2016年06月05日
抗癌剤が効く人、効かない人
2016年6月4日のスコちゃん(雄3歳) posted by (C)ボクチンの母
近藤誠医師は『抗がん剤だけはやめなさい』という著書などで、血液癌を除く固形癌に対する抗癌剤を全面的に否定されることで有名で、やや極端に思われるが、かなり公平に考えられている長尾和宏医師でさえ『抗がん剤 10の「やめどき」』という本を書かれている。
漢方薬による癌サポートを長年続けていて、感じることは、医療界では常識的な、抗癌剤はやはり毒物であり、有効な人と無効な人がいて、無効な人の場合は、往々にして逆効果で、却って悪化させてしまうことが多い。
以前、NHKのEテレでも放送されていたが「癌の幹細胞には抗癌剤は効かず、逆に刺激を与えて悪化させる」ことも多いという。
また国立がんセンターHPなどで、抗癌剤は転移癌、再発癌にはほとんど効かないように書かれているといわれる。
村田漢方堂薬局で相談を受けた事例では、進行して大きくなった手術不能の肺の小細胞癌で、抗癌剤と放射線治療に漢方サポートで完璧に根治した男性。
ステージ4の悪性リンパ腫の男性も、抗癌剤治療に並行して漢方サポートのみで根治した事例などがある。
そのほかにも多数、明らかに抗癌剤が有効だった事例に遭遇している現実もある。
しかしながら反面、卵巣転移を生じたスキルス胃癌の女性では、手術後に抗癌剤治療で劇的に悪化した事例もある(幸いにも、抗癌剤治療を断念して漢方サポートのみで、幸運にも根治して十年以上健在。)
過去に多数遭遇した事例では、転移癌や再発癌で、抗癌剤の副作用が激し過ぎて継続を断念され、他に方法がないので漢方サポートを求めて来られた人達。
幸いにも漢方薬類で劇的に副作用を解毒して体力が回復したところ、主治医にとっては意外な回復ぶりに大いに喜ばれ、これなら再度抗癌剤に挑戦できるということで、よせばよかったのに再開したところ、いくら漢方サポートがあってもさすがの強烈な副作用に抵抗し切れず、病状が急激に悪化した人達の残念な事例が過去にはかなりある。
このようなことから、近藤誠医師の主張も尤もであると思う反面、各種進行癌でも転移がないケースや血液癌などでは、明らかに抗癌剤が有効であったケースも多々遭遇しているだけに、氏の主張を全面的には肯定できないまでも、少なくとも抗癌剤が無効な人達にとっては、単に無効であるばかりでなく、逆効果であり、時には劇的に進行を早めることも珍しくないのである。
他の疾患で関東から通われている介護職の女性から聞いた話でも、80代の元気な女性が検診で偶然肺癌が発見され、抗癌剤治療をすることになり、その副作用が激しく下痢を生じて数ヶ月でお亡くなりになったという。
このような事例も決して珍しくないので、結果論としては抗癌剤をしなければ、その女性は数年以上はご健在でおられたかもしれないのである。
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2016年6月4日の茶トラのトラちゃん(雌2歳半) posted by (C)ボクチンの母
2016年6月4日の茶トラのトラちゃん(雌2歳半) posted by (C)ボクチンの母
2016年6月4日のスコちゃん(雄3歳) posted by (C)ボクチンの母
2009年6月6日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 16:46| 山口 ☁| 抗癌剤や分子標的薬の副作用や抗癌剤おぴよび分子標的薬治療の是非の問題
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