2013年05月31日

癌などの実際の病状を偽ってでも死の恐怖を与える心ない医師たち

2005年11月27日のボクチン(1歳)
2005年11月27日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母
 私は現代人に宿っている魂のおよそ四分の三は、いまだ発達の初期段階にあると考えています。これは人類の大多数が未発達なレベルで活動していることを意味していますから、多くの人たちがこの考えに大きな失望感を感じるだろうことも分かっています。しかし世界中にこれほど多くの異文化間の誤解や暴力があるのを見るにつけ、この世には低いレベルの魂がたくさんいるという考え方を改める気にはなれないのです。
━「人生は何のためにあるのか」マイケル・ニュートン著 澤西康史訳 より引用
 だから最低限のマナーを守れない日本人が四分の三も占めるかもしれないことを考えると、見るからに不遜な人や、思わせぶりな人、お客様は神様だと思い込んでいるような人たちを日々敬遠するのも無難な生き方というものだろう。

 それはともかく、重病を抱える病人さんに対して、過剰な脅しをかけるような人間性を疑われかねないお医者さんたちが跳梁跋扈するのも、やはり四分の三の未熟な魂の医師たちに属するに違いない。

 肝硬変と腎不全を当方の漢方薬でほぼ完璧に克服して前後の服用11年、ここ2年くらいは検査に行ってないということなので、無理に検査に行ってもらったところ、元の主治医がいなくなってはじめてのお医者さんに見てもらうことになった。
 2年も検査に行かなかったからであろうか? 肝硬変や腎不全の末期の怖さや、糖尿病が必ず合併してこれから大変なことになるだの、他の患者さんや医療スタッフに聞こえよがしに、大声で怒鳴りつけるように罵声を浴びせられ続けたとのことだった。

 もう二度とあの病院には行きたくないと電話で相談されたが、せっかく血液を採取し、食道静脈の検査などの予約もしているのだから、検査だけは最後まで受けるように説得したのだった。
 そして一週間後、すべての検査が出て来て再度、高圧的な恐怖の医師に恐々の面持ちで再度受信したところ、前回とは打って変わってニコニコ顔でとても感じがよく、検査上は悪いところはまったく無い、強いて言えばやや胃酸が逆流している兆候が見られたのみ!!!

 患者さんにしてみれば、だから漢方薬をしっかり継続服用して2年前の検査も完璧だったと申告しているのに、あの脅迫的な態度は何だったんだろうと、狐につままれた風情であるが、もう二度とあの医者にはかかりたくないと宣言されるのもムベナルかな。

 二度目の胃癌で漢方薬の連用で運よくほとんど消えかかっている男性の場合。
 あまりに経過がよいので80歳前のご高齢を理由に手術せずに経過観察で行くことを内科医と相談して決めていたつもりが、信じられないことに次回の検査では今にも胃が塞がりそうになっている他人の画像を見せながら、放置していると3ヶ月以内に食べれなくなって大変なことになるとひどく脅迫されたのだった。
 とても信じられない話なので、何箇所も病院を変えて検査を受けると、どこの病院でもやはりかなり縮小しているので経過観察で手術は今すぐに考えるほどではないとのお墨付きをもらって来た。
 今年になってからは体力がますますついて、アウトドアの趣味に打ち込んでも一切疲労を感じなくなって半年経過した。
 そしてあの他人の画像を見せられて脅されたトラブルからは既に十ヶ月近くなるだろう。

 実際には患者さんにとってはもっと腹立たしい偽装と脅しの数々を受けて、その病院の医師を訴える寸前まで行ったところをむしろこちらが宥めすかしたところであったが、いずれのケースも病院の保険漢方以外の自費の漢方を薬局で服用していること自体に、未発達な魂の医師達のプライドを大きく傷つけてしまったらしいのである。
 いずれも県外のやや遠来の人達である。

 常識あるはずの医師でもこれだから、ますますいよいよ人間嫌いがきわまって、イヤな客の漢方相談は受け付けないのであった。
 もちろん自身の魂の未熟さは棚に上げての話しである(苦笑。

 それにしても昨今も相変わらず関東地方からの相談者がチト多過ぎる。

2005年11月27日のボクチン(1歳)
2005年11月27日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 22:07| 山口 ☁| とんでもない話や、信じられない困った話 | 更新情報をチェックする

2013年05月27日

熱中症に大活躍する牛黄の季節がやって来たっ!

