2010年10月5日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
相変わらず、病院やクリニックでは小青竜湯が乱用されている。
咳嗽があるからといって、小青竜湯を投与され、却ってひどくなって、声嗄れまで生じる。
これまでも、何年も前に、少し似たような事例をもう一つのブログ⇒漢方薬局経営薬剤師の一喜一憂で、書いたような気がする。
小青竜湯で却って咳嗽が悪化するのは、とうぜん誤投与である証拠。
乾燥性の咳嗽であるのに、誤って湿性の咳嗽に適応する小青竜湯が投与されたに間違いない。
肺熱に肺陰虚を伴う人に、間違って小青竜湯を投与された場合は、かなり激しい副作用が生じる。
小青竜湯が適応する咳嗽は、肺寒停飲の証候である。
要するに肺が冷えて、湿性の咳や透明な鼻水を伴ってなければ、使ってはならない。
乾燥性の咳嗽であれば、麦門冬湯、滋陰降火湯、竹葉石膏湯など。
いずれが適しているかは、綿密な弁証論治が必須である。
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2011年10月5日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:小青竜湯