2015年10月04日

病院で咳嗽に小青竜湯を投与され、却ってが咳がひどくなった人があとを絶たないが

2010年10月5日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年10月5日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 相変わらず、病院やクリニックでは小青竜湯が乱用されている。

 咳嗽があるからといって、小青竜湯を投与され、却ってひどくなって、声嗄れまで生じる。

 これまでも、何年も前に、少し似たような事例をもう一つのブログ⇒漢方薬局経営薬剤師の一喜一憂で、書いたような気がする。

 小青竜湯で却って咳嗽が悪化するのは、とうぜん誤投与である証拠。

 乾燥性の咳嗽であるのに、誤って湿性の咳嗽に適応する小青竜湯が投与されたに間違いない。

 肺熱に肺陰虚を伴う人に、間違って小青竜湯を投与された場合は、かなり激しい副作用が生じる。

 小青竜湯が適応する咳嗽は、肺寒停飲の証候である。

 要するに肺が冷えて、湿性の咳や透明な鼻水を伴ってなければ、使ってはならない。

 乾燥性の咳嗽であれば、麦門冬湯、滋陰降火湯、竹葉石膏湯など。

 いずれが適しているかは、綿密な弁証論治が必須である。

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2011年10月5日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年10月5日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

ラベル:小青竜湯
posted by ヒゲジジイ at 22:02| 山口 ☀| 小青竜湯の誤投与や乱用による不快反応や副作用 | 更新情報をチェックする