2012年12月07日
手足の強烈な冷え症には当帰四逆加呉茱萸生姜湯
2004年5月に野良猫が庭に産み落として育児放棄されたボクチンたち posted by (C)ボクチンの母
もともと冷え症レベルのありきたりな症状で、当方のような一定レベル以上の疾患ばかりの漢方相談が主体のところに、わざわざ足を運ぶには及ばない。
どこの漢方薬局でも十分に対応できそうな話しである。
ところが、今年は様々な一定レベル以上の疾患に当帰四逆加呉茱萸生姜湯証が合併している新人さんたちが数多く訪れる。
極端な例では上半身は難治性の眼科疾患などで清熱舒筋法を必要してそれが的確にフィットしているにも関わらず、足先と腹部や腰部の強烈な冷えを伴って激しい腰痛が合併していたケースもある。
つまり上半身は強力な清熱剤を必要とし、下半身には温経散寒の当帰四逆加呉茱萸生姜湯が必須で、このような配合でスムーズに寛解に向かっている。
常連さんたちの中にも、今年は例年になく足先が冷えるというので、やはりこれが当帰四逆加呉茱萸生姜湯で的確にフィットするのである。
これによって手足の冷えのみならず頭痛やフラツキが同時に改善したお馴染みさんもある。
新人さんの付き添いで来られた人が、下半身の強烈な冷え症に何かよい漢方薬がありますか?という相談にも当帰四逆加呉茱萸生姜湯。
ことほど左様に今年は例年になく当帰四逆加呉茱萸生姜湯証の人達が爆発的に増えている。
節電の影響が出ているのかどうか? 原因は分からない。
2004年5月に野良猫が庭に産み落として育児放棄されたボクチンたち posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 19:44| 山口 ☀| 時代的な傾向や使用頻度が増加中の漢方薬方剤
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