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オリンピックのサッカーと柔道の観戦で忙しいのでブログの更新どころではありませんっ!!!

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この依頼に応じてしまい製薬会社から依頼された健康食品まがい(βクルカンの類)のものを大学病院の教授から患者さんが実際に依頼され、漢方薬の中断を勧告または依頼された実例もある。
幸いにこの女性、当方の漢方薬を再会したら雲がかかるように拡がっていた転移巣が元のレベルに縮小して来た。その喜びようはたとえようもなかったが、大学病院という組織の得たいの知れない非情な仕打ちに愕然とした気持ちは患者さんばかりではなかった。承諾して体調が良くなっていた漢方薬類をすべて中止して数ヶ月、一気に転移が拡がって涙ながらに後悔した女性もおられた。(その女性に健康食品まがいのものの臨床データ取得のために漢方薬を一時中断させた某大学教授はその後、ほどなく遠くへ移動となった。)
ZZZ_5431 posted by (C)ヒゲジジイ
先日、知人の内科医の先生が、座位で診療することが何十年?も続いたためか、無菌性の前立腺炎になり、漢方治療のヒントが欲しいというので、猪苓湯に雲南田七を併用してみたらどうだろうかと提案していたところ、日本で使用される猪苓湯の2倍量のエキスにするとしっかり効果があるが、通常量では効果が出ないとの報告があった。
当方の仕事上では、無菌性、つまり慢性非細菌性前立腺炎には遭遇したことがなく、いずれも細菌性のものばかりで、十年前までは若い人達の慢性化した細菌性の前立腺炎ばかりを短い人では一年以内に、長い人では数年がかりで完全寛解した人が続いた。
ところが最近、そのような相談を受けることがなくなっているが、思い出してみれば、シンプルな方法で治った人の中には、五淋散だけを連用することで治った人がいるかと思えば、多くは猪苓湯を主体に必ず駆瘀血剤を必要とし、その多くは大黄牡丹皮湯や腸癰湯であり、六味丸系列の方剤も必要とする人が多かったように記憶する。
中には若い頃から持続する特有の不快感のために結婚を諦めて既に四十歳を超えてしまって治療に来られた人もいた。
病院では治療が困難だったものが漢方薬で治ったことに感激して、東洋医学に憧れ、仕事を辞めて鍼灸学校に通い始めた人もいた。
重症の場合は何年がかりにもなった人もいたかわりに、相談に乗った全員が根治(完全寛解?)しているので、いまのところ百発百中といえるのだが、ここ何年も前立腺肥大や前立腺癌で来られる人は多くとも、久しく前立腺炎の漢方相談を受けることがないのは不思議である。
蛇足ながら、細菌性前立腺炎となれば中医学では中草薬の白花蛇舌草も用いるのが常識であろう。
ZZZ_5651 posted by (C)ヒゲジジイ
以上に限らず、中医学書には思わず膝を叩きたくなる指導書が氾濫している。日本の漢方界も、もっともっと頑張って欲しい。とい文章が最後に置かれていた。
日本には独自の傷寒論研究による「異病同治」の発展的な領域があるのだから、この分野を押し広げ理論的根拠をしっかりと確立しつつ発展させる為に、今直ぐにでも中医学理論を導入すれば優れた東洋医学世界が開けてくるのではないかと思うのだが。