2014年06月30日

心霊研究から超心理学へ
(附録:石川幹人著『「超常現象」を本気で科学する』批判)

2009年6月30日のボクチン(5歳)
2009年6月30日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 昨日に続いて今度は日本人の研究者たちについて。

 世界的には心霊研究からはじまった膨大な研究成果に対し、否定派による「超ESP仮説」の出現に過度に反応し、心霊研究は超心理学へと名を変えて、かなり萎縮してしまった様相を呈しているが、このような屁理屈極まる仮説をでっち上げる否定派の知性も疑われるが、過度に萎縮する方にも問題がある。

 それはともかく、日本人の中で、その分野では信頼の置ける翻訳と著書を多数出版されているのが例の超心理学者でもある笠原敏雄氏である。

 古いところでは心霊研究の日本の開祖といっても過言ではない浅野和三郎は東京帝国大学英文科卒で、海軍機関学校の英語教官を辞した後釜に芥川龍之介が赴任している。
 この浅野和三郎の著書および翻訳書類は参考価値が高いが、松本健一氏が評伝として『神の罠 浅野和三郎、近代知性の悲劇』を出版しているが、根本的なところで著者松本健一氏の唯物論的偏見によって結論がいびつになっている。

 浅野和三郎の翻訳方面で後を継いだ観のある近藤千雄氏は、ちょうどヒゲジジイのボクチンが亡くなった同じ頃に他界されてしまったが、氏の翻訳書はシルバーバーチ関連を主体に膨大な数にのぼる。
 氏御自身の著書の中では『人生は本当の自分を探すスピリチュアルな旅』は必読に値する。
 この書籍の旧版は『人生は霊的巡礼の旅』であり、タイトルが異なるだけで、内容はまったく同じ。しかも本の造りも堅牢で、古書値も安価。こちらの方が入手しやすいかもしれない。

 日本人で信頼がおける著者や翻訳者としては、上記の笠原敏雄氏、浅野和三郎、近藤千雄の著書や翻訳書であれば、ほとんど信頼性が高いので無難といえる。

 お奨めできない他の書籍類では『引き寄せの法則』の類である。人生はそんなに甘くはないはずである。
 同様にお奨めできないものの近刊では、超心理学の科学的な研究と称して出版されているものの中でもハナから否定的な立場の著者たちの書籍類。

 たとえば石川幹人氏が、否定的な立場から『「超常現象」を本気で科学する』 (新潮新書)という幽霊が役立つか役立たないかというテーマに終始する書籍。
 これなどは「日本における超心理学研究の第一人者」などとして紹介されることが多い石川氏であるが、はなから否定的な立場の人物が、中立な立場ならともかく、「日本における超心理学研究の第一人者」とされるのだから、いよいよもって噴飯ものである。

 アマゾンのカスタマーレビュー欄で、「茶トラ」という、ヒゲジジイにそっくりの人物が、この書籍を痛烈に批判しているが、まったく同感である。

2009年6月30日のボクチン(5歳)
2009年6月30日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2009年6月30日のボクチン(5歳)
2009年6月30日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母


2014年06月29日

超ESP仮説によっても否定困難なヴァージニア大学の「生まれ変わり」の研究

2010年6月29日のボクチン(6歳)
2010年6月29日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 案の定、昨日の死後生存のテーマは同業者には不評のようで、その証拠に上記の叱咤激励を促すバナーのクリック数が激減している。
 いかに医療関係者が一般の人以上に唯物論という共同幻想に憑かれている人が多いかを示す証拠であろう。「唯脳論」の著書で高名を馳せた医師もいるくらいである。

 もともと前回と今回のブログは、常連さんやお馴染みさんたちからの書籍紹介依頼に答えるもので、「ブログに書きます」という約束を果たしているまでのこと。

 2007年に亡くなられたアメリカ合衆国のヴァージニア大学精神科の主任教授だったイアン・スティーヴンソン氏は、生まれ変わりの研究において夙に有名である。
 つまり、今回のタイトルの通り、悪名高い超ESP仮説によっても否定困難な「生まれ変わり」の詳細綿密な状況証拠の積み重ねにより、やっぱり「生まれ変わり」がほぼ確実にあり得るのだから「あの世」の存在も認めざるを得ないだろうというところまで到達している。

 調査対象は主として世界中の「前世の記憶を話す子供たち」の徹底した現地調査と綿密詳細な分析によるもので、日本でも例によって笠原敏雄氏の訳で、数種類の翻訳書が出版されている。

『前世の言葉を話す人々』春秋社
『生まれ変わりの刻印』日本教文社
『前世を記憶する子供たち』日本教文社
『前世を記憶する子供たち(2)』日本教文社


など、そのほか著者は異なるが、同じくに笠原敏雄氏の訳によるもので、

転生した子どもたち―ヴァージニア大学・40年の「前世」研究

この一冊を読むだけでも、目から鱗が落ちること請け合いである。

 インドのサトワント・パスリチャ氏(国立衛生神経科学研究所助教授)の著書では
生まれ変わりの研究 前世を記憶するインドの人々』日本教文社

 ガチガチに硬直した唯物論信奉者も、これらのうちのどれか一冊でも読めば、憑かれたような固定観念から脱却できそうなものだが、そういう人達に限って、これらの本を滅多なことでは目を通そうとしないのだから、救いようがない(苦笑。

 ましてやこの人達にとっては
 近藤千雄訳編『古代霊は語る シルバー・バーチの霊訓より』
などは以ての外ということになるだろうし、水と油とは実にこのことである。
 こういう良書が世界に広まれば、必ずや国家間のエゴは激減し、戦争も無くなるだろうし、犯罪も激減することだろう。
 悪人たちは因果応報の厳然たる法則が自動的に作動して天罰が近い将来待ち受けていることを知って恐れをなすだろう(笑。
 さらには「人生とは苦しいに決まっている」と知って、不思議なことに却って生きるファイトが湧くことだろう。

