2015年11月30日

子宮頸部中等度異形成と診断されていても、既に上皮内癌が生じていたケースもあるので

2008年11月30日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月30日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 今年は子宮頸部中等度から多くは高度異形成の女性達が、円錐切除前から漢方薬を利用された人もおられるが、できるだけ手術を避けたいと、漢方薬類を利用されながら、経過観察を受けている人もおられる。

 高度異形成で円錐切除された人の多くは、経過観察でその後も順調だという人が多く、まだ異形細胞が残存している部分があると診断された人でさえも、漢方薬類の服用を自主的に激減されたり中止した人も多い。

 中等度異形成と診断されていた人でも、実際に円錐切除後の検査では、すでに上皮内癌が発生していた人もおられたが、切除後の再発率は低いとはいえ、その後も安心のために漢方薬類を継続されている人もおられる。
 
 手術をなるべく避けたいと考えておられる人は、医師に円錐切除を奨められながらも延ばしのばしにして、漢方薬類を熱心に続けたところ、数ヵ月後の検診では変化なしで落胆されていたが、先日の検査でははじめて異形細胞は見られず、正常細胞ばかりと診断されたという。
 喜びの連絡があり、太鼓判を押されるまで頑張るべく、漢方薬類の補充の送付依頼があった。

 手術を免れて喜ばれていたが、円錐切除をそれほど怖がらなくても、手術経験者は、決してつらいものではなかったとの報告が多いのだが、何はさておき、異形細胞が皆無となったことは幸いである。

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2008年11月30日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月30日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2008年11月30日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月30日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2008年11月30日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月30日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2009年11月30日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月30日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2015年11月29日

マイコプラズマの心配で受診したところ、投与されたのは葛根湯だったとはトンデモナイ!

2008年11月29日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月29日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 手持ちの天津感冒片や涼解楽などで、発熱は治まったものの、乾燥咳が止まらないので、1日分残っていた竹葉石膏湯などで軽減できたものの、2週間経っても、咽喉腫痛が残っているので、念のため病院に受診したところ、投与されたのは葛根湯だった!
 
 症状を詳細に伝えて、職場でマイコプラズマに罹っている人がいたので、その心配も伝え、適切な抗生物質でも投与を受けるつもりだったのに、投与されたのが葛根湯だったので愕然としたという患者さん。

 先日、手持ちの常備薬が無くなったり少なくなっている竹葉石膏湯や五涼華などの補充購入がてら、上記のような、救いようがない漢方薬の誤投与を受けた体験談をされながら、苦笑いのお馴染みさん。

 天津感冒片や涼解楽、五涼華などによって通常なら咽喉腫痛は治療できるところを、マイコプラズマを心配して念のために受診したというのに、葛根湯証という診断には呆れ果てるばかり。

 ともあれ、マイコプラズマ肺炎で、乾燥咳が病院治療ではなかなか取れないことが多いが、竹葉石膏湯が適応することが多いので、そのこともあって以前、ヒゲジジイがコタローさんに強く依頼して、竹葉石膏湯エキス製剤の市販が実現したものでもある。

 マイコプラズマ肺炎が疑われる場合は、早急に病院に行くべきだが、それでも直りが悪い人にしばしば遭遇するが、そのようなケースでは、症状に応じて天津感冒片や涼解楽、五涼華のみならず、症状に応じて乾燥咳であれば、竹葉石膏湯や辛夷清肺湯+小陥胸湯加減製剤など、漢方薬でも対処する方法があるはずである。

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2008年11月29日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月29日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ボクチンの母

2008年11月29日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月29日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年11月29日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年11月29日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年11月29日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年11月29日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 01:25| 山口 ☁| 病院の漢方薬 | 更新情報をチェックする

2015年11月28日

重大な疾患の不安を抱える人達には、ややご高齢の新規相談もかなり多いが

2008年11月27日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月27日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 家族に奨められた訳でもなく、以前、様々な疾患が村田漢方堂薬局の漢方薬で根治した過去を思い出された人達が、ややご高齢になって重大な疾患が見つかったり、あるいは重大な疾患に移行する可能性が高いと診断され、みずからの意思と意欲で、久しぶりに相談に来られる人も意外に多い。

 久しぶりに来られてみると、以前と違って頭が硬直して融通の利かない話しになり勝ちの人もおられるので、「以前はあんなに聡明だった人が、どうしたのっ!?」と一喝してあげなければならない人もおられる。

 人のことは言えないものの、高齢になれば人によっては、本当に融通の利かない人になっていて愕然とさせられることがあるが、一喝して目を覚ましてもらう必要がある。

 なかには1年分をまとめて買えば、安くなるだろうか?という馬鹿げた質問をする人もある。

 当然、そんな無茶な買い方をするもんではない。
 まずは10日分を服用して、確かめながら補充すべきで、配合に間違いないとなったら1ヶ月分くらい徳用サイズで購入することは可能になるが、いくら何でも1年分なんて実に馬鹿げた買い方を考えること自体がトンデモナイ話し。

 ちょっとでも安く買いたいという本末転倒した願望が前面に出た馬鹿げた話に終始しそうな話しを聞いていると、叱り飛ばしたくもなるし、実際に叱り飛ばしている。

 あまりにピンボケの話に終始する人は、いくらなんでもハナからお断りせざるを得ない場合もある。

 とはいえ、多くはご高齢になっても、みずからの意欲で来られる人達だけに、こちらの一喝で、多くは目が覚めたように、本末転倒した考えを反省されるのだが、どうしても最期まで話が噛み合わずに、相談を打ち切らざるを得ないケースもあるのは止むを得ないことだろう。

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2008年11月27日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月27日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ボクチンの母

2009年11月27日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月27日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2009年11月27日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月27日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年11月27日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年11月27日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 00:24| 山口 ☁| 近況報告 | 更新情報をチェックする

