
2008年8月2日のボクチン4歳 posted by (C)ボクチンの母
昨日もお断りした例だが、髪を派手に染めた若者が「ちょっと相談なのですが」と言って来られたので、どこから来られましたか?と質問しても、「いや、病院に紹介されたわけではありません」という返事。
いえいえ、あなたのおうちはドコデスカ? と繰り返し質問すると、ようやく判明したのがすぐ近くの地元だという。
病院には行かれたのですか?との質問には、いえ行ってませんという返事なので、「病院で治るかもしれないのに、当方の漢方相談に来られるのは早過ぎます。まずは病院で受診して下さい」と言ってお断りした。
病院に行く前に漢方相談を受けることができるのは、常連さんやお馴染みさんたちだけの特権である。
その場合でも内容次第で必要があれば、病院での受診を強くお奨めすることもあるが、常連さんやお馴染みさん達とは阿吽の呼吸で臨機応変に対処が出来る。
ところが、病院に行かずに初めての人が漢方相談に来られるても、文字通り「相談だけ」である。
過去の例でも、結局は病院でしっかりとした診断と治療を受けるべきことを一時間前後の貴重な時間を費やして説得に終始することは必定。
重大な疾患が隠れていた場合はコトだからである。
万一もしもそうだった場合、薬屋が病院に行かせずに漢方薬を売り付けていたなどと、医者からも患者家族からもあることないこと捲し立てられ、「薬局のくせにっ!」とボロクソに罵られるのが必定。
それゆえ昨今では、貴重な時間を浪費することを惜しみ、詳細な相談をすべて端折って言下に「まずは病院に行くべし」として早々にお断りしている。
もしも既に病院で適切な診断と治療をしっかり受け、それでも効果が不十分で西洋医学だけでは埒が明かないという場合。
真剣に漢方薬を利用したいと望まれる方は、当然、病院からの紹介など不要で、あくまで自己責任で相談に来られる場合は、いい加減な気持ちでない限りは、時間をかけた漢方相談に乗らせてもらっている。
但し、この場合も「相談だけ」というのは時間の浪費になるのできっぱりとお断りさせて頂いている。
慈善事業だけでやっているわけではないからである。

シロちゃんとトラちゃんの雌同士 posted by (C)ボクチンの母