DSC03528mmm posted by (C)ボクチンの母
毎日必ず電話の問い合わせは頻繁にあるが、そのほとんどをお断りしている。
そのすべてを受け入れていたら少ないスタッフの漢方薬局ゆえ、相談時間が十分に取れずにまともな弁証論治を行えないからである。
漢方相談をほとんど受け入れているのは遠路はるばる予告なしにやって来られる人達である。
それらの人達の多くは、当方のHPやブログ類を数ヶ月から2年間くらいしっかりと読まれ、当方の流儀を一定レベル承知され、意を決して来られるからである。
但し、例外もあってそれほど乗り気でもないご家族を説得して連れて来られたケースではいくら遠方からでもキッパリとお断りしている。
ご本人がそれほど乗り気でも無い場合は、こちらの頭が完全にフリーズして作働しないからである。
予告なしに突然来られる人達は、こちらのブログやHPを調べられ、多くは二泊三日の旅程で、あるいは日帰りで来られても、しっかりと配合のピントがフィットするまでは7〜20日毎に通う決心が出来ている人達である。
このように予告なしに遠路はるばる来られる人達の多くは、熱意が絶大であるからこちらも真剣に集中力が増し、最低でも1時間、多くは2時間近くもあれやこれやの角度から、かなり綿密詳細な弁証論治が可能となる。
電話で問い合わせられる人達の多くは遠近に関わらず、お気軽な相談から真剣な相談であっても、そのいずれもまだ迷われていたり、あるいは折々に通うつもりはなく、一度っきりの試しのつもりだったり、あるいは体力的に通うのは不可能な状況であったり、あるいはご本人よりもご家族や知人の奨めによるもので、及び腰の問い合わせであったり、いずれにせよ電話での問い合わせのほとんどはお断りせざるを得ないのは、上述の通り、予告なしに遠路はるばる来られる人達とは決意と真剣さの点で、大きな開きがあるからである。
第一、予告なしに直接来られる人達だけを受け入れ、電話での問い合わせのほとんどをお断りするくらいで、仕事量がちょうどよいペースで行えるからである。
もしも電話の問い合わせをすべて受け入れていたら、この弱小漢方薬局はパンクして機能不全に陥ること必定。
また、予約制をしない理由の一つは、大事な長年の常連さんが気楽にやって来れなくなるし、第二に予約制にした場合に必ず生じる無断ですっぽかされる不愉快を味わいたくないのと、それよりも何よりも、あらかじめ予定されているよりも、突然来られるほうが却ってインスピレーションが冴えるというヒゲジジイの頭の構造ゆえである(苦笑。
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ラベル:ありがた迷惑