2014年08月13日

ビールを止めるくらいなら死んだ方がマシ、という関節リウマチ患者さん

2010年8月13日のボクチン(6歳)
2010年8月13日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 村田漢方堂薬局とのお付き合いは、もう30年になるそうである。
 当初はステロイドの内服薬を投与されていたが、関節リウマチを漢方薬で何とかして欲しいと、やって来られた女性。

 職場環境が変わる都度、病状が変化するお陰で、その都度、配合薬が大きく変わりながらも、数年も経たないうちに、ステロイド内服を完全に離脱できて、30年近い、そうである。

 それでも、やっぱり冷たいビールを日々嗜むことがマイナスに働いているのは、御本人も承知の上。
 そのために、漢方薬を止めることができないまでも、早くから主治医の先生からは、ステロイドが不要になっただけでも、明らかに漢方薬の効果をしっかり認めてもらえた。
 それゆえ、降圧剤の投薬を受ける以外は、関節リウマチに対する投薬は無いまま、定期検査を受け続けて来た。

 今年の2月までは、完璧にリウマチは治っているに等しいね、と主治医にほめられてたのが、どうしたことか3月より、久しぶりに一部の関節の疼痛が勃発して、鎮痛剤を打つ羽目になった。

 漢方薬の方は、油断して、いつも間にか、主体の祛風除湿の方剤とイオン化カルシウムのみで、肝心な中草薬を中止して久しい。
 ここ数年は、完璧に調子がよいとのことで、補充注文を電話で受けて発送していたものの、急に再発した今年3月から、注射ばかり受けても、結局以前の状態には戻ってくれないばかりか、新薬という抗リウマチ薬?を服用すると、激しい副作用に見舞われて懲りごりし、とうとう数年ぶりに直接相談に来られたのだと言う。

 あれから三十年近く、ステロイドも完全離脱し、関節の変形もまったく生じることなく、順調に推移していたものの、ちょっとした油断、中草薬を半年以上も中止していたら、こんなことになって、油断が過ぎた。

 本来なら、日々のビールさえ、飲まなければ、今頃、とっくの昔に治っていたことだろう。
 実際に、地元近辺でも、九州の特定地域の多数の皆さんも、事実上、関節リウマチが根治してしまって久しい人は、相当な人数に上る。
 村田漢方堂薬局のかなり得意分野の一つである。

 三十年もたって、今頃、激しく再発するとは!
 中草薬の併用を怠っていた問題以前に、そのビールさえ飲まなければ、もっと、もっと早い時期に、完全寛解していたことだろう。

 ビールを止めるくらいなら、死んだ方がマシだと嘆く彼女。
 じゃ〜死んだら、という訳にも行かないので・・・
 それなら、とばかり従来の祛風除湿の方剤に、とても重要な中草薬とともに、舒筋活絡の5種類の中草薬が含まれた製品も追加してもらうことにした。

 連休前の12日(火曜日)昼前の出来事。

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2010年8月13日のボクチン(6歳)
2010年8月13日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年8月13日のボクチン(8歳)
2012年8月13日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母
 
ラベル:関節リウマチ
posted by ヒゲジジイ at 00:02| 山口 ☁| 各種膠原病や関節リウマチやシェーグレン症候群など | 更新情報をチェックする