2015年11月26日

初期の数回が肝腎なのに、ハナから1ヶ月に1度しか来れないという

2008年11月26日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月26日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 そういう人に限って、かなりお気楽で、病状も極めて軽症。

 地元で苦労もせずに、安易に遠方を目指してやって来る。遊び半分としか思えない。
 なるほど、「実家が下関なので〜」というお気楽さが却って真剣さが欠如している証拠としか思えない。

 そのような有利な状況にあっても、1ヶ月に1度しか来れないというなら、7〜14日毎の微調整は不可能。

 ヒゲジジイの遅い昼食時に、上記のような新規相談者が店頭に訪れたそうだが、残念ながらお断りとなった。

 最初から一発で選んだ方剤類が確実にフィットするとは限らない。
 運よく最初から適切な方剤の配合が見つかれば、2回目の確認後には、通信販売に切り替えることも可能だが、そうはなかなか問屋が卸さないのが弁証論治の難しいところである。

 短期間に弁証論治を繰り返し、必要に応じて方剤を追加したり入れ替えたりという配合変化や微調整を行うのが、中医漢方薬学世界の常識中の常識である。

 時には、1回来られただけで、物凄くよく効いたから、同じものを送ってもらえないかとメールや電話で問い合わせる人がおられるが、各種の疼痛関連疾患に多い現象で、そのようなケースでは、2回目の来局はないまま、通信販売に切り替えて、順調に治っていったケースもあるが、これなどはあくまで結果論のことである。

 同じ論法で、2回目の来局後の微調整がずばり的中して、その後は通信販売に切り替えることが出来たというケースこそ意外に多いが、これなどもあくまで結果論のことで、アトピーなどの極めてデリケートな疾患では、ほとんどあり得ない。

 実際には10年近く前までは、アトピー性皮膚炎のようなとてもデリケートな疾患でも、1度来られただけで、あとは通信販売に切り替えて、メールや電話の報告によって微調整を繰り返し、苦労の果てにしっかり改善が得られたケースも多かったが、現実には1度だけの来局では、あまりにもこちらの苦労が大き過ぎるので、そんな不正確で無理な頭脳労働はやらないことにしている。

 いずれにせよ、せめて最初の数ヶ月は、7〜14日毎に通える意欲と熱意があるに越したことはない。
 
 通える体力がまったく無いという人の場合、無理して却って病状を悪化さては本末転倒であるから、当方の漢方相談は残念ながら問題外と言わざるを得ない。

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2008年11月26日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月26日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2008年11月26日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月26日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2009年11月26日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月26日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2009年11月26日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月26日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 20:15| 山口 ☔| 徹底したポリシー | 更新情報をチェックする

2015年11月25日

きっかけは、花粉症によく効いた病院の小青竜湯を常用していたら、頑固な不眠症を生じたことから・・・

2008年11月25日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月25日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 本日、関東から来られた人の相談内容。

 病院で、花粉症に小青竜湯を投与されて不眠症になり、睡眠薬を投与されて常用中、副作用を感じたので服用を止めた後、さらに様々な自律神経発作症状が勃発して泥沼。

 花粉症にはよく効果を発揮しても、不眠症という副作用を生じては元も子もない。
 花粉症くらいで覚醒作用のある麻黄が配合された小青竜湯を安易に常用させるべきではないだろう。
 小青龍湯で即効が出るなら、あくまで頓服使用が無難である。

 藿香正気散や衛益顆粒(玉屏風散エキス製剤)など、もっと穏便な方剤を優先すべきで、様々な副作用を生じやすい小青竜湯を安易に1日3回も規則的に常用をさせるべきでないだろう。
 といっても、残念ながら衛益顆粒や藿香正気散の各エキス製剤は保険適用外である。

 いずれにせよ、村田漢方堂薬局では、花粉症くらいで小青竜湯を販売することは、超滅多にあり得ない。

 小青竜湯というのは、いくら花粉症に効果があっても、漢方薬では滅多にあり得ない副作用が大なり小なり生じやすい、とても癖のある方剤だからである。

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2008年11月25日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月25日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2008年11月25日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月25日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2008年11月25日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月25日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年11月25日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年11月25日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
 

ラベル:小青竜湯
posted by ヒゲジジイ at 21:40| 山口 ☁| 小青竜湯の誤投与や乱用による不快反応や副作用 | 更新情報をチェックする

2015年11月24日

42年以上の漢方相談事例で、慢性関リウマチが根治したように思われる人はとても多い

2008年11月24日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月24日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 土曜日の午後に常用されている漢方薬が切れたので、補充購入に来られた人が、店が閉まっていたというので、本日やって来られた。
 (土曜日はいつも昼までの半ドンで、慌しかった午後の様子は、先日のブログで書いた通り。)

 その人曰く、関節リウマチで、漢方薬が途切れるまでは、まったく無症状になっていたのに、2日間飲まないでいると、各関節に違和感が生じてきたと言われる。

 病院治療では思わしくなかったので、全面的に漢方薬を利用されるようになった人ではあるが、
 「関節リウマチでも根治する人はいるのでしょうか?」というご質問。

 無症状になっても念を入れて、延々と10年以上どころか、20年以上も予防がてら続けている人も多いのだが・・・

 過去には実際のところ、漢方薬を何年か続けて、症状がまったくなくなった頃、次第に服用が途切れがちになり、いつの間にか飲まなくなっても再発がないのでそのままになっていた人も多い。
 
 ところが、ご家族の相談などで、久しぶりにやって来られて、ご本人はそのまま長年の関節リウマチが根治したよう思われる人が、これまで何人もおられた。
 10年以上も再発がなければ、やっぱり根治と言いたくなるだろう。

 だから、うっかり薬が途切れがちになったときに、無症状が続くようだったら、その人達と同じように、(厳密に言えば根治とは言えないかもしれないけれど)、ほとんど根治といってよい状態になることは、大いにあり得ることですよ、と励ましてあげたのだった。

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2008年11月24日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月24日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ボクチンの母

2008年11月24日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月24日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ボクチンの母

2008年11月24日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月24日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ボクチンの母

2009年11月24日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月24日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 22:30| 山口 ☁| 各種膠原病や関節リウマチやシェーグレン症候群など | 更新情報をチェックする

2015年11月23日

モンテーニュの随想録(エセー)の愛読者は、そうでない人よりも10〜15年も長生きする!?

