
四匹が勢揃い posted by (C)ボクチンの母
春の陽気の兆しが出たらしく、月曜日になって電話の問い合わせが激増した。
漢方薬の処方指名の問い合わせや、〜〜〜病は漢方薬で治せますか?
保険はききますか? 相談時間は長いですか?などなど・・・
電話の問い合わせはウンザリである。
受付嬢はすべてきっぱりとお断りしている。
〜〜〜病が漢方薬で治せるかどうかは、相談者が真摯に漢方相談に根気よくついて来れるかどうかの問題。
ところが代理による問い合わせや、本人であってもハナから怪訝そうな、あるいは些か高飛車な問い合わせであれば、いずれも「無理だと思います」とお返事するのが受付嬢の決まり文句である。
絶対ということは絶対にないのだから、安易に漢方薬でなんでも治せるようなことは、見ず知らずの人の電話の問い合わせに答えるわけにはいかない。
「こちらでは無理です」と答えるのが無難というもの。
要するに電話でのお問い合わせにはほとんどのケースでお断り、なのである。
常連さんでは決してこのような愚問は発しない。
気心知れた常連さんでは、無心で弁証論治が可能だから、そのほとんどが漢方薬で十分に対処できるからである。
ところが、はじめての見ず知らずの人からの電話にうっかり治せますなどと答えて、もしも直ぐに効果が出なかった場合、人によっては大変なプレッシャーを与えられることになる。
「こちらでは無理です」と答えておくに限るのである。
それでなくとも、薬局には日々、本気の人達は申し訳ないくらいに緊張して真剣な眼差しで来られるのに、そのような人たちに十分な相談時間を確保するには、電話で問い合わせるレベルの人達まで受け入れていたら、こちらの身体が持たない。

2008年8月4日のボクチン4歳 posted by (C)ボクチンの母