2015年09月30日

転移癌の漢方サポートには、扶正祛邪の配合原則が必須

2011年10月1日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年10月1日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 現在、転移癌のサポートに漢方薬類を利用さている人が相当数に上るが、初期にはしっかりフィットした配合を得るために10日毎に通ってもらうことが多いが、1〜2回来られたのみで、音信不通になる方は、様々な事情もおありだろうから、止むを得ない。

 しかしながら、ほとんどの人はしっかりフィットした配合が得られるまで通われて、その後は通信販売に切り替えることがあるにせよ、折々に直接補充購入に来られる人が多い。

 幸いなことに、初期から即効を得て、直ぐに体調が急速に改善することを実感してもらえることが多い。

 これに自信を得て、焦らずコツコツと継続されるケースが殆どだが、それには配合上で、やたらに補剤ばかりに頼ることなく、祛邪の配合を必ず併用してもらい、扶正祛邪の配合原則を遵守していることが大きいと思われる。

 しばしば転移癌のステージ4ともなると、腹膜播種を伴って、多かれ少なかれ腹水が溜まっていることもあるので、補気建中湯や分消湯も併用してもらうことが多いのだが、このような時に、いくら補剤の代表的方剤といえども、補中益気湯や十全大補湯などに介入されては配合の邪魔になることが多い。

 せっかく補気建中湯という優れた扶正祛邪のバランスの取れた方剤の配合を台無しにしかねないからである。

 補気建中湯という優れたエキス製剤が存在しなかった時代に、その代用として補中益気湯+五苓散を使われていたのは十分に納得できる配合であったが、現代においては、まずは補気建中湯を優先的に使ってみるべきだろう。

 それでも効果が得られなければ、補中益気湯+五苓散の配合を使ってみるのもよいかもしれないが、十全大補湯に関しては、腹膜播種に腹水を伴っているケースでは、いくら五苓散を併用してみても無理があるように思えてならない。

 ともあれ、転移癌サポートには、往々にして漢方薬類の多剤併用が効果的なことが多いのは、現代中医学でも報告されている通りである。⇒2015年06月23日 『中医臨床』 誌6月号の記事 「中医がん治療の基本的な考え方」

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2011年10月1日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年10月1日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ


2015年09月28日

大腸癌から肝臓に生じた大きな転移巣の急速な死滅による炎症性の疼痛に対する漢方薬

2008年9月29日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年9月29日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 主治医による1回目と2回目の超音波診断の画像を、ご家族が持参されて、実際に見せてもらった。
 
 当方で飲んでもらっている多種類の漢方薬類の配合により、アポトーシスのスイッチが入ったのか、大腸癌手術後に生じた大きな肝臓転移巣が急速に死滅して、腹水も明らかに軽減。

 抗癌剤治療は既に何度も試みて、結局は副作用ばかりに苦しんで無効なまま、断念されていた。

 ところが、上記の通り、多種類の漢方薬類服用後に、急速に生じた癌細胞の死滅によるものか、肝臓が腫れて炎症性の疼痛が折々に生じるようになったので、さらに大柴胡湯を加えたところ、即効で疼痛がほとんどなくなった。
 増強として茵蔯蒿湯をさらに追加すると、ますます楽になっている。

 この間、漢方薬の服用を始めて、僅かちょうど1ヶ月。

 2回目の画像診断でも、がん細胞の死滅部分がさらに大きくなっており、主治医には引き続き、あせらずに当方の漢方薬類を根気よく続けるようにと、奨励してもらえている。

 主治医からも積極的に応援してもらえていることはとても幸運である。

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2008年9月29日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年9月29日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2015年09月27日

漢方の秘密主義は、いずれは天罰が下るかも(苦笑

2008年9月27日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年9月27日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 自費の漢方薬投与を行われている某医師のサイトを紹介されている同業者の方がおられたので、ちょっと覗かせてもらったら、
漢方知識は秘密主義で、弟子には教えるが、一般に広く処方を教えることはない。
 と書かれているところが気になった。

 確かに御指摘の通り、当方に遠方から来られる人達が、過去に通っておられた漢方クリニックや漢方薬局のサイトやブログ類では、漢方薬で治った実例を羅列されながらも、実際に投与されり販売された具体的な方剤名を一切秘匿されていることが、とても多い。

 ヒゲジジイも人のことは言えないものの、それでもブログ類に書いた記事の半数以上は、ブログ上で公開しているつもりである。

 といっても、これだけ漢方薬が認知されるようになった時代にあって、企業秘密をすべて公開していたら、
みずからの首を絞めることになる
 と、上記の某サイトでも指摘される通りかもしれない。

 それでも、敢えて世のため、人の為に、大柴胡湯・茵蔯蒿湯や猪苓湯などの幅広い応用方法のみならず、補気建中湯や分消湯など、腹水を劇的に改善してくれる可能性のある優れた方剤など、数多くの方剤を早くから広く奨めているつもりなので、まだマシな方だと思っている。

