2013年09月30日

まずは話しだけでもお聞きしたいという最もアリガタ迷惑な依頼

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AAAA6992 posted by (C)ボクチンの母

 また新たな一週間がはじまる。
 仕事上、いつも障害になるのがタイトルのような依頼で、電話のみならず店頭に突然やって来られてアリガタ迷惑な依頼が毎週何件かは必ず、ある。
 それを思うといまからウンザリである。

 ネットの時代だから、そのためにこちらにとっては貴重な時間を奪われないために、HPやブログ類があるのだが、それらを見ただけでロクに読まれもしないで安易な依頼をされてくる。

 予約制ではないことにつけても、これがまたアナドル材料にもなっているようだが、これを行うと昔からの常連さん達が気楽に相談にやって来られなくなる。

 数十年来の常連さん達こそ、村田漢方堂薬局の経営をしっかり支えている最も大切な人たちである。
 それに引き換え、初回は2時間以上かけても、その後も熱心に続けられるかどうかも分からない新人さんたちばかりを優遇するわけにもゆかない。

 現実には初回の相談には1〜3時間くらいの徹底した弁証論治を行うこの非能率な仕事をやるには深い意味があるのだが、その苦労を分かってもらえる人達以外はお断りしたいくらいである。

 ましてや話しだけを聞いたからと言って病気が治るはずもなく、うっかりそれに乗ると質問攻めにあって一々返事するのに激しくエネルギーを消耗させられる。

 質問だけの人や迷っている人達は、きっぱりとお断りすれば、判で押したように逆切れするロクデナシが目立つ昨今である。

 こちらとて病気に悩んでいる人達には内心は深く同情しているが、迷っている人たちや話が聞きたいだけの人達にまで貴重な時間を割くのは、非常にアリガタ迷惑であることは上述の通りである。

 だから憎まれたり逆切れされるのを覚悟で、きっぱりとお断りするのである。

2007年2月5日のボクチン2歳
2007年2月5日のボクチン2歳 posted by (C)ボクチンの母 

 
ラベル:ありがた迷惑
posted by ヒゲジジイ at 07:14| 山口 ☁| ありがた迷惑な話 | 更新情報をチェックする

2013年09月27日

不定愁訴やパニック障害に悩まされる善良なる女性たちに贈るアドバイス

2007年2月5日のボクチン2歳
2007年2月5日のボクチン2歳 posted by (C)ボクチンの母

 善人は悪気や邪気(人間様を含めた各種の外来刺激)を引き寄せやすい宿命があるようです。

 一般のスピリチュアル的な考えでは、愛、愛、アイ、アイ、あいなどときれいごとばかりを並べ立てますが、オックスフォード大学出身の精神科医、アーサー・ガーダム氏は異端カタリ派の生まれ変わりであることが名実共に証明されている人ですが、この人の書籍には善人は気をつけないとどうしても悪を引き寄せやすい宿命にあると述べられています。

 善人はあの世では救われるにしても、現世で様々な苦悩を背負い込む傾向が強いようです。

 自己主張をすることなく、いつも我慢ばかりしていないで、少しは悪人(わがままを通すとか)にならなければ、いつまでも周囲にはびこる邪気や悪気を呼び寄せてしまいます。

 「悪魔が創造した物質世界」といわれる現世(この世)においては、悪には悪をもって制するのが近道となると思います。

 繰り返しになりますが、日々の生活で我慢ばかりして自分を抑え込まないで、もっとわがままを言って発散してバランスを取る必要があるように思います。

 以上は、あくまで「善良」なる女性達へのアドバイスであって、日頃からワガママし放題で、自制心の無い意志薄弱な女性達へのアドバイスではありません。

 忍耐力の無いワガママな女性達に対しては、上記とは真逆のアドバイスの内容となりますので、誤解なきよう願います。

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IMGP1718 posted by (C)ボクチンの母




posted by ヒゲジジイ at 19:11| 山口 ☀| 更年期障害・自律神経失調症や不定愁訴症候群 | 更新情報をチェックする

2013年09月26日

憂愁の秋の気配が・・・

2007年2月5日のボクチン2歳
2007年2月5日のボクチン2歳 posted by (C)ボクチンの母

 当方の漢方薬を使い出した途端に、末期がんの転移巣の顕著な縮小が認められ、主治医が驚いて前例のないことだから医学会で発表するとはりきっておられるという。
 状況証拠として明らかに漢方薬の有用性は歴然としているが、当のご本人は主治医にはそのことを秘匿されている。
 これに類したケースは40年間に数多く存在するので・・・
 これだから西洋医学データーにもとづくとされるエビデンスなどもあまり信用できない場合もあるだろう。

