2014年06月09日
漢方薬は食前、食間というのはまったくの都市伝説!
2010年6月9日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
メールによるご質問:
今まで漢方薬を飲める時に飲んでいましたが
知り合いが漢方薬は食間または食前に飲まなければならないというのですが、
食後でもよろしいのでしょうか。
お返事メール:
漢方薬の食前、食間というのはまったくの都市伝説です。
こだわる必要はまったくありません!
但し、胃や食道の病気の場合は、実際に試してみて、一番効果を感じる時間帯を選べばよいです。
>漢方薬は食間または食前に飲まなければならない
というのは、まったく迷信です。
胃や食道の症状の人の場合は、実際に飲んでちょうしのよい時間帯を選べばよいです。
食前でも食間でも、あるいは食後でも、実際に飲んで調子がよいという時間帯を選んで飲めばよいですが、あまり神経質に考える必要はありません。
実際に、飲む時間帯をいろいろかえて試すのもよいと思います。
ブログへの補足
実際のところ、専門家であるべき薬剤師や医師でさえ、漢方薬は食間あるいは食前に飲まないといけないと信じ込んでいる人が大多数である。
ところが、これには科学的には何の根拠もない。
むしろ、数十年前に日本の女医さんが漢方薬の吸収実験をしたところ、食後がもっとも吸収がよかった というデーターが専門誌に掲載されていた。その雑誌が現在見つからないのが残念である。
この問題は、各漢方製剤の効能・効果に「体力のあるなし」が記載されている問題以上に、まったく科学的根拠のない都市伝説に過ぎないのである。
結論としては、その人の状況に応じて食前・食間、食後を決めるとよく、食前に服用すると食欲を害しやすい人は食後のほうがよく、忙しくて飲み忘れしやすい人は断然、食後に決めたほうが有利である。
逆流性食道炎や胃症状が主訴の場合は、どの時間帯に服用するのが効果がよいかを試して決めるとよい。
村田漢方堂薬局では、一般的には最も吸収率の上がる食後の服用を奨励している。
2010年6月9日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 06:54| 山口 ☁| 間違いや問題の多い日本の漢方と漢方薬
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