2014年11月30日

延年半夏湯証および慢性膵炎が疑われる女性からの全文と、それに対するお返事メール

2008年11月30日のボクチン(4歳)
2008年11月30日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:40〜49歳の女性
【 職 業 】:主婦
【 地 域 】:東北
【 お問い合せ内容 】:お忙しいところお返事いただきありがとうございます。
文字化けしていたようで大変失礼いたしました。
もう一度全文お送りしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

お問い合わせ内容 :  はじめまして。以前からよくブログを見させていただいております。お忙しいところ大変申し訳ありませんが、少し教えていただければと思いメールいたしました。

 3年半ほど前、震災後で体を動かしていないのでヨガをしていたら急に左肋骨奥がつって15分くらい動けずその後から波があるのですが定期的に痛みがあります。
 最初は肋骨周辺を痛めた程度かと思っていたのですが痛みが食後や油もの、カレーコーヒーなどを食べるとてきめんきます。

 今年に入り、痛みが毎日のようにあり、左胸下、左肋骨奥、左肩甲骨奥、みぞおち左などいろいろ場所をかえ、痛み方も鈍痛、膨満感、キリキリ、えぐられるような痛みといろいろです。

 病院へも大きいところや消化器専門などたくさん行きました。血液尿検査、エコー、胃カメラ、CT、大腸検査などしましたが全部異常なしでした。

 漢方薬局にもお世話になっておりますが柴胡桂枝湯(粉)、抑肝散陳皮半夏(粉)、ウイキョウ牡蠣木通(煎じ薬)をいただいて半年飲んでいますがあまり変化はありません。

 一連の症状をみると自分では慢性膵炎か膵臓が弱くなってきているのかと思うのですがいつも否定されます。

今週に入り痛みがきつく全身倦怠感もひどく外出もつらくなり白飯と野菜少々の日々で舌は真ん中がぱっくり割れていて全体的に白いです。

 消化器内科で再度検査をしましたが全く異常なく、ツムラの大建中湯を渡されましたが以前の先生のブログでは症状によっては大建中湯は危険なこともあるとあったので今の状態で飲まないほうがいいでしょうか。

あと漢方薬局のかたのお父様が容態が悪いようでお店を少し休まれるようでその間何か痛みが取れるような漢方があれば参考にさせていただきたいと思っております。

 メールの症状だけでは不十分なのは重々承知しておりますが書ける範囲でお願いできればと思います。

2009年11月30日のボクチン(5歳)
2009年11月30日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:

 今回は全文、文字化けはありませんでした!
 前回頂いた、そちらのメールアドレスは、どこかに記載ミスがあったようで、お送りしたお返事メールは、届かなかったと思います。
 今回は正しく記載して頂いていればよいのですが・・・・

 大建中湯の件ですが、腹部に明らかな冷え痛みを感じるようであれば、服用してみる価値はあります。

 漢方薬の運用では、もっとも重要な判断材料は寒熱の問題です!

 腹部に明らかな冷えを感じるようであれば、たとえピントがずれていても、大建中湯を服用しても、大きな問題は生じることは滅多にありません。
 まずは少しでも苦痛が取れるかどうか、試してみる価値があるかもしれません。

 腹部や疼痛のある患部に冷え痛み的な部分を感じるのに、大建中湯であまり効果がなければ、やはり左に症状が偏っていることから、漢方処方としては、延年半夏湯が有力候補となります。

 もしも大建中湯で効果がなければ、他の漢方薬局さんでも見つけて、フィットしそうかどうかを相談されるとよいと思います。

 というのも、延年半夏湯のエキス製剤は、保険適用の製品はなく、製造許可され市販されているのは小太郎漢方さんだけです。

 取り急ぎ、お返事まで。

2009年11月30日のボクチン(5歳)
2009年11月30日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

折り返し頂いたメール:

 土曜日のお忙しい中、いろいろと教えていただき本当に感謝しております。

 まずは大建中湯で様子をみて、症状がかわりなければ、漢方薬局さんで延年半夏湯の相談をしてみようと思います。

 実は1年くらい前に先生の奥様の左側の痛みのブログをみて、コタローの延年半夏湯を一箱試してみたことがありました。その時は症状は少し落ち着いていたように思います。
 今回は薬局さんにきちんと相談し、服用してみようと思います。

 こんなに痛いのにどこも悪くないと言われ続けていたので先生に膵臓が弱いのではないかと言っていただきスッキリいたしました。

 こちらでも症状をよくわかっていただける漢方薬局さんんもう一度探して頑張りたいと思います。

 本当ありがとうございました。
 先生も毎日お忙しいとは思いますがお体に気をつけてください。

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2009年11月30日のボクチン(5歳)
2009年11月30日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2010年11月30日のボクチン(6歳)
2010年11月30日のボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年11月30日のボクチン(7歳)
2011年11月30日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ



posted by ヒゲジジイ at 00:03| 山口 ☀| 胆石症・胆嚢炎・脂肪肝・肝機能障害・慢性膵炎 | 更新情報をチェックする

2014年11月29日

慢性膵炎かもしれない人からの問い合わせメールだが、返信してもメールが届かない!

2008年11月29日のボクチン(4歳)
2008年11月29日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 以下、問い合わせメールがあるも、文面の途中から文字化けで解読不能ながら、お返事メールを送っても届かない!
 心当たりのあるご本人が、気が付かれたら、正確なメールアドレスをこちらの問い合わせフォームから送って頂きたい⇒お問い合わせや御質問

ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
年齢 : 40歳〜49歳の女性
簡単なご住所 : 東北地方
お問い合わせ内容 :  はじめまして。以前からよくブログを見させていただいております。お忙しいところ大変申し訳ありませんが、少し教えていただければと思いメールいたしました。

 3年半ほど前、震災後で体を動かしていないのでヨガをしていたら急に左肋骨奥がつって15分くらい動けずその後から波があるのですが定期的に痛みがあります。
 最初は肋骨周辺を痛めた程度かと思っていたのですが痛みが食後や油もの、カレーコーヒーなどを食べるとてきめんきます。

 今年に入り、痛みが毎日のようにあり、左胸下、左肋骨奥、左肩甲骨奥、みぞおち左などいろいろ場所をかえ、痛み方も鈍痛、膨満感、キリキリ、えぐられるような痛みといろいろです。

 病院へも大きいところや消化器専門などたくさん行きました。血液尿検査、エコー、胃カメラ、CT、大腸検査などしましたが全部異常なしでした。

 漢方薬局にもお世話になっておりますが柴胡桂枝湯(粉)、抑肝散陳皮半夏(粉)、ウイキョウ牡蠣木通(煎じ薬)をいただいて半年飲んでいますがあまり変化はありません。

 一連の症状をみると自分では慢性膵炎か膵臓が弱くなってきているのかと思うのですがい

 ここから文字化けが続いて以下、判読不明の文章が続く

2008年11月29日のボクチン(4歳)
2008年11月29日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 せっかくお送り頂いたメールの後半は、文字化けで判読不能でした。
 折り返し、全文を返信メールで、お送り願えないでしょうか?

 ところで、判読できる部分だけで予測できるのは、ご指摘の通り、膵臓関連が怪しいものと思います。
 
 症状が左にばかり偏っている場合は、漢方的には延年半夏湯がフィットすることが多いので、現在通われている漢方薬局で、この可能性はないのかどうか、しっかり相談して見られるとよいと思います。

 取り急ぎ、お返事まで。

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2011年11月29日のボクチン(7歳)
2011年11月29日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年11月29日のボクチン(7歳)
2011年11月29日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年11月29日のボクチン(7歳)
2011年11月29日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母


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2014年11月28日

葛根湯と独活葛根湯

2008年11月28日のボクチン(4歳)
2008年11月28日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 アトピー性皮膚炎に葛根湯が中途半端ながらフィットする部分のある人。
といっても項背部に対する効果だけで、前の首にまでは効果がないということなので、ふっとひらめいて、独活葛根湯に切り替えて比較してもらうことになった。

 五十肩の例で言えば、明らかに葛根湯証があるように見えても、葛根湯では無効で、独活葛根湯であれば超即効という例は枚挙に暇がない。

 葛根湯に地黄と独活が加わったものが、独活葛根湯である。
 保湿の地黄と、祛風の独活が加わると、体質と症状によっては、アトピーにより効果的な可能性も高い。

 上記の人は関東地方の人だが、関西地方の人にも葛根湯が一定レベルフィットしている人がいるので、独活葛根湯といずれがよりフィットしているか、実験してもらうことも考えている。

 但し、いずれの人達も他方剤の数種類の併用方剤を必要としている。
 また、過去41年間に、葛根湯や独活葛根湯のみで、アトピーが9割以上の安定が得られたケースは皆無。
 いずれも他方剤との併用を必要としたケースばかり。

 本日は別段に書くことも見つからなかったので、最近の出来事をピックアップしてみた。

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2009年11月28日のボクチン(5歳)
2009年11月28日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2009年11月28日のボクチン(5歳)
2009年11月28日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2009年11月28日のボクチン(5歳)
2009年11月28日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 00:08| 山口 ☀| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2014年11月27日

合成医薬品漬けとなっている人に漢方薬を介入させるのは至難の業

2008年11月27日のボクチン(4歳)
2008年11月27日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 時折遭遇する困った事例。

 長期間の慢性疾患で、抗生物質や消炎剤、鎮痛剤など多数の合成医薬品が投与されており、またそれによって胃障害を生じているために、胃症状を緩和するために、なお数種類の投薬を受けている。
 人によっては、合計すれば10種類を越す合成医薬品を続けている人も珍しくない。

 そのような状況下で、病状は最悪の状態は脱しているものの、完全に慢性化して、西洋医学の治療薬を中止すると、症状が強く再発し兼ねないので、止めるに止められない。
 お気の毒ながら、どうしようもない悪循環に陥っているとしか言いようがない。

 このような化学薬品漬けとなっている人達から、漢方薬でなんとかならないかと相談を受けた場合、多種類の合成医薬品による胃障害の問題もあり、漢方薬を介入させるには、相当な思案を要する。

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2009年11月27日のボクチン(5歳)
2009年11月27日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2009年11月27日のボクチン(5歳)
2009年11月27日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年11月27日のボクチン(7歳)
2011年11月27日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

 
posted by ヒゲジジイ at 00:07| 山口 ☁| とんでもない話や、信じられない困った話 | 更新情報をチェックする

2014年11月26日

高血圧の最大の原因は濃い味の食習慣

2008年11月26日のボクチン(4歳)
2008年11月26日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 病院の血圧の薬が効かなくなったから、漢方薬で治してほしいという中年男性が来られた。
 
 ふくよかなお腹を見れば、あらゆる面で想像が付く。

 案の定、日々濃い味の食事だが、もともと結婚する前の家庭では、薄味だったのが、親切な?奥様が、濃い味の食事ばかりを作ってくれて、時には濃すぎて困るほどだという。

 原因はそれだから、薄味に切り替えるようにアドバイスすると、最近では以前より薄くはなっているが、それでも結婚する前の実家での食事とは雲泥の差であるという。

 このようなケースは意外に多く、濃い味になると必然的に塩分が増えるので、早晩高血圧になっても不思議はない。

 もともと慢性蕁麻疹に茵蔯蒿湯が適応していた人だから、今回は茵蔯蒿湯+猪苓湯として、食事を徹底的に改善するようにアドバイスして様子を見るようにしてもらうことにした。

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2008年11月26日のボクチン(4歳)
2008年11月26日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2008年11月26日のボクチン(4歳)
2008年11月26日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2009年11月26日のボクチン(5歳)
2009年11月26日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年11月26日のボクチン(7歳)
2011年11月26日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ



ラベル:高血圧
posted by ヒゲジジイ at 00:01| 山口 ☔| 高血圧 | 更新情報をチェックする

2014年11月25日

男は総じて脆く、定年退職後に間もなく・・・

2008年11月25日のボクチン(4歳)
2008年11月25日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 女性に比べて、明らかに男性は脆い。
 定年退職後に、急速にボケがはじまったいう話を、しばしば聞かされる。

 しかも60歳そこそこで、一説に教師や警察官などの公務員に多いと噂される。
 長年続いた緊張が、急にほぐれるのがのがよくないのかもしれない。

 取引先の外交さんが、本来なら70歳まで嘱託で勤められるのに、奥様の勧めで、それよりも早めに退職しようと決心したという。

 とんでもないことで、おそらく楽しいのは1ヶ月くらい続けばよいところ。よっぽど打ち込める趣味が無い限りは、そのうち粗大ゴミと化し、そのうち居場所がなくなることだろう。

 稀には打ち込む趣味があって、退職後に却って水を得た魚のように、大活躍される男性もいないではないが、マレである。

 その点、女性の場合は逆の人が多く、たとえば慢性の血液癌で、嘱託?で長く勤務できるというのに、請われるのを振り切って退職し、もともとの趣味にますます打ち込んだところ、漢方薬の効果がより高まった。
 退職後は西洋医学治療が一切ないまま、20年近い牛黄製剤をはじめとした多種類の漢方薬や中草薬の連用で、ますまず元気に過ごされている。

 人ごとではない。男である自分も、気をつけなければならないが・・・打ち込む趣味は多いから・・・大丈夫とは思うのだが・・・仕事も死ぬまで続けるつもりだが・・・ハテ?

