2012年04月15日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ボクチンの母
日本薬学会による薬学用語解説には
漢方では、咽喉部に引っかかるような違和感のある状態を咽中炙臠(いんちゅうしゃれん)という。吐こうとしても飲み込もうとしてもとれず、梅の種があるような感じに似ているところから梅核気(ばいかくき)ともいう。半夏厚朴湯の使用目標となる。とあるが、実際には必ずしも半夏厚朴湯証とは限らない。
精神的なストレスとは無関係に、しゃべり過ぎなどが原因で声帯を痛めて、痰がへばりついた状態が生じて、麦門冬湯証ということも珍しくない。
また、いずれの方法でも解消できずに、やはりしゃべり過ぎなどが原因で、軽度の炎症が慢性化していて、病院の検査では、異常がみられないと診断され、半夏厚朴湯や麦門冬湯を投与されても無効だったと言う人には、まずは天津感冒片の1錠をトローチ的に口中で溶かして咽喉に染ませてみると、即効を得ることも珍しくない。
このことは既に先日もこのブログで取り上げたことなので、繰り返す必要もないようだが、上記のような薬学用語解説は、まったく正しい記載であるとはいえ、あらゆる現象には例外も多いということを強調したかったのである。
実は、このように例外が多いということは、もはや言語矛盾であるから、例外だらけと言うべきで、半夏厚朴湯証のみに限定して記載されるべきではないのかもしれない(苦笑。
村田漢方堂薬局に限って言えば、半夏厚朴湯証の咽中炙臠の変種と言うべきか、逆流性食道炎で大柴胡湯合半夏厚朴湯+オルスビー錠の3種類でしっかりフィットするケースが流行?している。
当然、病院治療で無効だった人達ばかり。
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2012年04月15日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ボクチンの母
2012年04月16日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:半夏厚朴湯