KSC_0788
KSC_0788 posted by (C)ボクチンの母

 牛黄の有用性は何も熱中症に限ったことではないが、急激な気温の上昇で体調を崩しやすいこの季節から、やや高価な各種牛黄製剤が大活躍するのは例年通りである。
 仕事上はもとより、自分自身の老体をかろうじて守っているのがこの牛黄製剤である。

 先日もやや年下の知人の医師から電話があり、牛黄はまことによく効いて重宝だが、何せ価格がちょっとお高いので、それに変わるより安価なものがないだろうか?との質問を受けた。
 当然のことながら、こちらからのお返事は・・・

 牛黄の代用になるものはぜんぜんあり得ないこと。
 日々過酷な臨床医としての天職を全うされるには、衣食住のあらゆる経費を削減してでも、牛黄の継続服用を続けられ、ご自身の身体と命を守るべきことを進言したのであった(呵呵。

 蛇足ながら、中国では抗癌中草薬としての幅広い応用範囲の記載が各専門書で見られるが、現実に当方の薬局でもっとも多い各種進行癌や転移癌の人達の多くに、他の中草薬類とともにこのやや高価な各種牛黄製剤類を利用してもらっている。

 先月などもステージ4の肺腺癌の脳転移部分だけをターゲットに一種類だけで何かよいものはないかと遠路はるばる来られた人に、牛黄製剤だけをお渡ししていたが、しっかりと効果を実感できるとて、二回目からの購入は通信販売で何度もお送りしているほどである。

2005年11月21日のボクチン(1歳)
2005年11月21日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 22:35| 山口 ☔| 熱中症や冷房病 | 更新情報をチェックする

2013年05月21日

ハラハラドキドキの不定愁訴

2005年11月12日のボクチン(1歳)
2005年11月12日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

おたより(症例の御報告):東海地方の某クリニック院長(内科医)

漢方薬を処方していますと、さまざまな不定愁訴を抱えて、いろいろな病院とかクリニックへかよっても改善しないということで受診される患者さんがいらっしゃいます。
 いわば症状のデパートみたいなかたがみえることがあります。

32歳の女性ですが、診察室に入ってくるや、顔が苦悶状で視線はウツロでした。
約1年半まえに胸やけ・心窩部の不快感で機能性胃腸障害と診断されています。
 自覚症状は改善せず、そのあと膀胱炎を繰り返したり、座骨神経痛になったり、していたそうです。

漢方薬を処方してくださるクリニックへ受診され、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、大建中湯、真武湯を処方され、そのあといろいろ変更を経て清暑益気湯に変更されていました。

当院へ初診された当日、「口のなかに唾液が湧いてくる感じがひどく、終日ネバネバしているのを何とかしてください。右足がしびれてどうしようもありません」という訴えでした。
以前のクリニックで温めるくすりが出ていましたので、柴胡剤の必要性を考えましたが、当帰四逆加呉茱萸生姜湯と六君子湯と桂枝加朮附湯を処方しました。

2週間して再診されました。
 「脚の痺れは感覚がもどってきました。でもゲップが悪化しました」とのことでしたので、桂枝加朮附湯を中止して、を六君子湯3包に増量しました。

2週間後に再診、「状態はよくなりつつあります」とのことでしたので、この投薬で次回の受診でかなり改善しているでしょう、と内心思い、当帰四逆加呉茱萸生姜湯と六君子湯を継続しました。

3週間後に受診、「一時良くなったときがありましたが、口が粘つき、味覚がなく、胸焼けして、食欲がなく、自律神経が乱れている感じで最悪です」と、予想とは大きくかけ離れた状態でした。
胸脇苦満もしっかりあり、加味逍遙散を追加しました。

2週間処方しましたが、5日で来院されました。
 今でになく苦悶状で悲惨な表情で診察室の入ってこられて、「加味逍遙散を飲んで2、3日ですごく調子が悪くなりました。食欲は今までにないくらい落ち、精神的にひどくイライラするようになり、些細なことで親にあたるようになり、自己嫌悪に陥ってます。職場ではなんとかコントロールしていますが、帰宅して家の中のものを壊したくなる衝動を抑えるのが大変です」とのことで、一方的にお話しになりました。

経験上、些細なこととか理由もなく怒れてきてしまうかたに抑肝散が効くことがありましたので、加味逍遙散を抑肝散に変更し、状況をみて精神科受診が必要かもしれない旨お伝えしました。

1週間して来院されました。
 診察室に入ってくるまで、こちらの方がドキドキしていましたが、お顔を見せると同時に、今でに見たことがない笑顔で、「性格が変わってしまいました。こんな自分ですごく楽です。怒ることもなくなり、食事美味しいですし、口の粘つき、味覚の異常などもすべてなくなり快調です。ありがとうございます」とおっしゃられ、こちらは胸をなでおろす感じで、思わず、「この前のお薬をもうすこし飲んでおいてください」と言って、3週間分処方しました。

どうもストレスが背景にあってさまざまな身体症状が現れていたような感じですが、とにかく抑肝散で不定愁訴が沈静化してきて良かったです。家の中の物を壊してしまうほどのイライラには抑肝散が結構いいかもしれないです。

西洋薬ですと、メジャートランキライザーを処方するしかないでしょうが、ここまでは効かないでしょうから、やはり『漢方薬恐るべし』です。
 しかし、メンタル症状が豊な患者さんの診療はドキドキしてこちらの心臓によくないです(苦笑顔1(うれしいカオ)あせあせ(飛び散る汗))。

2005年11月12日のボクチン(1歳)
2005年11月12日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:
 
 とっても興味深い症例のご報告、ありがとうございます。
 まるで推理サスペンス小説を読むように、ドキドキはらはらしながら、結末はどうなることやらと、とても面白く読ませて頂きました。

 結末は抑肝散!

 しかも加味逍遥散では逆効果だったというところでは実に考えさせられてしまいました。
 当方に来られる不定愁訴の女性達の多くは加味逍遥散が適応する人が目立ちますが、抑肝散(加陳皮半夏)を使って著効を得た例は、昨今では睡眠中に舌を噛み切りそうになる女性達2名くらいで、それ以外に必要を感じた例はありませんでした。

 おそらくへそ曲がりのヒゲジジイの流儀に合う人たちは自然に加味逍遥散タイプの女性達が集まりやすく、抑肝散がフィットするようなヒステリックな女性は無意識に避けておられるのかもしれません(苦笑。

 ともあれ、今回ばかりはとてもハラハラドキドキしなが大変楽しく拝読させて頂きました。
 いつもながら、ブログへのご協力、ありがとうございました。

2005年11月12日のボクチン(1歳)
2005年11月12日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 20:55| 山口 ☀| 更年期障害・自律神経失調症や不定愁訴症候群 | 更新情報をチェックする

2013年05月20日

八仙丸(麦味地黄丸)と八味丸は同じだと医師に言われて切りかえたところ

2005年10月27日のボクチン1歳
2005年10月27日のボクチン1歳 posted by (C)ボクチンの母

 年来の気管支拡張症が、当方の漢方薬、八仙丸(1日3回)+麦門冬湯(夜間のみ)の半年以上の連用で、諸症状は治まり、夜間の麦門冬湯が必要なくなって八仙丸だけの持続で基本的に良好に経過しているとの報告がてら六十代の男性が補充購入に来られた。

 四方山話からフッと思い出した。しばしば遭遇することだからいまさら書くにも及ばないこととはいえ、この男性にも他山の石として記憶して欲しいと思って次のようなトンでもない事例を話した。

 昨年だったか、70歳くらいの女性に、疲れやすく気管支が云々とて八仙丸ともう一つ思い出せないが合計2つの漢方製剤をお渡ししていた。
 それっきり来られないので忘れていたところ、その半年後にまた調子が悪いのでもっと効くものが欲しいとの要望。

 一度来られたっきりで半年も途絶えていたとは、あの配合ではまったく無効だったのかと問いただすと、しばらくはとても調子良かっので病院でもらったツムラ漢方の同じものを一種類だけ続けていたが、最近調子が悪くなたとノタマフのであった。

 そんな筈は無い、八仙丸やもう一つの方剤も保険漢方には採用されて無いものだからと問い糾してようやく判明したことは、八仙丸ならぬツムラの八味地黄丸であった!

 あまりに馬鹿バカしいので、ここで八仙丸と八味地黄丸の違いを述べるつもりはないが、せっかく肺腎陰虚を治療する八仙丸が適応している人に、腎の陰陽両虚に適応する八味地黄丸を投与したらどうなるか?
 人によっては附子と桂皮によって肺熱を誘発したり、肺陰虚を助長したりする可能性無きにしも非ず!

 八仙丸と八味地黄丸が同じものだと偽る医師も医師だが、結局この女性が半年ぶりにやって来た目的は、他にフィットする漢方薬があったら一度だけこちらで購入して、またその医師に同じ内容(偽りであっても)のツムラ漢方を所望することが当然の患者の権利と心得られた現代社会で典型的なお客様は神様根性の見本のような人であった。

 ともあれ、このように漢方薬に無知な医師が巷には跳梁跋扈しているので、この男性も漢方には素人の医師に、八仙丸と八味地黄丸が同じものだと偽ってツムラ漢方に切替させるような間違った医師にだまされないように釘を指したところであった。

 地元近辺では類似した事例が頻繁にあるので、あまりに数が多過ぎて一々ブログに取り上げるのも馬鹿バカしいが、いやしくも保険漢方といえども漢方薬を扱う巷のお医者さん達は、もっともっと真面目に漢方薬の学習を行うべきだと言いたいのである。

 以前もこのブログで取り上げたように、杞菊地黄丸が牛車腎気丸とほとんど同じだからと切りかえさせようとする医師など、枚挙に暇が無いので唖然とするばかりなのである。

2005年10月27日のボクチン1歳
2005年10月27日のボクチン1歳 posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 22:22| 山口 | 病院の保険漢方による誤投与あるいは危険な配合 | 更新情報をチェックする

2013年05月17日

気管支拡張症に緑膿菌感染症を合併しているご高齢者に大建中湯が長期間投与されているやや困った事例

2005年10月5日のボクチン(1歳)
2005年10月5日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

 気管支拡張症で昨年、中国からPM2.5の飛来が顕著になるころから病院治療だけでは効果が得られなくなり、当方の漢方薬(柴朴湯と麦味地黄丸製剤の併用)で急速に改善が得られていたものの、風邪を引いて以来、以前から続いていた緑色の痰が再度目立ち始めた。
 医師からは緑膿菌感染で常在菌であるだけに治療方法はないように言われている。

 10数年前から病院で投与されている強烈な温性の大建中湯が肺熱と肺陰虚を誘発しているのは明らかだから、主治医に相談して中止することを考えたらどうかと何度か進言するも、大建中湯を服用することで長年快便が得られているので、いまさら中止したくはないとのことで、実に痛し痒しの問題である。

 そこで抗菌中草薬を加えると、緑色の痰が次第になくなり、わずかに黄色い少量の痰に変わって来た。明らかに日和見感染である緑膿菌感染症に効果を発揮している。

 しかしながら、大建中湯をそのまま継続される場合は、せっかく気管支拡張症による諸症状によく効果を発揮している柴朴湯と麦味地黄丸を廃止して、清肺湯エキス製剤+抗菌中草薬に切りかえるべきかと思案している。
《顧氏医鏡》で指摘されているように、肺は嬌臓(脆弱な臓器)であり、寒に対しても熱に対しても抵抗力に乏しく、さらには湿に対しても、また燥に対しても抵抗力に乏しい
     ━注意が必要な漢方薬
ので、大建中湯に配合される山椒や飴色になるまで蒸して煨姜や炮姜もどきの日本国内独断の乾姜により、温熱過剰となってデリケートな臓器である肺系統を損傷して実熱や虚熱を誘発していることは明らかである。

 常連さんに紹介されて来られるようになったご高齢者だけに、若い人達のように委曲を尽くして説明・説得したところで、十数年来に亘って大建中湯を信頼されているご高齢者に、これ以上強く説得できない。

 それゆえ、こちらで上記のような配合の智恵を絞って大建中湯の肺に対する悪影響を最小限に軽減してあげる必要があるのであった。

2005年10月5日のボクチン(1歳)
2005年10月5日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

2013年05月16日

品切れ中の森雄材著『漢方処方の構成と適用』の入手方法の問い合わせ

2005年9月12日のボクチン(1歳)
2005年9月12日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
簡単なご住所 : 関西地方
具体的な御職業 : 女性の薬剤師
お問い合わせ内容 :

 以前も問い合わせ差し上げましたが、漢方処方の構成と適用を持っていたのですが勉強しようと思っていた矢先に紛失し、廃盤で手に入りません。

 余っているもの、または手に入る方法をご存じではないでしょうか。
 
000-0000-0000 メールドメイン解除方法がよくわからないのでご迷惑でなければご連絡いただければ幸いです。

2005年8月20日のボクチン(1歳)
2005年8月20日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 ネットでも様々検索してみましたが、古書店やアマゾンですら在庫ナシの状況のようです。

ところで、
>000-0000-0000 メールドメイン解除方法がよくわからないのでご迷惑でなければご連絡いただければ幸いです。

との文意、まったく理解不能です。
 何のことを言われているのが、こちらではサッパリ意味が把握できません。
 取り急ぎ、お返事まで。

2005年9月25日のボクチン(1歳)
2005年9月25日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 07:27| 山口 ☁| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2013年05月15日

こちらの善意のアドバイスが理解できない匿名者からの非難メール

IMGP3257
IMGP3257 posted by (C)ボクチンの母

以下は先日のブログ2013年05月11日
関東からアトピー性皮膚炎の漢方相談のお問い合わせメール
を読んだというが、まったく読解力のない匿名者からの無礼なメールを受け取った。
 これだからますますこちらは受け入れる対象を頑なに厳選することになるのである。
(やや意味不明なところもある悪文なれど原文そのまま転載。)

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 具体的なご職業 】:自信がないのですか?
【 お問い合せ内容 】:

>もしも地元の漢方薬局などで本腰で続けてみられないまま、交通費のかかるこちらを選ばれるのは些か無謀ではないかと存じます。

ようするに自信が無い?
交通費ほどの効果がありませんとしか、受け取れませんが?

というか、漢方について何も知らない人はお断りって薬局ですか?