 それはさておき本題に入ると、季節の変わり目ゆえか、新規の問い合わせを処理するのに苦労する。

 昨今、新人さんが増加する時期でもあるので、相談時間を十分に取りつつ、傍らでは常連さんたちの補充注文の発送処理に多忙な日々。
 ところがそれらの様々な問い合わせによって余分な時間を奪われるのが実に腹立たしい。

 新規の問い合わせの多くは様々な理由からお断りすることになるが、
「十分に話しも聞かないでどうして断れるのかっ!」と逆切れするクレーマー予備軍だったケースが実に多い。
 やっぱり断って正解だったではないかと、受付嬢も含めた我等が鋭敏な直観力にはますます自信を持つばかり。

 いつもこのようなクレーマー予備軍をお断りするのに余分な精気を奪われるようで、実に腹立たしくもアル。
  もしも一人でもクレーマー予備軍を受け入れようものなら、それでなくても繊細なヒゲジジイの弁証論治システムに狂いが生じるので、選別する直観力は冴え渡っている。

 今週の連休明けの火曜日が一日中昼食の暇もほとんどなかった分、肉体疲労には来ずに気分が鬱々と滅入るのは憂愁の秋のせいばかりとはいえないのである。

2007年2月5日のボクチン2歳
2007年2月5日のボクチン2歳 posted by (C)ボクチンの母


2013年09月23日

匿名者から具体的な方剤名を明かさない質問に無理を押して回答したものの

2007年1月20日のボクチン2歳
2007年1月20日のボクチン2歳 posted by (C)ボクチンの母

お名前 : 匿名
ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
年齢 : 30歳〜39歳の女性
ご職業 : 会社員
簡単なご住所 : 中国・四国地方
お問い合わせ内容 :

 半年ほど前、3方剤を服用していたときは、あまり、効果を感じなかったのが、1方剤のみをシンプルに服用してから、効果を感じるようになることはありますか?

 方剤は、3方剤の時と1方剤の時と、重なるものも結構あり、両者に柴胡等その他生薬が入っています。
 かぶっている生薬があるのに、シンプルにすることで、効果が違ってくることがあるのでしょうか?
 
 先生のお考えをいただけますと幸いです。よろしくお願いします。

2007年1月20日のボクチン2歳
2007年1月20日のボクチン2歳 posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:
 そのような質問をされるからには現実に体験されたことに驚かれているのではないでしょうか。きっとそうだと思いますが、現実には大いにあり得ることです。

 三方剤の中に必要な成分が含まれていても、必要もない漢方薬がたくさん含まれていると、効果が激減することは大いにあり得えます。
 その理由は、必要も無い配合成分が余分に含まれているために、その余計な配合成分(生薬)が、本当に必要な生薬類の効果を相殺したり邪魔してしまうからです。
 むしろ一方剤でシャープに奏功するような疾患は、たとえ症状が重くても、比較的シンプルな疾患の場合が多いものです。

 といっても一定レベル以上の疾患であっても、こちらで遭遇するケースで、三種合併の膠原病であっても超珍しいケースながら僅か一方剤のみの連用で長期間、ほぼ完全寛解を維持できているケースや、慢性腎不全の手前レベルの人が僅か一方剤でしっかりコントロールできている人、頑固な前立腺炎、潰瘍性大腸炎、気管支拡張症などでも僅か一方剤で基本的に完全寛解に持ち込めた例など、四十年間の長い間には思い出すのも難儀なほどまだまだあります。

 頑固なアトピー性皮膚炎でさえ、珍しいケースでは最終的には一方剤だけで完全寛解できたケースすらあります。

 但し、現実的には当方で多く扱うような一定レベル以上の疾患で、いずれも病院治療や地元の漢方専門薬局などでも治らなかった人達のほとんどは、僅か一方剤で対処できるケースは滅多にないのが現実です。

 書き殴りで恐縮ですが、取り急ぎ、お返事まで。

2007年1月20日のボクチン2歳
2007年1月20日のボクチン2歳 posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:早速のお返事ありがとうございます。

