2014年12月12日

新発売の茯桂味甘湯エキス製剤の話・・・は最初だけ

2008年12月12日のボクチン(4歳)
2008年12月12日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 最近、小太郎漢方さんから、茯桂味甘湯のエキス製剤が新発売された。
 茯苓・桂皮・五味子・甘草の僅か4味の配合だが・・・

 この方剤は、中国では肺気腫にしばしば応用されるらしいが、日本でも同病で適応する人が、きっとあるはずである。
 根治は困難にしても、方証相対すれば、各種症状を一定レベル軽減できるのではないかと思われる。

 とうぜんのことながら、肺気腫以外にも、手足が冷える割に、顔が火照って、頭がぼんやりする人や咳嗽など、応用範囲は多岐に亘るが、あきらかな高血圧の人には無縁な方剤かもしれない。

 実際に、数十年前、当時まだマツウラさんの茯桂味甘湯のエキス製剤が市販されていた当時、やや高齢の華奢な女性で、手足が冷える割には、頭がぼんやりして顔が赤く火照り、耳が塞がるというのに、これを飲んでもらって略治した例がある。

 この女性は、軽度の酒皶(しゅさ)的顔貌であったことから類推すると・・・酒皶(しゅさ)の一部の人には、十分に適応がありそうな方剤でもある。

 アトピー性皮膚炎に適応するケースは稀であろうが、理論的には、ほんの一部の人には適応者があっても不思議はない。
 但し、誤って使用すると、却って症状を悪化させかねないので、好転反応などとバカな考えは起こさずに、即中止してもらう必要がある。
 といっても、繰り返しになるが、アトピーに適応するケースは稀だろう。

 ともあれ、村田漢方堂薬局の昨日の話。
 こんな楽な日もなければ、体力も気力も持たない。

 昨日は、地元の常連さん以外は、名古屋から2回目の人が自家用車でやって来られたが、偶然にも、補充の送り注文の発送も、県外では同じ名古屋の人のみ。

 またまた余計な感想ながら、思い出してみれば過去、名古屋の男性達は、実直で真面目な人達が多いという印象が強い。

 昨日までの昼食が遅くなり過ぎるようなこともなく、ブログに貼ったボクチンの写真を眺めて、思い出にふける時間も十分にあったくらいある。

 それにしても、昨日くらいの仕事量がちょうどよく、体調を崩す心配がなくて、楽にこなせるのだが、そんな日ばかりではないのが、痛し痒し。

 西洋医学に見放された人達が多い現実を考えれば、そんな贅沢は言っておれないのだが・・・。

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2008年12月12日のボクチン(4歳)
2008年12月12日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2008年12月12日のボクチン(4歳)
2008年12月12日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年12月12日のボクチン(7歳)
2011年12月12日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年12月12日のボクチン(7歳)
2011年12月12日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ



 
ラベル:苓桂味甘湯
posted by ヒゲジジイ at 00:02| 山口 ☁| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする