
2009年7月7日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
今日はブログを更新したい気分になれないけど、ボケ防止とボクチンの写真を貼る口実として敢えて書くことにした。
先々日のブログの後半でも書いたことだが、大柴胡湯証の実際について。
大柴胡湯の効果・効能欄に記載される最初の文言「体力が充実して」というのは当てにならどころか、実際には邪魔である。
これがあるがために現実には痩せ型で華奢な女性にも多発する大柴胡湯証を見逃してしまう専門家が多いのである。
「体力が充実」などとは無関係な問題で、華奢の女性に適応証があるケースでは、日頃から体力に自信がない人も多い。
大柴胡湯証に体力の問題は無関係であり、もっとも重要なのは「部分の実邪」の存在の有無なのである。
ヒゲジジイの41年に亘る漢方相談でメシを食っている経験から、大声で断言できる問題である。
どうしても「充実」という言葉が使いたいのなら、大柴胡湯の使用目標は「体力の充実」という文言はすべて削除して、そのかわりに「心下部や季肋部の過充実を認め」と書き換えるべきである。
このように「充実」という言葉を敢えて使うと、ヘンテコリンな表現になってしまうので、日本語に堪能な人がもっと上手な表現を考えるとよい。
誰かやってくれっ。

2010年7月7日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年7月7日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:大柴胡湯