2014年10月30日

ときに白いこともある浅黒い肌や皮膚の安定した改善を求めて

2008年10月30日のボクチン(4歳)
2008年10月30日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:20〜29歳の女性
【 お問い合せ内容 】: はじめて相談させて頂きます。よろしくお願いいたします。

 私は今年の4月から近所の中医薬専門の漢方薬局に通っています(2週間に一度ほどの頻度)。
 
 相談内容は腹部と首の裏側、額の皮膚が特に浅黒いことです。

 荊芥連翹湯を服用して半年ほど経ちましたが症状の改善が見られないのでこのままの荊芥連翹湯を服用し続けるべきか教えて頂きたくメールさせて頂きました。

これまでに漢方薬局に通って自覚した体質を述べますと、
 幼少期:痩せ型、色黒、扁桃腺が腫れやすいが熱はあまり出ない、夜泣きが頻繁(怖いと言って起きる、自分でもなにが怖いかわからないがじっとしていられない恐怖感、現在も疲れている年に一度くらい起こる)、便秘症

 青年期〜現在:花粉症(西洋薬でなんとかなる程度)、慢性鼻炎、高校3年間は呑気症の症状があったが大学進学後気にならなくなった、痩せ型、皮膚が全体的に浅黒い方だがが週1くらいの頻度で他人が見ても白い肌のときがある、ドライアイ、癇癪もち、せっかち、便秘は改善、目は丸くパッチリ、

 私は肝が弱い体質ということで、先に述べましたように荊芥連翹湯・田七人参を服用しています。(服用して間もないころは食欲減退とむくみが気になったが、食後の服用に変えることで改善、現在は食前に服用していますが特に問題はありません。半年ほど飲み続けて、精神面が少し穏やかになり、花粉症の症状が例年の半分ほでありますが、皮膚症状ははっきりとした効果が表れません、やはり体質改善には時間が必要でしょうか?)

 また、この間に漢方薬に関心をもちまして色々追加で試したものに
帰脾湯(ストレス性の不眠の時に処方されましたが、便秘になり中止)
杞菊地黄丸(異常なむくみが生じました、即中止)
八味地黄丸(杞菊地黄丸で体調を崩した時に服用しましたが、むくみはすぐ取れましたが3日程の服用でのぼせる感じがあり中止)
逍遥散(胸苦しいときに荊芥連翹湯に追加して服用しています、なんとなく効いているようです)
開気丸(腹部膨満感の時に服用して、可もなく不可もなくでした)
柴胡加竜骨牡蛎湯(極度のストレスでイライラしてしまうとき、よく眠れるような気がします)
天津感冒片(風邪をひいたときに服用しました、驚くほどのどの痛みと熱感が取れました。これ以来、こんなにも即効性があるのだと驚いています)
婦宝当帰膠(血が足りていないとのこで、最近飲み始めた)

 現在の先生も肌色がたまに変わることを不思議がっておられます。毎回薬局に伺うと今日は黒いね、白いねといった会話になります。おそらく精神的なものが原因で血流が影響されているのでは、とのことです。

 近所の漢方薬局は大変親身に相談にのって頂いているため、村田先生がブログでおっしゃるように根気強く通って行こうと頑張り始めた次第ですが、本来のせっかちな体質が邪魔をしておりまして、荊芥連翹湯よりもっとフィットする漢方があるのでは、などと考えてしまいます。

 やはり村田先生も私のような体質には荊芥連翹湯が最適とお考えでしょうか?やはり皮膚症状の改善には半年の服用では短すぎて話にならないとのことでしたら、色々考えず根気よく続けようと考えております。

 読みにくい文章になってしまい申し訳ありませんが、アドバイス頂けたら幸いです。よろしくお願いいたします。

2008年10月30日のボクチン(4歳)
2008年10月30日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 お悩みの症状は、派手に出現するアトピーの症状などとは異なって、短期間で反応が出るようなものではありません。
 おそらく数年以上の根気が必要だと思います。

> 近所の漢方薬局は大変親身に相談にのって頂いている

とは、何よりも幸いなことです。
 そのような親切な薬局をやめて、転々と他所にかわって渡り鳥になってしまうと、結局はほとんど改善が得られないまま、無駄な努力となってしまいます。

 ところで、逍遥散もフィットしているようでしたら、加味逍遥散も含めて、肌にも有効な方剤ですので、荊芥連翹湯と常時、併用するなどは必要かもしれません。
 柴胡加竜骨牡蛎湯にしても、フィットするところがあれば、常時併用も考えてもよいのかもしれません。

 いずれにせよ、派手は症状とはことなって、即効を得るのはほとんど不可能ですので、数年以上の長期戦のつもりで続ける必要があると思います。

 当方では、アトピー性皮膚炎が寛解した後も、黒ずんだ肌を治したいが一心で、長期間、漢方薬を続ける人が多いのですが、何年もかかって、とても綺麗な肌となっている人は41年間に無数?におられます。
 その人達と、目的は同じだと思いますので、同様なことがいえると思います。

 真の意味の体質改善は、短期間で得られるものではないので、適切な漢方薬を選んでもらうのは必須のことですが、長期的な根気も必須です。

 何でも話せる薬局さんであれば、しっかり愚痴をこぼしながらでも、長期的に面倒を見てもらうのが最善だと思いますよっ!

 取り急ぎ、お返事まで。

2009年10月30日のボクチン(5歳)
2009年10月30日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:さっそくのお返事ありがとうございます。

 簡単に完治するようなものでなく数年単位での気合いが必要だと言われ頑張って続けて行く決意が出来ました。

 アドバイス頂いような方剤も上手く調整して頂き気長に漢方にお世話になりたいと思います。今回相談させて頂き、現在通っている漢方薬局さんの有り難さもよくわかりました。

 たいへん拙い文章ですが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
 頑張ります。

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2010年10月30日のボクチン(6歳)
2010年10月30日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年10月30日のボクチン(7歳)
2011年10月30日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

2011年10月30日のボクチン(7歳)
2011年10月30日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母



posted by ヒゲジジイ at 05:43| 山口 | 若返りや美容関連 | 更新情報をチェックする