2014年12月25日
十年来の激しい腰痛に最初は超即効が出ても、数ヶ月は紆余曲折を経て効果が安定するまでに半年近く
2010年12月25日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
以前も少し書いた実例で、10年来の腰痛で、様々な西洋医学治療やそのほか、様々な治療を受けても治らなかった女性。
風呂で温まると却って症状が悪化するという稀有な反応で、10年来にしては熱証であり、痩身の見かけからは意外。
そこで、清熱・祛風・活血・除湿の方意の配合にて、超即効で症状は軽減するも、1ヶ月も経つ頃には、次第に効果が落ち始めた。
風呂上りに悪化することは皆無となったが、むしろ最近は風呂で温まることで楽になるというので、清熱薬を中止して、引き続き祛風・活血・除湿の方剤で様子をみるが、もう一歩ものたらない。
そこで、引き続き祛風・活血・除湿の方剤に、活絡の作用のある中草薬で増強したところ、次第に安定した効果を発揮しはじめ、昨今では疼痛を感じることがほとんどなくなったので、通うのを止めて、通信販売に切り替えることが出来た。
効果が安定するまで、このような微調整を繰り返して、半年かかっている。
初期に超即効が出たからといっても、そうそう短期間で治るものでもない。
要するに、腰痛に限らず、他の様々な疾患でも、漢方薬の適切な配合によって、最初に超即効が出ても、数ヶ月は紆余曲折を経て、しっかりと効果が安定して、治癒に近い状態となるのは、半年以上かかるのは、当然といえばトウゼン。
長年続いた疾患で、しかもあらゆる治療に抵抗していたものが、漢方薬がどれほど素晴らしいものであっても、そんなに一朝一夕で治る筈もないのである。
だから当然のことながら、治療を徹底するには、さらに長期間服用を続けて、体質改善を行う必要があるのだが、再発覚悟で好い加減で休薬するか、それとも再発を恐れてなお続けるかどうかは、もちろん個人の自由ですっ。
現に、ヒゲジジイ自身が、自分に適した腰痛の漢方薬の服用を怠っていたら、覿面再発して、慌てて再開したら、即治したが、また服薬をサボると再発するのは目に見えているので、年齢的には迂闊に中断できないことが分かって、情けないやら悔しいやら。
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2010年12月25日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
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2011年12月25日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 00:00| 山口 ☁| 椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・腰痛・坐骨神経痛・ぎっくり腰(魔女の一撃)
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