 おっしゃるとおりで、現実に少し体験しました。勿論、まだ、超短期間しか服用していませんし、一時的な効果かもしれないです。体調、環境面等も一因はあるかもしれませんのでなんとも言えないです。

 今まで、長期間、本当に、色んな漢方薬を最低2、3方剤服用してきました。それでもなかなか治りませんでした。

 正直、もう漢方薬なんてあまり信じてませんでした。なのに、初めて1方剤のみ服用してから、症状が少しらくになった気がしたので、なんだかキツネに抓まれた気分で、気がぬけてしまいました(苦笑)

 私は漢方薬の知識は浅学ですので、分かりませんが、重度の疾患に1方剤で勝負するのはいささか勇気がいることではありませんか? いらぬ質問でしたらご容赦下さい。

2007年2月5日のボクチン2歳
2007年2月5日のボクチン2歳 posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

>重度の疾患に1方剤で勝負するのはいささか勇気がいることではありませんか?

 明らかに誤読されているようですね。

> > 但し、現実的には当方で多く扱うような一定レベル以上の疾患で、いずれも病院治療や地元の漢方専門薬局などでも治らなかった人達のほとんどは、僅か一方剤で対処できるケースは滅多にないのが現実です。

 と書いているのを読まれなかったのでしょうか!?

 40年間には一方剤だけで実際にほぼ完全寛解してしまったケースもたまにあったが、それを合計すれば40年間の長期間ゆえ、かなりな数にはなるものの、全体から言えば極めて少数というものです。

2007年2月5日のボクチン2歳
2007年2月5日のボクチン2歳 posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 17:16| 山口 ☀| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2013年09月22日

慢性前立腺炎の漢方相談依頼

2006年11月11日ボクチン2歳
2006年11月11日ボクチン2歳 posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:60〜69歳の男性
【 地 域 】:中国地方
【 お問い合せ内容 】:始めまして

 以前から前立腺炎で悩んでおり、医大の先生から効果的な薬はないと言われましたので困っております。村田漢方堂のホームページを見て希望を持ちました。

 7年ほど前、人間ドックで腫瘍マーカーの一つPSA検査で異常値が出まして、以来3〜6月毎に検査してますが、3.55〜6.65の数値を行ったり来たりしています。また、6年前には生体検査も行いましたが癌細胞は見つかりませんでした。

 現在、尿を出やすくするためにフリバス錠を処方してもらっていますが、前立腺炎に効く薬ではないとのことですから、なんとかしたいと考えております。
 相談に乗っていただけますか? よろしくお願いいたします。

ZZZZ8589
ZZZZ8589 posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 今年は無菌性の前立腺炎の人たちが3名ほど通って来られ、お2人とも比較的順調に経過していますが体質が異なるゆえ、配合内容はかなり異なっています。

 但し、残念ながら3名のうちのお1人は一時効果が出たと思ったら次には効果がなくなったりを繰り返している内に、いつの間にか来られなくなりました。

 しっかりした効果が出るまでには10日毎の配合の微調整が必要になることもありますので、しばらくは10日毎に通われることが必要です。

 以上、取り急ぎお返事まで。

2006年11月11日ボクチン2歳
2006年11月11日ボクチン2歳 posted by (C)ボクチンの母

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IMGP6657 posted by (C)ボクチンの母




ラベル:前立腺炎

2013年09月21日

専門医の診断と治療を受ける重要性について

2006年11月11日ボクチン2歳
2006年11月11日ボクチン2歳 posted by (C)ボクチンの母

 最近遭遇したばかりだが、遠路はるばる某疾患で通って来られている人。
 漢方を求めて来られた某疾患については一定の効果が得られているが、もともと不穏な不整脈がある人で、地元の病院では治療の必要なしとされている。

 それでも今年の猛暑にはやや応えているようだから、正しい診断と治療を受けるべく地元近辺の循環器の専門医で診て貰うように強くアドバイスしていた。
 アドバイスにしたがって某循環器の専門医で診て貰うと、内服薬で治る可能性があるが副作用として稀に心臓停止を生じる場合があるとのこと。

