2014年10月07日
効果がないのに、同じ漢方処方を延々と飲まされるジレンマ
2008年10月7日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ
本題に入る前に、昨日の漢方相談で、お断りせざるを得なかった事例から。
引っ越した家の環境が原因でアトピーが再発した人が、皮膚科でステロイドの外用薬のみならず、ステロイドの内服薬まで!も投与され、その足で、「環境のよい家に引越しするまでのツナギ」として、漢方薬を合わせて欲しいという依頼があったが、もちろん、お断りした。
「引越しまでのツナギ」でよいレベルであれば、皮膚科で投与されたステロイド類で、一時的には超即効が出るのは目に見えている。漢方薬をツナギで使うような人にまで、貴重な時間を割くわけには行かない。
ともあれ、これからが本題である。
土曜日の午後には、関東地方のメールの問い合わせで、あまりに長文だから、全文は省略するが、理論的にはこれで効くはずだからと販売されて、それを服用すると胃痛が生じたり、様々な不快反応が出るにも関わらず、必ず効くはずだという妄信から、延々と同じ配合が続くことについての相談。
昨日も、関西地方の人から同様な内容の電話相談もあったが、いずれのケースも漢方薬局失格かもしれない。
服用者が、病状が好転するどころか、却って不快反応が出ているのに、このような頑固者は、バカ頑固という。
その対策の一つは、さっさと見限って、よその漢方薬局にかわること。
もう一つの方法は、非現実的かもしれないが、そのまま服用者も頑固に続けて、「効果があるどころか、やっぱり却って調子が悪い」という事実を繰り返し訴え続ける。
後者の方法を取れば、いずれは、いくらバカ頑固でも、目が覚めるときが来るはずだが、実際、やってみないと分からない。
中には救いようがない馬鹿も、どの業界にもいるからである。
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2008年10月7日のボクチン(4歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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posted by ヒゲジジイ at 00:03| 山口 ☀| とんでもない話や、信じられない困った話
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