2016年04月25日
極端な過労はせっかく治りかけていたものでも
2009年04月25日の茶トラのボクチン(もう直ぐ5歳) posted by (C)ボクチンの母
重度のアトピー性皮膚炎がほとんど寛解して社会復帰が可能となり、とてもやりがいのある仕事に就いて、夢中で残業続きの毎日。
本当に好きな仕事だけに夢中で続けて、ぶっ倒れそうな時には牛黄製剤で生き返り、そんな過酷な日々を送っていたら、アトピーの再発はないものの、もう一つの持病の、膵臓疾患が再発した。
フィットしていた大柴胡湯の服用を怠っていたのもいけなかったかと反省しきりで、直ぐに再開すれば十分に間に合うに違いない。当然、仕事量を減らすことを決意されている。
昨年にはようやく落ち着きかけていた時期もあったのに、重病の入院患者さんの生死に関わる過酷な日々を1ヶ月近く休日をまったく取れない連続勤務が続いているうち、ますます悪化して心身ともに疲労困憊となった医師。
転職するのは容易な身分なのだから、そんな過酷な仕事は辞めるべきだとアドバイスするのだが・・・。、
余りにも過酷な調剤薬局に勤務した薬剤師。
学生時代は風呂に3年間入れないほど重度のアトピーだったが、数年がかりで何とか寛解して勤務したのはよいが、過労のためにしばしば悪化しかかるので、転職するように強く勧めていたくらいだが、薬剤師らしく当方の細々したアドバイスとヒントを元に、自主的に微調整を繰り返しながら、仕事を止めずになんとか数年、完全寛解とは行かないまでも、過酷な勤務を続けている。
昨年、どこに行っても治らないというので、遠路はるばるやって来て、食餌療法は徹底的に守っているのに、病院の漢方のみならず漢方薬局の漢方薬も、どこへ行っても、まったく無反応だと嘆いていた医学生。
国家試験前にはなんとかやや好転していたが、試験終了後には、さらに方剤を2種類追加することで、改善傾向は明らかであるといっていた。
めでたく医師国家試験に合格してしばらくして受けた報告には、自分は食事の影響が大きく、よくない食事でアトピーが悪化するが、正しい食事をしていたら治まっているので、自分のアトピーは食事内容が問題だったんだと宣言して、漢方薬には何のお陰も蒙ってないというが如き、驚くべき報告。
最初にやって来た当初は、食餌療法も徹底しているのに、アトピーが改善せずにとても辛い毎日を送っていると嘆いた同じ人間が、この矛盾した発言には絶句するのみ。
少なくともハードな試験勉強から開放されたお陰で、さらに病状が改善したであろうことはあるにしても、人間ここまで現金になれるものかと、感心するやら呆れるやら。
蛇足ながら、稀に見るほど容易に適切な方剤が2種類早期に見つかって、とても順調に経過したアトピーの医学生。
数ヶ月続けた後、アトピーの調子がよいときにこそ、医師のところでプラセンタ療法を受けたいといって、その後は音信不通。
僅か2種類の方剤で極めて順調に改善されているのに、まったく常識では理解困難な考え方には唖然とするばかり。
言いたくはないが、医学生や若い医師たちの発想は西洋医学的な思考に染まりすぎているのか、どうしても中医学的な思考を伝授しようとしても、極めて柔軟性に欠ける。
臨機応変の微調整のコツを伝授しようとしても、甚だ心もとない。
明らかな効果があろうものなら、一つの方剤に何種類もの生薬が配合されているので、方剤中のどの成分が効いたのかわからなじゃないかと、この仕事はじまって以来、初の珍問・愚問を投げかけてくる。
さらに蛇足を加えれば、医師のご家族の漢方相談では、総じて謙虚な人達が多いので、比較的スムーズに煩わしいほどの微調整にも素直に応じて頑張ってくれるので、漢方薬本来の本領を発揮しやすい傾向が強い。
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2009年04月25日の茶トラのボクチン(もう直ぐ5歳) posted by (C)ボクチンの母
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posted by ヒゲジジイ at 21:09| 山口 ☁| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病
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