 ともあれ少しでも興味がある人の場合、上記の書籍の中では、

転生した子どもたち―ヴァージニア大学・40年の「前世」研究

の一冊に目を通すだけでも十分説得力があるだろう。

2012年6月29日のボクチン(8歳)
2012年6月29日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年6月29日のボクチン(8歳)
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2014年06月28日

死後生存問題を扱った入門書を紹介してほしいという依頼

2010年6月27日のボクチン(6歳)
2010年6月27日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 昨今、折に触れて「あの世」の話をブログネタとして取り上げていた記事をご覧になった常連さん達から、その筋の本を紹介してほしいという依頼が増えている。

 ということで、今回のブログは死後生存の話題を奇想天外なオカルトとしか考えられない「唯物論という共同幻想に憑かれた連中」には無縁のお話である。
 したがって当方のブログの訪問者はガジガジの理系頭の唯物論に憑かれた同業者が多いかもしれないので、彼等や彼女等には同様無縁の内容である。

 ともあれ昨日なども、県外の常連さんで補充注文の電話の序に、愛犬を亡くされて落ち込んでおられ、あの世ではペットにも再会できるのだろうか?という真剣なご相談である。
 あの世の話をヒゲジジイが書いて本に出して欲しいと、とんでもない依頼は笑い話としても・・・

 好い加減な本が氾濫する中、信憑性の高いペット関連の書籍の代表格は、ハロルド・シャープ著の『ペットたちは死後も生きている』だろう。

 またジェームズ・ヴァン・プラグ著の『天国との会話』や『もういちど会えたら』のいずれかにも、愛犬と再会する実話が掲載されていたはずである。(いずれも光文社刊)

 近刊では坂本政道著『あの世はある!』(ハート出版)の中にも、天国で母親が自転車の買い物籠に愛猫を乗せて会いに来る場面があった。

 あの世のことをかいつまんで知るには、やはり坂本政道著『わかりやすい!絵で見る死後体験』(ハート出版)。

 蛇足ながら、上記2冊の著者坂本政道氏は東大の理学部卒。
 ヘミシンク関連書籍を多数出版されているが、ヒゲジジイの個人的な偏見として、どの書籍も東大卒特有な人情味の乏しい筆致に嫌悪感を常々感じていたが、上記の『あの世はある!』を出版するきっかけとなったのが身近な人達の死に直面することが続いたことらしいことから、ようやく人間性を感じられる筆致となって好感が持てるようになったばかりである。


 科学的に考察した専門家や哲学者による真摯な研究入門書的なものとしては、いずれも昨日のブログで紹介した笠原敏雄氏が翻訳された『死を超えて生きるもの』や『死後の生命』『死後生存の証拠』『死後生存の科学』の4冊は、真面目な研究入門書として優れている。
 いずれもアマゾンで検索すれば、古本で入手できる。「日本の古本屋」のサイトから注文することも可能。

 但し、このような真面目な科学的考察類も、唯物論者達による悪名高い「超ESP仮説」という屁理屈も極まる飛躍した仮説によって、あらゆる死後存続の証拠を打ち砕こうと企む大きな壁(といってもあまりにも強引な唯物論者たちの共同幻想に過ぎないが)が立ちはだかっているとされるが、まともな神経なら、この超ESP仮説などは、まったく唾棄すべき屁理屈に過ぎないので無視すべきである。

 心霊研究史としては講談社発行の『近代スピリチュアリズムの歴史 心霊研究から超心理学へ』は日本人の書いた書籍であるが、内容的にも客観的で信頼が置ける。
 文春文庫のデボラ・ブラム著『幽霊を捕まえようとした科学者たち』は、読み物としてはとても面白いが、揶揄的な筆致からは信憑性に欠ける部分が散見されるので、否定論者の書籍の反面教師と心得て読めば、とても面白い。

 ともあれ、他にも優れた書籍は膨大な数に上るが、本日は入門編としてこれくらいにしておきます(笑。

2010年6月27日のボクチン(6歳)
2010年6月27日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年6月27日のボクチン(6歳)
2010年6月27日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2014年06月27日

頼りない「現代科学」、やっぱり科学は錯覚である

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2009年6月27日のボクチン(5歳)
2009年6月27日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 最近、心理学者の笠原敏雄氏の死後生存研究や超常現象関連の著書および翻訳書籍の収集と読書に嵌っている。

 また氏のHP(心の研究室)にはさらに興味深い記述が多く、科学関連の指摘は参考価値が高い。

 なかでも次のような部分。
H・コリンズ、T・ピンチ共著『七つの科学事件ファイル』(福岡伸一訳、化学同人)です。原著者のふたりは、日本では、R・ウォリス編『排除される知』(青土社)所収の「超心理学は科学か?」で知られる科学社会学者です。このふたりの著書は、いつもおもしろいので、この訳書もさっそく読んでみました。本書では、たとえば、相対性理論を巡る実験データや観測データの改竄(というか、本末転倒の取捨選択)などが詳しく紹介された後、「相対性理論が本当の真理であると断定する確実な証拠といったものは実は存在しない。……科学上の真理とは、実は社会のなかで、科学はこうあるべきだ、あるいは科学的なものの見方としてこの方法がよいと判断された結果として表現されるものである。新しい事物の見方に関して、あらかじめ結論があり、その結論を特定の人々が承認してはじめて『真理』が誕生する」のであると、実に的確な指摘が行なわれています(訳書、121ページ)。
         ━超常現象と出版社
 以上のように

