2013年08月02日
癌サポートの漢方薬の使用を反対される主治医の理解に困しむ牽強付会
IMGP3007 posted by (C)ボクチンの母
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年齢 : 30歳〜39歳の女性
簡単なご住所 : 中国・四国地方
お問い合わせ内容 : お世話になります。
ご多忙中大変申し訳ないのですが、村田先生のご意見をお聞かせ頂けたら幸いです。
7?歳の父のことなのですが、3年前頃に肺の小細胞癌を発症致しました。幸い、初期でしたので肺を切除し(この際、元から切除した片肺は肺気腫であったと知りました)原発癌は取り除けたのですが、胃や食道などリンパ節に転移しておりました。
それ以来、抗がん剤治療を2回行い、2回目の抗がん剤治療を行う前に免疫療法のビタミン療法の併用を始めました。本日2回目の抗がん剤治療後のCT検査があったのですが、腫瘍マーカーの数値が上がり、癌の増大が判断されました。
父にとって何より恐ろしいのは肺炎らしく、間質性肺炎の恐れがあり使用出来る抗がん剤は限られております。
今回、最後になる抗がん剤治療を行おうと主治医が申すのですが、父の体力も段々衰えてきておりますし、こちらのHPを拝見して、漢方(中医学と申しましたが)と併用を考えたいのですがと相談致しました。
その際、主治医が「漢方は間質性肺炎を起しやすく、咳や呼吸が苦しくなってきた時に、抗がん剤の副作用によるものか、漢方によるものかの判断が出来ないので使用しないほうがよい」と言いました。
村田先生、漢方は間質性肺炎を起こしやすくなりますか?
インターネットで調べましたら、間質性肺炎を漢方で治してらっしゃるような方の記事も見受けられました。
HPを拝見して、ここだ!と直感し、直接伺わせて頂こうと思っておりました矢先に上記のことを言われご意見を伺いたくメールさせて頂きました。
恐れ入りますがお返事を頂けたら有難いです。
長文になりお時間頂きまして申し訳ございません。どうか、どうか宜しくお願い申し上げます。
2006年3月2日のボクチン(1歳半) posted by (C)ボクチンの母
お返事メール:
やや厳しい状況判断の時期、様々お悩みの苦渋、重々お察し申し上げます。
お問い合わせの件ですが、主治医の先生は、きっと過去に起こったツムラなどの医療用漢方の小柴胡湯による間質肺炎が疑われた事例のことをかなり強引に敷衍して誤解されているのかもしれません。
ただ、当方ではいかなる理由や誤解、あるいは曲解であっても主治医の先生が反対される場合には、もしものあとあとのトラブルを事前に避けたいとの考えから、まことに残念ながら漢方薬を販売することはできません。
また主治医の先生の反対がない場合でも、残念ながら当方では代理の方のご相談や漢方薬類に対する多少とも不安がおありな人たちには、漢方薬の相談販売は(やはりあとあとのトラブル防止の観点から)一切致しておりませんので、どうぞ悪しからずご了承下さいませ。
蛇足ながら、やはり残念なことに現在のご様子では、たとえ当方の漢方薬類を服用されても、小細胞癌という癌細胞の性質上と転移状況から類推しましても、ほんとサポート程度が可能かどうかでさえ不明な段階であると存じます。
まったくお役に立てずにまことに申し訳ありません。
IMGP0798 posted by (C)ボクチンの母
折り返し頂いたメール:ご多忙中にも関わらず、お返事くださいまして本当に本当に有難うございました。
代理の相談ですから、先生にお返事頂けないかもしれないと覚悟しておりましたので、心から有難く、胸がいっぱいになりました。
父が癌になってからというもの、このような暖かい気持ちに包まれることはあまり無くなっておりましたので、本当に嬉しかったです。先生ありがとうございました。
間質肺炎と主治医の先生の考え方を知る手がかりとなりました。主治医の先生もQOLを第一にご提案くださるとても良い方です。この先生のお心を動かす力が有ればと、自分の不甲斐なさを痛感致します。
勿論こちらのHPを拝見させて頂きましたので、今の父では先生のとこに伺う資格が無いことも存じております。
疑いながら行う治療や薬では癌には勝てないと、私自身強く思います。
強い意志をもち、初めて入口に立てる病だと思っております。
村田先生、大切な先生のお時間を私達の為にお使いくださり、本当に有難うございました。改めて、父の現況や今後のことを受け止めることが出来ました。
いずれ父が先生のところへ伺いますよう、私なりにもっと中医学について勉強し、働きかけることは諦めません。しかしそれが叶わなかったとしても、私自身、村田先生と中医学に出会えたことは財産です。強力な武器です。村田先生に、そしてきっかけを作ってくれた父に、心から感謝致します。本当に本当に有難うございました。
パソコンの知識も乏しいので、これでお返事が送れているのか不安ですが、少しでも感謝の気持ちがお伝え出来れば嬉しいです。長文にお付き合いくださいまして有難うございました。
先生どうか、お体を大切になさってくださいね。本当に有難うございました。
2006年3月7日のボクチン(1歳半) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 07:58| 山口 ☁| 医者の常識は世間の非常識
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