2009年11月23日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ
2014年に国書刊行会から出版された関根秀雄訳の『モンテーニュ随想録』の「はしがきにかえて━モンテーニュとの六十年」に、
中年から随想録の愛読者になった人たちは、そうでない人たちより十年や十五年は長生きしている。と書かれている。
『モンテーニュ全集』の編者であるアルマンゴー医博が、当時専門の衛生学の学会誌に報告された文章だそうである。
よくよく読んでみると「中年から」という条件付だから、「若い頃」からの愛読者であるヒゲジジイは、これ以上老醜を晒さなくても済むかも知れない。
確かにアルマンゴー医博の享年は92歳、虚弱だった関根秀雄先生も享年は91歳。
別にあやかりたくもない。
ちなみに、上記の2014年発行の関根秀雄訳の『モンテーニュ随想録』は、増補決定版と銘打っているだけに、5〜6回の改訳が行われた最終的な決定版であり、関根訳の中では最も読みやすく、理解しやすい。
1万数千円もするあまりにも高価な書籍なので、皆に奨める気は毛頭ありませんけど・・・
1日1回、今日も応援のクリックをお願いします⇒
2011年11月23日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