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2008年11月25日のボクチン(4歳)
2008年11月25日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2008年11月25日のボクチン(4歳)
2008年11月25日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2008年11月25日のボクチン(4歳)
2008年11月25日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年11月25日のボクチン(7歳)
2011年11月25日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 

posted by ヒゲジジイ at 00:02| 山口 ☁| とんでもない話や、信じられない困った話 | 更新情報をチェックする

2014年11月23日

新規相談者は受け付けできない半ドンの土曜日、長々とした問い合わせ電話はちょっとネっ

2008年11月23日のボクチン(4歳)
2008年11月23日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 昨日の土曜日は半ドンで、新規相談者は応じることができない日。
 というのに、当方のHPやブログをしっかり読んで、それで電話をかけて問い合わせている、という県内の人。店頭が忙しいというのに、長々と執拗な問い合わせで、受付嬢を釘付けにする。

 もともとHPやブログにしっかり記載していることは、未知の人達の問い合わせは、電話では受け付けないので、質問があれば問い合わせフォームを利用して、メールで問い合わせて欲しい、と明記しているのに、その注意書きを読んでいるはずの人が、それを無視して、忙しい土曜日に電話で問い合わされる行為自体で、漢方相談の受付対象から、完全に除外となる。

 執拗に迫られればなおさら、こちらは完全に拒絶反応が増すばかり。

 そのような電話が傍で続くと、店頭での相談業務に耳障りだから、早く断ってしまいなさいと、受付嬢に強く助言sることにもなる。

 人員の少ない村田漢方堂薬局では、電話の役割は、服用中の人達の問い合わせや、常連さん達の気楽な問い合わせや、補充注文発送依頼のために存在する

 迷っている人達の問い合わせは、電話ではなく、メールで問い合わせて欲しい。そうすれば、丁寧にお断りすることが可能である。

 自己の信念に基づき、確信犯的に村田漢方堂薬局の漢方相談に一定期間、賭けてみるという強い意欲のある人以外は受け付けることはできない。
 それだけスタッフが少ないのと、体力的にも限界がある。

 ところで、人の学歴や出自が気になるらしい、東大出身の比較文学者、評論家、小説家といわれる差別主義者ではない、らしい小谷野敦という人物が、わざわざこちらに電話をかけて、仕事の邪魔をしてくれた経緯を彼のブログで宣伝しているが⇒http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20141110
 大きなお世話である。

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2008年11月23日のボクチン(4歳)
2008年11月23日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2008年11月23日のボクチン(4歳)
2008年11月23日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年11月23日のボクチン(7歳)
2011年11月23日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 00:07| 山口 ☀| ありがた迷惑な話 | 更新情報をチェックする

2014年11月22日

煎じの味のマズさに耐えられないが、濃縮エキスにしたら楽して一生飲めるだろう

2011年11月22日のボクチン(7歳)
2011年11月22日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 昨今、ヒゲジジイにとって、おそらく一生涯必要な中草薬2種類の煎じたお茶を、日々我慢して、猪苓湯や茵蔯蒿湯のエキス剤など、多種類のエキス製剤とともに一緒に飲んでいるが(要するに結石予防だけど)、もはやこの煎じた味の不味さには耐えられない!

 考えてみれば、結石予防の補助として有用な中草薬のエキス製品が存在しないこと自体が、おかしいのである。

 だから、本日のブログはメモがわりに、内容は公開しないものの、奇特なメーカーさんが訪問された日に、濃縮エキスの製品化を依頼するのを忘れないための備忘録として使っている。

 エキスの製品化が実現したら、助かるのはヒゲジジイばかりではない、日本国中のかなりな人達が恩恵を蒙るはずである。

 以上、備忘録でした。

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2011年11月22日のボクチン(7歳)
2011年11月22日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年11月22日のボクチン(7歳)
2011年11月22日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年11月22日のボクチン(7歳)
2011年11月22日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年11月22日のボクチン(7歳)
2011年11月22日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ



2014年11月21日

重度の緑内障による長年の激しい頭痛が清熱滋陰・化痰熄風の配合方剤で治ったら、暑がりになってしまった理由

2008年11月21日のボクチン(4歳)
2008年11月21日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 重度の緑内障に伴う激しい頭痛に、清熱剤とともに釣藤散と杞菊地黄丸の三方剤に高濃度の薏苡仁を併用してもらったところ、頻繁に生じていた激しい頭痛が消失するとともに、寒がりだった体質が、いつの間にか暑がりになってしまった。

 昨日の報告では、手足がポカポカ、上半身も薄着でよいが、例年、この季節になると人一倍、服を着込んできたのに、不思議でならないという。

 その原因は、なんだか分かりますか?
 そもそも服用されている三種類の方剤も薏苡仁にしても、いずれも温める作用はありません。

 ほかでもない、日々、限度いっぱいに使用されていた鎮痛剤が不要になったからにほかなりません。

 という説明を行ったわけだが、鎮痛剤には当然、解熱作用も強く、それによって何年にも亘って冷やされていたから、寒がりになっていたと錯覚を起こしたまで。

 当方の漢方薬を使用するようになって数年以上、服用当初の即効により4度目の手術を免れたばかりか、激しい頭痛も治るにつれ、鎮痛剤が不要になったものだから、本来の体質が出現するに至ったまでのこと。

 これを見ても分かるように、何でも「冷えこそ、あらゆる病気の原因」であると断定して憚らない医師や薬剤師が多い昨今であるが、冷えを作っていたのは鎮痛剤やステロイド剤などの合成医薬品であり、それによって真熱仮寒や寒熱錯雑証に陥っていたに過ぎないケースも五万と見られる

 あらゆる事象で言えることだが、何でも一面的なものの見方をしていると、大きな過ちを犯すことが多いのである。

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2008年11月21日のボクチン(4歳)
2008年11月21日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

2009年11月21日のボクチン(5歳)
2009年11月21日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2009年11月21日のボクチン(5歳)
2009年11月21日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年11月21日のボクチン(7歳)
2011年11月21日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母



ラベル:緑内障

2014年11月20日

天津感冒片や涼解楽および板藍茶や白花蛇舌草の調達が急に目立つ季節が到来

2009年11月20日のボクチン(5歳)
2009年11月20日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 常連さんはもとより、今年の新人さん達でさえ、そろそろ風邪やインフルエンザに備えて、天津感冒片や板藍茶の調達が目立ち始めた。

 なかには初期症状が風寒で始まる人は、初期だけ使用するために、葛根湯など風寒に対処できる方剤を常備する人もある。

 いよいよ、本格的な冬に備える季節が到来したということだろう。

 これまでの風邪のパターンが分かる常連さん達は、上記の方剤類のみならず、参蘇飲や藿香正気散さえ補充される人も目立つ。

 案外冬場にも多いノロウイルス感染に備えて、五苓散を常備するベテランの常連さんは、かなり万全の対策である。

 風邪以外の季節商品では、ひどい冷え性に悩む人達では、急に当帰四逆加呉茱萸生姜湯の錠剤類の調達が目立つ。

 過ごしやすい秋は、毎年、すぐに終わってしまう。

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2009年11月20日のボクチン(5歳)
2009年11月20日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2009年11月20日のボクチン(5歳)
2009年11月20日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ


2009年11月20日のボクチン(5歳)
2009年11月20日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2009年11月20日のボクチン(5歳)
2009年11月20日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ



2014年11月19日

水太りが茵蔯蒿湯+五苓散で、短期間で4Kg痩せた

2009年11月19日のボクチン(5歳)
2009年11月19日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 様々な領域の漢方薬を8年近く利用されている比較的若い常連さん。

 ある重大な疾患が数年以上の複雑な配合によって8割以上の安定した効果が持続するようになって以後の昨今。

 体質によくフィットしている茵蔯蒿湯など多種類の方剤を愛用されているが、もともと折々に利用されていた五苓散を、ふとしたことから、茵蔯蒿湯+五苓散の組み合わせで、しっかり常用してみたところ、短期間に4Kg減量となり、身体がすっきりとして軽くなったという報告があった。

 茵蔯五苓散ではなく、茵蔯蒿湯+五苓散というのに味があるのだが、結果的にはやはり水太りであった証拠で、もともとスポーツマンだったのが、大学院卒業後は、頭脳労働ばかりで、身がだぶついていたところが、大いに引き締まって喜ばれていた。

 長年、漢方薬の利用方法を様々な角度から伝授して来た常連さん達は、ときどき、面白い工夫をやってくれるので、頼もしい(呵呵。

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2010年11月19日のボクチン(6歳)
2010年11月19日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年11月19日のボクチン(7歳)
2011年11月19日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年11月19日のボクチン(7歳)
2011年11月19日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 00:03| 山口 ☀| ダイエットや肥満症 | 更新情報をチェックする

2014年11月18日

紹介依頼:ALS(筋萎縮性側索硬化症)

2008年11月18日のボクチン(4歳)
2008年11月18日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

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【 年 代 】:40〜49歳の男性
【 地 域 】:関東
【 お問い合せ内容 】:はじめまして。

 義父の病状改善について質問させて頂きます。
 義父は今年はじめくらいから体に違和感を感じ始めたとの事。はじめは右腕の違和感で、食事の時に箸を口に運ぶのが出来にくくなってきたのが始まりとのことです。

 その後、整形や脳神経外科に掛かりましたが改善せず、夏頃に神経内科を受診したところ、ALSと診断されました。

 その後、○○の難病機関病院である●●●病院で再検査及びリハビリ入院を経て、先日呼吸器の衰え前にと言うことで、胃瘻の手術をし、本日退院しました。

 病院の検査によると、長年の体を使う職業柄、手足の筋力の衰えは余り無く、発声と呼吸の衰えの方が早いとの診断でした。

 後は週末の一時帰宅時に鍼治療を受けることで、首の痛み改善や発声の改善を感じているとの事です。

 現在このような状態の義父ですが、漢方によっても何か改善があればと思い、ネットで調べていたところ、御社を見つけました。

 地理的にそちらへ伺うのは難しいと思われます。
 こちらの近くで、良い漢方のところをご紹介いただければと思いメール送信させて頂きました。

 お忙しいとは思いますが、何かお返事頂ければと思います。
 よろしくお願いいたします。

2008年11月18日のボクチン(4歳)
2008年11月18日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:

 ALSは、誤診のことがあり得る疾患のようですね。
 それはともかく、

> こちらの近くで、良い漢方のところをご紹介いただければ

 という御質問、しばしば受けるお問い合わせですが、いつもお答えするのは、他所のことはサッパリ分かりません。

 「よい漢方のところ」というのも重要ですが、かならず通える範囲内で、「相性の合う先生」に出会うのも重要かと思います。

 そちらには、東京という大都会が近いはずですので、ネットでしっかり調べて、探されるのが一番だと思います。

 お役に立てずに申し訳ありません。

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2009年11月18日のボクチン(5歳)
2009年11月18日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2010年11月18日のボクチン(6歳)
2010年11月18日のボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2010年11月18日のボクチン(6歳)
2010年11月18日のボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 00:03| 山口 ☁| 筋萎縮性側索硬化症(ALS) | 更新情報をチェックする

2014年11月17日

合わないときは逆効果になりやすい十味敗毒湯

2009年11月17日のボクチン(5歳)
2009年11月17日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 日本全国各地で、と書けば些かオーバーのようであるが、十味敗毒湯で酒皶(しゅさ)に使用された人達が、無効であったというのならまだしも、むしろ余計な発疹が生じて困った話など、しばしば耳に入ってくる。

 アトピー性皮膚炎に酒皶が合併した女性が、十味敗毒湯をフィットしていなかったに関わらず、三ヶ月間も使用したために、全身に湿疹が拡大して⇒2012年02月02日 ニキビ治療に十味敗毒湯3ヶ月連用で各所に湿疹が勃発した人は、 結局は村田漢方堂薬局に関東から通う羽目になった。

 最近でも、近畿地方から通いはじめた酒皶の男性なども、漢方クリニックで十味敗毒湯など、様々な方剤を投与され、却って発疹が生じるので、3軒もクリニックを変えたが、どうしようもなくなって来られた。(当方では清熱剤で症状は半減中)。

 ところで、先日、酒皶でもアトピーでもなく、一般的な湿疹で、漢方薬局からまとめて1ヶ月分の十味敗毒湯を購入したが、却って余計なところに発疹が出現するが、これは瞑眩(めんげん)⇒好転反応なのだろうか?という質問メールが届いた。

 今回は、同月同日の茶トラのボクチンの写真が多かった関係もあって、他のブログ 漢方薬局経営薬剤師の一喜一憂 に掲載したので、御参考までに参照されたい。
2014年11月16日 十味敗毒湯に瞑眩(めんげん)⇒好転反応はあるのか?

