2014年11月11日

この仕事はやっぱし、神経を使うな〜っ、といいつつも、この仕事でしか味わえない達成感と、タマに挫折感

2008年11月11日のボクチン(4歳)
2008年11月11日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 昨今テレビやネットニュースで目に付くことは、世間から見たら羨むような成功を得て名をなし、さあ〜これから、ますますイヨイヨ、というところになって急死したり、命に関わる疾患に罹ったり、突然に事故死したりという、まるで「天道、是か非か?」という司馬遷の慨嘆を思い出すような出来事の報道が多い。

 2013年09月20日 地球という物質世界はある種の地獄という考え方

 その点、一般庶民は、そのような極端な有頂天や、あるいは有名人の宿命としての難しい人間関係の激しいストレスがない分、有名人よりも無難かもしれないが、徒然草の53段にあるように、なんでも調子に乗って度が過ぎると、一生、取り返しの付かないような天罰が待っていることもある。

 これらは、いずれも因果応報といえば言えるだろうか。
 いまだに死んだらすべてが終わる、と信じているおめでたい唯物論者が多いようだが、あの世は道徳的な成熟度に応じた、ある種の階級社会らしい(苦笑。

 唯物論科学を絶対視している人も多いが、ところが絶対に解明できない「宇宙のはじまり」というものがある。
 もしも「宇宙のはじまり」が現代科学で解明できたと妄想するときがくれば、はじまる以前の面目如何? 
 唯物論科学で説明できるわけがない。
 あの世が無い、と妄信するのと同類の問題である。

 よけいな前置きが長くなったが・・・

 私事ながら、休日中の食欲と、平日の食欲、とりわけ昼食の食欲が、まるで異なっている。
 
 繊細な神経だから、よっぽどヒマな日でない限りは、昼食時の食欲がプッツリと途絶える。
 
 食べたくは無いが、食べないでいると、午後下がって突然ぶっ倒れそうに強度の疲労感に襲われることがあるので、時間が取れた時点で無理して食べるが、当然のことながら、昼食が美味しいと感じることは滅多にない。

 それほど混む薬局ではないが、というか、このブログのお陰で、よっぽどの決心が付かない限りは、安易な新規相談はお断りという趣旨が、かなり徹底しているおかげで、それほど混まないので、一人ひとりに十分な相談時間が取れる。

 取れるのはよいが、どうしても41年もやっていると、難治性の疾患で、西洋医学はおろか、地元近辺の漢方クリニックや漢方薬局で治らなかった人達が集まりやすいので、どうしても弁証論治にも、裏のまた裏を読まないと埒が明かないケースが多いので、無い頭を振り絞りすぎると、交感神経が異常に興奮するのか、昼食時になっても、空腹を覚えないのである。

 多言多慮、
 うたた相応ぜず。
 絶言絶慮、
 処として通ぜざる無し。

 中医漢方薬学の世界では、最愛の詩偈(上記は三祖、僧璨大師の「信心銘」より)の精神も、一向に通用しない(苦笑。

 いまさら愚痴をいってもはじまらないが、禁句に近い言葉ながら、やっぱし因果な商売である。

 といいつつも、生き地獄から抜け出していく人達に伴走できるのは、この仕事でなければ、味わえない達成感かもしれない。
 タマに挫折感を味わうことがあるにせよ・・・(涙

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2009年11月11日のボクチン(5歳)
2009年11月11日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年11月11日のボクチン(6歳)
2010年11月11日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年11月11日のボクチン(6歳)
2010年11月11日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年11月11日のボクチン(7歳)
2011年11月11日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 00:01| 山口 ☀| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする