2012年09月29日

国民総クレーマー化した本末転倒、日本の終わりの始まり(オスプレイ=ミサゴ)


オスプレイ (ミサゴ) posted by (C)ヒゲジジイ

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:50〜59歳
【 性 別 】:男性
【 職 業 】:公務員
【 地 域 】:東海
【 おたより 】:
 漢方に関係しませんが、ブログを読み、まことにその通りと思い、ひざを打ちました。

 オスプレイが自分の頭の上に落ちてくるよりも交通事故を心配する方がまともです。
 まともでない人間とマスコミが、今の日本をつぶそうとして騒いでいます。

 下記のご意見は、まことにその通りと思います。
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 翻ってオスプレーの事故頻度から考えて、日本国内の交通事故死の頻度に比べればどれほどのものだろうと想像力を働かせる人はいないのだろうか?
 昨今物騒な近隣諸国の動向を考えれば、日本の安全保障上、どうみてもオスプレーの配備に反対する理由が見付からないのだが、この点だけは漢方に無知な厚生労働省とは真逆で、政府の方針に間違いはないと思うのだが、このような本音をうっかり吐くと袋叩きに合いそうな日本社会になり下がったようですねっ!?
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一触即発の物騒な時代を迎えた近年最大の国難の折、我が選挙区の安倍さんが自民党の総裁に選任されたことは幸いである。
 昨今の政治家の中では腹が据わって決してブレない政治家ながら、天は二物を与えずのことわざ通り、やや健康面に不安はあったが、昨今は良薬にめぐり合えて完全寛解されている模様。

 本来なら当方の選挙区だから、村田漢方堂薬局の漢方薬を利用されておれば、もっと早く回復していたかもしれないのだが(苦笑・・・それはともかく、このような国難の時期に腑抜け揃いの日本国を救うのは安倍さん以外には考えられない。


獲物を運ぶオスプレイ(ミサゴ) posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 23:44| 山口 ☁| 日本人としての自覚の問題 | 更新情報をチェックする

2012年09月26日

気が乗らない仕事でお断りせざるを得ないケース

安倍自民党新総裁
安倍自民党新総裁 posted by (C)ヒゲジジイ

 一触即発の物騒な時代を迎えた近年最大の国難の折、我が選挙区の安倍さんが自民党の総裁に選任されたことは幸いである。
 昨今の政治家の中では腹が据わって決してブレない政治家ながら、天は二物を与えずのことわざ通り、やや健康面に不安はあったが、昨今は良薬にめぐり合えて完全寛解されている模様。

 本来なら当方の選挙区だから、村田漢方堂薬局の漢方薬を利用されておれば、もっと早く回復していたかもしれないのだが(苦笑・・・それはともかく、このような国難の時期に腑抜け揃いの日本国を救うのは安倍さん以外には考えられない。

 それはともかく本題に入ると、昨今目立つのがネットで当方を見付け、遠方の子供さん達がリモコンよろしく付き添いで来られるでもなく、ご両親だけで当方に漢方相談に来させるケース。
 ご家族の奨めとはいえ、そもそも人に奨められて来られるケースの多くは漢方薬に賭ける情熱が欠如していたり、あるいは付き添い無しではまったく理解力の面でも大いに問題があったりで、お断りせざるを得ないケースが目立つのである。

 それゆえ、昨今このブログの頭に
漢方薬相談販売は遠近に関わらず御本人の意志と意欲で直接定期的に繰り返し来局できる人のみが対象です
 と書いているはずだが、これを読んで来られる人は滅多におられない。

 人に奨められて義理で来られるケースこそ、当然こちらは戦意喪失。
 ときにはこちらに説得され、お愛想を言わせて、納得したら飲んでやろうという人もあって、実に面白くない世の中である。当然、お断りせざるを得ない。

 それでなくとも真面目に通われながらも漢方薬の効果がまだ中途半端な段階の人達のために無い頭を振り絞る毎日なのに、ありがた迷惑な紹介者の義理で来られる人、あるいは理解力の無い人などのご紹介は遠慮して頂きたいものである。
 
