2014年06月16日
仕事冥利に「尽きない!」イヤな仕事だと思うとき
2009年6月16日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
数十年前、喘息の女性に、柴朴湯でもう一歩効果がでずに延々と数ヶ月以上。
無い頭を振り絞って、麦門冬を1味加えてみると、驚異的な効果を得て、二度と発作が生じなくなった。
大いに喜んでもらえると思いきや、どうして早くそれを加えてくれなかったのかと、恨み辛みを浴びせられ、嬉しいやら悲しいやら。
それ以後も、たいへん稀なことではあるが、苦労の果て、中途半端な効果がちょっとした工夫で劇的に効果が上がったことで、喜んでもらえると思いきや、意外にも上記と同様、恨み辛みで、これまでの配合は何だったのかと攻め立てられたことも数えるほどくらいはあって決して皆無ではなかった。
昨今でも、季節変化に応じて不必要な配合を減らす段階で、新たな漢方薬1種類だけに絞り込んで濃度を上げてみたら劇的に効果が出た。
ところが喜ぶかと思いきや、これまでの数ヶ月は何だったのかと責めるような口ぶり。
季節変化や生理のサイクルによる影響を受けやすい疾患では、それほど単純に行くとは限らないので前例は無いとはいえ、もしも最後までこれのみで根治に向かえば最高に素晴らしい話。
しかしながら一年間、季節変化の推移による病状変化の傾向を観察しながら、必要に応じて微調整を繰り返して反応を確かめる必要が生じることも珍しくないことを何度繰り返し説明しても、理解力のない人では唖然とするほど馬耳東風。
こちらの苦労も知らないで、このような恩知らずには相談に乗らなければよかったと思ってみたところで、今さら後悔先に立たず。
2009年6月16日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 19:45| 山口 ☁| とんでもない話や、信じられない困った話
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