2009年11月23日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月23日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 2014年に国書刊行会から出版された関根秀雄訳の『モンテーニュ随想録』の「はしがきにかえて━モンテーニュとの六十年」に、
中年から随想録の愛読者になった人たちは、そうでない人たちより十年や十五年は長生きしている。
 と書かれている。

 『モンテーニュ全集』の編者であるアルマンゴー医博が、当時専門の衛生学の学会誌に報告された文章だそうである。

 よくよく読んでみると「中年から」という条件付だから、「若い頃」からの愛読者であるヒゲジジイは、これ以上老醜を晒さなくても済むかも知れない。

 確かにアルマンゴー医博の享年は92歳、虚弱だった関根秀雄先生も享年は91歳。

 別にあやかりたくもない。
 
 ちなみに、上記の2014年発行の関根秀雄訳の『モンテーニュ随想録』は、増補決定版と銘打っているだけに、5〜6回の改訳が行われた最終的な決定版であり、関根訳の中では最も読みやすく、理解しやすい。

 1万数千円もするあまりにも高価な書籍なので、皆に奨める気は毛頭ありませんけど・・・

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2011年11月23日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年11月23日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ



posted by ヒゲジジイ at 20:05| 山口 ☁| 哲学の煙(けむり)と漢方薬 | 更新情報をチェックする

2015年11月22日

21日(土)の午後〜23(月)の補充購入の発送依頼はすべて連休明けの24日(火)の発送になります

2008年11月22日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月22日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 土曜日は半ドンで、閉店後になって発送依頼の電話やメールが複数重なって申し込みがありましたが、御連絡の通り、すべて発送は24日(火曜日)になるので、お届けは25日(水曜日)になります。

 連休中には、電話は受け取れないことが多いのですが、メールで御注文を受け取っておくのは、連休明けの発送のためには、大変能率がよいので大助かりでもあるのです。

 とはいえ、土曜日の閉店後に申し込みが何名も重なりましたが、実に惜しい。
 午前中の早い時間までに依頼があったら、土曜日の発送が可能だったかもしれないのに。
 
 ところが実際は、とても慌しい土曜日の21日。

 東京へ身内の結婚式に出席のため、午後2時半には車の迎えが来て、飛行場に向かってしまいました。←女性薬剤師の話ですが・・・っ。
(ちなみに、会場は東京ミッドタウンにあるリッツ・カールトン東京で、田舎の婆さんには冥土のお土産ができたと喜んでいた。)

 午前中には偶然東京から来られた人は、同じ頃に東京に帰られたのですが、今回は新幹線で帰られたはず。

 さきほど、女性薬剤師は東京から帰ってきましたが、ぐったりお疲れの様子。

 歳は取りたくないもんです(苦笑。

 明日23日(月曜日)は、書庫の壊れたり古くなったエアコンすべて3台の入れ替え工事に、馴染みの電気屋さんが朝から来られる。

 連休中は様々な行事が目白押し。

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2008年11月22日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月22日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2008年11月22日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月22日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2008年11月22日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月22日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2009年11月22日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月22日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 23:49| 山口 ☁| 近況報告 | 更新情報をチェックする

2015年11月20日

間質性膀胱炎と診断された人こそ、過去に繰り返す細菌性膀胱炎の病歴がある人が断然多い

2009年11月21日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月21日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 昨今流行の間質性膀胱炎と診断されて、病院治療で治らないので、漢方相談を受けることが多い。
 
 ところが、よくよく問い質してみると、村田漢方堂薬局で相談を受ける限りでは、過去に細菌性膀胱炎を繰り返していた人が多い。

 しかも、いずれの人も繰り返し投与されていた抗生物質の効き目が次第に悪くなり、最終的には尿検査で細菌が見られなくなっても、膀胱炎症状が取れなくなっている。

 このように過去に細菌性膀胱炎の病歴がある人の間質性膀胱炎は、抗菌的に作用する漢方薬や中草薬の配慮が必須となる。
 たとえ、尿検査で細菌が発見されなくなっても、膀胱内壁や尿道壁に細菌がへばりついて眠っているだけだというイメージが必要と思われる。

 要するに間質性膀胱炎と診断されていても、細菌性膀胱炎が潜在していると考えた方が現実的だろう、ということである。

 だから、いずれの人も猪苓湯を主体にした抗菌的な漢方薬や中草薬の併用を必須として、それで効果が上がっている。

 要するに、間質性膀胱炎と診断された多くの人が、漢方的には細菌性膀胱炎と共通した漢方薬類の組み合わせで、十分に根治可能という印象が強い。

 蛇足ながら、抗生物質が効かなくなった慢性の膀胱炎は当然として、男性の慢性前立腺炎はもとより、痔瘻、慢性化膿性骨髄炎、肺膿瘍などにも、過去の経験ではいずれも適切な漢方薬類の長期連用で根治した例が多いので、当然のことながら、細菌性膀胱炎で抗生物質が効かなくなったケースでも、十分に漢方薬で対処できて当然だろう。

 肝質性膀胱炎と診断されている人が、突然、細菌性膀胱炎に見舞われたというケースにもしばしば遭遇するが、やはり抗生物質を連用しても無効だと言われる人が多いのだが、そのことから考えても、間質性膀胱炎と診断されている人でも、尿から細菌が発見できないからといっても、多くは慢性的な細菌感染を無視できないように思われる。
 