 あまりに秘密主義を続けているエゴイストの将来は、あの世に帰ったときには、暗い境涯に引き寄せられて、大いに反省を求められることだろう。

 といっても、過去、やや特殊な方剤の使い方を公開しいたところ、その記事をご覧になった同業者の人達が一斉に取り寄せられたお陰で、製造量が少ない方剤だけに、1ヶ月間品切れ状態になった。
 
 そのお陰で当方の仕入れが間に合わない危険性に遭遇して、冷や汗をかいたことがあった。

 即刻、その方剤を紹介したブログの記事を削除したが、お人好しばかりが善とは限らない

 危うく、その方剤を愛用されている人達に、とんでもない迷惑をかけるところだったのだから。

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2009年9月27日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年9月27日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 09:23| 山口 ☁| 日本人としての自覚の問題 | 更新情報をチェックする

2015年09月26日

世間では消化器疾患に六君子湯や半夏瀉心湯がよく使われるらしいけど

2009年9月26日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年9月26日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 村田漢方堂薬局でも六君子湯や半夏瀉心湯も必要になることだってあるのだが、大柴胡湯を使用する機会に比べれば、遥かに少ない。

 逆流性食道炎には六君子湯がファーストチョイスのように仄聞するが、いまだに遭遇したことはない。

 むしろ六君子湯で効かなかった人達が、当方に来られるケースでは、オルスビー錠でダメでも、多くは大柴胡湯証を呈しており、華奢な男女が断然多い。

 六君子湯証と大柴胡湯証では、それぞれにフィットする一連の症候は大違いなのだが、どうして六君子湯が投与されていたのか不思議である。
 多くは病院で投与されていたケースが多い。

 胃が痞えるからと半夏瀉心湯を投与されていたケースでも、その多くは大柴胡湯証を呈している。

 病院で六君子湯証や半夏瀉心湯証を投与されても全然効かないからと、相談にやって来られるケースのほとんどが大柴胡湯証であった。

 こんな企業秘密をバラしても何の徳にもならないが、ボクチンの写真を貼りたいために止むを得ない(苦笑。

 胃弱の人では、大柴胡湯合補中丸がフィットするケースも意外に多いのだが、日本流ばかりに専念していた頃では、絶対に考えの及ばなかった配合である。

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2010年9月26日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年9月26日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 00:05| 山口 ☁| 大柴胡湯や茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)の真実 | 更新情報をチェックする

2015年09月24日

そんなに世間の猪苓湯は効かないの?!

2008年9月25日のボクチン(4歳)
2008年9月25日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 どうも世間では村田漢方堂薬局で使われる猪苓湯ほどの効果が出ず、無効なことが多いらしい。

 恐らくこれは製剤の品質の問題ではないかと思われる。

 最近、無菌性の間質性膀胱炎とて、相談にやって来られた人は、医療用の猪苓湯(敢えて製造メーカーの名前は伏せる)を1ヶ月投与され、飲み続けてもまったく無効だったという。

 もちろん頑固な間質性膀胱炎が猪苓湯だけで治るとは限らないが、一ヶ月も続ければ、少なくとも多少の効果が出るのが当然だと思っていた。

 またまた品質の問題であろうと、敢えて、他方剤の併用をせずに、某メーカーの猪苓湯のエキス製剤だけを飲んでもらった。

 案の定8日後にやって来られて、夜間の4〜5回の排尿が、3〜4回、多くは3回に減って、日中も僅かながら楽になっているという。

 過去にも、男性の前立腺炎では、猪苓湯だけでは到底治せるものではないが、少なくとも猪苓湯によって、付随する残尿感や不快感が一定レベル軽減できているが、その人達の多くは、既に医療用の猪苓湯を投与されていたが、いずれもまったく無効だったという。

 ヒゲジジイにとっては信じられない話だが、これはメーカー間の品質の差異は、想像以上に大きいのかもしれない。

 あるいは品質にそれほど差はないはずだが、ということにでもなれば、村田漢方堂薬局には霊界の漢方系医療団がバックに控えて、陰に日に霊力を送ってくれているのかもしれない(呵呵。

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2008年9月25日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年9月25日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

ラベル:猪苓湯

2015年09月23日

休み明けの24日(木曜日)は、新規相談は受付できません

2011年9月24日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年9月24日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ボクチンの母

 今年から月曜日と土曜日だけでなく、連休明けなどの休み明けは混雑しやすいので、新規相談は受付できません。

 今週の新規受付できるのは、25日(金曜日)のみとなります。
 2回目以降の人達は、休業日以外は、いつでも構いません。

 実際には、それほど混雑する薬局ではないのですが、一定レベル以上の疾患の漢方相談が多く、そのため、流れ作業が出来ない仕事ですので、あまり気軽なご相談には乗りたくないのです。

