2014年07月06日
自殺すると楽になれると思ったら大間違い!!!
2010年7月6日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
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年齢 : 20歳〜29歳の女性
簡単なご住所 : 関西地方
お問い合わせ内容 : 質問があってメールしました。
外傷は漢方薬で治るのでしょうか?
外傷というと少し大げさですが、肌荒れで悩んでます。
2年前にケミカルピーリング(肌を溶かして綺麗にするもの)を何度も受け、皮膚が薄く赤くなりました。
化粧品でかぶれたり、自分の皮脂(かなり油っぽいんです)で痒くなることもあります。
漢方薬局には何箇所か行きました。
どこの漢方薬局も、処方や方針に納得できず中断しました。
最近行ったところでは、「便秘なので熱が生じてるから熱を冷まさせます」とのようなことを言われ、「涼血清営顆粒」と「証陽散」を貰い2ヶ月服用しました。
便通が少しよくなりましたが、それ以外の変化は全く見られません。
そもそも、私の肌荒れの一番の原因はケミカルピーリングや化粧品の使いすぎで皮膚が弱くなったことなのに、便通を良くして皮膚が正常に戻るとは思えません。
先ほどもいいましたが、顔の皮膚だけ皮一枚剥がしたように薄くなってしまいました。
まるで火傷を負ってるかのようです。
皮膚を分厚くする以外に治る方法なんてあるのでしょうか。
そして私の肌荒れは漢方薬で治るのでしょうか。
「これで治らないなら死んでやる」という気持ちで漢方を始めました。
多少肌の手助けになる、程度ならもう諦めようかと思います。
村田さんはどのようにお考えになりますか?
このような患者はあまりいませんか?
2010年7月6日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
お返事メール:
>これで治らないなら死んでやる
とは穏やかではないですね。
自殺したら苦しみが消えるとでも思っておられるのでしょうか?
死んだら終わりと思ったら大間違いです。
あの世では殺人の罪の次に重いのは自殺です。
暗い世界の孤独地獄が永遠に続くか、あるいはよっぽど運が良くて早々に生まれ変わってしまい、また同様の悩みに苦しめられるかのいずれかの運命が待っています。
あの世はある意味「階級社会」です。霊性のレベルによって類は友を呼ぶ世界ですが、自殺をするとほとんどのケースでは孤独地獄の境涯で延々と反省させられます。
二十代の人は、思いつめすぎる傾向があるのは困ったものです。
アトピーの重症の人達に比べて、貴女がどれほど悲惨な状態だというのでしょうか?
きっとアトピーの重症の女性達の方が忍耐力があると思います。皆さん短気を起こさず、数年以上通ってしっかり寛解して行かれます。
漢方薬局を短期間で相談場所を変えると、いつまでたってもピントが合わないで、渡り鳥を繰り返すことになります。
専門家を疑ってかかっていると、いつまでたっても疑心暗鬼のまま、よい治療が受けられません。
まずは相性の合いそうな先生にめぐり合うようにして、そこで腰を落ち着けることです。
直ぐに効果がないからといって、諦めていたら、いつまでたってもピントの合った漢方薬が得られないのです。
皮膚が薄くなっているのは、原因はどうであれ、体質によっては黄蓍(オウギ)という生薬を中心にした方剤を使えば、皮膚がしっかり再生する可能性が高いのです。
といっても、漢方薬は体質にピッタリ合わせる必要がありますので、その人の現時点の五臓六腑それぞれの寒熱虚実をなるべく正確に把握した上で、主訴に対する連携を考えながら方剤の組み合わせを考える必要があります。
そのため、直ぐ直ぐにピントの合った適切な配合が得られるとは限らないのです。
ところで、メールに書かれている「証陽散」というのは「逍遥散」の書き間違いではないかと思いますが、体質にフィットした方剤がいずれかはメールレベルでは判断できませんが、皮膚の再生を促すには多くの場合、さきほども書いた「黄蓍(オウギ)」という生薬を主体にした方剤、たとえば「衛益顆粒」などの併用が必要なことが多いものです。
(といってもオウギは状況によっては合わない人もいます!)
>多少肌の手助けになる、程度ならもう諦めようかと思います。
何でも絶対ということはないので、もしもこのような話を村田漢方堂薬局の店頭で直接される人が実際におられますが、その場合は当方では必ず、
「あ〜そうですか?そちらがそういうお考えでしたら、こちらも相談するにハナから嫌気が差しますので、お互いのためですから、お引取り下さい」
といって相談をきっぱりと打ち切っています。
そういえば、顔のエステをしてもらって以降、かなり重症の「酒さ」になった人が、人に紹介されて来られた県内の人が、10日毎に3回来られたくらいで、もう諦めたか音信不通になった人が最近おられます。
最初からちょと本気度が足らない人だなあ〜と思っていたら案の定、紹介者の手前、止むを得ずお義理で来られた人のようでした。
女性は綺麗になるために良かれと思ってやったことがアダになって却って逆効果を生じて悩んでおられる方も多いようです。
なお、上記の黄蓍(オウギ)は、状況によっては不適の場合もありますので、絶対に必要と断定しているわけではありませんので、過信されても困ります。
もしも、「漢方に賭けてみよう」と思われれば、気の合いそうな先生を見つけて、最低限同じ薬局に一年間は通ってみるか?というアドバイスするのが精一杯です。
根気のない人は、漢方薬治療に向きません。皮膚科で相談してみるのがよいかもしれません。
蛇足ながら、決して村田漢方堂薬局に通うことは考えないで下さい。
頂いた文面から察するに、ヒゲジジイとは相性は悪いだろうことが目に見えています。
取り急ぎ、お返事まで。
2010年7月6日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
2012年7月6日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 00:06| 山口 ☁| 酒さ(酒皶)・赤ら顔・酒さ様皮膚炎・ステロイド酒さ
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