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IMG_9294 posted by (C)ヒゲジジイ

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IMG_9295 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 23:06| 山口 ☀| ありがた迷惑な話 | 更新情報をチェックする

2012年09月25日

肝胆膵系統が弱い人が常用していた大柴胡湯製剤を他社に変更したら再発してしまったお話し

シジュウガラ(シジュウカラ)
シジュウガラ(シジュウカラ) posted by (C)ヒゲジジイ

 大柴胡湯が適応する人は、常々書いているように「がっしりとした体格で比較的体力があり」というのはまったく参考価値はない。

 当方の常連さんで中医学的な弁証論治によれば、肝胆膵系統が脆弱な女性が、しばしば心窩部がつっかえて食欲不振となり、背中が凝って疲労困憊状態に陥る。
 油ものに弱く、しばしば下痢をしたり便秘になったり排便は一定せず、いかにも虚弱そうな女性であったが、長年、大柴胡湯を主体に様々な方剤を併用することでかなり健康に自信を持てるようになっていた。

 ところが、某社の医療用の大柴胡湯に切り替えるチャンスがあり、少し節約になったと喜んでいたところ、次第に身体が重くなり、家事が大儀になるにつれ、胃部もつっかえて背中が凝る。
 日々の生活が次第につらくなって生きた心地がしなくなった。
 どうも調子が悪いので知識欲の旺盛な彼女は、大柴胡湯の中国における常用量に近づけても一向に症状が改善しない。

 一ヶ月経ってようやく気が付いた。もともと愛用していた大柴胡湯とは効能が違うのではないかと。

 あわてて残っていた従来の大柴胡湯に戻したところ、覿面、数日を経たずして諸症状は雲散霧消!
 同じ大柴胡湯であっても、製造元によってこれほど違うのかと恐ろしくなったと述懐される。
  
 不遜なヒゲジジイが腹立たしくて縁を切りたかった?らしいが、忘恩の無礼、天罰覿面、自業自得(呵呵。

 類似した話しでは、防風通聖散(ボウフウツウショウサン)製剤ナイシトールの過剰宣伝による弊害の事例なども決して珍しくない現象である。
 つまり同じ防風通聖散でも三社を使ってみたところ、一社のみ激しい副作用に見舞われてびっくりしたお話しである。同じ漢方処方名の製剤でも、製造元によってこれほど効能・効果・副作用の有無に違いがでるのが、天然生薬を原料とする漢方薬の宿命であろう。

 なかでも最も印象深い事例は、
成川一郎氏の「漢方製剤の偽装」を読んで感じたことでも取り上げている驚くべき現実。
 たとえば、これは既に十年くらい前に「和漢薬」誌などにも発表したことだが、顔面に生じた慢性の皮膚疾患に、医師の出された医療用の猪苓湯と茵蔯五苓散の配合で全く無効であったものが、市販されているエキス量二分の一の猪苓湯とエキスと粉末が混合された茵蔯五苓散の併用によって比較的速やかな効果を示した例など、患者さん御本人と、主治医に薬剤師2名によって、何度も確認したものである。
 さらに最近しばしば遭遇することだが、複数の女性が医療用の猪苓湯エキスを出され、小生から見ても適切な投与であると思われるのに、一向に効かないからもっといい漢方薬が欲しいという要求に、濃度は二分の一だが効力の点では長年信頼している某メーカーの猪苓湯エキス製剤を試してもらったところ、速やかな効果を得ている事実をどう解釈すべきだろうか?

