2008年12月26日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ
加味逍遥散がよくフィットする人に、しばしば質問されるのは、規則的に3回服用する以外にも、イライラしたときなどに、頓服で使用してもよいだろうか?というものである。
規則的に服用しているときでも、服用後は即座に鎮静作用を感じて、とても気分が落ち着いて平穏な気分になるという女性は多いが、部下が逆らってイライラするときなど、実際に頓服で服用すると、心が治まるという医療関係者も多い。
実に奇妙なことに(本当は奇妙ではない理由があるかもしれないが)、医療用の加味逍遥散では、このような効果を感じたことがなかった人達も多く、これが同じ加味逍遥散かと不思議がるほどの感慨を漏らされることが多い。
某社の某氏が言うように、「それは先生が出すから効くんじゃないですか?」というのはあまりにも穿ち過ぎた話で、これが品質に優劣の差が顕著に出やすい天然生薬を原料とする漢方製剤の宿命だろう。
過去、同じ漢方処方のエキス製剤同士の効果を比較検討した実際例でも、顔面の皮膚疾患に対する茵蔯五苓散+猪苓湯の効果の比較において生じた由々しき問題である。
フィットしているはずの茵蔯五苓散+猪苓湯の配合が、医療用漢方ではまったく無効なので、その患者さんを担当した勉強熱心な医師が、村田漢方堂薬局に紹介されたので、ヒゲジジイも同じ配合を飲んでもらったところ、保険の利かない市販の製剤では即効を呈した、という何とも不思議な問題。
この実例は既に二十年近く前に、ウチダ和漢薬発行の月刊「和漢薬」誌に発表しているので、漢方を専門とする薬剤師や医師は目を通している人も多いだろう。
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2009年12月26日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ
2009年12月26日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ
2009年12月26日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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ラベル:加味逍遥散