なんか趣味でやっているようにしかみえないですね。
初めての方の質問はお断りって・・・あなたがそう思うなら他もそうなのでは?
それじゃあ結局漢方分からないからやめとくってなるのみえみえですけど。

正直・・・何様?としかみえなく残念です。

参考文献:
イヤな客には売るな!
お客様は神様ではない!「イヤな客には売るな!」石原明著(PHP研究所)


IMGP8573
IMGP8573 posted by (C)ボクチンの母

ラベル:無礼者

2013年05月14日

中国の大気汚染飛来による日本国内の影響

2005年9月24日のボクチン(1歳)
2005年9月24日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

おたより:四国の鍼灸師

 いつも大変お世話になっています。
 先生からのご指導により母親の皮膚炎(熱証)も改善してきております。
 5月になり気温上昇とともにいつもの年なら、悪化しておりますが今年は茵蔯蒿湯+黄連解毒湯の服用で快適に過ごせているようです。
 これも先生の御陰であり、大変感謝いたしております。

 また私のアレルギー性鼻炎は4月後半から再発してきました。
 これは中国からの汚染物質の飛来などが考えられます。
 地元の漢方薬局の先生より再び栃本の板藍根顆粒+銀翹散を買って飲んでおります。

 飲むと確かに、呼吸は楽になるのが判ります。
 板藍根は、中国でも鳥フルの影響?大気汚染の影響からか、中国人民が服用する事から、日本でも品薄で割高なようです。

 このままだと、6月の梅雨入りまでは、板藍根顆粒+銀翹散の御世話になるかなと思っております。
 先ずは御礼も兼ねてご報告いたしました。

それと大気汚染の状態は、下記リンクで確認できます。
ご参考まで  http://soramame.taiki.go.jp/

2005年9月25日のボクチン(1歳)
2005年9月25日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール: 当方のブログ類が多少ともお役に立っているとのこと、過分なお礼のお言葉まで頂いて恐縮です。

 黄連解毒湯は清熱剤としてはとても便利で素晴らしい方剤ですが、状況によっては過剰に清熱し過ぎる場合もあり、ときに氷伏らしき現象が生じる場合など、素晴らしい方剤であっても折々に注意が必要な方剤です。

 効いている間は心配ないのですが、いつもの効果が無くなったと感じるときは、一時中止して様子を見るべき時という場合がありますので、念のためささやかながらアドバイス申し上げる次第です。

 大気汚染の情報サイトのご案内も、大いに助かります。これもブログにご案内させて頂きたいと存じます。
 ありがとうございました。

2005年9月25日のボクチン(1歳)
2005年9月25日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

2013年05月13日

漢方知識を振りかざす漢方オタクの素人さんたち

2005年9月12日のボクチン(1歳)
2005年9月12日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

 昨今、しばしば見られる困った現象に、遠路はるばる来られるのはよいが、地元の漢方クリニックや漢方薬局の漢方では一向に効果がでなかったという理由から、ネットなどを利用してシコタマ漢方知識を蓄えて、自己治療を行って、一定の効果は得られたもののそれ以上の効果が得られないので、それに困って当方の知識を利用したいという思惑から来られた人達。

 そういう人達に限って、こちらの弁証論治の結果にいちいちイッチャモンを付けるので、それだけ知識があるなら何のためにこちらの来たのかっ!?とひどく叱らざるを得なくなる。
 上記の一定の効果があったといっても、かなり妄想的な効果であることも多く、その多くはほとんど効果が得られてないのである。

 せっかく遠路はるばる来られたのだから、しばらくは相手の素人知識を聞いてはあげるが、こちらから見ると支離滅裂なことも多い。
 
 ところで、前回のブログ、2013年05月11日 関東からアトピー性皮膚炎の漢方相談のお問い合わせメール の往復メールはその後も何度かやりとりがあって、結局はきっぱりとお断りした理由は、そもそも3ヶ月ごとに漢方薬局を5〜6箇所渡り鳥を行って、どこも効果がなかったので、自分で勉強して分かったのは、どこの薬局もご自分の体質的な脾虚の問題を見つけてくれなかったということだった。
 
 そこで自己治療の結果、脾虚を考慮した配合で、一定の効果があったもののそれ以上の進歩がみられないということで、こちらに問い合わせがあったというわけだが、当方では遠方から問い合わせがあるからといって一々受け入れていたら薬局がパンクするのでほとんどのケースではお断りすることになる。

 ましてや3ヶ月ごとに渡り鳥されるケースでは、当方に来られても腰が据わらないジンクスはほぼ百パーセント。
 おまけにこれまでみずから学習されて得られた素人知識を中医漢方薬学流に洗脳(苦笑)するのに、一般の人よりも2倍の時間と苦労を強いられることも目に見えている。
 
 という訳で、お気の毒ながらお断りせざるを得なかった事情があるのだが、さきほど無礼者の匿名者から、遠方の問い合わせを断るのは自信がないからだろう、という非難のメールが入ったので、しっかりお答えしよう。自信などあるわけないではないかっ(呵呵。
 
 遠方に関わらずメールや電話で来局の相談があったケースでは、そのほとんどをお断りしているのが現状で、すべてを受け入れていたら薬局が機能不全に陥る。
 実際のところ来局してよいかどうかの相談があるということは、まだ迷いがおありの証拠でもあるから、きっぱりとお断りして迷いを断ち切って差し上げる。
 通う決意の固い本気の人たちは遠近に関わらず、問い合わせなしに突然訪れるからである。


2005年8月20日のボクチン(1歳)
2005年8月20日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母


ラベル:ありがた迷惑
posted by ヒゲジジイ at 07:57| 山口 | ありがた迷惑な話 | 更新情報をチェックする

2013年05月11日

関東からアトピー性皮膚炎の漢方相談のお問い合わせメール

2008年8月2日のボクチン(4歳)
2008年8月2日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
年齢 : 30歳〜39歳の女性
簡単なご住所 : 関東地方
お問い合わせ内容 :

 ブログを拝見させていただき、漢方治療を行いたいと思っております。アトピー、子宮筋腫が主訴です。
 10日に一度のペースで通うことは理解しています。

 時間の関係上、できたら日帰りで伺いたいと考えておりますが、可能でしょうか?

 お忙しいところ、恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

2008年8月2日のボクチン(4歳)
2008年8月2日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:
>ブログを拝見させていただき、漢方治療を行いたいと思っております。

 とありますが、地元近辺の漢方薬局などで何年間か通って見られたのでしょうか???

 こちらには関東近辺から通って来られている人がかなり多いのですが、いずれも地元で頑張ってみたものの、どうしても改善が得られないために、止むを得ず遠路はるばる通う決心がついて、強い決意の元、突然予告ナシに来られ始めたという人ばかりです

 その多くの人は初回は二泊三日の旅程で来られ、2回目からは北九州空港のスターフライヤーなどを利用されて日帰りという人もおられます。(症状の改善具合によっては来られる間隔をを延ばすことも可能ですが・・・。)

 ちょうど昨日も突然関東から二泊三日の旅程で来られた人がおられますが、地元での漢方をそれほど長く続けた人でもないようなので、ちょっと勿体無いような気がしましたが・・・。

 もしも地元の漢方薬局などで本腰で続けてみられないまま、交通費のかかるこちらを選ばれるのは些か無謀ではないかと存じます。

 取り急ぎ、お返事まで。

2008年8月2日のボクチン(4歳)
2008年8月2日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 10:41| 山口 ☔| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2013年05月10日

漢方薬局の紹介依頼(末期がんの腹水)

2005年8月20日のボクチン(1歳)
2005年8月20日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 性 別 】:女性
【 職 業 】:医療関係
【 地 域 】:九州
【 お問い合せ内容 】: はじめてメールいたします。

 私の母についての相談です 。母は6?歳になりますが半年ほど前に上行結腸癌で末期宣告をうけました。
 抗がん剤治療で一旦は腹水もなくなりましたが副作用がひどく、また母の願いで抗がん剤治療は中止しました。

 それから1ヶ月たちますが 腹水がひどくなりました今はお腹も大きく非常につらそうです尿量もすくなく便もまとまっては出にくい状態です。
 病院からはアルダプトンとラシックス、あと吐き気止めにプリンペランを服用してます。
 個人的にはβグルカンとプロポリス、枇杷の葉茶と温灸を使ってます。

 尿量が増え腹水が減少すれば少しは食べれる量も増え 外出も出来るのではと考えています。

 下関まではいけませんが●●市でどちらか信頼の置ける漢方薬局をご紹介いただけたら幸いです。
 またどのような手段があるかご教授いただければと考えご相談させていただきました。


 お忙しいとは存じますがご返信お待ちしています。

2005年8月26日のボクチン(1歳)
2005年8月26日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

 お辛い状況で、さぞご心配のことと存じます。
 ご質問の件ですが、
> ●●市でどちから信頼の置ける漢方薬局をご紹介いただけたら幸いです

 とのご質問、現実問題として●●で失敗してこちらに来られる人が多いので、よい噂はまったく耳に入りません。
 逆に言えば、信頼置けないところはたくさん分かっても、、信頼の置けるところではこちらに伝わりようがないので、きっとたくさんあると思うのですが、こちらでは把握不可能です

> またどのような手段があるかご教授いただければと

 大変デリケートな状況ですので、うかつなアドバイスはできません。
 過去、メールでのたっての依頼に、多少のアドバイスをお送りした結果、効果がなかったとさんざんな苦情があり、それ以来トラウマとなってしまいました。
 他のケースではお返事に窮していたところ、返事がないと電話で怒鳴り込まれてびっくりしたこともありました。

 ともあれ、現実問題として、メールで安易にアドバイスできる状況ではないと愚考します。
 大変申し訳ない次第ですが、悪しからずご了承下さいませ。
 とり急ぎ、お返事まで。


【追記】 その後の経緯は、2013年06月04日のブログに書いているように
往復の旅程の危険をおかして「自己責任」で決断したということで遠路はるばる当方に連れて来られてしまいました。

 既に数日前に脳梗塞も合併されていたらしいのですが、帰宅される前に補気建中湯と特殊なキノコ類の各エキスを服用してもらい、帰宅後2回目の服用で直ぐに効果があらわれ次第に腹水が軽減されて、お喜びのメールが届いたほどでした。

 その後は直ぐに脳梗塞治療のため入院点滴治療が開始されたのですが、点滴による腹水の増悪もなく、短期間で腹水はかなり軽減してとても楽になり、脳梗塞治療の方もとても順調だとお喜びのメールが届いたものでした。

 ところが、その数日後には点滴中に内臓出血が勃発して急にお亡くなりになったという連絡が入りました。
とても残念なことでしたが、抗癌剤や利尿剤多用による脳梗塞の併発の問題およびその治療のためのヘパリンの影響も、末期がんでは常につきまとう危険性ゆえ、止むを得ないことのようでした。


2005年8月26日のボクチン(1歳)
2005年8月26日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

2013年05月09日

小青竜湯の禁断症状についてのご質問

2005年8月24日のボクチン(1歳)
2005年8月24日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:30〜39歳の女性
【 職 業 】:パート・アルバイト
【 地 域 】:中国
【 お問い合せ内容 】: はじめまして。

 花粉症があり、2012年の2月から4月末と今回2013年の2月から4月末まで、小青竜湯(クラシエ)を処方してもらい、服用していました。 2012年は飲んだり飲み忘れたりが多かったのですが、今年は割ときっちり飲みました。

 そして、これと一緒に、新薬のオロパタジン塩酸塩錠5mgも処方され、一緒に服用していたおかげか、今年の花粉症は症状が軽くよかったのですが、4月末頃、服用をやめてから、倦怠感がつよく、つわりのような胃のむかつき、吐き気が続き、食欲はあり、食べるとおさまるのですが、しばらくするとムカムカしてくる状態が続きました。
 また、昨日はめったに出ない鼻血も出て、今日も鼻水に少し混じっています。

 今日、鼻水がひどかったので、まだ花粉症があるのかと思い、久しぶりに残っていた小青竜湯を服用すると、胃のムカツキがおさまり、また、4月末ごろから、子供を寝かしつける際、9時ごろ一緒に布団に入ると、起きてこれないほどのだるさ、吐き気が起こっていたのですが、今日はうそのように、一緒に9時に布団に入っても、眠くなることなく、怠さがありません。

 そこで、思ったのですが、小青竜湯を飲み続けていた(2か月程度ですが)せいで、 このような、禁断症状ではないですが、飲むのをやめた途端に 吐き気や倦怠感が起こったということはあり得ますか?
 服用をやめて、しばらく我慢すれば、おさまるものなのでしょうか。
 よろしくお願いいたします。

2005年8月24日のボクチン(1歳)
2005年8月24日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:小青竜湯中の麻黄の主成分はエフェドリン類ですが、エフェドリンの長期使用(乱用)による依存症は、衝動強迫、妄想、幻覚などとされていますので、それには該当しないようです。

 小青竜湯中の麻黄や細辛は人によっては胃障害を誘発する場合がありますが、反面、配合中で最も多い半夏は吐き気止めとしても有名な成分であり、そのほか乾姜や桂皮も胃の血行を促進して健胃作用があります。
 
 そのことから、春先の季節の変わり目に花粉症とともに偶然並行して胃の調子が乱れかけているところへ、小青竜湯を服用していたところで破綻を来たさずにいたのが、鼻炎が改善したところで小青竜湯を中止したところ、半夏や乾姜および桂皮、芍薬、甘草など、これら胃にも効果がある五種類の生薬類働きが途絶したために、胃の調子の乱れが顕著に出現してしまっとと解釈するのが順当のように思われます。

 言い換えれば、貴女にとってはたまたま優れた胃薬でもある半夏・乾姜・桂皮・芍薬・甘草の五種類の配合が、胃に有効に働いていると考えられるわけです。麻黄と細辛・五味子などは人によっては胃を障害する場合がある成分は悪影響が出ずに、蒸気の5種類の効果が優性に働いて胃の調子を整えていたものと考えられます。
 小青竜湯の禁断症状とは考えにくいと思います。

 桂皮には桂枝に似てのぼせを引き下げる効果もあり、桂皮・芍薬・甘草などの配合で鼻血を止める作用を発揮する場合もあります。
日本では桂枝と記載されていても、実際に使用されているのは桂皮=肉桂であり、また子供の鼻血によく使用される小建中湯にも配合されています。)

 ともあれ、上記の解釈は結果論としての解釈であり、

> このような、禁断症状ではないですが、飲むのをやめた途端に
> 吐き気や倦怠感が起こったということはあり得ますか?

