2008年12月31日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母
本来なら、昨日のブログに書くべき内容。
しかしながら、クレマー騒動の顛末の飛び入り記事て、書くのが一日遅れてしまった。
少なくとも、過去のクレーマーを分析すると、どうやら人に紹介されて来られる人の一部の人が問題で、「紹介されたから、来てやったんだ!」という驕りがある人達のように思われる。
なかでも「師」が付く人からの紹介で来られる場合では、特にクレーマー豹変率がさらに高いように思われる。
だから、紹介されるのはアリガタメイワクとしか言いようがないのである。
それはともかく本題である。
アトピーのベテラン組の苓桂味甘湯での実験は、あと一歩もの足らなかった全身の保湿と顔面の軽度の紅潮が、従来から必須の猪苓湯と併用することで、一気に効果が出て、この乾燥期の真冬にかかわらず、肌の状態はかなり理想に近い状態になったという報告を得た。
この報告は29日(月)の最終日の来訪で判明。メールで報告しようかと思ったが、直接来訪して伝えたかったという男性だが、重症だった時期から既に何年も経過しているだけに、必要な方剤は、現時点では苓桂味甘湯+猪苓湯のみ。
重症だった初期に5種類以上の方剤を必要とした頃に比べれば、配合方剤は激減しているのは、8割以上の改善が得られて久しいので、当然である。
漢方薬の運用方法を、村田漢方堂薬局でしっかり学んだ人だけに、風邪や肩凝りに葛根湯製剤を利用したり、胃腸関連では藿香正気散など、そのほか雲南田七など中草薬類なども常備して、そんじょそこらの薬剤師よりも、漢方の使用方法に習熟しているくらいである。
ところが、同じ日に来局された苓桂味甘湯オンリーでテストしてもらった人は、それほど目立った効果は無いので、もともとフィットしていた猪苓湯を追加してもはっきりしなかった。
苓桂味甘湯の【効能・効果】
体力中等度以下で、手足が冷えて顔が赤くなるものの次の諸症: のぼせ、動悸、からぜき、のどのふさがり感、耳のふさがり感
以上の症状がほとんど全部出揃っている稀有な人であったが、アトピーに対する3名のテストでは、この効能・効果に最もフィットしている人が、逆に最もフィットしなかった。
要するに失敗である。
そこで、今度はかなり裏読みした弁証論治によって、独活葛根湯、桔梗石膏、衛益顆粒、猪苓湯の各エキス製剤に切り替えることとなった。
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ラベル:苓桂味甘湯