。
 その理由は、利用している運送会社のシステムが、windows10に対応できてないからである。

 windows10は、慣れると7よりも快適だが、パソコンの扱いに慣れてないと、なかなかアップグレードできずに、戸惑う人も多いみたいだが、困ったときはネットで検索して調べれば、何とか解決できることが多い。

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2009年7月7日のボクチン(5歳)
2009年7月7日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

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posted by ヒゲジジイ at 07:36| 山口 ☀| 近況報告 | 更新情報をチェックする

2016年07月05日

まずは専門医で診てもらって、病気の実態を解明してもらう必要があるケース

2010年7月6日のボクチン(6歳)
2010年7月6日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 最近も例によって、病院治療でまったく効果のない無菌性の前立腺炎や重篤化したアトピー性皮膚炎、再発癌や転移癌など、それぞれの新規相談者には漢方薬類がそれぞれ一定の効果を得て、継続する価値が大いにあるものの、効果のあった漢方薬を敢えて中止してまでも、しっかりと専門医で診察してもらうべきケースも稀にはあるものだ。

 数年前から身体がだるく、血圧の上下動が激しいという初老の女性。

 不整脈もあるが数年前、循環器内科で診てもらったところ、良性の不整脈だから心配ないと言われている。

 そこで数年来、近所の内科に通院しながら、血圧の薬とコレステロールを投与されながら、体調不良は地元の漢方薬局に通い詰めていたという。

 そこでは自律神経失調症だろうとて、抑肝散加陳皮半夏や六味地黄丸のいずれかを2〜3年続けたが、まったく無効だった。

 その間には不整脈が2拍打つと1拍飛んでしまうくらいに悪化していたが、数年前の循環器科で「良性だから心配ない」という言葉を信じきっていて、こちらにはついでに報告する程度だった。

 頭でも脈拍を感じることも多く、緊張しやすいなど、柴胡加竜骨牡蛎湯と炙甘草湯証が合併している如くであるが、まずは炙甘草湯+茵陳五苓散を服用してもらったところ、就寝前の動悸とだるさは軽減したが、日中の頭部の動悸がやや増加したという。

 そこで炙甘草湯だけにした途端、劇的に動悸を感じなくなったものの、実測の不整脈はやや減った程度である。

 そこでいよいよ本命の炙甘草湯に柴胡加竜骨牡蛎湯を併用してもらおうと考えたものの、循環器の専門医にかかったのは数年前のことで、それ以来、地元の内科医に通院しているものの、不整脈については問題にされないことから、やはり専門医に一度しっかり診てもらうべきだと考えをあらためた。

 不整脈の種類によっては、カテーテルを使った治療で一発で根治することもあるので、まずは正確な診断をしてもらえる循環器科に行ってもらうこととし、顕著に効果が出ている炙甘草湯もすべて漢方薬は一旦中止してもらうことにした。

 どう考えても単なる自律神経失調症とは思えず、この頻繁な不整脈の連続こそが病根であろうと思われる。

 専門医にかかってしっかり診断と治療を受けて、それでも治らないときは、再来されればよいのだから。

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2010年7月6日のボクチン(6歳)
2010年7月6日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

ラベル:不整脈

2016年07月04日

病院でコントロールできている潰瘍性大腸炎のご相談

2009年7月5日のボクチン(5歳)
2009年7月5日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:60〜69歳の女性
【 地 域 】:九州地方
【 具体的なご職業 】:普通の主婦。自分の目標のためにしていることをいろいろ持っています。疲れてもやりたいです。
【 お問い合せ内容 】:

 初めてメールします。
 潰瘍性大腸炎です。平成6年に発病して、7〜8回位入退院を繰り返しています。


 最近では、平成25年5月に退院して1年近く通院して薬(ペンタサ)と治療(レミケード)を受けていたのですが、だんだん気力も体力も落ちて、病院に行くのをやめました。(レミケードをやめたいと言ったら叱られました)

 しばらく症状もなく落ち着いていたのですが、無理をすると軟便になり、腹痛が起こると『やばい』と思って、たくさんいただいていた「ペンタサ」を時々飲んでしのいできました。
 少し症状が落ち着くと飲みませんでした。(尿が出にくくなるため)

 そろそろペンタサもなくなり、どこか病院に・・・と思いつつ、ネットでいろいろ探していたら、そちらの「村田漢方薬局」さんと出会いました。

 病院との併用と書かれていましたので、どんな検査をしてそちらの薬局に行けばいいのかを教えていただきたくて、メールしました。

 今は、症状はないのですが、体は疲れやすくこのままだとまた同じことを繰り返しそうな気がします。

 よろしくお願いいたします。

2009年7月5日のボクチン(5歳)
2009年7月5日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 病院の薬でコントロールできている人が、わざわざ体力を失いかねない海峡を渡って、こちらに来られる必要はありません。

 主治医の指示をしっかりお守りください。

 当方では、病院治療でしっかりコントロールできる人まで受け入れできるほど暇な薬局ではありません。

 ご年齢も考えますと、私と同年代に近いようで、お互いこの年齢になると毎日が疲れやすいのは齢のせいがあるかもしれません。

 西洋医学治療だけではコントロール不能な疾患の人達が日々やって来られているのに、こちらの体力的な問題もあって、貴女のように主治医の指導を守っていればコントロールできている人まで、受け入れる気にはなれませんので、悪しからずご了承下さいませ。