 抗生物質が効かなくなった慢性の細菌感染関連疾患には、適切な漢方薬の配合によって、かなり多くの場合、治癒に導くことが可能なのではないかという印象が強いのである。

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2009年11月21日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月21日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 

2015年11月19日

「病院に行くのが面倒だから、よく効く漢方薬を下さい!」という新規相談者をお断りする最も適切な口上

2009年11月20日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月20日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 初めて来られた新規相談者の場合の話しである。
 「病院に行くのが面倒だから、よく効く漢方薬を下さい!」
 という要請をお断りする最も適切と思われる口上で、実際に行っているもの。

 「とんでもありません。もしもその症状の原因が悪性腫瘍だったらどうされますか? 必ず先ずは病院で診断を受けて下さい!」

 それでも執拗に要求された場合は、

 「アナタの要求通りに漢方薬を販売して、症状がいったん軽減しても、また再発したとき、ようやく病院で受診する気になって、原因が悪性腫瘍だった場合、きっとこちらの漢方薬局が悪者にされることでしょう。

 医師には、どうしてもっと早く来なかったの?と叱られると、アナタはきっと、薬屋に漢方薬を売りつけられていたのでっ!といって、主治医と一緒にコチラをけしからん悪者に仕立て上げるのが落ちでしょう。

 だから、万一原因が原因だった場合のことも考えて、病院で一度も診断を受けてない初めての相談者には、漢方薬を販売する訳にはいかないのですよ!」

 と言って、親切を押し売りしておくに限る。

 病気になったら、まずは病院に行って、しっかり診断と治療を受けるのが常識でしょう。

 以上はクレマー対策にもなるので、あくまで村田漢方堂薬局のポリシーであり、他所の漢方薬局さんの方針とは大きく異なるかもしれませんので、念のため。

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2009年11月20日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月20日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年11月20日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年11月20日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 
posted by ヒゲジジイ at 23:00| 山口 ☁| ありがた迷惑な話 | 更新情報をチェックする

2015年11月17日

薬局向けの六君子湯がしっかりフィットしているのに、病院の六君子湯ではまったく効果がないという女性

2009年11月17日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月17日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 たまたま、昨日 2015年11月16日 ネットで調べた漢方薬の胃薬はみんな六君子湯?! というブログを書いたその日、ヒゲジジイが漢方メーカーの人と商談している最中に、数十年来の六君子湯の愛用者のご家族が代理で補充購入に来られていた。

 長年の胃弱が村田漢方堂薬局で販売する六君子湯の常用で効果を上げているが、数年前、かかりつけの病院でツムラの六君子湯を処方されたので、それに切り替えたところ、まったく効果が得られなかったという。

 主治医の先生はとても親切なことに、貴女には漢方薬局の漢方の方がよく合っているのだから、病院の漢方を投与するのは止めましょうと言われ、再度、村田漢方堂薬局に戻るようにアドバイスされたそうである。

 その効果の違いは、おそらく配合される白朮と蒼朮の違いであろう。

 薬局向けの六君子湯のほとんどのメーカーは、正しく白朮が使用されているが、ツムラ漢方の六君子湯は蒼朮が使用されている。

 人によっては、この僅か一味の違いで、ここまで効果に雲泥の差が生じることがあるのだから、原料生薬の選定は細心の注意が必要である。

 本来、六君子湯には脾虚脾湿に適応する白朮を使用すべきところを、湿邪の実証に適応する蒼朮で代用するには、やや無理がある。
参考文献: 白朮を蒼朮で代用する杜撰

 以前も、この女性のケースをこのブログで書いた記憶があるが、たまたま昨日のブログと関連する部分もあり、また村田漢方堂薬局では滅多に遭遇しない六君子湯適応者の話でもあるので、再度取り上げた。

 生来、胃弱で少食、痩身で見るからに華奢なお身体の女性だったが、現在はかなりご高齢になって、同年齢の人に比べると、むしろお元気そうになられている。

 ともあれ、村田漢方堂薬局で六君子湯を長期間愛用されている人は、この女性くらいのもので、六君子湯を必要とする胃弱や胃腸疾患の相談を受けることは、不思議なことにかなりマレなのである。

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2009年11月17日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月17日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2015年11月16日

ネットで調べた漢方薬の胃薬はみんな六君子湯?!

2009年11月16日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月16日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 胃腸の不調を訴える人達が、ネットで調べて六君子湯が飲みたいと相談される人が毎年何人かはおられるが・・・。

 逆流性食道炎はもとより、むかつきや食欲不振、胃の痞えや胃痛までも、皆がみな、
 「ネットで調べたら六君子湯がよさそうに思えるのですが、どうでしょうか?」

 猫も杓子も六君子湯というが、実際には大柴胡湯や半夏瀉心湯が適応するケースが最も多く、柴胡桂枝湯も意外に目立つ。ササヘルスやオルスビー錠もしかり。
 胃のむかつきは意外に茵蔯蒿湯証だったということも多い。

 残念ながら六君子湯がフィットする人はいなかった。

 ネットで調べる胃薬の漢方薬は六君子湯が氾濫しているようだが、実際には、村田漢方堂薬局で遭遇する限りは、ネットで調べて来た人で、六君子湯がフィットしたケースは今のところ皆無というわけである。

 一度くらいは「正解です!」ということがあってもよさそうなものだが、不思議である。

 要するに素人療法は怪我の元。

 素直にこちらの流儀に従って、10日毎に通っておれば、一度でフィットしなくとも、数回通う間に、しっかりフィットした配合が必ず見つかる。

 だから、そんなに焦って下手なネット検索を行って、こちらの流儀(弁証論治)を乱してしまうだけ、損するのは相談者の方だということを認識すべきでしょう。

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2009年11月16日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月16日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2009年11月16日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月16日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2009年11月16日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月16日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2009年11月16日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月16日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