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2009年11月17日のボクチン(5歳)
2009年11月17日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2009年11月17日のボクチン(5歳)
2009年11月17日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2009年11月17日のボクチン(5歳)
2009年11月17日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母



ラベル:十味敗毒湯

2014年11月16日

遠隔地から、肝硬変のご相談

2009年11月16日のボクチン(5歳)
2009年11月16日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
年齢 : 50歳〜59歳の男性
簡単なご住所 : 近畿地方
お問い合わせ内容 :

 2013年食道静脈瘤破裂を3度経験し、2度入院、年末に樹脂で固めてもらいました。肝硬変です。

 血液の値は、未だ悪くありませんが、疲労すると熱がこもり下痢をしたり、緑の大便が出たりします。

 悪化を食い止め体を安定させたいと考えています。
 ゴルフも出来ません。

 ある程度、回復出来る漢方薬を処方頂けませんでしょうか。

 身長1●●cm体重1●●kgです。

2009年11月16日のボクチン(5歳)
2009年11月16日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:

 残念ながら、御希望に添えることはできません。
 ご覧になったと思われます当方のHPのトップに記載していますように、⇒ http://murata-kanpo.ftw.jp/
遠近に関わらず御本人の意志と意欲で直接定期的に繰り返し来局できる人のみが対象で、その場合にのみ漢方相談販売を行っています。
・・・(中略)・・・体力的にも一定期間、通うことがかなり困難に近いケースでは、無理して来られて、却って病状を悪化させても困まりますので、お断りせざるを得ません。

 とありますように、距離的に遠方過ぎるのと、通うことで体力を消耗して、病状を悪化させ兼ねないので、不可能かと存じます。

 是非、そちらで体力を消耗しないレベルの距離の漢方薬局か、漢方クリニックをお探し下さいませ。
 取り急ぎ、御連絡まで。

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2010年11月16日のボクチン(6歳)
2010年11月16日のボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2010年11月16日のボクチン(6歳)
2010年11月16日のボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年11月16日のボクチン(7歳)
2011年11月16日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 00:05| 山口 ☁| 肝臓癌・肝細胞癌・肝硬変・ステージ4 | 更新情報をチェックする

2014年11月15日

続:子宮内膜症、チョコレート嚢種、子宮筋腫が併発している女性からのご質問

2010年11月15日のボクチン(6歳)
2010年11月15日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:

 早速、お返事いただきましてありがとうございます。
 村田さんの文面を読んで、村田さんのおっしゃっていることが正しいのだろうと感じました。

 来年春頃手術を受けることを前提に、貴店の処方してくださる漢方薬を試してみたいのですが、下記の質問の答えを教えていただけると幸甚です。

 ある程度効果があることを感じないと、自信をもって手術を受けられないことと、今後の将来設計も計画できません。
 現在は一日6時間程度の仕事をしていますが、体調が落ち着いたら転職し、フルタイムの仕事について、余裕ある収入を得たいと考えております。
 よろしくお願いいたします。

質問1
貴店のブログによると、子宮内膜症は漢方薬で根治しやすい実績があると書かれていましたが、子宮内膜症が治ったと判断するのには病院でどんな検査をしたらいいのでしょうか?腫瘍マーカーの血液検査でしょうか?

質問2
最初はどの程度の頻度で通ったらいいのでしょうか?

質問3
診断しなければわからないとは思いますし、病状でなく体質で処方するものなので、はっきりしないと思いますが、子宮内膜症、チョコレート嚢種、子宮筋腫等などにかかっている患者さんは一般的に漢方薬はどの程度費用がかかっていますか?(現在頭痛、冷えのぼせ、右足の薬指、小指のしびれ、疲れがたまると蕁麻疹などの不調をかかえています)

質問4
予約はいつ頃からとれますか?

2010年11月15日のボクチン(6歳)
2010年11月15日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

>質問1 に対するお返事
⇒必要な検査は病院の管轄です。こちらは病院の専門医ではないので、詳細はさっぱりわかりません。
 医師に相談すべきです。
>
>質問2に対するお返事 最初はどの程度の頻度で通ったらいいのでしょうか?
当方のブログやHPを読まれておられたら、このような質問はあり得ないと思います。
 そちらの地元近辺で、一度も本格的な漢方治療を受けてない人の場合、まずは地元で本格的な漢方薬局を見つけるべきです。
 一つや二つの方剤で改善できるはずもなく、複数のやや複雑な配合を必要とするのに、ましてや、

> ある程度効果があることを感じないと、自信をもって手術を受けられないことと、今後の将来設計も計画できません。

 というお考えで、高い旅費を使って、わざわざ遠慮はるばる来られるには及びません。
 期間限定で漢方治療の効果を確かめる目的で、体力を損ない兼ねない遠方の当方を選ぶべきではありません。
 遠方から来られる人達は、いずれも当方に来られる意義(地元で本格的な漢方相談を数年頑張っても無駄だった人達など)があってのことです。
 貴女の場合、桂枝茯苓丸や折衝飲を試したくらいで、本格的な配合を受けてないのですから、地元近辺で探すべきです。

>質問3に対するお返事
⇒一概に言えません。癌化する可能性の有無によって幅がありすぎます。1ヶ月に換算して、2〜9万くらいでしょうか。
 これよりも、もっと高価な配合を希望され、予防兼治療に使っている人も、もおられます。

> 質問4に対するお返事  予約はいつ頃からとれますか?
当方のブログやHPを読まれておられたら、このような質問はあり得ないと思います。
 予約制ではありません。⇒ 2014年09月07日 予約制にしない理由(これ以上多忙にならいための対策とクレーマー予備軍の選別)

 なお、残念ながら、貴女のように遠方で、しかも地元近辺で本格的な漢方相談を受けたことがない人は、できるだけお断りしています。
 高い旅費を使って、遠路はるばる来られのは、却って体調を崩して、逆効果になっても困ります。

 以上、要するに、大変申し訳ないことながら、お断りせざるを得ないという結論です。
 是非、地元近辺の漢方薬局を見つけて下さいませ。

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2010年11月15日のボクチン(6歳)
2010年11月15日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年11月15日のボクチン(7歳)
2011年11月15日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年11月15日のボクチン(7歳)
2011年11月15日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母



2014年11月14日

子宮内膜症、チョコレート嚢種、子宮筋腫が併発している女性からのご質問

2008年11月14日のボクチン(4歳)
2008年11月14日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
年齢 : 40歳〜49歳の女性
ご職業 : 教職
簡単なご住所 : 遠方
お問い合わせ内容: 

 私は7年前にチョコレート嚢種、子宮内膜症、子宮筋腫が併発していることが発覚しました。

 しばらくは何の不調も感じられませんでしたが、4年前から腹痛や腰痛を感じるようになりました。
 病院には3か月に一度通っていましたが、根本治療ができないかと本やネットを調べ、鍼灸治療や漢方薬にに頼るようになりました。

 最初は「クラシエの顆粒の桂枝茯苓丸」を服用し、体調も安定し、腫瘍マーカーの値もほぼ正常値になり、2年半は薬の効果で腹痛や腰痛を感じることがありませんでした。

 しかし段々クラシエの桂枝茯苓丸では効き目を感じなくなってきて、生薬を服用するようになりました。
 今は折衝飲を飲んでいますが腹痛、腰痛が起こることがあります。

 現在、右側の卵巣は6センチ程になり、悪性化する前に下記の手術を受けることを考えたらどうかと言われています。
 @ 右側卵巣のみ摘出
 A 右側卵巣+子宮の摘出

 手術の話がでたひとつの理由は、腫瘍マーカーの値が上がってきているためです。
 そして一か月前から生理を止める薬を飲み始めました。

 医師からは、子宮も一緒にとってしまえば、生理が起こらなくなり、子宮内膜症も起こらないこと、正常なほうの卵巣も嚢種になる心配がないこと、そして子宮癌になるリスクがなくなるので、Aをすすめられています。

 その医師によると、卵巣や子宮をとっても、何の弊害がないと言うのです。

 私としては、本当に何の問題も起こらないのであれば、両方とってしまってもいいかなぁと思いますが、どうしても何の弊害もないという論理には疑問を感じてしまいます。

 私のまわりで、乳がんや子宮がん等で摘出してしまった人は、がんは克服できたとしても、術後も体調がすぐれなかったり、足が象足のようにむくんでしまったり、甲状腺を左右摘出しなければならなかったりと、不調の中で生活している人をよく見かけます。

 私はまだ40代前半で、これからまだまだ元気に働いて、老後に備えなければなりません。
 一回の手術でもとっても慎重になってしまいます。

 私にとって最も理想的なのは、子宮内膜症を克服して、6センチになった卵巣のみとることです。片側の卵巣のみになっても、内膜症が起こらなければ、残った卵巣までもチョコレート脳腫になることもなく閉経を迎えることができます。

 また漢方薬によって病気の予防等になったら、なおさらいいと考えています。

質問1 
 貴店のブログによると、子宮内膜症は漢方薬で根治しやすい実績があると書かれていましたが、子宮内膜症が治ったと判断するのには病院でどんな検査をしたらいいのでしょうか?

質問2
 最初はどの程度の頻度で通ったらいいのでしょうか?

質問3
 診断しなければわからないとは思いますが、子宮内膜症、チョコレート嚢種、子宮筋腫等などの病気では、一般的に漢方薬はどの程度費用がかかりますか?
(頭痛、冷えのぼせ、右足の薬指、小指のしびれ、疲れがたまると蕁麻疹などの不調をかかえています)

質問4
 予約はいつ頃からとれますか?

2008年11月14日のボクチン(4歳)
2008年11月14日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:

 頂いた文面からは、腫瘍マーカーの問題など、将来、癌化する可能性が高いのでしたら、もしも本当に癌化した場合、年齢がお若いだけに、高齢者よりも進行が早い傾向にありますので、主治医が奨められる通りに、Aの手術を行うのが順当だと思います。

 術後の後遺症については、しっかりフィットした漢方薬を配合すれば、という条件付ですが、とても有効で、多くの後遺症をかなり軽減することが可能です。

 主治医に癌になる恐れを指摘されているのでしたら、ほとんど根治率は極めて高いはずです。

 ちょうど貴女と同じような状況下(癌化の可能性があり得るという診断)で、確信犯的に手術を嫌って、関東から通われている三十代の女性もおられますが、こちらでは手術を受けることを奨励・説得しつつも半年間継続された時点では、検査上は悪化もしないかわりに、よくもならず、体調だけは好転していますが、やはりこの女性が確信犯的に有無を言わさず押しかけて来られた理由が、身近で若い友人達が、術後の後遺症で相当に苦しんでおられるということでした。

 いずれにせよ、術後の後遺症の問題こそ、漢方薬でその多くを改善できるので、若い人こそ、高齢者と違って体力があるのですから、積極的に手術を受けるべきだと思います。

 もしも、若い年齢で発癌すれば、進行が比較的早い傾向にあるのは、決して都市伝説などではないようです。

 繰り返しますが、術後の後遺症については、しっかりフィットした漢方薬を配合すれば、という条件付ですが、とても有効で、多くの後遺症をかなり軽減することが可能です。

 取り急ぎ、お返事まで。

明日のブログに続く。

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2008年11月14日のボクチン(4歳)
2008年11月14日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2010年11月14日のボクチン(6歳)
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2011年11月14日のボクチン(7歳)
2011年11月14日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

2011年11月14日のボクチン(7歳)
2011年11月14日のボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ


2014年11月13日

抗癌剤が逆効果となるケースついて、東海地方の内科の先生による推論
(近藤誠著『がんより怖いがん治療』は本当か?!の第4弾)

2008年11月13日のボクチン(4歳)
2008年11月13日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

昨日の続きのお返事:東海地方の内科医師

追伸 村田さんからのお返事を見て大切なことをお伝えし忘れていることに気がつきました。

 「漢方薬によって抗癌剤の副作用をほとんど軽減でき、驚くほど体調が良くなり、すこぶる良好な状態を維持できているというのに、検査上では、癌の病巣が小さくなるどころか、ますます増大しつつあるケース。
 体調の良好なのとは裏腹に、病巣が増大するというケースですが、これなどは抗癌剤が、逆効果になっているとしか思えません。
 また、最近も結果的に不適切な抗癌剤によって、突然、腫瘍マーカーが異常に高騰すると同時に、新たに脳転移が出現したケースにも遭遇しています」

 を読んでいて興味深いと感じたことです。

 血液ガンでは、白血病より、悪性リンパ腫や骨髄腫といった腫瘤を形成するガンのほうが染色体異常が複雑です。
 つまり、遺伝子の痛み方が大きいと考えられます。 

 また、最初の寛解導入治療中に全く効かないケースでは、染色体異常がメチャクチャである場合がほとんどでした。
 つまり、血液ガンに於いて、遺伝子の痛み方が大きいことは腫瘤形成性あるいは治療抵抗性と密接に関連していると考えています。

このことを固形癌に当てはめた場合、固形癌はそもそも腫瘤を形成していますので、遺伝子異常が多いと想像されますが、実際、染色体異常は複雑であるようです。

 近藤先生が指摘している血液ガンが抗がん剤によく効き、固形癌が効きにくい、という点の説明の一つとして、マクロ的には染色体異常、微視的には遺伝子異常の程度が考えられます。

 よく知られているガン抑制遺伝子であるp53という遺伝子は、遺伝子に重大な傷がついたときに細胞死に導くことで知られています。

 このp53遺伝子研究は大腸ガンを始めとした固形癌で始まっていますが、固形癌が抗がん剤治療に効きにくいという現象は、そもそも発症したときに細胞死に導くp53をはじめとした遺伝子に傷が沢山付いていて、さらに抗がん剤治療よって遺伝子の傷がひどくなり、ガン細胞が死滅するどころか、細胞を増やす方向に作用するガン遺伝子の暴走をも許してしまう、のではないかと想像しています。

 村田さんが実感しているケースはまさにその通りと思います。

 また近藤先生が怖いと指摘している事例はどの程度あるか分かりませんが、あり得ると思います。

 抗がん剤が効きにくい固形癌が何故良くなっていくのかという点ですが、村田さんからの追伸にありましたように、抗がん性の免疫細胞群の関わりが否定できないと感じています。
 ここら辺が漢方パワーの活躍する場所かもしれません。

 残念ながら、「ガンに漢方が効きますか?」というのが世の中の主流ではありますが。ちょっと頑張ってみる価値はありそうと思っています。また、知恵を拝借させてください。

2008年11月13日のボクチン(4歳)
2008年11月13日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 貴重な御指導、ありがとうございます!
 最も知りたかった御説明、ありがとうございます!

 抗癌剤の副作用軽減を兼ねた漢方薬によるサポートにより、進行癌や転移癌の縮小や消滅さえ実現できるケースが目立って多いものの、中には、体調はすこぶる好転するにもかかわらず、検査毎に癌病巣が増大していくケースが時に見られるのは、きっと抗癌剤が逆効果になっているに違いないと考えていましたが、先生に同意して頂き、また詳しい解説まで頂いて、かなり納得することができました。

 むしろ、抗癌剤治療の激しい副作用に耐えられず、転移巣がかなり残っているにも関わらず、漢方薬だけに賭けるといって来られる確信犯的な人達では、急速に進行した例は見られず、むしろ体調が好転するとともに、縮小したままであったり、8年間も講義を休まず継続できた大学教授もおられました。

 最近でも、やはり激しい副作用に耐えられず、転移巣がありながらも抗癌剤を拒否したために検査を受けにくくなり、漢方薬だけでも体調は完璧に回復して1年近く、このまま治ってしまうのではないかと思われるほど、すこぶる快調の人もおられます。

 さらには二度目の胃癌で、手術を拒否されて確信犯の理系のエリート男性は、西洋医学治療は一切拒否して漢方薬だけに賭けて、病巣が縮小し、完全に消失しないものの転移もまったく見られず、体調が頗るよくなって数年、友人の医師にも漢方薬の効果を認められて、元気で継続中の人もおられます。

 まだまだ上げれば際限がないのですが、こうやって考えてみると、やはり近藤氏の『がんより怖いがん治療』を全否定することまではできないようですね。

 ともあれ、本当に貴重な御助言、ありがとうございました。
 大変有意義なブログを続けて更新できます。
 重ねて御礼申し上げます。

編集後の重要な追補

 卵巣転移まで生じたスキルス胃癌で、摘出手術後の抗癌剤が明らかに逆効果となり、腫瘍マーカーが急速に上昇したために抗癌剤を拒否して、漢方薬だけに賭けたところ、腫瘍マーカーが短期間に正常化して、以後、最初の発病から十二年経過。すなわちそのまま根治した例など、これなどは近藤理論に該当するだけでなく、漢方薬の有用性の一端を示したものと思われる。

 一方では、手術不能の肺の小細胞癌であっても、抗癌剤と放射線治療に漢方薬を併用することで根治した例などは、近藤理論を否定する症例であろう。

 以上の2例は、いずれもこのブログで、過去、記事で紹介している実例である。

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2009年11月13日のボクチン(5歳)
2009年11月13日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

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2011年11月13日のボクチン(7歳)
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ラベル:近藤誠 抗癌剤

2014年11月12日

再び三度、近藤誠著『がんより怖いがん治療』は、本当か?!

2008年11月12日のボクチン(4歳)
2008年11月12日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ

おたより:東海地方の内科医師

 村田さんのWeb site上にある 2014年11月10日の記事(新刊の近藤 誠著「がんより怖いがん治療」が手元に届いたが・・・)  を興味深く拝読させていただきました。

 わたしは、以前お伝えしたかもしれませんが、漢方薬を用いた診療を掲げて開業する前(9年まえ)まで、総合病院の血液内科において血液のガン(白血病とか悪性リンパ腫)の患者さんを診療していました。
 当然、今や当たり前に行われている造血幹細胞移植に関わったこともあります。

 実際に、白血病でも悪性リンパ腫でも、抗がん剤治療を用いた治療を行っていて感じたことですが、まず、治療を開始して極めて早期に(白血病ですと、1クールあるいは1ヶ月、悪性リンパ腫ですと体表のリンパ節腫大で治療効果がおおよそ評価できる場合に2,3週)で完全寛解といって悪性細胞が検出されない状態になったケース(専門的には寛解導入に成功した、と呼びます)ですと、いずれの血液ガンでも、2年以上再発せず治癒とみなされるケースがほとんどで、2年以内に再発された患者さんは例外的でした。

 現在でもそうだと思いますが、寛解に導入し得た患者さんは、速やかに、残存していると想定されるガン細胞を根絶することを目的して、抗がん剤治療を継続します。白血病の場合、当時は、この寛解導入以降に行う寛解導入後治療が結構きついもので、最初の治療 よりも副作用が厳しかったと記憶しています。

 個人的には、早期に寛解に導入し得たケースの場合、残存ガン細胞が少ないために、寛解導入後治療によって根絶されたか、あるいは極めて少ないレベルまで減少させることができて(僅かな残存ガン細胞はキラー細胞を始めとする免疫系の細胞群よって処理される)、再発しなかったのではと考えています。

 いっぽう、全く同じ抗がん剤治療を行っても、寛解導入治療を数クール行ってなんとか寛解に導入し得たケースもありました。このような場合、寛解導入後治療を行っている最中とか、治療が完了して2年まで辿りつかない内に再発されるケースが多かったようです。

 なかには、寛解導入治療にもビクともしないで治療に難渋したケースも決して少なくはありませんでした。

 このような経験から、白血病として発症した時点で、同じ患者さんの白血病細胞なかに、抗がん剤が効く細胞集団と、効きにくい細胞集団、そして、効かない(耐性)細胞集団が混在していて、患者さんによってそれぞれのガン細胞集団の比率が異なるのではないか、と考えていました。現在、さまざまなガンに於いて、染色体分析、分子生物学的手法などで、ガン細胞が多様な細胞集団から構成されていることが明らかとなっていますが、私が感じたことは、治療への反応性という視点で捉えることができると愚考しています。

 開業して、血液のガンの患者さんを診る機会はほとんどありませんが、固形癌で抗がん剤治療とか分子標的治療を受けている患者さんが、「副作用を軽減して欲しい」とか、あるいは、「一旦は予定の抗がん剤治療終了したので、再発したくないが、漢方薬でなんとかならないか」とおっしゃって受診するかたが最近多いです。

 このような患者さんに、村田流の漢方薬を参考としてお薬を処方すると、結構びっくりするような良好に経過なさるケースを経験させていただいています。先日も60台の女性で肺腺癌と診断されイレッサを投与されていたかたがおっしゃっていました。

 「漢方薬を飲むようになってイレッサによる食欲減少が改善されて、一時は中断していたものが継続できるようになりました。そのおかげか、先日のレントゲンを見て先生が幾度も首を傾げておられて、こうおっしゃいました。

