2014年11月09日
外科系の方剤運用のヒントが充実、緒方玄芳著『漢方と現代医学と―漢方診療の覚え書』
2008年11月09日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母
1980年に出版された、なつかしい緒方玄芳著『漢方と現代医学と―漢方診療の覚え書』。
緒方先生が御健在な頃、当時『漢方の臨床』誌に互いに記事を連載する者同士のよしみで、金銀花の品質問題などについて、先生より電話を頂いたりして、意見交換をした頃も懐かしい。
それはともかく、本書には外科系の方剤の運用のヒントが豊富で、托裏消毒飲や千金内托散など、とても参考価値は高く、これらの方剤の実際的な運用を学ぶには必読書といっても過言でないでしょう。
当然、その他の外科系の方剤の応用のヒントも豊富。
蛇足ながら、昨今は千金内托散のエキス製剤が、小太郎漢方さんから製造されるようになったものの、以前から熱望していた托裏消毒飲の製造許可については、現時点では許可を得ることはまったく不可能だが、将来、可能性は十分にあり得る。
但し、幸いなことに、村田漢方堂薬局では3種類の方剤や中草薬の併用で、むしろ托裏消毒飲を上回る効果を上げることを早くから実現している。
ともあれ、緒方玄芳先生の思い出や、 托裏消毒飲・千金内托散などの話は、既に
2013年07月27日 日本の漢方はますます衰退して行く(緒方玄芳先生の思い出)
でも書いている。
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posted by ヒゲジジイ at 00:03| 山口 ☔| 漢方薬や中医学の学習方法および懐かしい拙論
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