2016年01月05日

脂漏性皮膚炎や酒さ等と診断され

2011年01月05日の茶トラのボクちん(6歳)
2011年01月05日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:20〜29歳の男性
【 地 域 】:関東地方
【 お問い合せ内容 】: 恐れ入ります。

 高校生の頃より、皮脂による皮膚炎に長年悩まされております。後頭部に痒みを伴う皮膚炎、顔面にも(目の周りを除き)皮脂の過剰分泌と赤みが生じております。

 皮膚科に通いましたが、脂漏皮膚炎や酒さ等と診断され、抗菌剤やステロイドを処方されるのみでした。
 その後、都内の漢方専門の病院に通いまして、茵蔯五苓散と荊芥連翹湯を処方され、半年以上服用しております。

 後頭部は、やはり痒みは時々生じますが、皮膚炎となるほどの赤みは減りつつあります。しかし、顔面を中心とした皮脂の過剰分泌や赤みは全く変化がないのが現状です。なお、先生には、後頭部の調子が多少なりとも改善しているのなら、このまま同じ処方で続けると言われております。

 もちろん、仮に体質改善となりますと、半年程度の服用で大幅に症状が改善するものではないということも十分承知しております。もっとも、長期にわたる服用が必要だとしても、あくまで「ピントのあった」処方で改善をすべきと思いますので、そうしますと、後頭部の皮膚炎にわずかな改善が見られたことのみをもって今の処方を続けるというのも不安に感じます。

 先生のご経験からしまして、ピントのあった処方でしたら、未だ改善が特に見られない顔面の皮脂過剰分泌や赤み等はこの半年で既にある程度の改善は見られているべきものでしょうか。

 また、村田先生のホームページを拝見し、中医学にも通じていることの大切さを感じましたので、「中医」を看板に掲げている先生に伺ったほうがよりピントのあった処方が可能なのではないかとも考えております(ちなみに、都内にあります●●●先生が開業され今は別の先生が引き継がれている「○○○○○クリニック」を考えております)。

 多少の改善をもってピントがあっていると判断するべきなのか、今のままの処方を続けるべきなのか、悩んでおります。お忙しいところ恐縮ですが、ご意見を頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。

2011年01月05日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年01月05日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:

 茵蔯五苓散と荊芥連翹湯を半年の服用によって、

>後頭部は、やはり痒みは時々生じますが、皮膚炎となるほどの赤みは減りつつあります。

 というのであれば、もしも舌の奥に黄色い苔が存在しているようでしたら、という条件付ですが、
 荊芥連翹湯+茵蔯蒿湯に切り替えてテストしてみるとか、
 さらには舌の先が明らかに赤いようであれば、清上防風湯+茵蔯蒿湯でテストしてみるとかの比較検討があってもよさそうなものです。

 あるいは体質によっては、単純に黄連解毒湯だけでもフィットするケースもあり得るわけですので一概に断定はできません。
 患部の観察だけでなく、詳細な舌の状態の早くが重要ですので。

 皮脂の過剰分泌の体質改善には、相当な期間が必要なケースがあっても、漢方薬がしっかりフィットすれば、酒さ様の皮膚の赤みはもう少し早めに軽減できるはずのものです。

 その病院では患部の観察だけでなく、舌の状態をしっかり観察されているかどうかが重要です。
 また、上記に類似した配合変化によるテストを行ってもらえる可能性が低いようであれば、転院するのもアリかもしれませんね。

 取り急ぎ、お返事まで。

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2011年01月05日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

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posted by ヒゲジジイ at 07:17| 山口 ☀| 吹き出物やニキビ、脂性や角栓および脂漏性皮膚炎 | 更新情報をチェックする