 『私の知っている患者さんでレントゲン撮影でガンが消えたかたはいないんですよね。小さくなるかたはいましたが。とにかくこのままイレッサを飲んでおいてくださいね』」

 他にも、手術困難な腎臓癌、肝臓転移がある大腸ガンとか、のケースを経験しています。これらもケースは漢方薬を内服しながら抗がん剤治療を継続している患者さん達です。

 もちろん、近藤先生の著作の影響を受けてか、一切抗がん剤治療を受けておられないかたが、「漢方薬で何とかなりませんか」とおっしゃって受診されることもあります。「自信はありませんが、出来ることを考えましょう」とお伝えして、脳に「頑張れ」と活を入れています。

 いづれにしても、かなり長くなりましたが、ブログ上で村田さんが指摘なさっておられたことにかなり同感出来ますし、ガンの患者さんが漢方パワーの益に預かれるように脳にムチを入れてゆきたいと思っています。

 話は大きく変わりますが、先日、家内とともに黒部アルペン ルートに行きましたが、圧倒的な大自然によって脳がリフレッシュされました。

 最近、自然の偉大さを痛感します。やはり年齢のなせる業でしょうか。村田さんはネコちゃんに癒してもらってください。

それではまた。

2009年11月12日のボクチン(5歳)
2009年11月12日のボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:

 ご専門の血液癌については、さすがの近藤誠氏も、抗がん剤の有効性は睾丸腫瘍とともに、過去の書籍ではしっかり認めておられたと思います。

 問題は、固形癌に対して『がんより怖いがん治療』という指摘がメインテーマとなっているようです。

 しかしながら、近藤氏の指摘とは裏腹に、先生が経験されている肺腺癌の患者さんが、イレッサに漢方薬を併用されて、病巣が消失した事例のように、当方でもステージ4の肺腺癌で、全身各所の転移巣が、やはり同様にイレッサと当方の漢方薬類の併用で、骨転移もふくめて、すべて消失している実例が、現在進行形で現実にあります。

 このようなことからも、やはり近藤氏の指摘は、全面的にまでは支持することはできないわけですが、逆に先日も書きました通り、漢方薬によって抗癌剤の副作用をほとんど軽減でき、驚くほど体調が良くなり、すこぶる良好な状態を維持できているというのに、検査上では、癌の病巣が小さくなるどころか、ますます増大しつつあるケース。

 体調の良好なのとは裏腹に、病巣が増大するというケースですが、これなどは抗癌剤が、逆効果になっているとしか思えません。

 また、最近も結果的に不適切な抗癌剤によって、突然、腫瘍マーカーが異常に高騰すると同時に、新たに脳転移が出現したケースにも遭遇しています。

 その点では、やはり近藤誠氏の『がんより怖いがん治療』を、全面的に否定することも困難である、とも思っています。

 それぞれの患者さんごとに、大きな違いがあるので、一概に論じることはできないことだけは確かのようで、これにはご同意頂けるものと存じます。

 今回も貴重な内容で、ブログにご協力頂き、心から感謝申し上げます。

追伸
 また、都会の病院勤務で、癌治療後の予後調査部門を担当している人の興味深いお話しでは、予後不良と思われていた人の中には、5〜6年後の電話による追跡調査で判明したことは、「免疫療法」によってほぼ根治して御健在だったという驚くべき報告も、稀ながらあったそうです。

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ラベル:近藤誠

2014年11月11日

この仕事はやっぱし、神経を使うな〜っ、といいつつも、この仕事でしか味わえない達成感と、タマに挫折感

2008年11月11日のボクチン(4歳)
2008年11月11日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 昨今テレビやネットニュースで目に付くことは、世間から見たら羨むような成功を得て名をなし、さあ〜これから、ますますイヨイヨ、というところになって急死したり、命に関わる疾患に罹ったり、突然に事故死したりという、まるで「天道、是か非か?」という司馬遷の慨嘆を思い出すような出来事の報道が多い。

 2013年09月20日 地球という物質世界はある種の地獄という考え方

 その点、一般庶民は、そのような極端な有頂天や、あるいは有名人の宿命としての難しい人間関係の激しいストレスがない分、有名人よりも無難かもしれないが、徒然草の53段にあるように、なんでも調子に乗って度が過ぎると、一生、取り返しの付かないような天罰が待っていることもある。

 これらは、いずれも因果応報といえば言えるだろうか。
 いまだに死んだらすべてが終わる、と信じているおめでたい唯物論者が多いようだが、あの世は道徳的な成熟度に応じた、ある種の階級社会らしい(苦笑。

 唯物論科学を絶対視している人も多いが、ところが絶対に解明できない「宇宙のはじまり」というものがある。
 もしも「宇宙のはじまり」が現代科学で解明できたと妄想するときがくれば、はじまる以前の面目如何? 
 唯物論科学で説明できるわけがない。
 あの世が無い、と妄信するのと同類の問題である。

 よけいな前置きが長くなったが・・・

 私事ながら、休日中の食欲と、平日の食欲、とりわけ昼食の食欲が、まるで異なっている。
 
 繊細な神経だから、よっぽどヒマな日でない限りは、昼食時の食欲がプッツリと途絶える。
 
 食べたくは無いが、食べないでいると、午後下がって突然ぶっ倒れそうに強度の疲労感に襲われることがあるので、時間が取れた時点で無理して食べるが、当然のことながら、昼食が美味しいと感じることは滅多にない。

 それほど混む薬局ではないが、というか、このブログのお陰で、よっぽどの決心が付かない限りは、安易な新規相談はお断りという趣旨が、かなり徹底しているおかげで、それほど混まないので、一人ひとりに十分な相談時間が取れる。

 取れるのはよいが、どうしても41年もやっていると、難治性の疾患で、西洋医学はおろか、地元近辺の漢方クリニックや漢方薬局で治らなかった人達が集まりやすいので、どうしても弁証論治にも、裏のまた裏を読まないと埒が明かないケースが多いので、無い頭を振り絞りすぎると、交感神経が異常に興奮するのか、昼食時になっても、空腹を覚えないのである。

 多言多慮、
 うたた相応ぜず。
 絶言絶慮、
 処として通ぜざる無し。

 中医漢方薬学の世界では、最愛の詩偈(上記は三祖、僧璨大師の「信心銘」より)の精神も、一向に通用しない(苦笑。

 いまさら愚痴をいってもはじまらないが、禁句に近い言葉ながら、やっぱし因果な商売である。

 といいつつも、生き地獄から抜け出していく人達に伴走できるのは、この仕事でなければ、味わえない達成感かもしれない。
 タマに挫折感を味わうことがあるにせよ・・・(涙

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2009年11月11日のボクチン(5歳)
2009年11月11日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年11月11日のボクチン(6歳)
2010年11月11日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年11月11日のボクチン(6歳)
2010年11月11日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年11月11日のボクチン(7歳)
2011年11月11日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 00:01| 山口 ☀| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする