2007年12月15日のボクチン(3歳) posted by (C)ボクチンの母
左腕全体がジンジンと痺れてかなり激しい疼痛を伴う七十代の男性には、初回の補陽還五湯10日分で上腕部に明らかな一定の効果があった。
さらなる他方剤の補強を考える前に、一定期間、同方をしばらく続けて観察する必要がある。
さいさきがよい12月と思っていたら、脂肪肝による肝機能障害(GOTやGPTなどの異常値)に、激しい両膝関節痛を伴う人に対して、かなりな自信を持って飲んでもらった防己黄耆湯・茵蔯蒿湯・田七人参の10日分では、脂肪肝はともかく、肝腎な膝関節については、左膝は無症状とはなっているが、ひどかった右膝が不変。
毎週一回打っていた整形外科における注射を中止したことの影響があるにせよ、防己黄耆湯レベルでは効果が弱いことが明らかであった。
腎虚も明らかに認められるところであるから、六味丸系列などの不足する方剤の検討が必要であった。
12月に入る前に、もっとも喜ばしかったことは、以前にも少し記した肺腺癌ステージ4の男性で急速に転移巣が縮小した男性。以前とは打って変わってまったく垢抜けてスッキリした顔色となって、漢方薬類の補充に来られたことであった。
来週にはまた検査があるということであったが、最近は見違えるほど健康的な顔色と生気を取り戻しているので、職場でも健常者と同じ扱いをされているので、嬉しいやら難儀やらと苦笑されていた。
2007年12月15日のボクチン(3歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:肺腺癌