 患者さん本人はさすがに投薬を受けたももの服用寸前になって恐ろしくなり、意を決してサードオピニオンを求めて他の病院の専門医にも診断してもらった。

 ところがそこでは不整脈でも診断内容がやや異なり、カテーテルによる治療で治る確率がとても高く、危険性もほとんどないとのことで、セカンドオピニオンの専門医とは全体的には大きく異なる診断と治療方針なのである。

 早速、サードオピニオンの循環器の専門医で軽手術を受けた直後に不整脈は雲散霧消した。

 術後の定期検査が続くものの、最初の一般病院での診断では何の治療もなく、サードオピニオンの専門医では患者さんにとってはやや恐怖の治療方針、サードオピニオンでは懇切丁寧な専門による診断と治療方針の説明から、安心して治療を受けることで即治している。

 ひるがえって一般の病院にしか行ってないという人から、電話で自分は鬱病で自殺をほのめかすような人達には、要望に従って軽々に漢方薬を販売せずに、まずは精神科や心療内科の診断を受けるべきだと強く奨めている。

 世間では一般人のみならず一般内科の医師でさえ、どのような精神的な疾患でも、素人考えですべてを「鬱病」と一括りにしているようだが、精神科の専門医で診てもうと、実際には鬱病とはまったく似て非なるものだったということは日常茶飯事である。
 自殺したくなるような人は軽々に薬局の漢方薬に目を向ける前に、必ず専門にによる正しい診断と治療を受けるべきであろう。

関連サイト:漢方薬局と現代社会 現代社会における漢方薬のご利用方法について、漢方薬局の立場

2006年11月11日ボクチン2歳
2006年11月11日ボクチン2歳 posted by (C)ボクチンの母


ラベル:専門医
posted by ヒゲジジイ at 08:15| 山口 ☀| 近況報告 | 更新情報をチェックする

2013年09月19日

有効率9割以上を維持し続ける秘策

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IMGP7952 posted by (C)ボクチンの母

 有効率9割以上を維持し続けるには、当方の漢方薬の流儀にマッチしそうな状況に僭越ながら機が熟していると思われる人達だけを選別させてもらっているからである。

 選別させてもらっている根拠は、寸時に感じ取る直感に頼っているが、その直感の的中率もそのまま9割以上の確率でフィットしているのだから、我が直感には長年絶大な信頼を寄せている。

 前回のブログにもあるように、漢方薬に頼る前に、まずは順序として専門医に正しい診断と治療を受けるのが最優先であるようなケースでは、残念ながらお断りせざるを得ない。

 また最も多いケースが、まだ迷われていて電話でお問い合わせされる段階では、当方の流儀に染まることは不可能であろうから、なるべく気を損ねないようにお断りする。

 直感を頼ってお断りしたことで、薬局のクセに薬を買ってやろうというのに断るとは何事かっとばかりに逆切れされることが折々にある。
 このように直ぐに逆切れされる人達はクレーマー予備軍だったことが直下で判明したわけだから、お断りして大正解だったことが直ぐに割れてしまったことになる。

 だから40年来培った直感はほとんど間違い無いと自信がますます深まることになる。
 それはそれは世間では信じられないような暴言を吐かれることは決して珍しくもない中、上記の方針を墨守し続けて40年間耐えてきた。

 少ないスタッフで運営し、お一人の相談時間に1〜2時間を要するのが常であるから、当方の漢方薬を利用されるのにちょうど機が熟しており、お互いに真剣な漢方相談が可能である人だけを選別させてもらはないことには我が薬局は機能不全に陥るからである。

 もしも皆さんの要求をすべて受け入れていたら、ヒゲジジイこそ数日も経たないうちに過労死することは間違いないだろう。

 だからこそ日々我が直感を頼って、まだ迷われている人や病院に行くのがイヤで薬局に眼が向くような人たちには、残念ながらすべてお断りさせてもらうことになる。

 そうした結果、病院だけではもう一つ改善が得られないで困っておられる真剣で真面目な人達ばかりの漢方相談に専念できるので、結果的には9割以上の有効率を維持し続けることが出来るのである。

 但し、残念ながら一割弱よりももっと少ないとはいえ、ない頭を振り絞りに絞っても、効果があったと思っても一時の錯覚だったのか、何としても一定の効果が得られないというケースが常に少数ながら遭遇するについては実に慙愧に耐えない。

