2012年08月28日

面白いほどにダイエットが短期間で実現した人達

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DSC09742 posted by (C)ボクチンの母

 進行癌や転移癌では中年前後の人達がとても多いが、実際には意外と若い年齢層の人達も多く、気難しくトウヘンボクなヒゲジジイを敢えて選んで通われる人達だけに、信念が強固で頭が下がるほど熱心に頑張られる。だから、癌患者の多くの人が好成績を得られるのも、この熱心さと真摯さゆえであると確信している。

 病気を苦にして八つ当たりしまくるような人達(男性がほとんど)は、既に門前払いせざるを得ないので、結局は真剣で真面目な人しか受け入れない結果となっている。。

 本日もそんな重大疾患の真面目な人達が連続4名続いたが、県外から熱心に通われて既に5年経過して根治の太鼓判に近づいた人もおられた。

 また、ある人は大手術後に生じた肝転移を疑わせる多数の粒状の影が少しずつ消えて、今回の検査では完全に消滅したので主治医は不思議だなあ〜と首を傾げられていたという。

 そのような重大な疾患のご相談が続いている合間にも、女性特有の自律神経失調症に苦しまれている人が、同時に下半身の肥満を何とか治して欲しいという依頼に僅か一ヶ月半で6.5Kgの減量を実現して、見るからにスマートな美人に生まれ変わった人も来られた。
 年甲斐もなく一目惚れしたかのように思わず見入ってしまったほどだ(笑。

 この女性もとても真面目な人でずいぶん諸症状(不眠や鬱など)に苦しまれておられたので、こちらも真剣に受け止めて無い頭を振り絞り、渾身の弁証論治により初回から四方剤の配合が見事にフィットして、主訴ともどもダイエットにも短期間で実現したうれしい実例である。

 それにしても、女性達は体調がよくなると本当に美しく変身するものだな〜と、我ながら惚れ惚れとしてしまうのだった。

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IMGP2494 posted by (C)ヒゲジジイ

 
posted by ヒゲジジイ at 23:54| 山口 ☔| ダイエットや肥満症 | 更新情報をチェックする

2012年08月26日

補気建中湯の著効例のご報告

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ノスリ posted by (C)ヒゲジジイ

おたより:東海地方の美人薬剤師

ヒゲ先生

残暑が大変に厳しいですが、お元気でお過ごしですか?
長引く暑さで、夏バテなど体調を崩している方が多いですね。
この度、補気建中湯の著効例が出たので、報告させていただきます。

 81歳になる女性ですが、お盆にひ孫などが押し掛け、あれもこれもと料理を作ったり、お世話をしすぎて、お盆後の疲れが出たようです。
 普段から、体調が良いとセカセカ動き回るタイプで、その場でセーブすることができず、後になって気が抜けると、ド〜ンと疲れが出て寝込む方です。
 いつもお腹のトラブルがあり、一日でも排便がないと、お腹が張って苦しまれます。

 今回も、お腹がパンパンに張って、脂汗がでるほどの腹痛が出ました。
 便がスッキリでないばかりか、尿も10CCほどが一日数回出る程度、尿の色は透明。

 お腹が苦しく、食欲もなく、お粥を一口食べると、腹痛が始まるとのことで、腸閉塞を心配して病院にて検査されましたが、異常はありませんでした。
 お腹は、按ずると気持ちが良く、温めると気持ちがよい。
 手で押さえると振水音と、ガスが溜まったような音がします。
 舌は、赤くひび割れがあり、典型的な陰虚舌ですが、手足が氷のように冷たい感じで、部屋の温度が33度あるのに、電気毛布で足を温めたい・・・と言われる。

 この方に補気建中湯を使用したところ、3回の使用で尿がザーザー出始め、尿が出ると、詰まっていた便も出てお腹がスッキリし、痛みも和らぎました。
 飲んでおられると調子が良いのですが、私の頭の中に膵臓ガンの疑いがあり、検査されることをお勧めいたしました。

お返事メール:
 補気建中湯の見事な速効例のご報告、ありがとうございました。
 お陰さまで有意義なブログ記事となるものと心から喜んでいます。
 
 ご報告頂いたような補気建中湯の著効例が積み重なることは、どの会社にも断られた続けたものが、小太郎さんの英断によりようやく実現したエキス製剤だけに、お陰さまで少しずつ肩の荷が下りて行くように感じています(苦笑。