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IMGP2752 posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 23:50| 山口 ☀| 大柴胡湯や茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)の真実 | 更新情報をチェックする

2012年09月24日

漢方薬は鎮痛剤と同じではないかという贅沢な苦情

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IMG_8707 posted by (C)ボクチンの母

 朝から途切れることなく、店頭や電話が忙しい月末。

 肝硬変がほとんど治っている男性や、アトピーが落ち着きかけていたのに季節的に悪化してしまった人の相談に混じって、新たに来られた地元で軽症の皮膚疾患の人にはお断りせざるをえなかった。
 
 月末は一見、客数は少ないように見えて、常連さんが漢方薬を大量に補充注文に来られる時期でもあり、そのついでに様々な相談や笑い話のような苦情も舞い込んで来る。
 常連さんのご家族の漢方薬に対する面白い苦情である。

 経営者のご家族ながら仕事上、腰痛に悩まされ続けていたのが当方の漢方薬で速効を得た。
 ところが数年にわたって常用されるも、中止すると腰痛が再発する。同じご家族でも力仕事をされない母上は、当方の漢方薬で腰痛が完璧に根治されている。
 それなのに、どうして自分の場合は漢方薬を止めると腰痛が再発するのか?もっと強い薬はないのだろうか?

 飲めば直ぐに腰痛は消えるが、中止すれば直ぐに再発するというのは、まるで単なる鎮痛剤と同じではないかという苦情である。

 仕事上それは止むを得ないことで、飲めば速効が出るだけ幸せに思うべし
 西洋医学の鎮痛剤のような副作用の不安がないだけマシではないかと、ケンモホロロに吠え立てるヒゲジジイ。
 実に贅沢な苦情と言うべきか(呵呵。

 それにしても月末は、常連さんやお馴染みさんたちが漢方薬を大量に補充に来られるといっても、せいぜい1〜2ヶ月分くらいの買い込みなのだが、数十年来漢方薬を愛用されて元気で長生きされている人達の常用される漢方薬や常備薬の種類は半端じゃない。

 このような忙しい月末に新人さんが来られても、二泊三日の泊りがけの人や、あるいは常連さんやお馴染みさんのご家族でもない限りは、あまりに軽症者や及び腰の人達には、残念ながらお引取り願わないことには薬局自体が機能不全に陥る。

 月の中頃には暇な週も多いのだから、軽症の新人さんたちは、なるべく月の中旬に来られた方が無難かもしれない。
 それでもやはり、病院に行くのがイヤさに気軽に漢方薬でもと考えるような甘い考えの場合は、お断りせざるを得ない。

 軽症でも病院に行っても治らず困り果てて本気度が強い場合はその限りではないけれど、本気かどうかをチェックすると、あっさりと退散されるケースが多いので、やはり本気度のチェックは欠かせない。

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IMG_8406 posted by (C)ヒゲジジイ

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IMG_8624 posted by (C)ヒゲジジイ
タグ:腰痛 鎮痛剤

2012年09月22日

重度の貧血による疲労困憊に加味逍遥散合六味丸加桂皮で速効を得て

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ASC_5151 posted by (C)ヒゲジジイ

 二十年以上前からの常連さんになった女性は、当時、重度の貧血で疲労が激しかった。
 貧血の原因が鉄欠乏性貧血であったのか、他の原因があったのか、今にして御本人に確かめても定かではない。

 ともかく中医漢方薬学においては西洋医学的診断は参考程度で、あくまで弁証論治を優先すべしという観念が当時は支配的であったので、とにもかくにも弁証論治の結論で得た方剤が加味逍遥散に六味丸加桂皮であった。
 この六味丸加桂皮というのは、当時は剤盛堂から実にユニークな活腎錠という名で製造販売が行われていた。言い換えれば「七味丸」である。要するに八味丸から附子を去った製剤である。

 この活腎錠に加味逍遥散製剤の併用で見事に速効を得て、途中で活腎錠を六味丸に切り替えて、現在に至るまで愛用されている。
 活腎錠を六味丸に切り替えた理由は、環境的にも温暖化の影響から桂皮はもはや不要となった理由もさることながら、理不尽にも活腎錠が漢方薬には無知な厚生省か厚生労働省の洗い直しの対象品目となり、製造許可を取り上げられてしまったからでもあった。

 漢方に無知な連中による洗い直しにより、極めて優秀な製剤が淘汰されて行く。悪化は良貨を駆逐するということわざ通り、このレベルの低い日本の漢方界は、白朮を蒼朮で代用するような低レベルの方剤が跳梁跋扈する。

 翻ってオスプレーの事故頻度から考えて、日本国内の交通事故死の頻度に比べればどれほどのものだろうと想像力を働かせる人はいないのだろうか?
 昨今物騒な近隣諸国の動向を考えれば、日本の安全保障上、どうみてもオスプレーの配備に反対する理由が見付からないのだが、この点だけは漢方に無知な厚生労働省とは真逆で、政府の方針に間違いはないと思うのだが、このような本音をうっかり吐くと袋叩きに合いそうな日本社会になり下がったようですねっ!?

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XSC_3920 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 22:27| 山口 ☁| 各種貧血症および各種紫斑病および疲労困憊状態 | 更新情報をチェックする

2012年09月18日

アトピーは軽くなるのに猪苓湯や茵蔯蒿湯で小便が出なくなるという不思議なお話

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FSC_9731 posted by (C)ヒゲジジイ

 アトピー性皮膚炎でこれまで長く他の漢方薬局でうまくいかず、遠路はるばる来られた人。
 ところが下記のように前代未聞の反応続きである。
 猪苓湯や茵蔯蒿湯は代表的な湿熱を除去する一種の利尿剤でもあり、体質によっては慢性腎炎や腎不全にさえ利用される機会も多い比較的穏やかな方剤類なのだが・・・。

 何日目かの配合で、猪苓湯と茵蔯蒿湯で夜間の痒みが軽減し、じくじくしていた湿疹が乾いてくる。
 他の場所も掻いても水が出なくなった。
 しかしながら尿量が700mlに減少し足が浮腫んで重くなる。便秘になって4日出ない。

 猪苓湯単独では1日目にして尿意はまったく起こらず、足がパンパンにむくんだとっ!

 茵蔯蒿湯単独で様子を見てもらうと、初日は調子よく、じくじくしていた湿疹も乾燥して尿量も増えて足も軽く、大便も快調だったが2日目からは尿量が減り始め、排便は3日続いた後、下痢をした。
 その後は尿量が極端に減り、便秘になってしまったという。(下痢や便秘の両極端が生じるのは神経質な性格による過敏性大腸炎によるものであろう。また下痢をしたら夏場には小便が減るのは当然)。
 3日目からは湿疹がぽつぽつ出没しはじめ、また痒くなったといわれる。

 上記の内容は、かなり端折って書いているが、僅か20日間での推移で、この間、目的のアトピーは少なくとも軽くなっている。

 しかしながらもっともアトピーに反応がよかった茵蔯蒿湯すら続けると尿量が減少して、これを中止しても5日経っても尿量が回復しないといわれる。
 1日500mlの排尿しかないと嘆かれるが、夏場の暑い時期には1日の排尿量が500〜1000mlに減るのは常識であるが、そのような考えには至らぬらしい。

 本命のアトピーに最も感触が良かった茵蔯蒿湯だから、量を加減したり、一時休んではまた再開してはどうかとアドバイスしても尿量が減少するのではないかという恐怖から5日間何も飲まずにいるらしい。
 そのかわりに他の漢方薬局で飲んでいた五行草茶ではよく利水していたので再開したが、今度は一向に尿量が増えないが、茵蔯蒿湯の影響がまだ残っているのだろうか?という質問が入る。(まだまだ残暑が厳しいので尿量が少ないのも当然だろう。)

 初回から二十日過ぎて二度目に来られたときには、ササヘルス・大黄・イオン化カルシウムを渡し、順次一つずつ反応を確かめるようにアドバイスしていたのだが、5日たっても五行草茶以外はまだ何も試してないという。

 何時間もかけてあれだけ説明してもみずから頑張ろうとしない人には、何度アドバイスしても同じである。
 一時使用してもらったことのある補中丸も量が多ければ極少量加える方法など、さまざまにたっぷりとアドバイスしても何も聞いてなかったらしい。
 馬耳東風とはこのようなときに使う言葉であるのだろう。

 茵蔯蒿湯に少量の猪苓湯を加えてみるなど、このような工夫のヒントを直ぐに実行できる人達ばかりが集まる村田漢方堂薬局なのだが、アドバイスに従わない人は先が思いやられることである。

 奇妙な反応といえば、熱中症の後遺症の人で過去にブログに転載した人。
 熱中症の後遺症にいずれの病院も漢方薬局からも温熱薬ばかりを奨められて副作用の連続 にはさしあたり牛黄単独使用を奨めていたところ、何とまあ〜っ、信じられないことに牛黄を一度服用したら、却って発熱したと報告があり、これは前代未聞の反応ゆえ、遠方で一度も来られない人には、こちらでは到底手に負えませんので、二度と服用されないようお返事したのだった。
 第3類医薬品の牛黄でさえ前代未聞の反応を示されるのも青天の霹靂だが、遠方からメールだけでのアドバイスにはやはり限界がある。

 また数年前のこと、当方に来られるまでは数名の中医学系の高名な日本の医師達による漢方薬投与を受けるも、あらゆる方剤で不快反応を生じて続けられない。そのくせ合成医薬品は効果がないだけで不快反応は皆無であるという医療関係者が遠路はるばるやって来られたことがあった。
 案の定、当方から出す漢方薬では茵蔯蒿湯以外は、すべて不快反応が生じて飲めないという。
 茵蔯蒿湯しかフィットしないのなら、わざわざ遠路はるばるこちらに来られる必要もないので、二度目からの来局を謝絶した人もあった。

 上記のように、数年に一名くらいの割合で、漢方薬に対してまったく信じられない反応を示す人が稀におられるが、最終的には漢方薬を諦めてもらう以外によい知恵を持ち合わせてないのが本音である。
 過去、四十年間にはどのように思い出しても、そのような人は10名にも達しないと思われるが、いずれにせよ、最終的には万事休すとしか言いようが無い。

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ASC_4465 posted by (C)ヒゲジジイ
 
 
posted by ヒゲジジイ at 00:13| 山口 ☁| とんでもない話や、信じられない困った話 | 更新情報をチェックする

2012年09月16日

数十年来の慢性下痢症が胃苓湯(イレイトウ)製剤で根治

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KSC_7299 posted by (C)ヒゲジジイ

 数十年来の慢性下痢が胃苓湯で根治したというタイトルなど、実にありふれた内容ではあるが、数十年前の経験例。
 当時、無い頭を振り絞って半夏瀉心湯、六君子湯、桂枝加芍薬湯、あげくは真武湯など、考えられるあらゆる漢方薬を飲んでもらっても一向に効果が出ない。
 それでも治りたいが一心で、立派な身なりをされたその中年男性は、あらゆる病院治療でも治らなかったので、是非とも漢方薬で治して欲しいと頑張り続けてくれた。

 ようやく胃苓湯を思いついて、これを飲んでもらったらさしもの頑固な慢性下痢症がピタリと止まった。その後、体質改善のつもりで数年続けられて以後、服薬を止めても再発はなかった。
 このことがきっかけで風邪薬も天津感冒片(銀翹散製剤)と参蘇飲に板藍茶(板藍根エキス)の三つがしっかりフィットして、折々にこの風邪薬だけを購入に来られることが10年近く続いていた。

 その後、いつの間にか10年近く音沙汰がなくなっていたが、先日ひょっこりとやって来られた。既に80歳を超えると言われる割には矍鑠とされ、どうみても六十代に見える若々しさである。
 ともあれ、数十年来の慢性下痢は、その後も完全に根治され、二度と再発を見ないということだった。