「相対性理論が本当の真理であると断定する確実な証拠といったものは実は存在しない。……科学上の真理とは、実は社会のなかで、科学はこうあるべきだ、あるいは科学的なものの見方としてこの方法がよいと判断された結果として表現されるものである。新しい事物の見方に関して、あらかじめ結論があり、その結論を特定の人々が承認してはじめて『真理』が誕生する」

 という的確な指摘からも分かるように、科学は錯覚であり、同時に共同幻想に過ぎないという謙虚な姿勢が必要であろう。

 現在定説となっている科学理論も、いつ何時覆るかもしれないことを覚悟しておくべきであり、「絶対的な真理」などあり得るはずもなく、真理とされる定説も意外に心もとないものであることを銘記すべきであろう。

 ともあれ、上述の笠原敏雄氏の著書やサイトの中でも、個人的に興味深いのは超常現象・死後生存研究など、真に正しい科学的態度とはいかなるものかを示唆してくれる点では他に類をみないと思っている。

2009年6月27日のボクチン(5歳)
2009年6月27日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2009年6月27日のボクチン(5歳)
2009年6月27日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 08:34| 山口 ☔| とんでもない話や、信じられない困った話 | 更新情報をチェックする

2014年06月26日

素晴らしい製剤なのに使っても使ってもロットが変わらず使用期限が次第に迫って来るとは勿体ない!

2009年6月26日のボクチン(5歳)
2009年6月26日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 世の中の同業者はこんな優れた製剤なのにどうして気がつかないのだろう?

 これまでもメーカーさんの方で回転率が悪く、村田漢方堂薬局だけが頻繁に愛用している製剤が何種類かあって、そのために泣く泣くこのブログ上で派手に宣伝してきたが、もはやその手だけは使いたくない。
 ハゲタカのような通販薬局サイトがあって、それらを狙い撃ちされ兼ねないからである。

(蛇足ながら、医薬品の通販サイトに対する覆面調査の結果が発表されていた。すなわち厚生労働省による覆面調査によれば、使用方法などメールで問い合わせたところ、その半数近くがまったく返信がなかったという。)

 昨今も当方で折々に使用して著効を奏する愛用の製剤があって、在庫が減るつどメーカーさんから直接取り寄せても、毎度マイド、いつまでたってもロットが変わらず、次第に使用期限が短くなって来る。

 メーカーさんに問い合わせると、この素晴らしい製剤が信じられないことに多くの薬局では人気がなく、在庫の割には使ってもらえる薬局が少ないということだった。
 だからいつまでもロットが変わらないはずである(涙。

 よっぽどこのブログで、数年前までのように派手に宣伝してみようかと思ったが、上記の通り、通販サイトに狙い撃ちされると、その製剤の品性が一気に貶められ兼ねないので止めておくが、粉末を原料とした丸剤で、一般の製剤であれば生姜や大棗、人参が配合されているために、アトピー性皮膚炎や慢性腎炎には使用しにくいが、この製剤であれば、本来の方剤の「原典の配合内容に忠実」であるから、よけいな生姜や大棗など含まれない

 しかも人参の代わりに党参配合であるから、アトピー性皮膚炎にも慢性腎炎や腎不全でもとても使用しやすい。

 こんな優れた製剤を、同業者は気がつかないなんて、ほんとうに信じられないっ!

2011年6月26日のボクチン(7歳)
2011年6月26日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年6月26日のボクチン(8歳)
2012年6月26日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母



posted by ヒゲジジイ at 00:07| 山口 ☁| 日本漢方の情けない現状と限界 | 更新情報をチェックする

2014年06月24日

アクセスカウント100万人突破記念のお祝いに日本代表がコロンビアに勝利?!(結果はあまりにも見事な負けっぷり!)

2009年6月24日のボクチン(5歳)
2009年6月24日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 このブログの左側の下部に設置したユニークアクセスカウント(正確な訪問者数)の表示にカウントされている通り、今日か明日の早い時期に100万名の来訪を超えるだろう。

 日本対コロンビア戦がはじまる頃までには100万人目の訪問者を迎えるはずである。

 この記念すべき日にこそ、日本代表はコロンビアに勝利して、村田漢方堂薬局ブログの100万名来訪記念日を盛大に祝ってくれることだろう(笑。


 結果は見事過ぎる負けっぷり!

2009年6月24日のボクチン(5歳)
2009年6月24日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年6月24日のボクチン(6歳)
2010年6月24日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 19:11| 山口 ☀| 近況報告 | 更新情報をチェックする

村田漢方堂薬局では漢方相談の男女の比率が同じ

2009年6月24日のボクチン(5歳)
2009年6月24日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 村田漢方堂薬局では漢方相談の男女の比率が同じだが、各メーカーさんの情報では、一般の漢方薬局では女性客がほとんどを占め、8〜9割近くであるというが、本当だろうか?

 もともと一般論で言えば、健康に対する投資に関しては、男性の方がケチで節約したがるだけでなく、健康に対して投げやりである人が多く、しかも権威に弱くて医師を尊敬しても、巷の薬剤師はテンから馬鹿にしている御仁も多いのが一般である。

 ところが、不思議なことに当方に訪れる男性たちは、上記の一般的な男性の傾向とは真逆で、真面目な女性達と同じがそれ以上のレベルである。
 もともと好い加減な考えの男性達は徹底してチェックして絶対に謝絶するので、必然的に真面目な人達しか集まらない。

 とはいえ稀には真面目であっても医療関係者の男性で、配合の微調整の段階で、追加方剤を2種類それぞれ反応の良し悪しを確かめようとテストを試みてもらおうとしたとき、

「僕は専門家じゃないので、先生にお任せします!」
と切り替えした馬鹿者がいた。

 当然、ヒゲジジイは烈火のごとく怒って、
「自分の身体のことだろうがっ!本人が分からないで、どうしてこちらが分かるというのだっ!」
 と、実際にはもう少し穏やかではあったが、これだから当方に来るまで重症のアトピーが治らなかったはずだと、感心するやら呆れるやら。

 コチトラ病院とは異なって、漢方薬の使用方法を綿密詳細に伝授するのが漢方薬局の薬剤師の仕事と心得て、過剰なほど親切に説明しながら服用者に協力を求めているのに、本人が投げやりであることが分かった時点でプッツンしかけない。

 本当なら実に面倒でやりたくもない「根掘り葉掘り」の質問、微調整の反応具合の確認のための詳細な質問に、どうしても協力できないというのなら、当方に来られる資格はない。

 こちらの依頼と質問を面倒がって
「僕は専門家じゃないので、先生にお任せします!」
                  バカタレ

2009年6月24日のボクチン(5歳)
2009年6月24日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年6月24日のボクチン(6歳)
2010年6月24日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 00:34| 山口 ☁| 徹底したポリシー | 更新情報をチェックする

2014年06月23日

常日頃から上焦の実熱を有する人に生じた急性の激しい腰痛でも

2010年6月23日のボクチン(6歳)
2010年6月23日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
 

 上焦の実熱を伴った原因不明の眼科疾患を有する人が、年中アイスクリームが止められず、下半身の冷えを伴った激しい腰痛に、上焦の実熱を清する方剤とともに、当帰四逆加呉茱萸生姜湯を常用することで、アイスクリームを中止しないまま、しっかり改善している人がおられるが、これなどは漢方薬の悪用の代表例で、冷食を止めない限りは、本当の根治はあり得ないだろう。


 ところで先日、以前からストレス疾患で、四逆散や黄連解毒湯を折々に使用されながら、車の運転に疲労したときは面白いことに葛根湯の頓服がよくフィットする人。
 このような体質の人が、急激な腰痛が続いて病院から出された治療薬(鎮痛剤など)がまったく効果がないといって来られた。

 仕事上、重いものを持つので、一般的な腰痛薬、疎経活血湯エキス製剤を出しかけたが、よくよく質問すると「腰の深部」の痛みであり、どうも通常の腰痛とはやや異なるようである。

 そこで、例によって根掘り葉掘り質問すると、案の定、冷飲や冷食が半端じゃない!

 とても暑がりで、身体はとても熱いというが、腹部を冷やし過ぎて生じた腰痛に違いないと大建中湯去膠飴を飲んでもらったところ、2日で諸症状が大いに軽減し、5日でほとんど消失。
 冷飲や冷食を即刻中止してもらったので、漢方薬の効果も即効。

 病院から出された鎮痛剤が一切効果がなかったのは、結果的には疼痛の原因が内臓の冷えによるもので、疼痛の性質が異なるから当然といえばトウゼンであろう。

2010年6月23日のボクチン(6歳)
2010年6月23日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年6月23日のボクチン(6歳)
2010年6月23日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年6月23日のボクチン(8歳)
2012年6月23日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

 

2014年06月22日

プロ意識を取り戻せばグループリーグ突破は十分可能

2009年6月22日のボクチン(5歳)
2009年6月22日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 うっとうしい六月というのに、日によっては終日年寄りには応える忙しい日があるかと思えば、突然、金曜日のように閑古鳥が鳴く日もある。
 総じて忙しい六月、W杯も重なるので身が持たない。

 そのW杯・・・
 どうやら監督がアマチュアレベルなので心もとない部分もオオアリだが、選手達がプロ意識を戻りさえすれば、予選突破も決して夢ではない。

 ギリシャも意地があるので、おそらく最低限引き分けるか勝つかのいずれかであろうから、日本チームがコロンビアから最低限1点差で勝利すれば、グループリーグを突破すること、ほとんど請け合いである。

 コスタリカとの親善試合では3−1で逆転勝ちした日本だが、そのコスタリカはW杯で優勝経験のあるウルグアイもイタリアも撃破して、すでに予選突破を確定している。
 それに引き換え、日本の惨めな現状はどうしたことか?

 意地があったら少しは親善試合で打ち負かしたコスタリカを学ぶべきだ。
 親善試合で連勝続きで却って監督にも選手にも驕りが出ていたに違いない。

2010年6月22日のボクチン(6歳)
2010年6月22日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年6月22日のボクチン(8歳)
2012年6月22日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 00:31| 山口 ☔| 日本人としての自覚の問題 | 更新情報をチェックする

2014年06月21日

久しぶりに休養ができた金曜日

2009年6月21日のボクちん(5歳)
2009年6月21日のボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 ザッケローニ監督が日本チームには最も不向きだと公言し続けていたはずのパワープレーを2試合続けて指示し続けた血迷いぶりには呆れ果てた。

 監督が自身に実戦経験がほとんど無いだけに、やはりアマチュアレベルだったのかと酷評したくなるギリシャ戦だった。

 今回の試合は選手自身の問題以上に、監督の血迷った采配の責任が大きいだろう。

 お陰で店頭は暇な1日で、サッカーに興味のなさそうな大阪の若いおばちゃんや、5年ぶりに戻ってきた以前のお馴染みさんが相談にやって来られたくらいで、連日のサッカー観戦疲れを癒すことができた。

2009年6月21日のボクちん(5歳)
2009年6月21日のボクちん(5歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年6月21日のボクちん(6歳)
2010年6月21日のボクちん(6歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 00:24| 山口 ☁| 近況報告 | 更新情報をチェックする