 ましてやクレーマー予備軍のような横柄な人達は、御免蒙ります。

 明日はあまり混雑して欲しくない理由もあります。

 実は愚妻は、連休中にもっぱら孫の面倒を見て、中医学研究会の全国大会?などに孫を連れて旅行したりの毎日で、とうとう本日ダウン気味(苦笑。

 ヒゲジジイは、相変わらず連休中は、可愛い猫4匹と楽しい毎日。霊性の高い猫ちゃん達と暮らしていると、いつも心が洗われます。

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2012年9月24日の茶トラのボクチン(8歳)とクロちゃん(1歳)
2012年9月24日の茶トラのボクチン(8歳)とクロちゃん(1歳) posted by (C)ボクチンの母


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2015年09月22日

魚川祐司著『仏教思想のゼロポイント』⇒お釈迦さんの真の教えに従うと、現代社会では「人間として正しく生きる道」から外れてしまう

2011年9月23日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年9月23日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 人生は、果てしない欲望が未来永劫、満たされなることのない苦の世界であり、輪廻転生して苦しい人生を永遠に繰り返すことから脱するためには「悟り」が必要だが、それには労働とセックスを放棄し、異性とは目も合わせないニートになることが絶対条件。

 だから、お釈迦さんの真の教えに従うと、現代社会では「人間として正しく生きる道」から外れてしまう。

 実際にお釈迦さんの指導とは、実に非人間的な教えであったが、これが小乗仏教の本質であり、大乗仏教とは大いに異なる。

 真の悟りを得んと欲さば、人間性を捨てなければ到達できない。

 でも、人生は苦などとは思わない人には無縁な教えで、「悟る」などして生まれ変わりの楽しみがなくなるのはイヤだ と思う人は、悟りなど求めてはいけない(苦笑。

 以上、信じられない話しに聞こえるだろうが、上記の書籍には実際のお釈迦さんの本当の言行がしっかり書かれている。

 お釈迦さんが悟って以後、異母弟や息子さんを無理やりに出家させたことで、父王から激烈に恨まれた。

 そのことで少しは反省され、一般の人が出家するには両親の許可を取るという規則を設け、渋々守ることになった。

 以上、ショックを受ける人がおられるだろうが、事実は小説より奇なりとしか言いようがない。

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2011年9月23日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年9月23日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 23:12| 山口 ☀| とんでもない話や、信じられない困った話 | 更新情報をチェックする

2015年09月21日

まれにはクロネコのヤマトさんでも・・・

2008年9月22日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年9月22日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:50〜59歳の女性
【 地 域 】:中国・四国地方
【漢方薬 到着のご連絡 】:

 土曜日、お薬が届きました。

 午前中でお願いしていたのに、午後1時過ぎても届かず、日にちを指定し間違えたかと心配していましたが、ヤマトさんの車が故障し、遅れたとのことでした。

 ご無沙汰していたにも関わらず、アドバイスいただき、また迅速に発送いただきありがとうございました。

 しばらく調子がいいと油断していましたが、完治したわけではなく、漢方薬がいい方向に持っていってくれていただけだったんですね。

 飲むのを再開したとたん、また調子がいいようです。

 調子がいいとまた飲み忘れるのですが、焦らず、弛まず、ぼちぼち自分自身と付き合っていこうと思います。

「良い加減」で漢方薬ともおつきあいしたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。

 追伸:お礼を言いたかっただけなので、返信は不要です。

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2009年9月22日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年9月22日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 22:17| 山口 ☀| 近況報告 | 更新情報をチェックする

2015年09月20日

<主訴>が、副鼻腔炎とアレルギーによる鼻づまり。青い粘性の鼻水と、朝のみ水のような鼻水がでる。慢性的に喉が腫れた感じと鼻と上咽頭部の乾燥感、などのご相談

2008年10月19日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年10月19日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:30〜39歳の女性
【 地 域 】:関東地方
【 お問い合せ内容 】:初めて相談させていただきます。

 近所の漢方内科でいただいたお薬で具合が悪くなり不安に思い、村田先生のブログに辿り着きました。よろしくお願いいたします。

<主訴>
 副鼻腔炎とアレルギーによる鼻づまり。青い粘性の鼻水と、朝のみ水のような鼻水がでる。慢性的に喉が腫れた感じと鼻と上咽頭部の乾燥(医師には腫れていないと言われる)。


<持病>
 甲状腺機能低下症(チラーヂン12.5ug1錠を毎日服用)
 高プロラクチン血症(カバサール0.25mg2週間に1錠服用)

<体質、病歴>
 16?cm、5?kg やせ型。血圧は90・65くらい。貧血気味。胃弱。便秘。
 舌は肥大し先の方は赤くツルっとしており、真ん中から奥にかけてうっすらと黄色がかった舌苔。手足に汗をかく。

 アレルギー体質(花粉、ハウスダスト、動物、甲殻類、金属、抗生物質のクラリス)
 年間を通してアレルギー結膜炎

 3年ほど前から慢性的な喉の痛み、鼻と喉の乾燥。後鼻漏のような感じ。慢性的な疲労感、空腹時の低血糖。

 栄養療法にて疲労感は改善するも、疲れたり冷えると喉の腫れが強くなり疲労感が増す。

 3か月程前から青い鼻水、軽い鼻づまりがあり副鼻腔炎らしき症状あり。朝起きてからしばらくは水のような鼻水がしばらく止まらず。アレルギー結膜炎も悪化。 口唇ヘルペス発症。

 今月初めに風邪をひき、咽頭部の腫れと悪寒と熱感、水のような鼻水。漢方内科で葛根湯加川芎辛夷を処方された夜38度熱がでてヘルペス再発。耳鼻科に行くも同じ漢方を処方され、汗が止まらず疲労感が増し胃もたれあり。副鼻腔炎と診断されるも妊娠希望の旨を伝えたため抗生物質は処方されず。

 イスクラ薬局で鼻淵丸・板藍茶を勧められ服用。

 3日後微熱が下がらないため別の耳鼻科へ。抗生物質を10日間服用し微熱改善、青い鼻水も軽減。水のような鼻水が止まった途端、ひどい鼻づまりに。アレルギー性鼻炎を併発と診断。点鼻薬処方。

 イスクラ薬局の鼻淵丸がなくなったため辛夷清肺湯を処方してもらい現在2日目だが改善を感じられず。
 現在の服用薬は ツムラの辛夷清肺湯(1日3包)、板藍茶(1日4包)、喉が痛みが増した時など天津感冒片をトローチのように服用(1日3錠ほど)。

 以上です。このままこのお薬で良いのか、他にもっと適したものがあるのか不安に感じております。
 風邪についてのお薬もなのですが、妊娠希望していることもあり数年の体調不良やアレルギーについても改善したいと思っております。先生のお考えをお教えいただければ幸いです。

 お忙しいところ大変恐縮なのですがご返信の程よろしくお願いいたします。
 最後になりましたが長文になり申し訳ございません。

2008年10月19日の茶トラのボクチン(4歳)
2008年10月19日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:

メール拝見しました。

 現時点での症状から言えば、舌の状態

>舌は肥大し先の方は赤くツルっとしており、真ん中から奥にかけてうっすらと黄色がかった舌苔

 ということで、舌先のほうが赤くツルとしているのは、肺熱と肺陰虚が併発している状態である可能性が大ですので、辛夷清肺湯が適応しそうです。
 真ん中からのうっすらした苔も、軽度の熱邪の存在は疑い得ないところだと思います。

 また、咽喉の問題を考えれば、

>天津感冒片をトローチのように服用(1日3錠ほど)。

 これだけでは足りない可能性がたかく、咽喉の状態のよいときでも、最低限これは常用されながら、辛夷清肺湯と板藍茶を服用するときに、転進感冒片を
2〜5錠の範囲内で一緒に服用すべきだろうと思います。

 鼻の状態によっては、板藍茶だけでは抗菌作用が弱い場合は、白花蛇舌草も1回に1包ずつ1日3回併用したほうがよいかもしれません。

>青い粘性の鼻水

というのは、細菌の屍骸だけでなく残存する熱邪の存在証明みたいなものですが、

>朝のみ水のような鼻水がでる

 というのは肺寒とは無関係で、肺気の宣発・粛 降のトラブルですので、辛夷清肺湯や天津感冒片でしっかり有効な場合が多いのですが、念のため、滋陰利水作用のある猪苓湯も併用するとて、より効果的ではないかと思います。

 猪苓湯には、肺・脾・腎・肝の四臓の補益とともに滋陰利水の効能があり、少陽三焦を通じて皮毛と肌肉間の膜腠区域の水分代謝の偏在を調整する効能を発揮します。

 少々専門的なことを書きましたが、結論として、

>現在の服用薬は ツムラの辛夷清肺湯(1日3包)、板藍茶(1日4包)、喉が痛みが増した時など天津感冒片をトローチのように服用(1日3錠ほど)。

の配合で、基本的にはよいと思います。
 辛夷清肺湯の品質の優劣の問題が多少あるかもしれませんが、処方としては正解だと思いますが、天津感冒片の使用量が上記に記したようにもっと増やすべきかという結論です。

 それでも効果が弱い場合は、可能性として、さらに白花蛇舌草を加えてみることと、鼻水の改善が得られない場合は、猪苓湯の併用も考えてみる、ということの提案です。

 もちろん、文面だけでの憶測になりますので、あくまで参考程度の話として、ご了解下さい。
 以上、取り急ぎ、お返事まで。

2009年10月19日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年10月19日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

折り返し頂いたメール:

 お疲れのところ早急なお返事ありがとうございます。
 大変ご丁寧な内容に感激いたしました。

 妊娠中の漢方薬服用も大丈夫と以前書かれていらっしゃいましたので、安心して教えていただいたお薬を服用してみます。

 慢性的な症状が改善しない場合は実家が○○ですので帰った際に伺って相談させていただきます。
 村田先生ありがとうございました。

2009年10月19日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年10月19日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:

>慢性的な症状が改善しない場合は

ということですが、一度来られたくらいで、固定的な配合が決まるわけではありません。状況によって折々の配合の微調整が必須のことですので、折々に通える範囲のお近くの漢方薬局を見付けるのが無難です。

 一般的には、保険漢方を主体にした漢方専門の医師であっても、保険の範囲内では、あまりにも漢方薬の種類が少なく、中草薬類にいたっては皆無ですので、しっかり体質改善を行うには、お近くで漢方専門の薬局を見付けるのが無難です。

 当方では、各HPやブログで記載していますように、最初の一定期間は10日毎に通える人でなければ、残念ながら、ご相談をお受けしていません。

 繰り返しになりますが、一度来られたくらいで容易に体質改善が可能になるほど、最初から配合を固定できるわけではありませんし、早めに固定できたとしても、ときには季節変化に応じた配合変化を行う必要が出てくる事こともあり得るからです。

なお、上述の通り

「最初の一定期間は10日毎に通える人でなければ、残念ながら、ご相談をお受けしていません。」

という主旨を広報するのに好都合ですので、

ブログに掲載して利用させて頂きたいと存じます。

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2009年9月20日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年9月20日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母


2015年09月19日

連休前最終日の土曜日、午前中だけの半ドンながら発送依頼の電話注文とともに、店頭に直接来訪者は女性6名男性3名

2008年9月20日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年9月20日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 半ドンながら忙しく老夫婦が大声を出しながら、よく頑張っていると思った半日というべきか(苦笑。

 昨今、来訪者で最も多いステージ4の転移癌の人達が本日も、とてもよい傾向が目立つので、お陰で疲労が吹っ飛ぶ。

 これまで2年半以上、一度も後退することなく、たくさんあった転移巣は、いつの間にか消滅して、腫瘍マーカーも正常値上限を遥かに下回り、残っているらしきところも、

「腫瘍の残存か、放射線による壊死か、いずれかは判定困難です」(放射線治療は1年半前に行ったもの)

という、繰り返し読めば意外に嬉しい、病院から渡されたカラー刷りの書類報告。

 やはり一度も後退することなく、ますます根治に向かっている。

 最近の新しい人で、3度目の来訪者は、どうみてもますますお元気で、半分冗談ながらも、半分は本気で「誤診ではないのか」と、もう一度、主治医に訊ねてみたらどうだろう、とついつい言ってしまったほど。

 ともあれ、半ドンとは言え、濃厚な相談だけに、2度ほど息抜きに、例によって例の如く、哲学の煙を嗜みに、奥へ入る図々しさは、相変わらず。

 そして、今日も終わって、明日から思いっきり、無い羽を大いに伸ばしたい。

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2008年9月20日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年9月20日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 20:02| 山口 ☁| 悪性腫瘍・癌・ステージ4の進行癌や転移癌 | 更新情報をチェックする

2015年09月18日

薬局には間違いありませんが、漢方薬の専門薬局です

2008年10月19日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年10月19日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 発送すべき荷物が重なって、荷造りに奔走している最中、お問い合わせの電話。
 しかも代理の人からのお問い合わせで、もっとも苦手とするところ。

 県内であるにもかかわらず、なにせ遠方なので、とおっしゃる。
 ご本人が漢方薬に賭けてみようという熱意が足らない場合は、しかもどこの漢方薬局でも治せそうな慢性疾患で、命にまったく関わるような内容でもない。

 県内であるのに、遠方だからと電話相談で済まそうとされる代理の人の話には応じるわけには行かないので、早々とお断りした。

 すると、

「おたくは薬局でしょう!?」


 と、例によって例の如しの詰問口調。

 薬局には違いありませんが、漢方薬の専門薬局です。
 したがって、皆さんご本人が漢方薬に賭けてみようという真摯で熱意のある人達ばかりが集まるところなので、お問い合わせ場所が違っておられます。


 あれだけ忙しかった午前中から午後にかけて・・・ところが、夕方前からとんでもなく暇になって、老体をしっかり休めることができてホッと一息。

午前中には、転移癌に対する配合の一角に通導散も飲んでもらっている人が、快便で喜んでおられたが、体力もしっかり回復して、どこまで漢方薬がサポートし切れるか、というよりも当然、根治の助けになってくれることを念じている。
 これまでの奇跡の数々を合計すれば、すでに奇跡とはいえない数にのぼっている。

 ともあれ、明日の土曜日は新規相談者の受付はないので、しかも午前中だけの半ドン。
 その後は楽しみな連休の4日間。
 猫と戯れる毎日となることだろう。

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2008年10月19日の茶トラのボクチン(4歳)
2008年10月19日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2015年09月17日

教師に暴力を振るう小学生が急増中というが

2010年9月18日の茶トラのボクちん(6歳)
2010年9月18日の茶トラのボクちん(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 教師に暴力を振るう欲求不満の小学生たちが増え続けているという。
 これは何を意味するのか、皆で考えてみるがよい。

 人間は、ネコよりも劣る動物であることを、またまた強く証明されるばかりだろう。

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2012年9月18日の茶トラのボクちん(8歳)
2012年9月18日の茶トラのボクちん(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2012年9月18日の茶トラのボクちん(8歳)
2012年9月18日の茶トラのボクちん(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ

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2015年09月16日

思い込んだら百年目というのだろうか? どうしても納得させることが困難な人達

2008年9月17日の茶トラのボクちん(4歳)
2008年9月17日の茶トラのボクちん(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 先日、ヒゲジジイの大昔の著書『求道と創造の漢方』をアマゾンを通じて、古書店から2万円も支払って購入したと言う人の領収書を持って、某メーカーさんの社員の人が、
「儲けましたねっ!」とでも言いたげに、やって来られたのには、憮然とさせられた。

 あのような古本というのは、とうぜん販売業者の商売の範疇で、著者にはまったく無関係であり、こちらには1銭も入ってくるものではない!
 当然のことである。

 古本や古書というものは、著者とはまるで無縁の商売であることを言葉を尽くして説明しようとしても、ハナからこちらの言うことを信用してない表情なので、馬鹿バカしくなって話すのもイヤになった。

 ほどほどの教養人と思っていた人でも、古書業界の仕組みについて、こんなに無知であることに唖然とさせられたが、その伝で行くと、昨今の安保法案の騒動で思い当たることが大いにある。

 まったくあの60年安保の時代と同じであるが、実際にはあの頃は比較にならないくらいに、もっと激しい闘争となり、樺美智子さんのような悲しい出来事喪あった。
 
 あれだけ騒動した60年安保だったが、その安保条約のお陰で、今日まで平和が保たれた日本の過去を、皆がいつの間にか完全に忘れている。

 今回もヒステリックな反対派を見ていると、性懲りないものだと呆れるばかり。

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2012年9月17日の茶トラのボクちん(8歳)
2012年9月17日の茶トラのボクちん(8歳) posted by (C)ボクチンの母

 
posted by ヒゲジジイ at 19:06| 山口 ☔| とんでもない話や、信じられない困った話 | 更新情報をチェックする

2015年09月15日

ステージ4であっても、出だしはとっても順調な人達

2009年9月16日の茶トラのボクちん(5歳)
2009年9月16日の茶トラのボクちん(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 ステージ4の人達は、お一人は10日間の服用で明らかに血色がよくなり、鬱傾向が明らかに軽減。

 お一人はまだ僅か15日足らずの服用で超音波検査を受けたところ、腹水はほとんど消退し、肝臓の丸い転移巣の部分が明らかに死滅しているという。
 死滅した細胞は、マクロファージなどの貪食細胞が大掃除をする手筈だが、それにしても、エコー検査でそこまで判明するとは、驚きである。
 当然、体調は上向いている。

 肝転移のある膵臓癌の男性は、一気に体調良好となっていたのに、便秘が続くので病院でもらっていた下剤を勝手に4倍量を服用したら、排便は得たものの、副作用で気分が悪くなったと再来されたので、そんな今から自殺行為をするべきではないと厳重に注意して、通導散を追加服用してもらうこととなった。

 新規相談の転移癌の人達は、このように出だしは順調に経過しているが、新しく来られているアトピー性皮膚炎の人達は、まだ10日前後では即効は得られず、むしろ上記のように、ステージ4の人達の方が、あきらかな効果が見え、少なくとも3人のうち2人は即効が出ている。

 いずれにせよ、まだまだ漢方薬をはじめたばかりだから、エンジンがかかるのはこれからである。

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2010年9月16日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年9月16日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年9月16日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年9月16日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 20:25| 山口 ☁| 悪性腫瘍・癌・ステージ4の進行癌や転移癌 | 更新情報をチェックする

2015年09月14日

先週の疲れが月曜日にまで残って

2010年9月14日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年9月14日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 ブログの更新の気力もない。

 相談者が集中した先週の疲れがまだ残っているのか、久しぶりに食欲もなく、朝からけだるい月曜日だった。

 また夜中12時を過ぎて、プレミアリーグの岡崎の試合を観戦して寝不足となり、さらに追い討ちをかけた(苦笑。

 でも、読書の方は、
魚川 祐司 (著)『仏教思想のゼロポイント: 「悟り」とは何か』が面白くて止められない。

参考ブログ:2015年09月12日 日本仏教はなぜ「悟れない」のか?

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2010年9月14日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年9月14日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年9月14日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年9月14日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 23:12| 山口 ☁| 近況報告 | 更新情報をチェックする

2015年09月12日

漢方薬による抗癌剤の副作用軽減効果について

2010年9月12日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年9月12日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 抗癌剤治療時に、各種漢方薬や中草薬を適切に用いれば、抗癌剤のさまざまな副作用を軽減できることはよく知られているが、長年の経験では最も顕著に軽減効果を発揮するのは牛黄なのではないかと、長年の経験から個人的には思っている。

 牛黄は中国の各種専門的な文献では、幅広い抗癌効果を記載されているが、現実的には、病院治療における副作用の強い抗癌剤による副作用軽減効果も、相当な能力を発揮しているように思われる。

 ステージ4の悪性リンパ腫の高齢者で、抗癌剤を6クールも行うことできたのも、牛黄製剤と各種中草薬の併用お陰である。
 その結果、不治を宣告されていたものが根治するに至っている。

 初期には4クールで終える予定が、あまりにも副作用が発現しないので、予定を延長して6クールまで行うことが可能となり、ほとんど副作用らしい副作用もなく、骨髄破壊もほとんど見られなかったので、主治医が不思議がられていたほどである。

 過去には、抗癌剤の副作用に耐えられないので、漢方薬によって副作用を軽減できるものが何か一種類だけでもお願いしたいというケースでは、いずれも牛黄単味か、あるいは牛黄+人参の配合製剤によって、速やかに軽減効果を発揮したことが多い。

 蛇足ながら、不摂生極まりないヒゲジジイは、常連さんや愚妻のように、多種類の漢方薬を何十年も継続するの根気がなかったが、牛黄製剤と我朮製剤の2種類だけは1日3〜4回、30年以上1日も欠かさず服用し続けて来たお陰か、65歳になる現在まで、まだ一度も癌がお出ましにならない。

 きっと、この長期間の徹底した牛黄製剤と我朮製剤の服用のお陰に違いないと思っている。

 でも、この年齢になれば、遅かれ早かれ癌患者のお仲間に入る可能性は十分にあり得ることだが、何とか65年間無事に過ごせているのは、優秀な牛黄製剤と我朮製剤のお陰であったろうと確信しているところである。

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2010年9月12日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年9月12日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年9月12日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年9月12日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

ラベル:牛黄

2015年09月11日

質問しようとしたら看護師さんに、唇に指1本をあてて、きつく制止されて以後の恐怖体験

2008年9月12日の茶トラのボクチン(4歳)
2008年9月12日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 転移癌で腹水のある女性が、長きに渡った西洋医学治療に見捨てられた思いで、漢方相談に来られた。

 例によって、万が一のことがあっても、今生で頑張っておれば、ご褒美としてあの世ではずいぶん楽ができるし、いずれは皆とも再会できるのだからと、万一のときの恐怖心をしっかり取り去ってもらった。

 さっそく漢方薬類によって直ぐに疼痛が消え、腹水もやや軽減してきたところで、つくづく述懐された過去の恐怖体験。

 やや特殊な免疫療法を受けたときのできごと。
 説明が終わったところで医師に疑問点を質問しようとしたところ、医師の後ろに控えていた看護師さんが、血相を変えて唇に指を1本あてて制止された。
 その形相に驚いて、完全に萎縮してしまい、質問ができなかった。

 その後に、質問しなくてよかったと胸を撫で下ろす恐怖体験をすることとなった。

 他の患者さんがその医師に説明を受けた後、質問をしている声が聞こえたかと思う間もなく、激しい剣幕でその医師が患者さんを大声で罵り、叱り飛ばす声がモロに聞こえてきたというのである。

 その治療を受けること半年以上、却って1.5cmの転移巣が4.5cmに増大したのも、その恐怖体験の影響が大きかったかもしれない。

 もしかして、というより、きっと、こういう横暴なお医者さんは、あの世に帰ったときには、光の少ない暗い世界に長期間閉じ込められて、しっかり反省しない限りは、なかなか出て来れないに違いない。

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2010年9月12日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年9月12日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 22:29| 山口 ☀| 日本残酷物語 | 更新情報をチェックする

2015年09月10日

不安の源泉は、ほかでもない・・・

2008年9月11日の茶トラのボクチン(4歳)
2008年9月11日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 本日は新規相談者が続いたが、やや遠方から来られた女性は、死に病でもないのに、過度に不安が強すぎるので、その不安の源泉をしっかり見つめるように強く反省を促した。