 ヒゲジジイの過去の経験では各種の末期癌で生じる腹水や胸水に、タイミングがよいと速効が得られることをしばしば経験しているものの、そのいずれもキノコ系のプラスαあってのものばかりでした。

 しかしながら昨今では、補気建中湯のエキス製剤が実現したお陰で、それほどの重大な疾患ではなくとも、浮腫を生じやすい胃弱の人にも多用してしっかりした効果が得られることを経験しています。

 また、脾肺腎に作用する配合のお陰で、今後は一部のアトピー性皮膚炎にも応用が利くであろうことを予測しています。
 補気建中湯が脾肺腎に作用する方剤であるということは重要で、応用範囲が無限に広がる予感を禁じえない昨今です。

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ノスリ posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 15:57| 山口 ☀| 漢方薬の即効例 | 更新情報をチェックする

2012年08月23日

オルスビー錠が逆流性食道炎に効果を発揮しやすいタイプが判明したかも

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BSC_9594 posted by (C)ヒゲジジイ

 オルスビー錠が逆流性食道炎に有効な人が5割前後の確率であるようだということを再三再四、これまでも各ブログ類で書いて来た。
 実際に製造元の本社にもオルスビー錠のお陰で症状が取れたお礼の連絡があったといわれる。

 最近も、九州から遠路はるばるやって来られた人が、病院でツムラ半夏厚朴湯などを投与されているが一向に効果が出ないがと相談にやって来られた。
 たしか膵臓癌手術後だといわれていたが、これは運よく根治されたようで、その後に発生した逆流性食道炎だといわれていた。

 そこで25日分千円代で二千円にも満たない安価なオルスビー錠だけをお渡ししていたところ、本日昼、ちょうど遠来者の漢方相談をしている最中に、受付嬢が受話器を取った連絡に、お陰で明らかな効果があったと礼の電話が入っていたとのことだった。
 地元近辺で探せば、どこかであるだろうから、効果があれば地元で調達するように伝えていたと記憶する。

 このようにオルスビー錠単独で効果があるものなら、弁証論治や配合の微調整以前の問題で、他の頑固な慢性疾患のような高度で複雑な分析は不要であるから、オルスビー錠が効くタイプの逆流性食道炎に限り、地元で調達されることを奨励しているのだった。

 但し本来なら、このオルスビー錠は第3類医薬品に該当するので自由に通信販売可能なのだが、このレベルの疾患では薬がクスリだけに律儀に通信販売を依頼される人は一部の奇特な人達に限られている(苦笑。

 それはともかく、今回のケースの経験からも、ますますオルスビー錠が効きやすいタイプの逆流性食道炎がかなり判明したように思うのである。

 すなわち、過去の事例からも、胆嚢癌手術後に生じた逆流性食道炎、胆石症手術後に生じた逆流性食道炎は多数見られていずれも明らかな効果があった。大柴胡湯の併用を必要とする人も目立ったものの、オルスビー錠単独で効くケースも多かった現実がある。
 そして今回の膵臓癌手術後に生じた逆流性食道炎である。

 要するに、肝胆膵系統の手術後に生じた逆流性食道炎にもっとも効果が出やすい傾向にあるようである。これを敷衍すれば、もしかしたら病院でしばしば投与されるウルソでも逆流性食道炎に効果があるのかどうか???

参考文献:


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IMG_3011 posted by (C)ヒゲジジイ

2012年08月21日

閉経後に縮小しない子宮筋腫の一つがグレーと言われ(子宮癌の疑い)

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IMGP6768 posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:50〜59歳の女性
【 地 域 】:甲信越
【 ご職業 】:事務職
【 お問い合せ内容 】: 村田漢方堂薬局 様  
 
 随分悩みましたが、やはりご相談に乗っていただきたく、メールさせていただきます。
 
 5月に受けた人間ドックから、”子宮筋腫”についてずっと悩んでいます。そんな折、「桂枝茯苓丸」という漢方薬が効くということがインターネットに載っていて、しかし近隣には漢方薬に造詣の深いお医者さんも居ず、もし漢方を扱っておられるお医者さんから処方してもらったとしても、やはり自分に合わなければ、効かないことは勿論、弊害もあることがこちらの村田様のホームページをいろいろと拝見しわかりました。でも漢方薬が自分に合えば素晴らしい効果が得られることもこちらのホームページを拝見し、よくわかり、また元気になったかたがうらやましくなりました。

 以下に書かせていただきますが、現在5?歳ですが、35歳頃から身体のあちこちが故障し始め、何をするにもどこに出かけるにも、いつも身体のことを気にかけながらで、本当に情けない限りです。そんな中で当然いろいろなお医者さんにお世話になっているわけですが、このお医者さん、私のこの症状がご自分の家族のことだったら、本当に同じ治療をされるのだろうかという思いと、でも私はこのお医者さんを頼るしかないんだというジレンマがあるのも事実です。

・子宮筋腫について
  以前から筋腫があるのはわかっていて、地元の総合病院で、半年に一度診察を受けていました。閉経すれば小さくなるでしょうと言われ、私もそれを期待していたのですが、閉経して一年半、なかなか変わらず、(以前の先生はときどきMRI検査をしてくださっていて(定年でお辞めになった)私が今度MRIをする必要はありませんか?とお聞きすると「私はそういうものは好きではない」ということでした。毎年人間ドックは受けていて、でも婦人科検査は半年に一度見ていただいているのでドックではパスしていました。でも自分が不安で今年、別の総合病院でドックを受けた時には検査をしてもらいました。内診をしてもらってすぐに、異常を指摘され、すぐにその病院の婦人科を受診することになりました。そこではやはり言わなければいけないと思い、現在半年に一度診てもらっているんですと。当然ですがじゃあそちらでよく診てもらってくださいと言われました。いくら今までの病歴があるにしても地元の病院に行く気になれず、離れた大学の附属病院を受診しました。内診そしてMRI検査の結果、2つあるうちの1つは良性であるのは確認できるが、もう1つは“グレー”とのこと。お医者様に閉経していることだし、子宮全摘をするほうがもし悪性であったとしてもとりきれるわけだからよいのでは、と手術を勧められました。私にしてみると思ってもいなかったことで本当にびっくりしました。旦那様と相談してきてくださいとのことでした。本当に悩み、もう一つの選択肢である”もう少し様子をみる”ということにし、3か月たちました。今回このことで村田様のホームページを拝見することになったのです。

(・左胸乳がんについて)
  4年前に温存手術、放射線治療を受けています。性格は“硬癌”とのことで、再発のことを思うと胸が締め付けられる思いですが、日常そんなことにとらわれるているとやっていけないので、考えないようにしていますが、怖いです。

(・高血圧症)
  自分が高血圧症で悩むことになるなんて若いころには想像もしませんでしたが、10年前(このとき職場の人間関係で自分の娘にも泣きつくほどの悩みがありました。)、それまでもあった偏頭痛とは違う頸部から後頭部の痛みを感じるようになり、そのことで医院を受診した所、血圧が170−100もありました。服薬への抵抗もありましたが、それから降圧剤との付き合いが始まりました。服用していても体調からか2,3か月に一度は上記のように高くなり、同時に首から後頭部にかけての締め付けられるような痛み、手足の痺れ感があり、そのことを心配なのでかかりつけの医院を受診し、訴えるとこのくらいの血圧でそんな症状が出るわけはないと言われ、痛みどめを処方されしぶしぶ帰ることも何度もありました。

(・高脂血症)
  ここ何年かずっと脂質以上で、コレステロールをはじめ、今回の人間ドックでは”悪玉”が異常に高かったので前から服用を進められていたため、2か月前から服用を始めました。

 そのほかにも胃ポリープがあったり、大腸ポリープがあったり、眼圧が高めだったり、自分でも情けなく、またお恥ずかしい限りです。


 こんなに読むのも嫌になるくらい書かれて、どうしてもらいたいの?と言われそうですが。
 
 遠方でも本気になれば、がんばって通ってこられる患者さんは大勢おられることと思います。
 現在、認知症でおまけに骨粗鬆症で動けない母(二年前に母が認知症になったときにも、何か認知症 に良い漢方薬はないものかと探したのですが、結局医者のいうままに西洋薬に頼ることになりました が)がいるため、なかなか通うことはかなわないですが、でも「漢方薬」に賭けてみたい思いも強い ので、ホームページで拝見したように3日ほどそちらに伺い、自分の症を診ていただき、アドバイス を受けることは可能でしょうか?それをお聞きしたく、長々と書かせていただきました。

  最後までお読みいただきありがとうございました。

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DSC09721 posted by (C)ボクチンの母

お返事メール: 閉経後の子宮筋腫のご様子、疑いがあれば医師のアドバイス通り全摘を受けるほうが無難かもしれません。
 ましてや過去に乳癌、それも硬癌であればなおさらで、婦人科系統(子宮と乳房)の連絡関係を考えると、なおさら全摘されておくのが無難なように思われます。

 その前後の再発をできるだけ予防する意味では弁証論治に沿った中医学的な漢方薬や中草薬類を利用されることはとても懸命なことだとは思いますが、ご連絡頂いた諸症状ともあわせて考慮すると、抗癌中草薬を主体にしてその諸症状も改善する漢方薬類を総合すれば、あきらかに月額にして10万円近くかかってしまいそうです。

 ましてや甲信越地方からしばらくは最低でも一ヶ月に一度くらいは通ってもらい、服用後の反応を確かめながらしばらくは微調整の検討が必要です(配合が安定すれば数ヶ月分まとめて購入も可能ではありますが)。

>  遠方でも本気になれば、がんばって通ってこられる患者さんは大勢おられることと思います。

と書かれておられますように、その通りで、婦人科癌に限らず、血液癌や肺癌類など重大な疾患でも皆さんしばらくは通われ、来れない時には第2類医薬品以外のもの(第3類医薬品や中草類など)は通信販売が可能なので、代引きでお送りする方法を利用されています。

 貴女の場合、遠方であることもさることながら、母上様の介護の問題や旅費や漢方薬類の経費的な問題も含めて、当方の流儀には向かないのではないかと思います。
 
 以上、取り急ぎお返事まで。

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IMGP6019 posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール: 本当に早速のお返事ありがとうございます。ホームページを読ませていただいていると、月曜日というのは本当にお忙しい日でありますのに、親身にお教えいただきありがたかったです。

 「全摘」ということにまず恐れおののいたというのがあります。それで「様子を見る」という選択肢を選び、それ以後のことが考えられなくなっていたのも事実です。
 改めていろいろなことを考え合わせると、やはり村田様の言われるような選択をすることが懸命なのかと思い直しました。これから「全摘」した後の体が受けるダメージなどいろいろ調べながら、前向きに考えていきたいと思います。

 母を送ってからでなければ、私は逝けないという思いだけはあってもこればかりはどうしようもなく、せめてぎりぎりまで元気で過ごせるようでありたいと願うばかりです。
 お示しいただいた、費用面、状況等クリアできるときがきたら、すぐにでもお世話になりたいと思っています。村田様のような方が近隣にいないということが本当に口惜しいです。

 意を決してご相談させていただいて、本当に良かったです。
 村田様のご自身のお身体にもご留意の上、ますますのご活躍をお祈りいたします。
 本当にありがとうございました。


編集後記: ちょうど前回のブログ子宮体癌手術前の諸検査で発見された肺の5つの腫瘤も子宮癌にからんで、偶然にも肺の腫瘤が5つも見付かったケースなど、ご本人の希望もあって出来る限りの中医学的な配合を行うと漢方薬類の諸経費は月額に換算すると、やはり8〜9万円はかかっている。
 これに関西から通われる交通費も加わるわけだから、できるだけの漢方薬類でサポートするとなると、長期間一定の経費の出費は免れそうもない。
 但し、そこまでやっても絶対的な効果の保障まではできないわけだから、実に因果な仕事ですね。

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IMGP2058 posted by (C)ボクチンの母

2012年08月20日

子宮体癌手術前の諸検査で発見された肺の5つの腫瘤

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FSC_9208 posted by (C)ヒゲジジイ

 二十年以上前から子宮体癌の疑いありクラスIIIbとのことで、長く経過観察を経て、五十代になって明らかに癌化した小さな病巣が出現したとのことで、結局は手術(子宮全摘)ということになった女性。
 ご両親も癌で亡くなられていることだから、念のため手術前から当方の漢方薬類を利用されることとなった。

 初期の段階だから手術でほぼ確実に根治するとのことで、早速手術の予定日も決まり、術前の諸検査が行われたが、予想外の検査結果が判明した。
 すなわち肺に5個(それぞれ1cm大)の腫瘤が発見されたのだった。これは子宮体癌の転移とは到底考えられないので、恐らく別の癌であろうとの診断で、まずは先に予定通り子宮体癌の術後に、肺の諸検査を行い、確定診断を行った後に治療方法を検討しようということだった。

 子宮体癌の手術前も手術後も熱心に漢方薬類を服用されていたが、いよいよ術後の体力も回復したので肺の検査を受けることになったのだが、驚いたことにあれだけしっかり5個も発見されていた腫瘤が完璧に消失して痕跡すら残ってないとのことだった。

 前後一ヶ月間の服用程度で漢方薬類が著効を奏したのか、主治医や回りの医師達も狐に摘まれたようにしきりに不思議がられていたのだった。

 あれから既に5年近くになり、いずれも再発の兆候は皆無であるものの、現在も決して怠ることなく熱心に漢方薬類の服用を継続されている。

 もしかして一生涯服用を続けるおつもりかもしれないが、過去の事例からも漢方薬類を数十年続けている人で新たな癌が出たり、痴呆症になった人は一人の例外(87歳でボケが生じた一例)を除いて、今のところ皆無であるので、年齢を考えると一生涯続けることは最高の健康法であるに違いない。

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IMG_3460 posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 08:59| 山口 ☀| 肺癌(ステージ4および脳転移や骨転移も含む) | 更新情報をチェックする

2012年08月18日

現在当方の漢方を利用されている人でも、残念ながら第三者のご相談には乗れません

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IMG_3286 posted by (C)ヒゲジジイ

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:40〜49歳の女性
【 地 域 】:中国地方
【 お問い合せ内容 】: いつもお世話様になっております。
 そろそろ漢方が底をついてきたので、伺いたいのですが、甲子園に勝ち進んでいますので、伺うタイミングがつかめないこの頃です。

 伺いたいことがありましてメールをしました。
 男性で肥満傾向の方なのですが、咳が続いています。
 肺に2年前から影ができているということですが、咳を止めるのに◎◎◎(胸痛があれば適応でしたよね?!)は効果がありますでしょうか?

 影が陳旧性肺炎などの跡であればいいのですが、結核なども可能性としてありますよね。
 肺をフォローできる漢方薬があれば試しに購入をさせていただきたいのですが。
 恐らく、痰も絡んだ咳だと思います。

 市販の咳止めを飲用されて随分良くはなっていると聞いています。
 全身状態はとても良好です。お肌もつやつやされていますが、日本の方ではないので、顔色がよくわかりませんが、顔色も良好です。舌は見ていません。きっと肺の状態以外は全て良好です。

 まずは、病院で診断をときっと思われたのではないかと思いますが・・・ご迷惑とは重重承知しておりますがお教えください。

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IMG_3189 posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:残念ながら第三者の人にはご相談には乗れません。ましてや外人さんとくればなおさらです。

 そもそも咳嗽関連では中医学の原点でもある『素問』咳論には「五臓六腑はみな人をして咳せしむ。独り肺のみにあらざるなり」と述べられているように、咳嗽の原因とメカニズムは単純なものとは限りません。
 
 西洋医学治療をしっかり受けられるべきです。
 取り急ぎ、お返事まで。

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IMG_2991 posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:咳嗽 咳止め
posted by ヒゲジジイ at 23:16| 山口 ☁| 村田漢方堂薬局の徹底したポリシー | 更新情報をチェックする

病院の保険漢方と漢方薬局の自費の漢方の違い

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IMG_6419 posted by (C)ヒゲジジイ

 「保険はききますかっ?」というとんでもない質問が病院でもない薬局にかかって来ること自体、まったくもって不思議でならない。
 病院でもない市井の漢方薬局の漢方が、保険とは無縁であることは常識中の常識である。

 保険がきくと経済的に有利だからという理由で、保険ホケンとさがしまくる気持ちも少しは分からないでもないが、こちらは保険漢方を求めるレベルの人達とは無縁の漢方薬局である。

 そこで自費の漢方と保険漢方の違いである。
 保険漢方の最も代表的な製剤がツムラ漢方であるが、その種類は限られ、自費の漢方薬の種類の豊富さと比較すれば、まるで足元にも及ばない品目数である。

 保険では適用されない極めて豊富な多種類の製剤が自費の漢方には存在する。
 だから病院の保険漢方で治らなかった人達でも、自費の漢方ではしっかりと弁証論治にもとづいた適切な方剤類を選ぶことによって優れた効果を発揮させることが可能である。

 かてて加えて、自費の漢方では保険漢方にしばしば見られるような白朮(ビャクジュツ)を安価な蒼朮(ソウジュツ)で代用した錯誤した製剤は滅多に存在しない。
 つまり、自費の漢方製剤には六君子湯や補中益気湯、帰脾湯などの重要な補剤中の白朮を蒼朮で代用するような無知蒙昧な製造メーカーは滅多に存在しない。

 半夏瀉心湯などでも正しく乾燥生姜が使用された製剤を使用することが出来る。このような正しい半夏瀉心湯製剤は、保険漢方の半夏瀉心湯にはまったく存在しない!
 つまり、飴色になるまで湯通ししたまるで煨姜(ワイキョウ)や炮姜(ホウキョウ)もどきの乾姜とは名ばかりの錯誤した乾姜が使用された間違った製剤をできるだけ避けることが出来る。

 意外に知られて無いことだが、自費の漢方エキス剤の製造メーカーは各社競争が激しいので、優れた製剤を提供しなければ、漢方専門の薬局・薬店から見捨てられて使ってもらえなくなるから、必然的に各社良質な製剤を提供する努力を怠ることができない。
 経費削減のためにと原料生薬を値切って安物の原料を使用すると、覿面効果に現れるので直ぐに販売店からそっぽを向かれる宿命にある。

 折々にかかる「保険はききますかっ?」の愚問電話には本当にうんざりですよ。

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AAAA2686 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 00:54| 山口 ☁| 病院の漢方薬 | 更新情報をチェックする

2012年08月16日

保険漢方や煎じ薬を求める人はさようなら

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IMG_6074 posted by (C)ヒゲジジイ

 明日からとうとう仕事がはじまる。
 毎度のことだが、せっかくの連休でも迷惑電話の連続で興ざめすることが多い。だからなるべく電話から遠いところに逃亡しているつもりだが、誰かが受話器を取ってこちらに回して来る。
 
 現在服用中の人達の相談はメールだから時間が取れたときに返事を送れば済むが、休み中にうっかり電話を取るとろくなことはない。

 どうしてこちらに保険漢方の問い合わせがあるのか、まったく理解に困しむ。
 その保険漢方(ツムラ漢方)で治らなかった人達が集まる漢方薬局である。保険漢方レベルと同列に扱われるほど落ちぶれては無いはずだが・・・(苦笑。

 煎じ薬を求める人の多くは趣味人である。付き合っておれない。煎じ薬をいったん作ると、途中で微調整が困難。臨機応変の配合変化も行えない。
 冗談じゃない。お茶代わりと勘違いしているお気楽な人はきっぱりお断り。

 そのほか、こちらは休みだと言っても馬耳東風で、ネチリネチリと遠慮会釈も無い連中の不遜な問い合わせこそ何本かかったことかっ。

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IMG_6150 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 23:28| 山口 ☁| ありがた迷惑な話 | 更新情報をチェックする

2012年08月15日

平成の御世も深まって、とうとう吉益東洞先生は・・・

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IMG_0641 posted by (C)ヒゲジジイ

 平成の御世も深まって、とうとう吉益東洞先生は「暗黙知」や「形色知」というまるで頓悟禅の老師のように祭り上げられたようで、まことにもっておめでたいことです。

 道い得るも三十棒、 道い得ざるも三十棒

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IMG_0654 posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:吉益東洞
posted by ヒゲジジイ at 01:10| 山口 ☁| 日本漢方の情けない現状と限界 | 更新情報をチェックする

2012年08月09日

シャルコー・マリー・トゥース病に対する漢方薬

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IMGP0058 posted by (C)ボクチンの母

 当時、シャルコー・マリー・トゥース病という病名すら知らなかった。
 gooヘルスケアによると
遺伝性ニューロパチーのひとつで、下腿・足に始まる四肢遠位筋(ししえんいきん)の萎縮(いしゅく)・筋力の低下を主徴とする疾患です。欧米では多い病気ですが、日本での頻度はあまり高くないとされています。
 十年以上も前に歩行障害が少しでも楽になればと漢方薬を求めて来られた方の主訴は、下肢の筋力低下に伴って歩行による負担が両膝痛として出現していたので、弁証論治に忠実に方剤を選択することで、疼痛は軽減し、歩行がかなり楽になり、とても喜ばれていた。

 筋力低下に対する補中益気湯類の併用も加えて徹底的に継続服用されれば、進行を食い止め、杖を外す可能性も見えてきそうで、こちらの方がとても楽しみにしていたのだが、途切れ途切れの利用が続き、いつの間にか無音となられた。

 明らかな漢方薬の効果が見えていただけに、難病系統の人達こそ、往々にして漢方治療半ばでいつしか無音となられる現実に、いつも首を傾げざるを得ないのだった。

 漢方薬をいくら工夫しても効果が皆無となれば、愛想をつかれて無音となるなら尤もなことではあるが、そうではなくて、どこの漢方薬でも同じことだと思い込んでいる人達が予想外に多く、他所の漢方に移ってしまい、そこでは効果が出なくなったので、漢方薬はやっぱり一時的に効いても、結局は効かなくなると誤解されている人(難病系統の人達)が意外に多い。

 たとえば線維筋痛症の例でも、初期には真武湯に疏風活血止痛の方剤類で著効があっても、そのまま続けていたら一転、熱証に転化して真武湯とは真逆の清熱舒筋の方剤に切り替える必要が生じた実例がある。
 もしも熱証に転化した状況を見逃して、いつまでも初期に速効を得た真武湯に固定し続けた投与が続くならば、寒証による疼痛から、今度は一転、真武湯を持続する弊害が生じて熱証による激しい疼痛が悪化の一途を辿ることになる。

 このような状況変化の機微をすかさず察知して漢方薬の配合変化を行うのが常識であるが、難病系統の人達の中には、状況変化に応じた臨機応変の配合変化の必要性を説いても、最初によく効いた漢方薬を入れ替えることに却って不信感を抱いて、そのまま中断されてしまったことが若い頃には多発した。

 昨今ではそんな馬鹿な連中はほとんどいないが、当時はどうして理解してもらえなかったのか不思議でならない。配合変化の必要性を説けばとくほど不審がられていた人達の顔が思い浮かんで、当時のじれったくも腹立たしい気分が思いだされるのだった。

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IMGP0047 posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 07:58| 山口 ☁| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする

2012年08月06日

あせも(汗疹)に茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)が効くタイプが多い

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KSC_6917 posted by (C)ヒゲジジイ

 あんまり更新を怠っていると、そろそろヒゲジジイも年貢の納め時かと誤解されたら腹立たしいので、猛暑に少しは役立つ情報。

 あせも(汗疹)には茵蔯蒿湯がよく効くタイプが多いということ。
 舌の奥に黄膩苔があるような肝胆系統に湿熱がこびりついているような体質者にはよくフィットする。

 最近、アトピーで通って来られる人も、配合調整の過程で茵蔯蒿湯を追加した時点で、アトピーとは別に生じていた汗疹(あせも)に速効があったと喜ばれていた。

 テニスを頑張る元アトピーの中学生もあせもに茵蔯蒿湯を勧めていたら、少しは効いていると親御さんの報告があったが、その後はどうでしょう?(以前、親子で当方の漢方薬でアトピーが寛解した人たち。)

 あせもの治療だけで村田漢方堂薬局にやって来るような人は皆無だが、以前からお馴染みさんや常連さんからの質問では汗疹には茵蔯蒿湯がよくフィットすることをアドバイスして、個人差はあれど、まずまず有効率は高い。
 
 といっても当然のことながら、肝胆に湿熱が認められない人に使用するのは間違いなので、シロウトが勝手に病名治療してよいわけではないので念のためっ!

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KSC_6916 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 16:22| 山口 ☁| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする