
DSC_0293 posted by (C)ボクチンの母
2010年01月08日 杞菊地黄丸製剤の製造方法による微妙な違いのブログ記事の内容を一部分ではあるが修正を迫られるかもしれない。
数年前から輸入先の都合で製造が中止されていたエキスによる丸剤「双料杞菊地黄丸」が、製造元が変更されて顆粒剤として「双料杞菊顆粒」の名でエキス顆粒として再登場して以来、粉末を丸剤に製したものに比べ、時には効能・効果に雲泥の差が生じたケースすら遭遇している。
原料生薬の多寡の影響もさることながら、前者は熟地黄が使用され、後者は乾地黄が使用されることにも関連があるのかもしれない。
後者の粉末で製した丸薬でも十分満足な効果が得られている反面、これが効果不十分なため、正しく熟地黄が使用された顆粒のエキス剤「双料杞菊顆粒」に切りかえると、覿面効果が上がった例がある。
たまたま最近複数の「酒さ」の人たちに配合方剤の一つとして使用する機会があったが、粉末で製した丸剤で十分に一定の効果が得られている人もいれば、この丸剤では効果がもう一つ弱いために双料杞菊顆粒に切りかえたところ覿面顕著な効果があり、雲泥の差を生じた例すらある。
それゆえ、2010年01月08日 杞菊地黄丸製剤の製造方法による微妙な違いのブログ記事の内容の修正を迫らる可能性大となっている。
以前のエキスで製造された丸薬の時代と異なって、エキス顆粒の製品の方が明らかに優れている部分もあるようにも思われるのであった。

2006年1月19日のボクチン(1歳半) posted by (C)ボクチンの母