 これらの人達のために、日夜悶々と考え抜いていると、いつの間にか朝になっていることも珍しくない。

2006年10月20日ボクチン(2歳)
2006年10月20日ボクチン(2歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 20:20| 山口 | 徹底したポリシー | 更新情報をチェックする

2013年09月18日

漢方を考える前に「正しい診断」と治療を求めて専門医に診てもらうべしというアドバイスに逆上する人達

2006年7月13日のボクチン(2歳)
2006年7月13日のボクチン(2歳) posted by (C)ボクチンの母

 世の中には困った人達がいるもので、ほどほど深刻な状態であるというのに一度も専門医で診てもらうことなく、一般の病院にかかっているだけで、専門医による正しい診断や治療を受けないまま、ちょっと人に紹介されたからといって安易に漢方薬はどうかと電話で問い合わせて来る人達がいる。

 漢方薬を考える前に、まずは専門医に正しい診断と治療を受けるべきであり、たとえ一人の専門医で納得できない場合でも、セカンドオピニオンやサードオピニオンまである。

 といってもかなり深刻そうだから、こちらもいつになく時間を取って懇切丁寧に、まずは一度専門医で診てもらうようにアドバイスするも、なかなか聞き入れてもらえず、そのうち店頭には常連さんのご家族のかなり深刻なご相談者がやって来るのと同時に、たくさんの荷物の配送が到着するはで店内は急に混乱を来たし、電話の音声も聞き取れない状態となる。

 申し訳ないがそういうことで、と繰り返しのアドバイスに納得されたものと信じ込んで電話を切らせてもらったつもりだが、午後になってそのご家族が直接喧嘩腰で怒鳴り込んで来るのには驚いた!
 
 電話のそばで聞いていたが、一度も会わないでどうして断れるのか!人の生きる死ぬの問題に、あまりにも冷酷かつ無礼ではないかと、あることないこと捲くし立てて罵詈雑言を浴びせられる。

 しまいにはこちらが言った覚えもない作り話の捏造までされ、この世の中どうなっているのかとまるで狐につままれた気分である。はなから貧相な薬局と思って八つ当たりの対象に打って付けというわけなのだろうか。

 昨今たまたま「ヨーロッパの仏教徒」とも呼ばれる異端カタリ派二元論思想に触れる機会があったが、なるほど善なる神が精霊の世界と霊魂を創造し、悪魔がこの地球という時間・空間に縛られた物質世界を創造したという一見幼稚な考えもムベナルカナトと感心する。

 つまり、人間の本質である心霊は絶対的には善であるが、人は誕生することによって肉体を纏って悪が支配する地球と言う地獄に投げ込まれるのである。

 地球上ではあらゆる種類の争いが永遠に絶えない理由も異端カタリ派の思想の一端に触れるだけでも、個人的には十分納得できるのである。

 自己責任の問題であっても虎視眈々と責任を他人に押し付けるチャンスを逃すなという「悪魔のささやき」に容易に乗じる人達が蔓延するこの世の中にあって、未来の日本のみならず世界の状況は決して楽観できるはずもない。

参考になった文献:『二つの世界を生きて(精神科医の心霊的自叙伝)』アーサー・ガーダム著(コスモス・ライブラリー刊)とりわけ翻訳者:大野龍一氏の「ガーダムと悪の心理学」と題した「あとがき」が素晴らしい。

KSC_3848
KSC_3848 posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 17:04| 山口 ☀| とんでもない話や、信じられない困った話 | 更新情報をチェックする

2013年09月14日

肺腺癌ステージ4のお二人に生じた共時性

2006年7月13日のボクチン(2歳)
2006年7月13日のボクチン(2歳) posted by (C)ボクチンの母

 ほとんど同じ頃に遠路はるばる漢方相談に来られた。
 それぞれまったく他人同士の肺腺癌ステージ4で、脳転移や骨転移がみられる。
 お一人は中年以降だが、お一人は中年前。

 お二人ともそれ以上に進行はみられないが、現在の治療だけでは不安があるとのことで、漢方薬で多少ともサポートが出来ればとの希望である。
 同じような希望であるが、それぞれの要望に応じてそれぞれは異なる漢方薬をお出しする結果となったが・・・それから5ヶ月後。

 ちょうどほとんど同じ頃に驚くべき報告。
 お二人が同じように骨転移などあらゆる箇所の癌細胞が大幅に縮小し、それぞれの主治医が過去に前例が見られない急速な転移巣の驚くべき縮小であるとお墨付きを宣言されながら、とても驚かれているという。

 お一人はその検査データの詳細の印刷物を置いて行かれ、それを何度読み返してもこちらでも信じられない好転ぶりである。

 このままお二人とも根治も夢ではないような状況であるが、それにしても不思議な共時性にはこちらも驚くばかり。

 年齢もかなり離れているが、共通点といえば、原発が肺腺癌でステージ4で脳転移や骨転移が顕著であったこと。
 また、同じ頃に当方に来られたことで同じ頃に異なる漢方薬類を併用されることになり、その後に急速に転移巣が縮小しはじめたことである。

 このような共時性というものは、必ずや天の配剤によるものであるに違いないが、縁(えん)というものの不思議を感じざるを得ないのである。

2006年7月13日のボクチン(2歳)
2006年7月13日のボクチン(2歳) posted by (C)ボクチンの母

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DSC_0461 posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 13:21| 山口 🌁| 肺腺癌(ステージ4および脳転移や骨転移も含む) | 更新情報をチェックする

2013年09月12日

野良猫を「おもてなし」できない日本国民たちはろくでなし

2006年6月28日のボクチン(2歳)
2006年6月28日のボクチン(2歳) posted by (C)ボクチンの母

 巧言令色すくなし仁とはよく言ったもんで、我が日本国民は「おもてなし」の国として自画自賛しているが、そのニコニコ顔の裏には野良猫をおもてなしどころか虐待に近い処遇を行って恬として恥じない、恥知らずな「ろくでなし」の国民でもある。

 見よっ!NHKのBSで放送される『岩合光昭の世界ネコ歩き』。
 どこの国でも野良猫に対する一般市民の「おもてなし」行為は実にほほえましい。

 ひるがえって我が日本国民の野良猫たちに対する虐待に近い長年の対策により、いまやネズミによる被害が蔓延する一方。

 これを名づけて自業自得と言うが、因果応報の報いはこれだけでは終わらないのが自然の摂理である。

2006年7月13日のボクチン(2歳)
2006年7月13日のボクチン(2歳) posted by (C)ボクチンの母


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2013年09月08日

難病に合併する不定愁訴に悩む人達の多くは経過がよい理由

2006年6月22日のボクチン(2歳)
2006年6月22日のボクチン(2歳) posted by (C)ボクチンの母

 各種膠原病や潰瘍性大腸炎や関節リウマチなど、中には婦人科癌を含めた悪性腫瘍など様々な疾患が基礎にあって、これに女性によくみられる不定愁訴や自律神経失調症と診断され、本命の疾患以上にそちらの方を悩まれている人が多い。

 その場合でも本命の疾患に対する適切な漢方薬によって持病が寛解するにつれて、不定愁訴に対する漢方薬も優れた効果を発揮する。
 また、しっかり症状が安定して治まっても、持病があるだけに漢方薬を予防を兼ねて10年以上も続けることで完全に健康を取り戻している人が多い。

 ひるがえって一般の不定愁訴症候群の人達は極めてスムーズに寛解する人から、百病出没のため、しばらくの間は繰り返しのモグラ叩きによって、最終的にモグラを絶滅させる作戦を取る根気が必要なケースまで様々。

 だからいずれの疾患の場合でも同様で、ご本人の本気度次第。

 昨今も相変わらず、電話で訊ねてこちらからどうぞどぞと勧められることを期待されたり、

 あるいは先日も実際に遭遇したケースでは「初めての人は電話相談は受け付けない」との記載が当方のHPにあるので、直接行けばよいのだろうと「お話しだけを伺いに来ました」というのは最も有難迷惑といわざるを得ない。

 とこう書くと、なんだかお気軽に相談はできそうもない薬局のようだけど事実その通りで、悲しいかなジジババ漢方薬局のため真剣で本気の人達以外は受け入れるだけの時間的な余裕と体力がないのが現状なのですっ。

2006年6月22日のボクチン(2歳)
2006年6月22日のボクチン(2歳) posted by (C)ボクチンの母


 
posted by ヒゲジジイ at 13:25| 山口 ☁| 更年期障害・自律神経失調症や不定愁訴症候群 | 更新情報をチェックする