2014年06月20日

プロ意識の欠如

2010年6月20日のボクチン(6歳)
2010年6月20日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 W杯のコートジボアール戦における日本代表の臆病風に吹かれ腰の引けた試合を見て、大和魂は死語になったことを実感。
 プロであったら、少なくとも、同じ負けるにしても本来の攻撃サッカーを貫いて、みごと散るならまだしも、あのテイタラクはプロ意思が欠如している証拠であろう。
 プロであったら、あのような腰の引けた試合をしてはあまりにもみっともない。

 このブログをアップ後、6時間もしたらギリシャ戦が始まるが、それに勝ったとしても、次は強敵のコロンビアが待っている。
 勝つにしても負けるにしても、プロとしてのプライドを失ってなければ、腰の引けた試合だけはやって欲しくない。
 

 プロ意識の欠如の問題では、昨今もしばしば遠路はるばる漢方相談に来られる人達の中には、地元近辺で熱心に漢方薬局に通いつめていたものの、あまり効果がないどころか、却ってジリジリと悪化しているようなので、それを申告しても、「そうじゃなくって!」と遮られて、あらゆる手前味噌の理屈を述べ立てられ、聞き入れてもらえなかったという人達。

 関東からも関西からも、九州からも意を決して当方にやって来られるようになった気の毒な人達がとても目立つ。

 病院でも主治医に投与された副作用らしき異変を相談しても真面目に受け取って呉れないとなげく患者さんも多いが、ましてや漢方薬局なら相談者の申告を素直に聞き入れるべきで、屁理屈を並べ立てて自己正当化に走るのは実にみっともない。

 プロ意識が欠如すること、先の日本代表のサッカー選手たちと同列である(苦笑。

 但し、稀には相談者の中には、何度通っても大事なことをなかなか述べないで、いつもアトダシじゃんけんばかりで、だいぶ期間がたって居直ったように、あのときは本当はどうだっただの、実に歯がゆい馬鹿者も混じる。
 これなどはプロ意識とは何の関係もないので、逆にこちらから相談を遠慮してもかまわないだろう。

2010年6月20日のボクチン(6歳)
2010年6月20日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年6月20日のボクチン(6歳)
2010年6月20日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母



posted by ヒゲジジイ at 00:21| 山口 ☀| とんでもない話や、信じられない困った話 | 更新情報をチェックする

2014年06月19日

大阪のオジちゃんやオバちゃんたち(笑

2011年6月19日のボクチン(7歳)
2011年6月19日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

 大阪でも数十年来、当方の漢方薬を利用されているオジちゃん(最初はお兄さん)もいて、きっかけは書店で拙著『求道と創造の漢方』を読まれ、週刊誌を手に、ぶらりと来られて以後のお付き合いである。
 ところで、この拙著は、少し前までアマゾンで3万円前後の高値で売られていたが、一部の古書店が低価格、といってもこれまでよりも低価格というだけで、1万円強で出品しているところが出現して、ようやく少しは落ち着いてきた模様。

 それはさておき、上記のオジちゃんは当時、極端な胃腸虚弱なため、柴胡桂枝湯合補中益気湯がよくフィットして長年利用され、最近では以前ほど頻繁に使用されなくてもかなり調子がよく、むしろオルスビー錠レベルでも十分、胃腸の健康を維持されている。

 ずいぶん長いお付き合いになっているが、他にも大阪のオバちゃんでも、5年くらい熱心に続けられ、頑固な疾患ながら一定の効果を持続していたものの、気がつけば最近は音沙汰がなくなっている。とても熱心な人だったが・・・。

 このように大阪にも関東地方の人達のように熱心な人もおられるのだが、
 昨年来、大阪のオバちゃんたちの印象があまりにもよくない例が続いたので、ブログネタとしても面白いので遠慮会釈なしに書き殴ってきた。

 だから、さぞや大阪の人達は、当方を敬遠すること間違いなし、と高を括っていたら、最近になって大阪のオジちゃん1名、オバちゃん(といっても比較的若いが)2名。

 女性たちはまだ最近のことだから、なんとも言えないが、大阪のオジちゃんについては大変熱心で、1ヶ月の間に数回は通ってこられ、一定の効果があるのは喜ばしいことではあるが、実に大阪のオジちゃんらしく、

「先生の後継者はイテハリマンノンっ? 先生が死んだら僕たちは困るんでっけどっ!」

と、遠慮会釈がない!
 次回は10日後ということだったから、

「きっとご期待通りに10日以内にあの世にオサラバしているだろうよっ!」

と切り返して憮然もブゼン!
 ところが案に相違して、黄砂とPM2.5にやられて蓄膿気味の鼻炎と気管支炎に罹ってしまったものの(現在は完治)、残念ながら10日後もまったく生憎なことに、まだいまのところはヒゲジジイは健在だった(呵呵。

2011年6月19日のボクチン(7歳)
2011年6月19日のボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母



posted by ヒゲジジイ at 00:08| 山口 ☁| 近況報告 | 更新情報をチェックする

2014年06月18日

芍薬甘草湯中の芍薬と甘草の配合比率の重大な問題点について

2010年6月18日のボクチン(6歳)
2010年6月18日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
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 大学で芍薬甘草湯についての論文を作成中なのですが、先生のブログ上で芍薬4〜6gに対して甘草2gという記載をみて論文に取り入れたと思いました。

 しかし、ネット上の記事だけでは根拠が弱いと指導教授に言われ、論文を探したのですが、どうしても見つけられず困っています。

 何か根拠となるような論文が有りましたら教えていただきたいのですがよろしでしょうか。
2010年6月18日のボクチン(6歳)
2010年6月18日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 当方のブログ 漢方薬専門・村田漢方堂薬局(山口県下関市)の近況報告 のgoogleの検索窓に「芍薬甘草湯」を打ち込んで検索すれば、複数の記事が出てくるはずです。
 それらを参照されるとよいかもしれません。

 ご覧になったのは、芍薬甘草湯 漢方専門薬剤師による漢方薬方剤漫遊記  に掲載の3つの記事なのでしょうか?
 そのページの一番下の記事にもかなりな根拠を示しているはずですが、
たとえば、
前文略・・・日本漢方では、芍薬(しゃくやく)と甘草(かんぞう)の比率を同量で使用するから、甘草が多すぎて浮腫を生じさせてしまうことが多い。
同じ比率で使用するのは、傷寒論の記載に忠実であろうとするための、弊害である。
当時とは、時代も環境も、マッタク異なっている、ということに対する配慮が足らないのでは、ないだろうか。
煎薬で服用するときでも、甘草は3〜4グラムくらいまでとし、芍薬をしっかり多めに使うべきではないか。
つまり、上記の甘草の分量に対して、芍薬は9〜12g、場合によっては15g使用するのである。

現代中国の文献類によれば、日本のように等比率で使用されることは、まずない。
・・・後文略
など、様々なブログの記事で繰り返し書いていますが、

>ネット上の記事だけでは根拠が弱いと指導教授に言われ

という石頭の考えでは漢方医学に発展は将来も到底望めそうもありませんね(苦笑。

 取り急ぎ、お返事まで。

2010年6月18日のボクチン(6歳)
2010年6月18日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:

 参考にしてみます。また分からないことがあったらご連絡さしあげるかも知れません。

 また相談に乗っていただけましたら幸いです。

2010年6月18日のボクチン(6歳)
2010年6月18日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母


ラベル:芍薬甘草湯
posted by ヒゲジジイ at 00:02| 山口 ☔| 日本漢方の情けない現状と限界 | 更新情報をチェックする

2014年06月17日

転移ガンの人達の漢方薬によるサポート力

これはボクちんではなく今年6月12日の一歳未満のメスのトラちゃん
これはボクちんではなく今年6月12日の一歳未満のメスのトラちゃん posted by (C)ボクチンの母

 今年新たに癌サポートの漢方相談を受けた「転移ガン」の人たちは、どの人も当方の漢方薬を服用しはじめて、みるみる血色がよくなって元気になっている。

 当然のごとくそれにともなって、これまで腫瘍マーカーが上昇するばかりだったものが短期間ですべてにおいて下降。

 なかには激しい副作用の抗がん剤治療に耐えられず、漢方薬に賭けてみるという確信犯的な人も、抗がん剤を拒否したという理由から、なかなか思うように諸検査を受けにくい事情がおありのようだが、漢方薬類の補充に来られるたびに、みるみるお元気そうになっていく。

 同じ確信犯でも、二度目の原発癌のまま転移がないとはいえ、手術も投薬も拒否して友人の医師に相談の上、当方の漢方薬による明らかなサポート力によって頗る体調が良好に維持できるようになって約2年。
 原発巣も小さくなったまま完全には消えないものの、年齢を考慮して手術を拒否された割には、かなりハードな体力の要る趣味に打ち込む毎日。
 こちらがうらやましいと思うほどの超人ぶりである。

 数年来順調に経過している人たちの中には、3年経つ頃には、まだ5年も経ってないというのに諸検査がよいことに安心されてか、いつの間にか服用量が激減している人もかなりおられる。

 ところが逆に5年経過して完全治癒を宣告された人であっても、徹底的に漢方薬の服用量を減らすことなく、服用するのが習慣になったらしく、いつまでも継続している人達もたくさんおられる。

 癌はひとむかし前ほどには、決して怖い病気とはいえない時代になったのかもしれない。

2010年6月17日のボクチン(6歳)
2010年6月17日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年6月18日のボクチン(6歳)
2010年6月18日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 14:07| 山口 ☁| 悪性腫瘍・癌・ステージ4の進行癌や転移癌 | 更新情報をチェックする

2014年06月16日

仕事冥利に「尽きない!」イヤな仕事だと思うとき

2009年6月16日のボクチン(5歳)
2009年6月16日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 数十年前、喘息の女性に、柴朴湯でもう一歩効果がでずに延々と数ヶ月以上。
 無い頭を振り絞って、麦門冬を1味加えてみると、驚異的な効果を得て、二度と発作が生じなくなった。

 大いに喜んでもらえると思いきや、どうして早くそれを加えてくれなかったのかと、恨み辛みを浴びせられ、嬉しいやら悲しいやら。

 それ以後も、たいへん稀なことではあるが、苦労の果て、中途半端な効果がちょっとした工夫で劇的に効果が上がったことで、喜んでもらえると思いきや、意外にも上記と同様、恨み辛みで、これまでの配合は何だったのかと攻め立てられたことも数えるほどくらいはあって決して皆無ではなかった。

 昨今でも、季節変化に応じて不必要な配合を減らす段階で、新たな漢方薬1種類だけに絞り込んで濃度を上げてみたら劇的に効果が出た。
 ところが喜ぶかと思いきや、これまでの数ヶ月は何だったのかと責めるような口ぶり。

 季節変化や生理のサイクルによる影響を受けやすい疾患では、それほど単純に行くとは限らないので前例は無いとはいえ、もしも最後までこれのみで根治に向かえば最高に素晴らしい話。
 

 しかしながら一年間、季節変化の推移による病状変化の傾向を観察しながら、必要に応じて微調整を繰り返して反応を確かめる必要が生じることも珍しくないことを何度繰り返し説明しても、理解力のない人では唖然とするほど馬耳東風。

 こちらの苦労も知らないで、このような恩知らずには相談に乗らなければよかったと思ってみたところで、今さら後悔先に立たず。

2009年6月16日のボクチン(5歳)
2009年6月16日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 19:45| 山口 ☁| とんでもない話や、信じられない困った話 | 更新情報をチェックする

2014年06月15日

相性が悪ければ我慢せずにサッサとあきらめてほかを探すべし!

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2009年6月15日のボクチン(5歳)
2009年6月15日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 4度目の手術を数ヵ月後に控えた時点で、当方の漢方薬を服用した効あって手術前の入院後の検査では一定の改善が見られ、幸いにも手術を免れた某難治性疾患。

 かといって漢方薬で直ぐに根治するような疾患でもなく、手術にしても根治的なものではなく対症療法に過ぎない。

 その後数年に亘って、半年に一度、その大病院で受ける定期的な検診を続けているのだが・・・
 どうしても主治医との相性が悪く、いつも横柄で脅すような悲観的な話ばかりでいつもショックを受けて帰ってくる。

 ところが地元で毎月受ける病院ではそんなに悲観的な話は出て来ない。

 大病院の先生との相性がとても悪ということだから、他の先生に変えるように強くアドバイスしておいた。
 そこで他の医師の診察日に変えたところ、今度は悲観的な話はなく、包容力のある先生だったのでとても明るくなった。

 このように主治医との相性は重要で、病状の推移のみならず日々の生活にまで大きな影響を及ぼす。

 翻って、我らが漢方相談においても、明らかに相性が悪そうな場合、無理して我慢せずに、きっぱりと通うのを止めて他の相性のよさそうなところに変わるべきである。

 他でもない、直感を重視するヒゲジジイは、ヒゲジジイの性格に合わないと判断した場合は、あらゆる理由をつけてでもお断りしている。

 相性が悪いことが明らかな場合、こちらはイライラして思考が停止し弁証論治どころではない。
 だからお互いに無理に我慢しても、思うように効果が上がるはずがない。

 総じて優柔不断な人や思わせぶりな人、薬局だからといて舐めてかかる居丈高であったり高飛車な人など、以ての外である。
 また常連さんやお馴染みさんのご家族であっても本人が渋々だったり、また紹介者の義理でしかたなく渋々やって来られる人も、ありがた迷惑だからお断り。

 なお、漢方薬の使用方法を少しずつ伝授するのを仕事としている手前、理解力のない人には正しく使用してもらえない可能性が高いのでお断りせざるを得ない現実がある。


2010年6月15日のボクチン(6歳)
2010年6月15日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年6月15日のボクチン(6歳)
2010年6月15日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 19:30| 山口 ☁| 徹底したポリシー | 更新情報をチェックする

2014年06月14日

年余に亘る慢性疾患でも10日以内に即効が得られることは日常茶飯事だが・・・

2009年6月14日のボクチン(5歳)
2009年6月14日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

 数年以上続く慢性疾患の場合でも、適切な漢方薬を服用すると、多くは明らかな即効が得られる。

 そういう意味では世間で迷信のように信じられている「漢方薬は直ぐには効かない」というのは間違いである。

 かといって、即効が出たからといって、年余に亘って苦しみ、西洋医学治療はもとより保険漢方や地元の自費の漢方薬でも効果が無かった人たちの場合、遠路はるばる来られた甲斐あって、思いがけず即効が出たからといって、そのまま根治する筈もない。

 即効と言わないまでも、10日以内に体感的に明らかに効果を感じたとしても、短期間で明らかな効き目があったからといって、そのまま数ヶ月続けたくらいで根治するはずも無い。

 まだまだ体質改善を伴った根治的な配合を得るには折々の点検が必要であり、標治の後の本治を行うべき時期の見極めや、あるいは標本同治で押し通すべきかなど、実際には一年間の季節変化もしっかり観察しておく必要がある。

 その辺の事情を理解されず、短期間に即効があったのだから、そのまま短期間で根治するものと誤解される人も多い。
 だから、いつも強く注意するのは「効くのと治るのは大違い」ということである。

 それゆえ、最初から即効が出ない人のほうが、しかたなく長期戦を覚悟されるので、結果的には最終的にかなり理想的な体質改善が得られているケースが多い。
 即効が出た人の中には、ちょっとでも病状がぶり返すと根気が続かなくなる人も見られる。

 ともあれ、昨今稀なことだが、わざわざ遠方から来られたのはよいが、まだ数年来の地元の漢方薬で何の効果が得られてもないのに、強い未練を残してやって来られる理解に困しむケースもあった。

2014年06月14日 効いているかどうか分からないという不思議な人達

 このようなケースでは、弁証論治にもとづいた漢方薬のデリケートな配合の邪魔になるというのに、そのような優柔不断と取られてもしかたがないケースでは、きっぱりと漢方相談をお断りせざるを得ない。
 その辺の事情は上記のブログで詳細に記した通りである。

2010年6月14日のボクチン(6歳)
2010年6月14日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2012年6月14日のボクチン(8歳)
2012年6月14日のボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 22:24| 山口 ☁| 漢方薬および生薬・中草薬・漢方の即効例 | 更新情報をチェックする

2014年06月12日

W杯観戦による仕事の影響はまったくありません、大変ご心配をおかけしました。

2010年6月12日のボクチン(6歳)
2010年6月12日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 W杯観戦のテレビ放送時間は、仕事にはまったく影響はない模様です。

 予選の3戦はすべて開店前に終わってしまいますので、多くの皆様にご心配をおかけしましたが、平常通りの漢方相談が可能です。

 さきほどもここ一年通われている関東の女性からこの問題でご心配のメールを頂き、また昨日も、一昨日も、多くの人に気を使って頂いているので、このことをブログでお伝えすべきと思い、急遽お知らせする次第です。

 W杯の期間中、サッカー観戦のために仕事の営業時間に影響することはまったくありませんので、ご安心下さいませ!!!
 