ラベル:六君子湯

2015年11月14日

昨日の続き⇒ 病歴が短い人は、まだまだ地元の漢方薬局で続けてみるべきでしょう

2010年11月14日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年11月14日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

折り返し頂いたメール:
 
 お返事を頂きましてありがとうございます。

 酒さの治療において、様々な見解があり、治療を受ける側としては「治ります(良い状態を維持できるを含めて)」と言って頂ける先生のもとで治療を続けたいという思いがありました。だがら見解の違いに気持ちが右往左往してしまい先の不安ばかりを抱いておりました。

 酒さは一度、発症するとずっと調整が必要な病気であると思っております。作業療法士の仕事を長年させて頂き、どんな病気も一度、発症すればその部分をメンテナンスし続けなければ再度、壊れてしまう。あるいはその他の部分にも異常が現れることを感じることが多くありました。

 努力してリハビリ(治療)を続ける人とそうでない人との差を何度も目の当たりにすることがありました。

 続けることが大事であり、良くなった状態を維持することは治療して頂いた方への恩返しだと感じています。先生がたいへん無礼だというお言葉を読み、そう感じました。(勝手な私の解釈でたいへん申しわけありません...)

 先生の所では1〜2週間毎の調整期間後、症状が落ち着いたらもう少し期間をあけて頂けるとあったのですが、おおよその落ち着くまでの通う期間や落ち着いた後の通う期間はどのようなものでしょうか?また費用は1ヶ月分に換算すると5000〜20000円(ヒゲジジイの注記:複雑な場合には2〜4万ということもしばしばです)くらいとありましたが酒さの場合もそれくらいと考えて良いのでしょうか?

 各々、症状により違いがあるかと思うながら、もしある程度のことが分かれば教えて頂けましたらと。すぐには難しい状態でありますが、介護の方が落ち着きましたらもし先生が受けて頂けるのでありましたら一度、みては頂けないものかと...。

 再度のお伺い、申し訳ありません。何卒、よろしくお願い致します。

2010年11月14日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年11月14日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:

 当方を考えるのはまだ早すぎると思います。

 まずは地元で頑張ってみるべきです。

 当方に来られる遠来者は、いずれも地元で頑張っても治らなかった人達ばかりです。

 そのような人達は、メールや電話で問い合わせることなく、突然、強い決意の元、やって来られた人達ばかりです。

 このようにメールや電話で問い合わせた人で、長続きしたひとはほとんどいませんので、まずは地元で頑張ってみて下さい。

 交通費も馬鹿になりません。

2010年11月14日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年11月14日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

折り返し頂いたメール:

 私自身の中でも費用やメニエールがまだ不安定なことをみても体力面においても続けて通えるだろうかと決意をしきれずお伺いした気持ちもありました。先生のおっしゃられるとおりだと気持ちを見抜いておられると...。

 今、いるべき所で、できることをまだ成し遂げる必要があると。そう感じました。

 もう少し地元でがんばってみようと思います。初めてのお伺いにいろいろとお話頂きまして、本当にありがとうございました。

 季節柄、寒くなって参りますのでどうかお身体ご自愛頂けましたらと思います。 ありがとうございました。

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2011年11月14日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年11月14日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ



posted by ヒゲジジイ at 20:02| 山口 ☁| 徹底したポリシー | 更新情報をチェックする

2015年11月13日

村田漢方堂薬局における「酒皶(しゅさ)」に対する漢方相談の現実

2009年11月13日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年11月13日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:30〜39歳の女性
【 お問い合せ内容 】:

 お忙しい中、大変失礼致します。先生のブログを見させて頂き、メールを送らせて頂きました。

 私は現在、酒さを患っております。発症から8ヵ月が経ちますが、症状の変化はあまり得られておりません。現在の治療はクラリスとタリオンを皮膚科で処方頂き、副作用がないとのことで飲み続けております。また三和附子理中湯、トチモトのカンゾウ末・オウレン末・キバンキョウ末を2ヵ月程前より服用を始めました。

 症状は両頬>鼻、顎、頬の外側にかけて赤みがみられておりますが、気温が低い状態であればぽつぽつと頬にニキビ後の様に赤みがみられる状態です。外出時や気温の上昇、座りっぱなしで熱がこもってくる等により強い赤みみられ、範囲も一気に広がります。ヒリヒリした熱感と時には落ち着いた状態でも、むず痒さを感じることがあります。また白い小さなニキビがぽつぽつとできやすく、外用薬(ダラシン)にて10日程で落ち着いてはまた別の場所にできます。酒さの発症より化粧、日焼け止めも禁止され洗顔は蒸しタオルで保湿はプロペトのみ。

 酒さの発症、1年程前よりストレスによる胃腸障害にて体重が6s減。発症3ヵ月前に咳喘息を発症。発症4ヵ月後にメニエールの目眩を発症。元来、冷え症と乾燥性の肌質であり、学生の頃はニキビの治療を受けていました。今は、胃腸障害はほとんどなく咳喘息も落ち着いている状態です。

 体調が悪かったことが続いたことも原因ではあったかと思いますが、角質を拭き取る化粧水や顔の脱毛をしたことなど
起因となる条件が今、おもえばたくさんありました。

 先生にお伺いしたいのは
@酒さを発症して以降、白ニキビや夏場は赤いニキビがありましたが、肌は毛穴が目立ちにくくなりキメが細かくなっていることに違和感を感じ、酒さでもそういった肌質になっていくのでしょうか?
A現状の症状から治療に対する先生の見解はいかがなものでしょうか?

