2009年11月10日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ
これまでも多くの近藤誠氏の著書を読んでいるので思うのだが、今回の新刊は「総まとめ」といった感がある。
出版される前から既に、
2014年10月18日 出版前から懸念される近藤誠著 『がんより怖いがん治療』 は、本当か?!
で書いているように、
近藤誠著『がんより怖いがん治療』の指摘は、半数の人に該当するが、半数の人には、間違った指摘であると思われる、というのが、あくまでヒゲジジイの個人的な感想である。
ただ大きな問題は、抗癌剤などが逆効果に働いてしまう半数?の人達。
抗癌剤の副作用が強い場合でも、多くは漢方薬によって副作用をかなり軽減可能で、しかも抗癌剤も有効に働いて、比較的予後が良いケースが、かなり多いとの実感もある。
ところが、漢方薬によって抗癌剤の副作用をほとんど軽減でき、漢方薬を始めて以後は、驚くほど体調が良くなり、継続することによって抗癌剤の副作用をそれほど感じることもなく、すこぶる良好な状態を維持できているというのに、検査上では、癌の病巣が小さくなるどころか、ますます増大しつつあるケースが、実際にタマに存在する。
体調の良好なのとは裏腹に、病巣が増大するというケースである。
これなどは、明らかに抗癌剤が無効であるばかりか、むしろ逆効果に働いている証拠でもあろうから、こういうケースこそ、がんより怖いがん治療、という指摘が、現実のものとして感じられる。
このようなケースでは、当然、抗癌剤治療の中止を提言すべきだが、状況的になかなか切り出しにくいケースもあるので、どうやって切り出したものかと思案していると、不眠の夜が続いてしまう。
また、結果的に不適切な抗癌剤によって、突然、急激に悪化して、新たに脳転移が出現したケースに何例か相談を受けている。
それゆえ、近藤氏の新刊のタイトル著『がんより怖いがん治療』は、あながちすべてが間違っているとは言えないと思われる。
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2009年11月10日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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