2010年6月12日のボクチン(6歳)
2010年6月12日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年6月12日のボクチン(6歳)
2010年6月12日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 12:17| 山口 ☁| 近況報告 | 更新情報をチェックする

2014年06月11日

夜中の悪夢━飼い猫に嫉妬した野生動物による逆襲

2010年6月11日のボクチン(6歳)
2010年6月11日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 月曜日は朝から10日毎に通って来られる人の相談中で、しかも新人さんが順番を待たれている状況下に、どうしたことか数十年来の常連さんたちが次々に4名も決まった漢方薬類をまとめて購入に来られた。

 その間には1年未満で病状が安定している人達も補充購入に来られ、ヒゲジジイ以上に受付嬢が一人てんてこ舞い。

 午後は長期連用中の遠方の補充注文の人達もかなりな人数溜まっていたので、伝票発行や荷造りに二人ともに集荷時間に間に合うように神経をすり減らした。

 その疲れ出たのか、夜中に久しぶりに悪夢にうなされた。
 ボクチンやトラちゃんなど、3匹の茶トラの猫ちゃんたちが水に溺れかけているので、ようやく救出したかと思うと、黒っぽいスカンクが猫ちゃんたちを襲撃しようとするので、棍棒で打ち据えるのだが、ほとんど効果は無く、逆に追いかけられてヒゲジジイは逃げ回る始末。
 突然夢の情景が変わって、今度はスコちゃん(スコティッシュホールド)がアフリカゾウに襲撃されているので、急いで救出すると、こんどはヒゲジジイがアフリカゾウに追いかけられ、死の恐怖を感じながら逃げ回る始末。

 バカッっと眼が覚めて、夢だったことに気がついた。
 暑さにうなされていたらしく、気分が悪いので血圧を測ると、この夜中というのに上が140もある。

 熟睡できる体質なのに、こんな悪夢にうなされて、その夢を今でも鮮明に覚えているなんて昨今稀有な出来事。
 就寝前に急に空腹を覚え、ご近所からもらったとってもおいしいケーキをしこたま食べてしまったのが応えたのかもしれない。
 これがアトピーだったら猛烈な痒みに襲われていたのだろうと考えると、彼等や彼女等に突然へんなところで申し訳ない気分に陥ってしまう。

 でも、おかげで火曜日は比較的のんびりできた職場ではあったが、途中でまたぞろ関西の女性から問い合わせの電話。

 予約制ではないのか? 駐車場はあるのか?

 などと関西人特有のせっかちが伺えるので、どういう目的かを尋ねると、病院で蓄膿症が治らないので・・・蓄膿くらいでわざわざこちらに来て、ピントがしっかり合うまで10日毎に通えるのか? 地元で漢方薬を試したことはあるのか?

 という質問に、いずれも否という。

 だったら来られる資格はないので、当然お断りした。
 何を安易に考えているのだろう。

2010年6月11日のボクチン(6歳)
2010年6月11日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

2010年6月11日のボクチン(6歳)
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posted by ヒゲジジイ at 00:01| 山口 ☁| 繊細でデリケートなヒゲジジイ | 更新情報をチェックする

2014年06月09日

漢方薬は食前、食間というのはまったくの都市伝説!

2010年6月9日のボクチン(6歳)
2010年6月9日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

メールによるご質問:

 今まで漢方薬を飲める時に飲んでいましたが
 知り合いが漢方薬は食間または食前に飲まなければならないというのですが、
 食後でもよろしいのでしょうか。

お返事メール:

 漢方薬の食前、食間というのはまったくの都市伝説です。
 こだわる必要はまったくありません!
 但し、胃や食道の病気の場合は、実際に試してみて、一番効果を感じる時間帯を選べばよいです。

>漢方薬は食間または食前に飲まなければならない

というのは、まったく迷信です。

 胃や食道の症状の人の場合は、実際に飲んでちょうしのよい時間帯を選べばよいです。
 食前でも食間でも、あるいは食後でも、実際に飲んで調子がよいという時間帯を選んで飲めばよいですが、あまり神経質に考える必要はありません。
 実際に、飲む時間帯をいろいろかえて試すのもよいと思います。

ブログへの補足

 実際のところ、専門家であるべき薬剤師や医師でさえ、漢方薬は食間あるいは食前に飲まないといけないと信じ込んでいる人が大多数である。
 ところが、これには科学的には何の根拠もない。
 むしろ、数十年前に日本の女医さんが漢方薬の吸収実験をしたところ、食後がもっとも吸収がよかった というデーターが専門誌に掲載されていた。その雑誌が現在見つからないのが残念である。

 この問題は、各漢方製剤の効能・効果に「体力のあるなし」が記載されている問題以上に、まったく科学的根拠のない都市伝説に過ぎないのである。

 結論としては、その人の状況に応じて食前・食間、食後を決めるとよく、食前に服用すると食欲を害しやすい人は食後のほうがよく、忙しくて飲み忘れしやすい人は断然、食後に決めたほうが有利である。
 逆流性食道炎や胃症状が主訴の場合は、どの時間帯に服用するのが効果がよいかを試して決めるとよい。

 村田漢方堂薬局では、一般的には最も吸収率の上がる食後の服用を奨励している


2010年6月9日のボクチン(6歳)
2010年6月9日のボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 06:54| 山口 ☁| 間違いや問題の多い日本の漢方と漢方薬 | 更新情報をチェックする