 メールからでは情報が少なく、本来ならお伺いして見ていただき、ご処方頂くべきところだと思っております。ながら介護の事情がありお伺いできず、このような形でのご質問、たいへん失礼致します。何卒、よろしくお願い致します。

追伸:酒さの治療にあたり「再発の可能性はあるが、半年〜1年半とかかるが治る」という先生がおられたり、「治らない」と話される先生がおられたり...。見解が各々違うことを感じております。治療に基づく経験からの見解の違いなのかなと感じてはおりますが、先生はどのようにお考えでありますでしょうか?

2009年11月13日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月13日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 現在、服用されている漢方薬類などは、舌の状態を直接拝見しているわけではないので、コメントは困難です。
 また、

>先生はどのようにお考えでありますでしょうか?

については、考えもなにも、現実に「酒さ」で訪れている人達では、即効が出ても直ぐに根治するものではないですし、直ぐにフィットした漢方薬の配合が見つからない場合でも、遅かれ早かれ一定の効果が出せる配合は、根気がある限りは、ほとんど全例、微調整を繰り返すうちに、次第にフィトして来ています。

 即効がでにくかった人ほど、関東などの遠方の人達でも真面目通われて、ほぼ根治といえるまでになった現在でも予防で続けられている人もおられます。

 ところが不思議なことに、初回〜数回目でフィットして超即効が出て、信じられないほどの効果が短期間で出てきた人ほど、その多くの人がそのまま短期間で連絡が途絶えています。

 恐らく自分達で地元で調達することにされたのかもしれませんが、超即効が出た人ほど、このように無礼者が多いようです(苦笑。

 もしも途中で季節変化や環境変化によって再発した場合でも、微調整の指導は必要ないと考えられてのことでしょうから、いずれの人も、無音のまま、男女ともども、その後の経過は不明です。

 このように運よく即効が出た人は、かなりな人数おられましたが、そのまま同じ配合だけで治るとは限らないのですが、酒さで来られる人には、このように現金な考えの人が多いようです。
 ですから、最近は「酒さ」だけの悩みで来られる人は、あまり受けたくない相談となっています。せっかく即効を出せても、徒労感が大きいからです。

 ともあれ、近くの経験豊富な漢方薬局で相談されれば、遅かれ早かれ、軽減できることと思います。
 但し、酒さといっても、体質と症状によっては、適応する漢方薬は、大きく異なることばかりですので、しっかり体質と症状にフィットするものを見つけてもらう必要があります。あとは根気が必要で、たとえ即効が出ても、それで直ぐに治るとは思うべきではなく、季節変化もありますので、油断は禁物です。

 取り急ぎ、お返事まで。

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2010年11月13日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年11月13日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年11月13日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年11月13日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 19:42| 山口 ☔| 酒さ(酒皶)・赤ら顔・酒さ様皮膚炎・ステロイド酒さ | 更新情報をチェックする

2015年11月12日

夜間急病診療所における『五苓散』採用奮戦記!!!

2015年11月12日のシロちゃん(2歳半)とスコちゃん(2歳10ヶ月)
2015年11月12日のシロちゃん(2歳半)とスコちゃん(2歳10ヶ月) posted by (C)ボクチンの母

おたより:内科クリニック院長(医師)

 いつもホーム ページを見ていますが、村田さんの漢方への熱意に励まされています。明治維新のころから受け継いでいる山口県民の気質のせいでしょうか?

 今日は個人的にすこし嬉しい事がありましたので、ご報告までと思ってメールしました。

 当地には医師会が自治体から委託を受けて行っている事業があります。休日平日夜間急病診療所というものです。時間外に発生する急病患者さんへ医師会の成員が参加して対応するもので、ある市民病院に隣接して行われています。

 当然、ノロとか胃腸風邪が流行して下痢や嘔吐の患者さんが多数受診なさる訳ですが、残念なことに五苓散が採用されていなくて、普通の整腸剤で対処するしかありませんでした。

 幾度となく採用して頂けるように運営母体に申請してきましたが、その都度却下されていました。その理由たるや、到底医療に関わるものの見解とは思えないものでした。

 ちなみに、その申請を検討するのは医師会の成員のかた達で、残念な思いをしてきました。漢方薬が実地臨床で用いらてはいますが、まだまだその普及の仕方が一般臨床のニードに追いついているとは言えない状況にあることの証でしょうか。

 ところが、最近になって状況が変わってきました。と申しますのも、医師会の幹部が替わり、ある内科医が幹部になりました。その先生は漢方薬に関心がおありの方で、五苓散を急病診療所で採用すべきである、と考えて採用の申請をされました。

 当然、ご本人は、医師会幹部からの申請であるので、採用されるに違いないと考えておられたことでしょう。ところが、薬剤検討委員会の場で、またして却下の裁断がくだりました。申請された先生は納得がいかないようで立腹しておられました。

 その理由については、私が申請したときのものとほとんど同じでした。ちゃんと検討しているのかと疑りたくなりました。

 ちょうど、並行して、私は他の先生にも申請の趣旨をご理解いただける先生に相談しました。当医師会はいくつかの区会に分かれていまして、私が所属している区会に議題として取り上げて頂き、医師会の理事会で討議してもらうようにして頂いてました。

 これとは別に、先ほどのご立腹の幹部の先生から、「もう一度先生から採用申請してもらえないか」とのことで、私もなかば諦めていましたが、採用申請を行いました。これで最後になると考て、他の医師会での状況もサーチして、理論武装をガチガチにして申請に臨みました。

 その検討委員会による検討結果が昨日 FAX されてきました。「五苓散の採用を認める」との返事でした。思わずガッツポーズをしてしまいました。当地に開業して 10 年で、やっと正式に急病診療所で五苓散を処方できるようになって嬉しい思いに浸ることできました。

 しかし、振り返ってみますと、ここまでしつこく申請してきたこと自体、他の先生からは馬鹿げて見えたと思いますが、いつも拝見している村田さんのブログに溢れている熱意に背中を押されていたようにも思います。

 とにかく、急病診療所を受診する患者さんの下痢とか嘔吐が改善するのは間違いないでしょうから感謝です。

 これからも、村田さんの熱い記事を期待しています。

2015年11月12日のスコちゃん(2歳10ヶ月)
2015年11月12日のスコちゃん(2歳10ヶ月) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 おたよりありがとうございます。

 さすがに、ちょっと驚きました。
 五苓散のような汎用方剤でも、なかなか認められないとは、実に恐れ入ったお話でした。
 とすると、葛根湯などもまだ採用されないのでしょうか?という疑問まで湧いてきました。

 でも、今後も一般的な繁用方剤の採用申請も続けられるとよいですね!

