2013年11月08日

何を根拠に漢方薬の服用時間は食間や食前と極め込むのか?

2007年6月22日のボクチン(2歳半)
2007年6月22日のボクチン(2歳半) posted by (C)ボクチンの母

 一般の合成医薬品のほとんどは食後である。
 その理由は胃障害をできるだけ防ぐ意義が大きく、食直後の指示や食後30分の指示が多い。

 蛇足ながら、ヒゲジジイが薬学部で学んだところでは、食直後も食後30分もまったく同じ意味であるとのことであった。
 すなわち、食後30分に服用という意味は、食後30分以内に服用せよ、という意味にほかならず、食直後の服用指示とまったく同じ意味であるから、食直後の指示も、食後30分の指示もまったく同じであるとの教育を受けたが、その指導教授が口を酸っぱくして強調されていたのをいまだに思い出すくらいだ。

 いずれにせよ、食後に一般医薬品を服用すべきとの指示は、胃障害防止の意味合いが大きい用であるが、翻って漢方薬においては、吸収をよくするために食間や食前の服用指示が日本国内では常識化されている。

 何を根拠に漢方薬は食後の服用指示がなされなのか?
 それこそ科学的根拠の好きな医師や薬剤師に、その根拠を示してほしいものである。


 ヒゲジジイの知る限りでは、数十年前に日本の女性医師が漢方薬の科学的な吸収実験を行った実験結果を某社の漢方専門機関紙で読んだことがあるが、結論としては食後の方が明らかに吸収率がよいとの結果が出ていた。

 といったところで、開店の時間になったので佳境に入るべき所で中断せざるを得なくなったっ!

2007年6月22日のボクチン(2歳半)
2007年6月22日のボクチン(2歳半) posted by (C)ボクチンの母


 
posted by ヒゲジジイ at 08:52| 山口 ☀| 間違いや問題の多い日本の漢方と漢方薬 | 更新情報をチェックする