 今にして思えば、実にありきたりな胃苓湯を思いつくのに随分と回り道してしまったが、情けないほどヘッポコ薬剤師の漢方薬を懲りずに続けてくれる奇特な人達がたくさんおられたお陰で、少しは熟練することが出来たのだろうと感謝するばかりである。

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KSC_7240 posted by (C)ヒゲジジイ

2012年09月11日

3年間続いた頑固な後鼻漏が党参配合の補中益気湯製剤のみで速効

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FSC_9651a posted by (C)ヒゲジジイ

 いつも書いているように後鼻漏の原因が蓄膿症の場合は治療期間が長くかかることはあっても、その多くは着実に快癒していく。
 ところが耳鼻咽喉科で蓄膿症や鼻炎などの問題はないと診断される原因不明の後鼻漏は、一部の人は様々な漢方薬を駆使しても、おいそれと治ってくれないケースがある。
 
 といっても透明希薄なサラサラした後鼻漏の場合は、しばしば藿香正気散(カッコウショウキサン)で速治するケースも珍しくない。
 やや粘度の高い後鼻漏ではしばしば荊芥連翹湯で着実に治っていくケースも多く、現在進行形でも数名が明らかな改善を得てる。

 ところが比較的希薄透明なサラサラした後鼻漏であり、冷たい食事を取ると明らかに後鼻漏が増えるという特徴のある人に、藿香正気散や半夏厚朴湯を主体に様々運用しても一向に効果がみられないタイプの女性が来られていた。
 子供の頃から後鼻漏の傾向があり、成人して以後もしばしば後鼻漏に悩まされていたが、中年以降になってここ3年以上、劇的に悪化して毎日生きた心地がしない最悪の苦しみが続いているとの申告であった。
 多くの耳鼻咽喉科にかかってみたが、いずれもまったく無効で鎮静剤が出される始末。
 気分も落ち込んで、後鼻漏も落ち続け、舌体も痛みかけた明太子のようにどんよりして弾力に乏しい外観である。

 これらを中気下陥の証拠と解釈して、落ち込むものを昇提させる作用を持つ補中益気湯製剤のみに切り替えてみたところ、服用初日は却って大量の後鼻漏が流れ出て苦しく、てっきり合わない漢方薬だよと思案しているのもつかの間、翌日からはもとの後鼻漏レベルに戻り、三日目になるとかなり減って来た。
 その後は日毎に後鼻漏の量が減る一方で、10日も経つとほとんど出なくなった。少なくとも9割以上は寛解した感触を得てこんなに嬉しいことはないとの報告であった。
 
 こちらも同様に難治性の後鼻漏が、補中益気湯製剤に切り替えた途端に速効を得られたことは、何よりも嬉しいことであった。

 この補中益気湯製剤は朝鮮人参のかわりに党参が配合され、また生姜と大棗は配合されない本来あるべき理想的な補中益気湯製剤を飲んでもらったことで速効が得られたものと思われる。

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IMGP5059 posted by (C)ヒゲジジイ

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2012年09月06日

大腿骨頭壊死の疑い濃厚だった同業の某薬剤師さんが三ヶ月で完治したとのご報告

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IMGP5748 posted by (C)ボクチンの母

 さきほど同業の某薬剤師さんからご報告があったばかりだが、数ヶ月前からご相談を受けていた。

 こちらでは過去僅か2名ながら、経験例があったので血行を改善する適切な漢方薬ばかりでなく、ビタミンD前駆物質が含まれるキノコ系の中草薬に出来る限り大量のイオン化カルシウムを併用することこそ重要であろうことをアドバイスしていた。

 過去(20年前?)地元の高校生が同じ病気で、血行改善する能力のあるキノコ系統の中草薬とともにイオン化カルシウムの併用だけで、手術を宣告されていたものが、比較的短期間で骨が完全に再生して手術を免れ、根治した実例がある。

 とはいえ、いとも簡単に根治しただけに、ご両親が医師の診断名として大腿骨頭壊死を言われていたが、もしかしてペルテス病ではなかったのかと今になって疑いたくなる気持ちがないでもないが、専門的にはどうなのか、医者でもない身では知る由もない。

 また和漢薬誌357号 1983年2月には、イオン化カルシウムを主体に大柴胡湯など、その人の体質に応じた方剤とともに服用してもらって、大腿骨頭壊死の手術後の骨が崩れずに極めて経過良好の話を、率先してご自身が手記を書かれ、和漢薬誌に載せて欲しいというたっての依頼で、当時の社長さんに無理をお願いして掲載してもらっている。

 翻って今回の同業の薬剤師さんご自身の大腿骨頭壊死の根治例はしっかりとした病院の検査と診断とともに治癒していく過程をメールでご報告頂いており、ほんの三ヶ月の連用で速治例としては素晴らしい結果であった。
 ご自身の熟慮により服用された内容はイオン化カルシウムをはじめ補腎剤や活血化瘀剤などの漢方処方など合計すると9種類を併用されたというご報告であった

 だから上記の高校生の例でも、まったく後遺症を残さず根治されていることと併せて考えれば、大腿骨頭壊死に対する適切な漢方薬や中草薬とともにイオン化カルシウムの併用こそ、再現性のある治療方法として期待できるかもしれないと思うのである。

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IMGP4979 posted by (C)ヒゲジジイ


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2012年09月02日

根治していた関節リウマチ

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BSC_9939a posted by (C)ヒゲジジイ

 先週は月末とて、8月の長期連休の皺寄せがドッとやって来て疲労困憊の日々が続いた。
 一人ひとりに時間をかける相談販売だから遠来者が集中すると神経を集中し過ぎてグッタリ来るのもやむをえない。

 週末に15〜20年ぶりに見えた女性は、当時、関節リウマチで来られていた人だったことを直ぐに思い出し、まさか再発したのでは?と思ったが、お陰さまでアレ以来根治してまったく問題ありません、今日は高齢のご家族のご相談で久しぶりにやって来られたとのことだった。

 当時は発熱と関節部の熱感を伴う腫脹と全身の浮腫など、冷凍下の勤務が災いして、寒熱錯雑証を呈していた。弁証論治に基づいて数種類の漢方処方とともに骨の破壊を防ぐために漢方薬でも使用される牡蠣殻を原料にしたイオン化カルシウムを積極的に併用してもらっていたことを思い出す。

 同様なタイプの関節リウマチの人は九州の特定地区の多くの人を完全寛解せしめて来た長年の歴史があるが、地元近辺の人達では、ほぼ完全寛解が得られた状態でも予防的に二十年以上も継続服用されている人もおられる。
 骨の破壊を防ぐには、適切な漢方薬のみならずイオン化カルシウムの貢献度は相当に高いように思われる。

 ともあれご高齢のご家族の相談というのが、滅多に病院に行かないご家族が、膝関節が痛くなって整形に行ったところ、十種類の投薬を受け、それを服用し続けると次第に身体がガタガタになり、百病噴出、疲労困憊の状態になり休薬しても元に戻らないというので、ご高齢のことを考えてササヘルスだけを服用してもらうことになった。

 このササヘルス、我が愛猫のボクチンこそ、歯肉炎の悪化で一時は危篤状態に近かったのが、東海地方の美人薬剤師さんが心配して下さって、マスマリーンリキッドを送って下さった。
 スポイトがついていて、これを口中に直接滴下する方法では、ボクチンはとても嫌がるのだが、このスポイトをヒントにササヘルスを滴下してみると、それほど抵抗が無い。
 これに勢いを得て、日々、小さな体重のボクチンながら、1日量10ml以上を数回に分けて口中に投与し続けたところ、根治には到底及ばないももの、俄然元気と食欲を回復して、一安心の状態がずっと続いている。

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IMGP3110 posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 08:58| 山口 ☁| 各種膠原病や関節リウマチやシェーグレン症候群など | 更新情報をチェックする