2015年08月15日
20世紀以降、真に価値ある哲学者はただ一人、カール・ポパーのみ!
2010年8月15日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
連休中くらいは、漢方薬の仕事のことはすべて忘れたい。
タイトルの問題。ポール・ジョンソン著の『ピカソなんかぶっ飛ばせ』の中の「役立つ哲学者が欲しい!」というコラム記事に書かれていた主旨で、まったく同感。
バートランド・ラッセルは、主張するところがしばしば矛盾したり、突然意見が変わったり、結局は世の中に何の役にも立たない哲学者だったし、サルトルのごときは、暴力の使用価値を弟子たちに吹聴して、カンボジアの大虐殺を引き起こした張本人、ポル・ポトなどクメール・ルージュを生んだ。
ひところヒゲジジイ自身が夢中になったヴィトゲンシュタインは、証明できるものは何もない、という結論で、それこそ何にも役に立たない哲学者だった。
タイトルのカール・ポパーは、マルクスとフロイトこそ、似非哲学者の代表格とみなしていた。
マルクスやフロイトは、死ぬまで誤った仮説を証明しようと躍起になり、重要な否定的な証拠があっても認めようとしなかった。
そこで本物の有益な哲学者、カール・ポパーについては、日本で翻訳されたほぼすべての書籍を早くから所持しているものの、すべてを目に通したわけではないが、全体主義や絶対主義の罪を暴き出した『開かれた社会とその敵』や、流行思想の餌食にならないような万能ワクチンとしての『歴史主義の貧困』。
つまり、社会や歴史が理念で動くなどと考えるのは、大間違いもいいところ。いかに左翼思想が危険なものであるかを思い知る。
科学方面では永遠のバイブル『科学的な発見の論理』。
このブログの読者には無縁な話なので、不人気であることは承知の記事でした。
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2010年8月15日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 08:44| 山口 ☀| 哲学の煙(けむり)と漢方薬
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