 以上、そっけないお返事で恐縮に存じます。

2010年7月5日のボクチン(6歳)
2010年7月5日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:

 ご連絡ありがとうございました。
 とても残念です。もっともっと大変な方がいらっしゃることと思います。
一言だけ付け加えます。

 前回の入院で、前腸に潰瘍ができて摘出手術と言われましたが、泣いて断りました。
 1日15錠位ステロイドを飲みました。本当に「運」に助けられたと思います。
 とても痩せています。プラス思考で頑張っています。
 
 すれすれのところで、症状が抑えられているのは幸運だと思います。
 病院より、漢方治療を探したいと思っています。
 ありがとうございました。 感謝です。

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2010年7月5日のボクチン(6歳)
2010年7月5日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 22:55| 山口 ☁| 潰瘍性大腸炎・クローン病 | 更新情報をチェックする

2016年07月03日

あらゆる薬に胃もたれを生じる虚弱体質者からのご相談

2009年7月3日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年7月3日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:30〜39歳の女性
【 職 業 】:主婦
【 地 域 】:中国地方
【 お問い合せ内容 】:

 初めてメールを致します。
 若い頃より何をしてもすぐに疲れる虚弱体質でして、数年前より近隣の漢方薬局から十種類以上の漢方薬を服用してきましたが治らず終いでした。最後には一番虚弱な者に処方する四君子湯にも胃もたれするほどすべての漢方薬を受け付けず。それほど身体が弱っているのか、誤診なのかは分かりません。

 梅雨のこの時期、身体はますますいうことを聞かず、15?センチの身長に5?キロといわゆる水太りと申しますか、何もしなくても体重は増えていきます。

 十分睡眠時間はとっているにも関わらず、昼間も暇さえあれば横になり、うつらうつらしています。
 疲れも取れず、何をするのも、喋る事さえ億劫に感じます。
 何かご意見頂けると大変助かります。

2009年7月3日のボクチン(5歳)
2009年7月3日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 四君子湯という漢方薬は、本来は滅多なことで、これ単独で用いるべき方剤ではありません。

 胃弱の人は、配合がシンプルすぎて、六君子湯のような気の通りをよくする陳皮などの配合がないために、むしろ胃もたれを生じることがあり得る方剤です。

 もしも六君子湯も既に試してみて、これでも胃もたれを生じるようであれば、漢方薬はあきらめた方がよいのかもしれません。

 過去、この仕事を四十年以上続けていますが、四国から来られた医療関係者の女性が、病院から投与される合成医薬品は、効果がないだけで、なんの不快な症状が出ないのに、日本中の高名な漢方専門の医師たちのところを歴訪してみて、いずれの漢方薬も不快な症状が出るので続けられなかったと、なんだか自慢でもされるような錯覚を起こすほど、不思議な話をされていました。

 せっかく遠路はるばる来られたので、可能性のある方剤を何種類かお渡ししたのですが、唯一、インチンコウトウだけが、かろうじてやや効果を感じるが、それ以外はどれも不快な症状が出るとメールがありましたので、残念ながら当方でもお手上げですと、お断りせざるを得ませんでした。

 このように超稀なことながら、もうお一人は、不明熱(発熱)に苦しまれる人が、地元の漢方薬で却って調子が悪いという熱証の体質らしい人なので、牛黄を試すようにアドバイスしていたところ、これでも却って体温が高くなるとメールがありましたので、あり得ない不思議な反応なので、こちらではお手上げで、これ以上のアドバイスは不可能だとお断りしました。

 地元近辺でも過去、地元でも病院の薬も、あらゆる市販の薬も、胃もたれを生じて続けられないという神経質な女性に、六君子湯を試してもらったら、やはりこれもダメだというので、あきらめてもらいました。

 このように記憶では、四十数年の仕事上で、約3名ほど、お手上げの人がおられましたので、もしかしたら残念なことに、貴女もそのような体質であるのかもしれません。

 あるいは慢性疲労症候群や甲状腺機能低下などかもしれないので、一度、しっかり専門病院で諸検査を受けてみた方がよいように思います。

 しっかりした診断が下れば、何も漢方薬ばかりに頼らずとも、西洋医学治療も可能なのかもしれません。

 もしも過去、病院で診察をしてもらったことなないのであれば、漢方薬を考える前に、まずは病院で診察を受けるべきです。

2012年7月3日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年7月3日の体調を崩した茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:

 お忙しい中、さっそくお返事を頂きましてありがとうございます。
 六君子湯は試しましたが、やはり胃もたれ便秘を起こしてしまいダメでした。

 病院には、胃腸科、内科、心療内科など通いましたがどれも症状は改善されず、やはり出された薬で胃もたれをする始末。

 母も似たような体質でして、遺伝による所もあるのかもしれません。

 しかし、生活に支障が出るほどですのでなんとか改善したい所です。

 病名もなく、ただ怠けているように申し訳なく思っていたのですが、甲状腺機能低下症など私の症状が当てはまる病気もあると聞いて少し安心しました。
 この機会に大学病院で検査を受けてみようと思います。

 大変参考になるご意見をありがとうございました。

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2012年7月3日のボクチン(8歳)
2012年7月3日の体調を崩したボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 00:07| 山口 ☁| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする