2016年01月25日

病気の問屋さんたち

2009年01月26日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年01月26日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 「病気の問屋さんたち」などという表現は、このブログを読んだら「私のことではなっかしら?」と機嫌を悪くする人がたくさんおられることだろうが、貴方や彼方たちだけではないので、ご安心を・・・。

 ご安心をというのも、仕事歴の長い村田漢方堂薬局では、「病気の問屋さんたち」と表現するのが最も適切と思われる人達の漢方相談こそ、悪性腫瘍関連の相談以外では、最も多いのだから。

 いつの間にか、アトピー性皮膚炎の相談者よりも多くなっている。

 そのような多種類の疾患を抱えて相談に来られる人こそ、長年の病苦に悩まされているだけに、繰り返し諦めずに通われる根気がある人だけの特権として、次第にあらゆる症状を忘れるようになって健康感が得られるようになる。

 そのような人達こそ、西洋医学ではまったく不可能だった数々の慢性疾患が次第に治癒に向かって漢方薬の優れた効果を実感されることになる。

 そのような多種類の疾患が複合して長年苦しまれていた人の複雑な状態など、このブログなどで簡単に記すのは不可能なので、いつもほんの一端しか書くことができない。

 たとえば、多種類の疾患のついでに、激しい逆流食道炎が合併していた人が意外に多いが、その多くが不思議と大柴胡湯証なのだが、逆流性食道炎だけの問題に絞れば、オルスビー錠で改善する人も多いし、小陥胸湯加減方ということもあれば、ササヘルスということもあったり、そのいずれも必要であったり、イオン化カルシウムの併用が助けになったり、様々であるが、昨今目立つのは、多種類の疾患に付随して逆流性食道炎もありますというようなケースが多々見られる。

 いずれにせよ、一人の身体にまるで病気の問屋さんのように、多種類の疾患を抱えて相談に来られる人は昔からとても多いのだが、そのような人達こそ、いつの間にかお馴染みさんや常連さんとなってしまうのは、漢方薬の優れた効果を実感されるがゆえに、必然的なことかもしれない。

 その代表的な実例が、我が薬局の女性薬剤師を筆頭として、40代〜90代における数十年来の多くの常連さん達である。

 補充購入の電話やメールで発送依頼ばかりが目立ち、店頭ではほとんど開店休業に近い本日のような寒波が続く中、殊勝に通って来た人達こそ、類は友を呼ぶかのような人達ばかりだった。

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2009年01月26日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

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2009年01月26日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 20:09| 山口 ☁| 大柴胡湯や茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)の真実 | 更新情報をチェックする