 ほかでもない、不安の源泉は、皆が共通する死に対する不安である。
 その不安を解消する方法を伝授しておいたが、それを素直に受け取る人ほど、本来の目的の各種疾患に対する効果が向上しやすい。

 昨今は40〜80代にかけて、様々な原発巣による転移巣と腹水や腹満を伴ったステージ4の新規相談者が続いているが、むしろこれらの人達の方が、しっかりと性根が座っている。

 また30代の人でも、ステージが浅くて幸いなことから、手術前からしっかり漢方薬で体質を強化し、仕事を続けながら人生初の大イベントに備えているというのに、上記のように通常の慢性疾患くらいで過度に不安を持たれる人達は、これらの人達を見習うべきである。

 いかに死の恐怖を乗り越えるかという問題については、必ず個別的にそれぞれ伝授しているが、素直に納得される人ほど前向きに頑張って、その後の経過が明らかに向上することは既に述べた通りである。

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2008年9月11日の茶トラのボクチン(4歳)
2008年9月11日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2009年9月11日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年9月11日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 20:46| 山口 ☀| 哲学の煙(けむり)と漢方薬 | 更新情報をチェックする

2015年09月09日

膵臓癌で肝臓転移も伴う諸症状に対する漢方薬服用1週間以内の改善効果

2009年9月10日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年9月10日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 膵臓癌で肝臓転移があり、食欲減退で疲労倦怠感も顕著、腹部膨満に遺尿まで伴い、一度目の抗癌剤治療で高熱を発して副作用にのた打ち回ったといわれる80代の男性。
 主治医からは余命半年と宣告されている。

 そこで膵臓癌に対する過去の相談事例も参考に、精一杯の配合を飲んでもらったところ、短期間に即効を得た。

 1週間の服用で劇的な効果あり、暗くくすんでいた顔色は生気を取り戻し、うつろだった眼光はしっかりと精彩を取り戻し、遺尿もなくなり、食欲も回復した。
 その間には2度目の抗癌剤治療を受けたが、今回は高熱を発することも無く、ほとんど副作用は感じなかった。

 体力も一気に回復したことから、趣味の農作業も日々楽しんでやられている。

 僅か短期間で超即効が出ているのも、体質と病状にしっかりフィットした漢方薬の配合もさることながら、数十年来の常連さんの御家族という信頼感も大きく手伝っているのは間違いないことだろう。

 決して甘くはない手術不能の膵臓癌でも、過去には抗癌剤治療なしに、漢方薬類によって諸症状を3年間も完全に消滅させた事例もあるので、記録を伸ばして最低でも5年間は無症状で、できれば根治までを期待したいところである。

 但し、主治医からは抗癌剤を受けるかどうかは御家族で話し合って決めて欲しいということだったので、御家族は受けるべきではないという意見なのに、ご家族の反対を押し切って、ご本人は抗癌剤治療も積極的に受けたいということなので、今後も受ける抗癌剤の副作用の推移も気にかかる問題である。

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2010年9月10日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年9月10日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 
ラベル:膵臓癌

2015年09月07日

40代の転移癌の人達も皆さんお元気で

2010年9月8日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年9月8日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 先日も新たに40代の転移癌の新規相談者が来られたが、本日は以前から続けられている同年代のお2人が偶然、直接遠路を補充購入に来られたり、発送依頼の人など、偶然が重なった。

 それぞれ原発巣は異なるものの、2年近くなる人と、既に2年半経過している人。

 いずれの人も体調すこぶる良好で、徐々に好転する一方の人は、骨転移も内臓転移もすべて消失して、残っている部分的なものが存在するものの、一度も逆行したことはない。

 もうお一人は、一時は劇的に根治に向かう勢いだったが、昨年は止む負えない1ヶ月間の無理が祟って逆行したことが今年の春を含めて2度あったものの、ここ2ヶ月は急速に再度体調が好転して、昨年の勢いを取り戻している。

 早くからホスピスを紹介された人もおられるが、あまりに体調がよいので、一度相談に行っただけで、検査も行かずに、体調の好転を頼みに、割り切っておられる。

 他の40代の初期癌の人達は、手術と前後の漢方薬の併用で、極めて根治率が高いのだが、転移癌ともなれば、状況によっては抗癌剤などの西洋医学的な治療が却ってアダとなって、漢方薬のサポートに頼らざるを得なくなった人も珍しくない。

 そのような40代の転移癌の人でも、しっかり根治したケースもあることは、既にこのブログでも何度が書いたことがある通りである。

 他の年代層(50代以上)の転移癌で当方の漢方薬を利用されている人達も、このブログをご覧になっている人も多いようなので、若い年齢層の人達も、このように頑張っておられるのだから、少しでも皆さんの励みになって頂ければと思います。

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2010年9月8日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年9月8日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 23:25| 山口 ☁| 悪性腫瘍・癌・ステージ4の進行癌や転移癌 | 更新情報をチェックする