 某大学病院でも、数年前の話ですが、某内科の医師自身が外来診療時や入院患者さんにも漢方薬を使いたいと思っても、どうせ申請しても、却下されるのが目に見えているので、既に諦めて久しいという話を直接聞いたことがあります。

 昨今も同じ状況かどうか? 機会があったらその後も変わらないかどうか、訊ねてみようと思います(苦笑。

 ちょと驚きの内容だけに、ご迷惑でなければ早速ブログに使わせて頂きたいと存じます!

2009年11月12日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月12日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

折り返し頂いたメール:

 葛根湯は採用されていません。麻黄湯が採用されています。

 これも驚きですが。

 汎用性の漢方薬が採用されるには何十年かかるのでしょうか?

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2010年11月12日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年11月12日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ


ラベル:五苓散
posted by ヒゲジジイ at 23:03| 山口 ☁| 病院の漢方薬 | 更新情報をチェックする

2015年11月11日

生きるために喰うのか? 喰うために生きるのか?

2009年11月11日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月11日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 昨日とは打って変わって比較的暇になった一日。
 休息の折々に朝から時々テレビを見ていたら、何となんと!
 
 朝から晩まで、喰うことの話ばかりが垂れ流し!
 どの局を見ても、大同小異で、どこがどんなに美味しい食べ物を売っているか?
 最近は、どこの店が人気で、新作の何々が、どこそこの店で毎日行列が出来ているという話題など。

 実際にスタッフが食べて、(どうみてもオイシソウには見えないのだが)、いかにも旨そうに演技している姿が涙ぐましい。

 テレビがこのレベルだから、日本が急速に腐っていくはずだ。

 もしかして、日本という国では「喰うために生きて」いる動物以下の人間が爆発に増えているということなのだろうか?!

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2009年11月11日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月11日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2009年11月11日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月11日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2009年11月11日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月11日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2009年11月11日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月11日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 18:59| 山口 ☁| とんでもない話や、信じられない困った話 | 更新情報をチェックする

2015年11月10日

逆流性食道炎の漢方

2008年11月11日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月11日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 たまたま本日の午後、突然、久しぶりに愚妻の逆流性食道炎が再発。

 慌しかった公私(本業の仕事だけでなく屋根の葺き替え工事の接待など)の目途がたったところで、ホッとしたところで、再発を誘発したらしい。

 これまでしっかり治療兼予防となっていた大柴胡湯+イオン化カルシウムやササヘルスなどを常用していたのに久しぶりの再発に落胆していたが、直ぐに原液のササヘルス20mlを頓服させると、一発で治まった!

 そこで思い出したのが、これまでアトピー性皮膚炎に合併する逆流性食道炎の男性に、ササヘルスに高濃度のニガリを水に薄めて、イオン化カルシウムで胃酸を中和される方法で、アトピーのみならず逆流性食道炎が治まった人がいたということ。

 また、逆流性食道炎ほどではなくとも、ヒゲジジイ自身が、数ヶ月前、夜中に胃酸過多で鳩尾が気持ちが悪くなり、寝ているどころではなくなったことが2回ほどあったが、その時にはいずれもササヘルスの原液20mlの服用で即治した経験があった。

 逆流性食道炎や胃酸過多にしても、人によってフィットする漢方はマチマチなので、一概に言えないものの、人によってはササヘルスも有効だった人も意外に多い。オルスビー錠にも引けをとらないかもしれない。
両者の併用も当然あり得る。

 とはいえ、オルスビー錠にしても、ササヘルスにしても、皆に有効とは限らず、大柴胡湯がフィットする人が最も多く、それにオルスビー錠併用のケースや、柴胡桂枝湯+オルスビー錠+イオン化カルシウムで治まった人もいれば、人によって実に様々である。

 到底、一概に言えないものの、フィットするまで根気よく頑張った人は、いずれも治まっている。

 ネットを検索すれば、世の中には六君子湯が効く人が多い?らしいが、まだそのタイプの人に遭遇したことはないので、不思議である。

 なお、ヒゲジジについては、引き続き柴胡桂枝湯+オルスビー錠を続けることで、今のところ胃酸の逆流はまったく感じない。

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2008年11月11日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月11日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ボクチンの母

2009年11月11日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月11日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母


2015年11月09日

最近の新規相談者はガジガジに緊張して来られる人が多いが

2008年11月09日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月09日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 そのようにとても緊張して来られる人ほど、真剣で真面目さが前面に出ている証拠で、本気度が伺えるので、総じて漢方薬の効果が出やすい。
 
 免疫とは不思議なもので、前向きで真剣そのもので、強い希望と期待を持って、直接ご本人みずから決断して来られる場合は、相当な難治性疾患であっても、自然治癒力も活発になるらしく、漢方薬がより効果的に作用しやすいように思われる。

 ところが中には、最初から、もしかして、内心は及び腰?というケースもあり、そのような場合は、重大な疾患であっても、次第に本末転倒した話が前面に出て、服用回数も早いうちから漸減して、弁証論治にまで影響が出て、効果も激減し兼ねない。