は、ほとんどあり得ないのですが、現実には貴女に生じたことは否定できない事実だと思います。

> 服用をやめて、しばらく我慢すれば、おさまるものなのでしょうか。

これについては分かりません。
 もしかしてよほど小青竜湯を必要とする体質なのかもしれないし、あるいはそうではなくて、もしかしたら前例があまり見られない特殊例としての「禁断症状に近い」とても珍しい例外的な症例かもしれません。

 念のために処方してもらった医師にご相談されてみられるべきかと思います。
 その折には必ず胃などの諸検査もしっかり受けてみるべきと思います。

 以上、取り急ぎ、お返事まで。

2005年8月24日のボクチン(1歳)
2005年8月24日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:早速のご返信、ありがとうございました。
成分の詳しい説明、とても勉強になりました。
 そして、一般的な禁断症状ではなかったので、安心いたしました。

 もし例外の禁断症状だった場合、服用後の体調改善がかなり劇的だっただけに、怖い気もしています。

 アドバイスいただきました通り、処方医に相談して胃の検査を受けてみようと思います。

 ただ、処方医は、以前、風邪で処方された麻黄附子細辛湯が冷えに効き、花粉症の際に小青竜湯と一緒に処方してもらったこともあり、 ネットで同時処方は危険との見解を見たので少し不安もあります。
 麻黄の入ってない半夏・乾姜・桂皮・芍薬・甘草のみの漢方薬があれば、それがいいんでしょうか。

いずれにせよ、まずは処方医に相談してみます。

どうも、ありがとうございました。


編集後記:処方された医師は、以前、小青竜湯と麻黄附子細辛湯の各エキス剤を同時に投与したという危険な配合をされたというのだから、漢方知識をやや疑わざるを得ない。
 敢えてこのような必要性があるとすれば、小青竜湯に附子エキスを加えれば済むことなのに、両者のエキスを投与すれば、麻黄と細辛の配合量が異常に増えるため、心臓疾患を抱える人や高血圧の人、およびご高齢者にとっては危険を伴う場合があることを強く認識しておくべきである!
 医師の多くは漢方知識が僅少であると心得て、患者さんのほうが自己防衛する以外に方法はないかもしれない。


参考文献:2012年05月25日 エキス剤による小青竜湯合麻黄附子細辛湯は薬剤師が医師にこっそりと注意してあげるべきやや危険な配合ですよ
小青竜湯合麻黄附子細辛湯を各エキスで配合するなら小青竜湯加附子末の方が遥かに安全っ!

2005年8月24日のボクチン(1歳)
2005年8月24日のボクチン(1歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 12:56| 山口 | 病院の漢方薬 | 更新情報をチェックする

2013年05月06日

就職依頼

2008年8月2日のボクチン
2008年8月2日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
年齢 : 20歳〜29歳の女性
ご職業 : 薬学部6年生
お問い合わせ内容 : 初めまして。
 私は現在、薬学部に通っている6年生です。高校の時から漢方について興味を持ち、大学の漢方の講義も楽しく受けているくらい漢方が好きです。

 村田先生を知るきっかけとなったのは、病院の実務実習で薬剤師さんに紹介されたことからです。それからはホームページをちょくちょく読んでおります。

 将来、私は漢方専門薬剤師を目指しているので学びながら働くことのできる場所を今、就職活動中で探しています。
 すごく考えた結果、自身が目指すスキルを身につけることができるのは御社しかないと思い、このメールを送らさせていただきました。
 御社で働かせていただけませんか?

 すごく勝手なことを言ってしまいすみません。お返事お待ちしております。

2008年8月3日のボクチン
2008年8月3日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 せっかくのお申し出ですが、老人二人で運営するので精一杯の小さなちいさなジジババ漢方薬局ですので、人様をお雇する「空間的余裕」がまったくありません。
 これまでもシバシバ雇用依頼の電話が多いのですが、すべてきっぱりとお断りしています。

 それに付け加えれば、病院漢方は勿論、西洋医学の高度な治療でも治らず、また各地の漢方クリニックや漢方薬局などでも治らなかった比較的複雑な病気や難病系統、あるいは進行癌や転移癌など、漢方初心者には不向きなご相談者がメインとなっていますので、初歩的な漢方の勉強になるはずもありません。

 そもそも気を使う他人様をお雇いするなんて、ヒゲジジイの皮肉れた性格にはまったく考えられないことですので、悪しからずご了承下さいませ。

2008年8月3日のボクチン
2008年8月3日のボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 23:14| 山口 | 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする