2012年10月03日

地元の漢方薬局ではまともな漢方相談にならなかったという人達


シジュウカラ posted by (C)ヒゲジジイ

 当方のブログでは、なるべく近隣の直接通える範囲の漢方専門薬局で漢方相談されるべきことを折に触れて書いて来た。
 ところが、まともな漢方相談にならなかったので、結局は遠路はるばる本州の最西端の下関まで二泊三日の旅程でやって来られる人が、昨今とても目立つようになった!!!

 中には地元では話しにならないので、ネットで調べていかにもそれらしい漢方薬局に通うつもりで電話で問い合わせたところ、
「遠路はるばる通うには及ばない、一ヶ月分送ってあげるから、その病気は当方の漢方で何人も治しているので・・・」
 という口上にはウソ臭く、あまりに安易な儲け主義の姿勢が鼻についてプンプン匂うので、その漢方薬局に通うことも断念。強く奨められる通信販売もお断りして、結局は少し怖そうな下関に通うことになった人もいた。

 一度も来られず、しかも第二類医薬品に属する漢方薬をしょっぱなから通信販売を奨める漢方薬局がネット上にはびこっている例は他にも枚挙に暇がない。

 要するに多くの人が、地元近辺の漢方薬局では病名を告げると、症状をあまり聞いてもくれずに直ぐに漢方薬が出され、常々ヒゲジジイがのたもう弁証論治の弁の字すらなかったケースばかり。
 超一流の中医学を専門とする医師のところでも、しばらく通いつめても、漢方薬による不快反応を申告しても、配合の微調整すらしてもらえなかった体験者もおられる。

 日本の漢方がますます廃れるはずである。


イソヒヨドリ(メス) posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 23:26| 山口 ☀| 日本漢方の情けない現状と限界 | 更新情報をチェックする