 ましてや経費的な問題が絡む場合は、どうしようもないジレンマとなるが、自費の漢方薬の宿命なので、どこかで妥協すべきだが、そうするといよいよ効果が激減し兼ねない。

 そのようなことがないように、ブログやHPで強く銘記しているつもりだが、こちらが見抜けないまま、結局は家族や知人に説得されて来られた人達ばかりのようである。

 後になって判明したところで、案の定と納得せざるを得ないほど、本人みずから積極的であるかどうかの違いは、想像以上に大きいように思われる。

 本人みずからの判断で来られた場合でも、最初から及び腰で、ちょっと試してみようか、くらいの心構えでは、緊張感と本気度が足らない分、上記とまったく同類である。

 それほど、本気度と免疫と、病気の治癒機転は大きな相関関係があるように思えてならない。

 ところで、病状がかなり好転したところで、

 実は家族の者に村田漢方堂薬局に行くように強く勧められたのですが、本人みずから本気でやって来たという態度を示さないことには、相当にトウヘンボクな薬局のようだから、お断りされ兼ねないよ、と強く念を押されてやって来たのでした、

 という笑い話もあった。

 もう一つの大きな問題は、人類の共通した「業」かもしれない「幸福否定」という無意識的な強力な意志 の問題である!

 とはいえ、ガジガジに緊張して来られる人ほど、真剣で真面目さが前面に出ている証拠で、本気度が伺えるので、総じて漢方薬の効果が出やすい傾向に変わりはない。

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2010年11月09日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年11月09日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年11月09日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年11月09日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ボクチンの母

ラベル:幸福否定
posted by ヒゲジジイ at 20:06| 山口 ☔| 近況報告 | 更新情報をチェックする

2015年11月08日

結局はヒゲジジイの胃酸の逆流は大柴胡湯ではなく、柴胡桂枝湯+オルスビー錠でほぼ根治

2009年11月08日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月08日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

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【 年 代 】:40〜49歳の女性
【 地 域 】:県外
【 11月05日のおたより 】:

 こんにちは。先日は、お薬を送って頂き、ありがとうございました。

 先日行った、子宮がん検診の結果が返ってきました。
 細胞診は陰性で、腫瘍マーカーの値も、完全に正常値に戻りました。
 本当にありがとうございます。
 お薬、真面目に続けていこうと思います。

 逆流性食道炎の症状もほとんど治まり、快適に日々を過ごしております。

 朝晩、冷え込みがきつくなりました。くれぐれも、ご自愛ください。

2009年11月08日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年11月08日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

11月05日のお返事メール:

 すべて順調そうで何よりです!

 私の胃酸の逆流もすっかり治ってしまいました。はじまって直ぐに対処したのがよかったようです。

 ただ、私の胃は、大柴胡湯から柴胡桂枝湯+オルスビーに切り替えることで、一応、完全に治まったみたいです。
 もともと大柴胡湯体質ではなかったので、ストレス性の柴胡桂枝湯のほうがよりフィットしたようです。

 また、私自身は、もともとオルスビー錠が大好きで、以前は長年、日々オルスビーを齧って飲んでいたら、舌が痛くなったので、齧るのを止めただけでなく、服用そのものを数年中止していたので、久しぶりに再開してみると、やはりもともとオルスビー錠が体質によくフィットしているようでした。

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2011年11月08日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年11月08日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年11月08日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年11月08日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2012年11月08日の茶トラのボクちん(8歳)
2012年11月08日の茶トラのボクちん(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2012年11月08日の茶トラのボクちん(8歳)
2012年11月08日の茶トラのボクちん(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2015年11月07日

ヒゲジジイの胃酸の逆流を心配されて頂いたアドバイス

2008年11月07日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年11月07日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ボクチンの母

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【 年 代 】:40〜49歳の女性
【 地 域 】:県外
【 10月29日に頂いていたアドバイスと補充注文 】:

 こんにちは。
 その後おかげさまで、多少の波はあるものの、調子よく過ごせております。

 ブログを拝見させて頂きましたが、先生も逆流性食道炎の症状にお苦しみとの事。

 もし、夜間の逆流症状がおつらいようでしたら、布団の頭側にクッションなどを敷き、(布団と畳の間に入れると、横になったときの違和感が少なくてすみます。)上体を少し高くしてお休みになられると、随分違うと思います。

 私も、症状が悪化してからはずっとこの状態でやすんでおり、夜間の症状が随分良くなりました。(大柴胡湯で症状が治まってからも、これは続けています)。

 差し出がましいかとは思いましたが、もしよろしければ、一度お試しになられてください。

 お薬の補充に伺わなくてはならないのですが・・・

⇒(以下、常用されている多種類の漢方薬類の補充購入の通信販売依頼の内容は省略。)

2011年11月07日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年11月07日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ボクチンの母

10月29日のお返事メール:

 アドバイスありがとうございます。
 私の場合は、胃酸過多で、逆流といっても食道までは到達する手前の位置なので、そこまで重症ではないようです。

 大柴胡湯+オルスビーに、過去廃盤になった●●●まで併用すると、かなり軽減しているようです。

 胃酸のおかげで、却って食事がおいしいので困ります。

 今朝は夜中の3時に目が覚めて、塩サケでご飯を食べてしましました(苦笑。食べると胃が落ち着きます(ますます苦笑。

 このようにまだ根治したわけではないので、今夜からアドバイス頂いた方法を実行してみます!

 ご注文の件、直接来られにくいときには、必要に応じてメールで通信販売を利用される件、大変便利だと存じます。皆さんもそのように利用されておられます。

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2011年11月07日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年11月07日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年11月07日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年11月07日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年11月07日の茶トラのボクちん(8歳)
2012年11月07日の茶トラのボクちん(8歳) posted by (C)ボクチンの母