2011年12月30日

胃炎や逆流性食道炎の漢方薬について

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GSC_0643 posted by (C)ヒゲジジイ

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾
【 年 代 】:50〜59歳の男性
【 地 域 】:関東
【 お問い合せ内容 】: 初めまして

 逆流性食道炎を検索して当サイトを知りました。

 4〜5年前より胃部のむかつきや痛みがあり 内視鏡検査も数度行いました。
 慢性胃炎、胃部ポリープ(生検で異常なし)、逆流性食道炎などの診断でオメプラール10mm錠/日を服用して2年以上になります。

 体調などにより今でも胃部(食道)の痛み不快感があり オメプラール錠の薬効が低下しているのではないかと考えています。

 当サイト内でご紹介の 大紫胡湯、オルスビー錠についてお尋ねいたします。
 処方して頂くには問診が必要と考えますが 関東地方(出来れば横浜近郊)で上記薬剤の処方を受けられる漢方医または漢方薬局を紹介いただけませんでしょうか?

 本来であれば村田漢方堂薬局さんをお尋ねしてご相談したい所ですが 遠方のため間々成りません 。

 ご指導よろしくお願いいたします。

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GSC_0577 posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:

 大紫胡湯、オルスビー錠の配合が皆に効く訳ではありません。
 逆流性食道炎がオルスビー錠だけでも改善した人や、あるいは平胃散+オルスビー錠やササヘルス+オルスビー錠のような単純な方剤や製品などの組み合わせで改善した人もいます。

 一方、病院漢方ではは六君子湯がよく効くということで一般病院でも盛んに投与されているようです。
 但し、当方では六君子湯で治った前例は皆無です(苦笑。
おそらく病院で治らない人達ばかりが来られるからだと思います。

 逆流性食道炎はいまやありふれた現代病のようですが、現実にはあらゆる病院治療ではまったく治らないで困っている人がたくさんおられます。

 漢方薬では簡単に治る場合もあれば、なかなか直ぐに効果が出ず、適切な方剤を見つけるのに苦労する場合もあります。当方でもこれまで男女合わせて合計2名ほど、なかなかピントが合わずに試行錯誤している間にいつの間にか無音となった人がいます。(難航する場合でも一年もあれば何とかなる筈ですが、それまで根気が続かなかったようです。)

 なお、関東地方の漢方薬局の紹介依頼は頻繁ですが、むしろそちらにお住まいの一般の人達の方がお詳しいのではないかと思います。地元での評判を聞かれるとよいと思います。

 関東地方には子供の頃に一度行ったきっりで、さっぱり無案内です(苦笑。
 悪しからず御了承下さいませ。


【編集後記】
 逆流性食道炎であれ胃炎であれ、中医学的には西洋医学的な病名にそれほど拘ることなく、詳細綿密な自他覚症状の把握にもとづいて、基本に忠実な弁証論治を行なえば、多くの場合は比較的速効が得られる。

 しかしながら一部の人では症状の改善がかなり中途半端で、やや難航する場合がある。そのような人達がこれまで数ヶ月〜半年でギブ・アップされた例があるが、いずれも遠方で、当時(数年以上前)、初回に一度来られたのみで、あとはメール相談に移行したことがまずかったと反省される。

 現在ではしっかり効果が出るまでは10〜14日毎に通ってもらい、明らかな効果が得られても、少なくとも1〜3ヶ月毎に通ってもらうので、四季折々の弁証論治が可能となっている。

 現実的な方剤としては、上記に羅列したもののみならず、正しい乾姜(乾燥生姜)が配合された半夏瀉心湯や柴胡桂枝湯のみならず、小陥胸湯加味製剤など体質のよって様々に方剤は異なるものの、たまたま当方ではオルスビー錠を基礎に、大柴胡湯証を呈する人が最も目立つ。

 病院漢方では六君子湯がよく効くと喧伝されているようだが、当方ではそのような例に遭遇したことは皆無っ。

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GSC_0466 posted by (C)ヒゲジジイ



2011年12月28日

経方(傷寒・金匱の方剤)の魅力

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ZZZ_3769 posted by (C)ヒゲジジイ

 中医臨床誌の通巻106号と107号(2006年9月と12月)に掲載された南京中医大学の名老中医、黄煌先生の講演文が「経方の魅力/経方とは何か」と題して掲載されている。

 中国では経方、つまり日本で言う古方を使用する人は少ない。
 後世方とは異なり、薬味が少ない構成で優れた効果を発揮する古方は、学術的な知識のみならず「経験性と実践性が非常に強い」ために、専門的に伝授されることが望ましいと述べられている。

 現実の中国国内では比較的薬味の多い方剤を組み立てて配合する中医が多く、古方はおろか、後世方などにしても基本方剤を忠実にそのまま投与する人は少ない。

 翻って日本においては、このような古方(経方)の「経験性と実践性」の蓄積量において、大いに誇れるところである。
 ところが方証相対ばかりに頼って、理詰めの弁証論治を並行させる中医基礎理論知識が伴わないため、実に画竜点睛を欠くことは実に惜しい。

 ともあれ、この講演文には具体的な方剤の興味深い実践的記載が散見される。

 黄煌先生は膵炎に大柴胡湯の原方をよく使用されること。

 「甘草瀉心湯はベーチェット病の専門方」と話されているが、ヒゲジジイのところで、二十年前まではしばしば本方を使用してベーチェット病患者さんに喜ばれていたが、昨今、ベーチェット病の相談を受ける機会がなくなっている。

 さらには・・・

 苓桂五味甘草湯は肺気腫の専門薬であり、半夏瀉心湯は熱痞(多くは潜在性胃炎にヘリコパクター・ピロリを伴うものにみられる)を治療する専門薬であり、これらは特効薬であり専門治療薬である、と言い切られているのにはやや驚かされる。

 この「熱痞」なるもの、長年のヒゲジジイの経験からは、実に大柴胡湯証と紛らわしいことこの上ないからである。

 いずれにせよ、古方は侮るべからずであるが、個人的には大好きな小陥胸湯が、日本国内では加味方でしかエキス製剤が存在しないのが歯がゆいばかりである。

 それゆえ、原方通りの小陥胸湯のエキス製剤の第2類医薬品として製造許可を得られないかどうか、某社に検討してもらったが、どのように工夫しても許可を得られそうにないということだった。

 簡単に製造許可が得られるものなら、直ぐにでも取り掛かってもらえただろうが、その方法が日本の医療制度では不可能というから止むを得ない。

 こういうところで、やはり日本は漢方の後進国と言わざるを得ない。

 漢方薬が第二のレアアースとなりつつある現在、あまり贅沢も言っておらないかっ

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ZZZ_3712 posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 00:07| 山口 ☀| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする

2011年12月25日

皮膚の悪性リンパ腫および熄風鎮痙・開竅豁痰に著効を奏する牛黄のお話し

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DSC_1643 posted by (C)ヒゲジジイ

おたより:東海地方の内科医師

 いよいよ寒さも本格的になってきました。インフルエンザの患者さんも来院しだしています。

 先日は私のことでご相談に乗ってくださいましてありがとうございました。

 おかげさまで、そのあと体の震えはこなくなりました。牛黄の効果てきめんです。

 不思議なもので、患者さんの中にも同じような症状のかたがみえました。「夜中の3時ごろになるといつも体がブルブル震えます。風邪にしては毎日のことでどうなってしまったのでしょうか」とおっしゃいました。

 これはとばかりに、「良く効くくすりがありますよ」と自信ありげに(村田さんのことを思い出しながらやや照れくささを覚えつつ)、「牛の胆石がくすりになっていて良く効くのですが、ちょっとお高いですので、その替りのくすりを処方しましょう」と言って、半夏白朮天麻湯合釣藤散と寝る前に女神散を処方しました(更年期的で訴えが多彩でしたので)。

 その後も似たような患者さんがいらしゃっていまして、意外に内風の患者さんが多い印象です。

 内風とは別件ですが最近の患者さんで興味深いケースがありました。

 以前にもメールしたケースです。皮膚の悪性リンパ腫の患者さんで、板藍根・サフラン・各種清熱剤・六味丸・麦門冬湯などで病状の増悪を抑制できて経過を観察できていたのですが、この2カ月ほどで、再び増悪してしまいました。

 主病変は、こめかみ部・前頭部・側頸部などに隆起性の病変がモコモコとしてきました。

 ある先生の漢方の講演をお聞きしたときに、足肝経の近くにある症状・発疹などが当帰四逆加呉茱萸生姜湯で著功した経験症例をお話になっていたのが記憶によみがえりまして、ひょっとしたらと思って苦肉の策ではないですがお出ししました。

 約3週間あとに患者さんが受診されて診察室に入ってきたとき開口一番、「このまえはどんなくすりをだしてくれたのですか」とびっくりしながらおっしゃいましたので、私も戸惑いながら、「何かおかしな困ったことがありましたか」とお返事しました。

 すると、「ものすごく良くなって、こんなに顔が綺麗になりました」とニコニコで話されました。

 私も何事が起ったのかと思いながら、カルテを見直してみると、当帰四逆加呉茱萸生姜湯だけ1包追加投与されていました(村田さんから、投与量がすくないですね、と言われそうです。笑)。

 私と患者さんと奥さん3名がびっくりしたケースです。

 帰りに、奥さんが「でも大学病院の担当の先生は主人の顔をあまりご覧にならないので、良くなったことにお気づきにならないと思います」とポツリとおっしゃいました。

 本当に、漢方は侮れません。恐るべしです。

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DSC_1919 posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:

 おたよりありがとうございます。
 内風症状もその後は止まっているとて、何よりです。

 私も長年就寝前に牛黄の服用により、ここ10年くらいはほとんど呼吸停止発作は起こっていません。
 一生、続けるつもりでいますが、先生も是非、予防を兼ねて継続されるべきかと存じます。

 ところで、当帰四逆加呉茱萸生姜湯のお話、とても興味深いです。

 各種難治性疾患に随伴するレイノー現象にはしばしば当帰四逆加呉茱萸生姜湯を併用してもらう機会が多いものですが、それ以外でも凍傷やしもやけなどで、皮膚疾患に使用する発想まではありませんでした。

 過去には温経湯と地竜を主軸に、冬場だけ当帰四逆加呉茱萸生姜湯を併用してもらうことで、長年の全身性エリテマトーデスをほぼ完全寛解に導き、その後も15年以上追跡調査が可能だった女性もおられます。

 実に古方の方剤侮るべからずで、昨今、ますますいよいよ傷寒・金匱の方剤に対して、後世方には比較にならない信頼を寄せていますが、中国の某名老中医も、昨今は古方を使わない人が増えていることを大変嘆かれていた論文を思い出します。

 古方を中心に運用しようという日本の風潮は、中国にも大いに誇れる温故知新の精神だと思います(苦笑。

 いつもブログへのご協力ありがとうございます。
 よいお年をお迎え下さいませ。

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DSC_1628 posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 21:00| 山口 ☁| 悪性リンパ腫・胃マルトリンパ腫 | 更新情報をチェックする

2011年12月24日

桂枝茯苓丸証に遭遇する機会が増えてはいるが・・・

季節外れのアカイエカ
季節外れのアカイエカ posted by (C)ヒゲジジイ

 重症化したアトピー性皮膚炎の人達の多くは瘀血が伴っていることは日常茶飯事。それゆえしばしば大黄牡丹皮湯や腸癰湯を配合に加えることが折々にあるものの、多くは大黄配合剤による大黄や莪朮などの駆瘀血作用に依存することが多かった。

 しかしながら、昨今、どうしても桂枝茯苓丸でなければならない女性たちに遭遇する機会が増えている。
 いまさらながら、桂枝茯苓丸の多方面に亘る適応領域を再認識する昨今ではあるが・・・

 ところが、閉経後の子宮筋腫が不穏な動きをしているとて、病院では定期的な検査を必要としつつも何の治療も行なってもらえず、腹部や腰などの様々な不快症状が継続して悩まれている婦人に、定石通り桂枝茯苓丸料加ヨクイニン莪朮を主体に続けてもらっても効果は微弱。

 やはり正確な弁証論治が必要であり、小腹急結の自覚をあるを見付け、桃核承気湯加莪朮に切り替えたところ、自覚症状は速効があり、定期健診でも明らかな縮小をみて、半年経つころには主治医からも、もう何の心配もありませんと告げられた。

 何がどう心配ないのか、その判断は主治医のなさることで、こちらは西洋医学の薬物治療の限界を漢方薬でサポートしてあげているだけである。

 それなのに、薬局漢方の存在を認める医師もいれば、認めようとしない医師もいる。

 そもそも存在を認めるも認めないも、古くから漢方薬という東洋医学の伝統を守って来たのは市井の一握りの医師と多くの薬剤師たちであったことを強く認識すべきである。

 それゆえ病院の漢方が一見盛んになったように見えても、病院の保険漢方とは無縁の藿香正気散や牛膝散製剤や折衝飲をはじめ補気建中湯や分消湯、あるいは延年半夏湯や独活寄生湯、あるいは沢瀉湯や玉屏風散に温胆湯や葛根黄連黄芩湯など、まだまだ実に多種類の第2類医薬品の漢方エキス製剤を販売する権利と資格を有するのが市井の薬剤師たちが経営する薬局や薬店なのである。

 といってもヒゲジジイがあの世に行った後、次の代に我が薬局を継ぐ薬剤師はおらず、たとえ継ぐ奴がいても資格は医師だからおそらく薬局としては存在しなくなることだろう。それゆえ、本音はやや複雑な心境っ。

 まっ、あの世に行ったあとは、この世のことはどうでもよいけどっ。

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IMG_3702 posted by (C)ヒゲジジイ

2011年12月20日

長期間の慢性疾患でも漢方薬は半数以上の人に速効が出ている

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PQC_2881 posted by (C)ヒゲジジイ

 漢方薬の実際は、たとえ長期間の慢性疾患でも、半数以上の人に最初から速効が出ているのが実際の現場である。

 この事実をあまり強調して書かなかった理由は、皆がそれを期待されても困るからであり、たとえ初期の速効が出ても、長期間の慢性疾患がそれで直ぐに根治するわけではないからである。

 この事実をここで書く気になったのも、関東地方から通って来られている乾癬性関節炎の人が「まさか、漢方薬がこんなに数日単位で速効が出るとは思わなかったっ!」と述懐されていたからである。

 彼女の過去の経験では、地元では一般的に最初は15日分漢方薬を煎じ薬などを投与され、2回目からは30日分に切り替わるので、漢方薬の効果は遅いものと思い込んでいたといわれる。

 ところが村田漢方堂薬局では10日毎に通わせて、数日間であっというまに速効が出た。

 強い炎症がほぼ完璧に取れた15日過ぎた頃には、あれだけ著効を奏した清熱薬を頃合を見て一気に中止させて基本方剤だけにしてしまっても、7割以上の寛解を得たまま比較的安定した2ヶ月が経過している。(現在は1ヶ月毎の来訪に切り替え、途中の微調整は必要に応じてメール交信でアドバイス。)

 今後は次第に現症を生じた原因のまた原因に遡った弁証論治を深めて行く必要があるので完全寛解を得るには、実際にはまだまだ期間が必要である。

 とは言え、このような速効と安定持続した効果が得られているのも、エキス剤や単味の製剤を配合することで、臨機応変の配合変化が即座に行なえるので、あえて煎じ薬を出さない理由がよく分かったと納得される聡明な人である。

 事実、このような方法だからこそ、2回目の10日が経たない間に交信したメールによって、炎症がほぼ取れた時点で、間髪を置かずに清熱薬を即中止してもらう芸当が出来たのも、この便利さからである。

 ところが半数弱の人ではそれほどの速効が得られないものの、地道な努力でいつの間にか寛解して行くものだが、それでも頑固な慢性疾患を漢方薬で克服する道程は、最初から速効が得られた人であっても、初期の速効が得られなかった人も同様に、多かれ少なかれお互いに一定の苦労があることに変りはない。

 むしろ最初から速効が出た人ほど油断しやすいので、過去の長期間の経験から言えることは、最初は鈍い効果で苦労の果てにようやく一定の寛解に持ち込めた人ほど、止むを得ず長期間の服用になってしまったとしても、理想的な完全寛解状態に持ち込めた例が断然多いのである。

 早い時期に速効を得た人ほど油断しやすい傾向があるからに他ならない。

 ところで、本日は新しく来られた人がしばらく待っておられたが同伴者が落ち着かず、順番がやって来た頃になって急に腹を立てたように帰って行かれた。

 時間に余裕のない人は絶対に来ないで欲しい。

 たとえ同伴者でもイライラと落ち着きのない人が来られると、それを見るだけでヒゲジジイの頭がフリーズする。

 病院ほど待たせることはあり得ないのに、彼等や彼女等は病院では長時間待つことが出来ても、漢方薬局では「客を待たせるとは無礼だっ!」と言わんばかりの態度の人が後を絶たない。

 薬局だからといってそんな侮蔑的な態度を取るから、こちらも梃子でも動かなくなる。

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PQC_2441 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 21:01| 山口 ☁| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする

2011年12月19日

季節に関係なく適応証がある藿香正気散(カッコウショウキサン)

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ASC_7771 posted by (C)ボクチンの母

 今日は朝から身体が冷え切っており、誰かにまた陰口を叩かれているらしくクシャミが頻発した。
 希薄透明な鼻水もチリチリと落ちてくる。

 早速、藿香正気散エキスを服用してだいぶ身体の冷えが取れクシャミ鼻水も止まったのでそのまま放置しておいたら、またぞろ夕方になって陰口が始まったらしくクシャミと鼻水が再開した。

 閉店後、藿香正気散を再度服用して温かい肉うどんを食べたらそれっきり完治。

 藿香正気散の効能・効果を読むと誰が決めたのか知らないが「夏の感冒、暑さによる食欲不振・下痢・全身倦怠」とある。
 かなり的確ではあるが、これがすべてではなく一年中応用されるべき適応範囲の広い優れた方剤である。

 冬の寒さによる風邪の前駆症状に使うのはまったくの誤治だと信じている幼稚な専門家が多い昨今、お陰で村田漢方堂薬局はまだ潰れずに済んでいる。

 このような便利な漢方薬が保険漢方には一切採用されないのだからお気の毒としか言いようが無い。

 藿香正気散こそ薬局漢方の独擅場(どくせんじょう)である。

 独壇場(どくだんじょう)はまちがいで、必ず独擅場(どくせんじょう)。

 ユーモア精神が旺盛なある若夫婦は、冷たいものを摂り過ぎた時に藿香正気散の速効を体験して以後、悪知恵?が働いて、ぶどう狩りやみかん狩りなど「〜狩り」と名の付くものに参加するおり、その前後には必ず藿香正気散を服用するという。
 そのお陰で二人とも大量に食べて帰れるので藿香正気散の薬代の元が取れると喜んでいる。

 これぞまさしく藿香正気散の悪用というべし。

 このような過食を促す利用方法は問題だから、なるべく行なわないように厳重に注意したとかしないとか(苦笑。

 かく言うヒゲジジイも、うっかりアイスクリームを食べ過ぎて気持ちが悪くなったときは必ず藿香正気散で速治である。

 夏はクーラー病治療に大活躍するが、冬でも応用する機会は多く、ビールやアイスクリームなど冷たいものが止められない人達の必需品といっても過言ではないが、冬にアイスクリームや冷飲が止められないのは不健康な生活習慣。
 即刻止めるべきであることは言うまでもない。

 ともあれ、年がら年中、とても重宝な藿香正気散。

 いまさら書くまでも無いが、「藿香正気散」あるいは「かっこうしょうきさん」、または「カッコウショウキサン」のずれかで検索すれば、必ずヒゲジジイが運営するブログやサイトが複数出て来るので参考にされたし(呵呵。

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ASC_7761 posted by (C)ボクチンの母


posted by ヒゲジジイ at 23:21| 山口 ☀| 時代的な傾向や使用頻度が増加中の漢方薬方剤 | 更新情報をチェックする

2011年12月16日

そんな筈はないっと疑り深い人達

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IMGP6908 posted by (C)ボクチンの母

 朝一番の来訪者は10日毎に通われる食道静脈瘤が併発した肝硬変(アルコールが原因)の男性。

 「昨日、病院へ行って血液検査をしたら、肝硬変はもう治っているので通院は3ヶ月に一度でよいと宣告?されたが、年寄りと思って好い加減なことを言う」とやや憤慨気味のジイサン。

 「毎月血液検査をしていたら、いつまでも貧血が回復しにくいから3ヶ月に一度でよいということでしょうっ」とヒゲジジイ。

 「でも、数ヶ月前に食道静脈瘤の焼灼治療をしたばかりなのに、昨日は本当に肝硬変はもう治っていると言われて嬉しかったが、でも年寄りだからと好い加減なことを言っているとしか思えないっ」

 当方の漢方薬を始めてまだ数ヶ月、疏肝理気・活血補血・清熱利湿法を行なっている。
 しっかり効果のある漢方薬を求められているので、例によって牛黄製剤を主軸に据えてやや豪華な配合となっている。

 主治医の「肝硬変はもう治っている」と断言される真意は不明であるが、すくなくともご本人の体調はすこぶる良好となっている。

 次にやって来られたのは軽度の腎不全傾向が改善して社会復帰できた女性だが、当初はBUNやクレアチニンの異常値もそれほどでもなかったので、比較的短期間に正常化した。

 腎不全で思い出したが、先日の日曜日。日曜日なのにネットで見たという男性から腎不全の問い合わせ、というより言いがかりのような電話があった。
 
 クレアチニンやBUNが下がるということは腎不全が治るということかっ? 腎不全は治るはずがないのにっ!!!

 という主旨の電話であったという。
 電話に出た受付嬢は、ネットを見られたのでしたら、もう一度しっかり読んでみて下さい。電話でそのような相談(というよりも言いがかり)は受け付けていません、とこたえたら、突然電話を切られた(無礼者)。

 もしかしたら電話のアルジは、漢方薬や中医学に無知でプライドだけは高い西洋医学畑の医師だったかもしれない、と疑っている受付嬢。
 透析患者が減ると収入源だと激怒している算術医?!

 これだから電話の問い合わせにはいつも構えてしまうのだ。
 しかも一週間の疲れを癒している日曜日に、無礼にもほどがある。

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BSC_3767 posted by (C)ボクチンの母

 
posted by ヒゲジジイ at 23:22| 山口 ☁| 肝臓癌・肝細胞癌・肝硬変 | 更新情報をチェックする

2011年12月14日

薬局で漢方薬を購入するなどトンでもないと医師が罵倒

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BSC_3623 posted by (C)ボクチンの母

ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
年齢 : 30歳〜39歳の女性
簡単なご住所 : 関東地方
お問い合わせ内容 : 初めまして。

 突然のメール失礼いたします。いつも貴ホームページ・ブログ大変勉強になり、参考にさせていただいております。

 慢性疾患があり、西洋薬で治療してもなかなかいい結果とならず、いくつかの病院・漢方薬局で相談していたのですが、先日ある漢方専門の病院で経過を話したところ、「漢方薬局でエキス剤を購入するなどとんでもない。薬剤師の越権行為だ。保健所に通報する」と医師に罵倒されました。

 また、通常量の半分を服用しただけでも副作用が激しく、継続できなかった方剤がかなりあったのですが、そういった事情も聞かず「合わないからといってすぐ服用をやめる人は信頼できないから、帰ってくれ」と診察拒否でした。

 そのような医師はこちらから願い下げですが、結果は得られずとも、色々と考え、時に採算を度外視し、漢方薬を処方してくださった漢方薬局の方に、ご迷惑をおかけすることになってしまうのかと思うと、なぜあのような病院を受診してしまったのか、申し訳なくてたまりません。

 初めてのメールでこのような内容をお送りするのは誠にご迷惑かと思いますが、医師の対応があまりにもショックでしたので、ご意見頂戴いたしたくメッセージさせていただきました。

 お時間があるときで構いませんので、先生のご意見をお伺いできましたら幸いです。上記の内容で不十分な点があれば、補足させていただきますのでご指摘くださいませ。

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IMGP6639 posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 ひとむかし前までは「漢方薬なんて迷信で何の効果もないっ!」と侮蔑していた多くの医師たちが、突然、漢方薬が保険適用されるようになって以後、患者さんたちの人気取りに使われ出し、いつの間にか猫も杓子も保険漢方が乱用される時代になってしまいました。

 それまでは市井の薬剤師たちがひたすら漢方薬の伝統を守り続けていたお陰で、医療用としても有用であることが認められるようになった歴史があります。
 それらに無知な医師たちが、分を弁えぬ発言を繰り返しているようです。

 下関でも、遠くから赴任してきた総合病院の医師が、当方の漢方薬で病状が急速に改善したことを喜んで報告した患者さんに返って来た言葉は「漢方薬は医師が処方する漢方薬以外は非合法だっ!」とイキリタッテ喚いたという話が伝わってきました。

 これらの発言は無知も甚だしいことで、漢方薬局で購入される漢方薬の添付文書を読めば分かる通り、「医師又は薬剤師に相談すること」と繰り返し記載されています。

(添付文書を添えないで販売する一部の漢方薬局がありますが、これこそは薬事法違反となります。)

 ところが市井の多くの医師たちの漢方知識は極めて浅く、正直なお医者さんたちの場合、「漢方薬は知識がないので、漢方専門の薬局で相談して下さい」と正直に告白される医師もおられる現実があります。

 だから医師自身のご家族の病気でも、村田漢方堂薬局の漢方相談により、当方の漢方薬でよくなられた人は、ここ四十年近くの間、かなりな人数に上ります。

>漢方薬局でエキス剤を購入するなどとんでもない。薬剤師の越権行為だ。保健所に通報する

と言われる無知と思い上がりの甚だしい医師も珍しくないのですが、こちらでは漢方専門を標榜する病院から、附子剤を乱用する傾向が強く、しばしばその副作用の尻拭いを漢方薬局が行なっている現実もあります。

 ところで、貴女がこれまで相談されていた漢方薬局に迷惑がかかるのではないかとのご心配はまったく無用です。

 添付文書を伴った漢方薬を購入されている限りはまったく合法的で正当な行為であり、むしろその医師こそあらぬ言いがかりによる営業妨害に等しい行為です。

 また薬剤師は不適切な漢方薬の販売を拒否する義務に近いものがありますが、逆に医師が一方的に診療を拒否することは「診療に応ずる義務」に違反しています。

 それゆえ、その医師こそ貴女によって保健所に通報されてもしかたがない横暴な発言と行為であるといえます。

 乱雑な文章となりましたが、取り急ぎお返事まで。

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BSC_3865 posted by (C)ヒゲジジイ

折り返し頂いたメール:
 お忙しいところ、早速丁寧なお返事をいただきましてありがとうございました。

 添付文書はコピーをいただいておりました。なので問題ないのですね。大変安心いたしました。
(一か月分をひと箱購入しても、合わなかったらもったいないからということで、分包していただいたため、コピーとなりました。)

 附子剤の件、実は先生のブログで勉強させいただいていたおかげで、漢方専門の医師から処方された附子剤でのぼせてしまった際、すぐに服用中止する、という判断ができました。
(処方した医師からは、のぼせたのでやめた、と伝えたら、頻繁の通院となったことを謝罪されました)

 先生のメールを拝読いたしまして、迷っておりましたが保健所に通報する決意ができ、先ほど担当の保健所に連絡いたしました。

 慢性疾患があるために、長いこと色々な病院でさまざまな医師に診察を受けましたが、先日ような医師の対応は初めてで、このような医師が漢方に携わっていることが残念でなりません。

 これからも先生のブログを拝読させていただきまして、漢方について理解を深めていきたいと考えております。

 今後の先生の一層のご活躍をお祈り申し上げます。
 再度、親切なメールをいただいたことに心より感謝申し上げます。

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BSC_3879 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 16:58| 山口 ☁| 医者の常識は世間の非常識 | 更新情報をチェックする

2011年12月13日

3回もお断りした末に頑張られた進行転移癌のご家族からのおたより

カワラヒワ
カワラヒワ posted by (C)ヒゲジジイ

ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
嬉しいおたより : ブログ掲載可 ガンです。
 
 余命3カ月、このような、大腸がん(実際は虫垂癌による転移)は見たことがない、と摘出したガンを見せてくれました。

 家内が手術をした、2年前のクリスマスの日です。

 当時は抗がん剤の恐ろしさを知らず、化学療法をしました。

 念のためとヨーロッパのガン治療の事をロンドンの友人(医療関係)に聞くと、何と、村田漢方堂を紹介されました。

 半信半疑で電話すると、変わった人?と心配になりましたが、お会いするとさらにヒゲをはやした人で、さらに不安になりました。

 しかし、話をし、問診でその人に合った処方をすること、的確な質問、誠実な人柄が、こちらに伝わり、薬をもらい、帰りました。

 当時は抗がん剤の怖さを知らず、化学療法をしていましたが、ドクターが、白血球が下がってない?おかしいなー、不思議やなー、髪の毛抜けんなー、とさかんに言います。

 これも漢方のバックアップがあればこそです。

 あれから2年 今は小康を保っています。

 髭の村田先生に会わなければ、と考えると恐ろしくなります。ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

 追伸 カメラの写真内容と、容貌が一致しない気が致します。これも不思議です。

カワラヒワ
カワラヒワ posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メールは返さず、その代わりにお電話で服用方法などのアドバイスのときにブログへ転載についてお話している。

 過剰宣伝と取られても困るので・・・と言えば、事実なんだからよいではないですかっとキッパリ言われる。

 術後も転移巣が多く、その状態は(増減があるものの)現在も変らないのだが、ほとんど無症状のまま医療関係の仕事も休むことなく2年近くが経過している。

 とりわけご本人のヤル気と積極性に加えて、こちらの考えられる限りの多種類の配合を服用されることで、免疫の維持向上に大いに役立っているものと考えられる。

 なお、最初に3回もお断りした理由は、進行度合いが凄まじく、それなのにご本人が事実のほとんどを知らないという情況では、のちのち問題が大きいと判断したからであった。

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ハクセキレイ posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 07:36| 山口 ☁| 大腸癌・直腸癌・虫垂癌による転移・ステージ4など | 更新情報をチェックする

2011年12月11日

創立40周年を迎えられた美人女性薬剤師さんからのおたより

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IMGP1097 posted by (C)ボクチンの母

おたより:東海地方の美人女性薬剤師

 またまた大変ご無沙汰になってしまいました。
 先日、こちらの薬局の創立40周年行事・・・第一部:インフルエンザの養生、第二部:ディナータイム+お好み演芸会を開催し、やっと無事に終えることができ、ホッとしています。

 何せ貧乏薬局で、経費がかけられないため、企画から役者まで自前ですので、くたびれて少し疲れが出ておりました。

 母が20年務め、私が20年、二人でやれたのはたった3年でした。
 巷では、この政治による影響か、漢方薬局も姿を消してゆく様子・・・自分のような若輩者がよくここまで来れた物だと、自分が一番感心しているかもしれません。(苦笑)

 さて、こちらではインフルエンザが流行しはじめています。

 先日、常連さんではない方からお電話があり、子供が発熱と強い喉の痛みを訴え、医者に行ったところ麻黄湯を処方され、服用後に汗がかけずますます熱と痛みがひどくなったとのこと・・・。
 手持ちに銀翹散系の常備薬があり、ことなきを得ましたが・・・・。

 子供は医療費に自己負担がないため、せっせと病院に通われますが、このようなケースは多いのでしょうね。
 誤治をしてそれにまた国が医療費を支払っているのでは、何をやっているのやら・・・・。

 それに対して、十分に医療貢献できる漢方薬局が潰れてゆくのは残念なことです。
 先行きが不透明なまま、今年も暮れようとしていますね・・・。

 来年は良いことが多い年でありますよう、お祈りします。
 先生もどうかお体ご自愛くださいね。

追伸
 最近、頻繁に出てくる白い靴下をはいたネコちゃんは、ぼくちんの彼女ですか?
何だかぼくちんにぞっこんみたいで、微笑ましいですね。
 でも、ぼくちんは、今ひとつなのかな??
 ネコちゃんの世界も大変なのかもしれませんね♪

IMGP0725
IMGP0725 posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 おたよりありがとうございます。
 親子二代で創立40周年とは・・・素晴らしいっと書きながら、気が付けば・・・
 まさに村田漢方堂薬局もあと1〜2年で達しようとしていますっ!

 歳は取りたくないもので、とうとう老人の世界に入ってしまいました。
 本来なら、これほど長生きするはずではなかったのですが・・・。

 ところでご指摘の漢方薬局が次第に姿を消す理由は、政治のせいばかりとはいえない面もあるようで、各メーカーさんが口をそろえて言われるには、昔のような勉強熱心な人は減って、いかにたくさん売るかの話ばかりだと嘆いています。

 急がば回れで、弁証論治の研究こそ、漢方薬局繁栄の王道であるはずなのですが・・・。

 ただ、不景気なのは他の業界も同様で、某業界関連の地方の社長さんたちも過度な安売り競争の行き着く果て、下請け的な業種ではどんどん仕事が減っている模様です。

 御報告頂いた咽喉腫痛を訴えているのに麻黄湯を投与される医師があとを絶たないお話、ほんとうに日常茶飯事ですが・・・

 先日も長期間のB型肝炎から飲酒過多も相俟って肝硬変に進行した人には、二十数年来、半夏瀉心湯が投与されていたケースには、まったく呆れ果ててしまいました。

 このような医師の処方される漢方薬のピントはずれのトンデモナイ事例を挙げれば、際限がありません(苦笑。

 ところで、最近ブログを更新するのがとても億劫になっているところで、先生におたよりを頂いて、さいわいに思っているところです。転載させて頂けることを今回もご快諾下さることっと信じて、図々しくも明日にでも実行させて頂きたいと存じています。

 白い靴下を履いた子猫ちゃんは迷子で住み着いた男児ですので、去勢してないボクチンにとってはやや迷惑な存在のようです。
 遊んで欲しい悪ガキのボクボク(子猫の名前)に追っかけられては逃げ回っています。

 あの悪ガキはジャレルときの挨拶が必ず「咬む」ことなので、ボクチンのみならずヒゲジジイでも本気で怒ってしまうことがあるほどです。

 むしろこのことからあの悪ガキは迷子になったのではなく、実際には捨てられたのだと断定できるほどです(苦笑。

 お互いに来年もよい年でありますように・・・と書きつつも、今年は東北の大震災や原発問題など、取り巻く日本の環境はよくないことばかりでした。

 来年こそはよい年でありますようにっ!

 おやすみなさい。           ヒゲジジイ

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IMGP4906 posted by (C)ボクチンの母

posted by ヒゲジジイ at 00:20| 山口 ☁| 中医漢方薬学問答 | 更新情報をチェックする

2011年12月08日

迷惑電話が多くて昼食も落ち着いて出来ない

アリスイ (キツツキ目キツツキ科)
アリスイ (キツツキ目キツツキ科) posted by (C)ヒゲジジイ

 連日午前中は県内の遠方の人たちだけでなく、関西や中部地方から通って来られる人達が、それぞれ運よく重ならずに日毎にタップリ相談時間を取ることができている。

 その合間には常連さんやお馴染みさんがまとめて補充されて帰って行かれる。
 能率よく数十年来の常連さんでは電話による補充注文も多い。

 昨日は・・・ 

 遠方から来られている人の相談が終わってバスの時間待ちの昼、ヒゲジジイが昼食に入っている短時間の間にも電話が三本入る。

 ところがその間の電話と来たら、一本は取引先の担当者からの電話は止むを得ないとしても、その後は特定の商品の問い合わせばかり。

 電話が鳴るたびにデリケートなヒゲジジイは胃が縮まって食事が咽喉を越さなくなる(苦笑。

 電話を取るのは関西から通って来られているお馴染みさんの応対をしている店頭にいる受付嬢であるとはいえ、ヒゲジジイの昼食時以外にもマンションを買わないかという執拗な電話や、プロポリスのサンプルを送ってよいかという業者の電話、投資の勧誘や新興宗教の勧誘など、いまにも電話がぶっ壊れそうなほど、お邪魔虫の電話が頻繁な一日。

 食事中の三本の電話の音を聞くだけでも胃が萎縮するデリケートさに、我ながら苦笑を通り越して情けけなくなる。

 とか何とか書きながらも、NHKの「ダーウィンが来た!」でも紹介されたらしい?アリスイの写真が今年も我が家の畑で撮れたので、ブログに貼る口実に過ぎない文章かも(呵呵。

アリスイ (キツツキ目キツツキ科)
アリスイ (キツツキ目キツツキ科) posted by (C)ヒゲジジイ

アリスイ (キツツキ目キツツキ科)
アリスイ (キツツキ目キツツキ科) posted by (C)ヒゲジジイ

タグ:迷惑電話

2011年12月06日

異常気象

イナゴ
イナゴ posted by (C)ヒゲジジイ

 師走(12月)というのに、まだ夏の昆虫達が元気で遊んでいる。

 上掲の写真は村田漢方堂薬局の裏庭で遊んでいたイナゴ。

 下掲の写真は同じく裏庭で山茶花の花に寄ってきた蜜蜂。でも蜜をまったく蓄えてない。
 
 もう一枚は我が家の畑で楽しそうに飛んでいたモンシロチョウ。

 例年、山から団体さんご一行で下りてきていたメジロたちがまだ一羽もやって来ない。

 これが今年初冬12月の下関市の状況である。

 このような異常気象が続くために体調を崩されている人も多い。
 
 年々異常気象の度合いがエスカレートしているようで、この調子で推移すれば来年はどうなることやら。

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IMGP2660 posted by (C)ヒゲジジイ

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IMGP2314 posted by (C)ヒゲジジイ

タグ:異常気象
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2011年12月02日

再現性の乏しい特定の漢方処方による思いがけない効果

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IMGP5621 posted by (C)ヒゲジジイ

 もはや老体だから、本日のように適当に忙しく、適当にヒマになるのが身体に応えない。

 それぞれお一人の相談時間をタップリ取るやり方だから・・・といってもそのうち、漢方薬の想像以上の価値を認めた人達は、長期の体質改善や折々の急性疾患にまで活用されるようになるから、常用方剤や常備すべき方剤が決まって来る。

 そうなると1〜3ヶ月分をまとめて購入するようになる人も多いので、初期の互いの苦労が稔って、とても能率のよい仕事となる。

 そんな人達が、ご自身やご家族の中に、再現性の乏しい特定の方剤や中草薬の意外な効果を報告されるケースが多々あってとても興味深い。

 たとえば激しい腰痛が藿香正気散で的確にフィットし、比較的短期間で治癒し、その後、腰痛の常備薬となっているご家族がいるとの報告。

 ピロリ菌が原因で生じた胃の悪性リンパ腫が、病院治療で二年間様々な工夫されてもピロリ菌を除去できずに胃の全摘を宣告され、手術日まで決められていた人が、当方の漢方薬で運よく一ヶ月足らずで除菌し、同時にリンパ腫の消失をみた。

 その数年後、足の静脈瘤が悪化し、手術を予定されたが、胃の悪性リンパ腫の時に服用した多種類の配合中草薬の一種類だけがたくさん残っていたので、それのみを服用したところ、実に短期間で急速に凸凹の血管が吸収されて雲散霧消したとの意外な報告を得た。

 以来、数年間これだけを連用されているが、胃の悪性リンパ腫のみならず足の静脈瘤も消失したまま。この現実こそ、最も再現性に乏しいと思われる清熱解毒の中草薬であるから不思議というほか無い。

 イワシの頭も信心か?

 そのほか、血行障害と無月経が激しいので、生薬製剤二号方を飲んでもらったところ、アトピー性皮膚炎が急速に治癒した珍しいケース。

 顔面に生じた赤味の強い湿疹がある女性に、不妊症治療の目的で飲んでもらった芎帰調血飲第一加減製剤で短期間で消失した例。

 手足の重度の冷え症のあるアトピーの女性が二名、いずれも配合方剤中の黄連解毒湯と茵蔯蒿湯を服用を開始した途端に、手足の冷え症がほぼ完璧に治癒してしまった信じられないケースもある。

 このように漢方薬は弁証論治を超越した不思議な効果を発揮することもある。

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BSC_3449 posted by (C)ヒゲジジイ

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2011年12月01日

憂愁の秋

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IMGP4366 posted by (C)ボクチンの母

 いい歳をしてブログでもないだろうっ、ともう一人の自分が冷笑している。

 そんな暇があったらボクチンたちの面倒でもみてやるほうが、心身ともに健康的かもしれない。

 老体だから、先週の真ん中で休日があったものだから、その皺寄せでその前後の開局日は1日の仕事量が多く、4.5日間だけの仕事だったぶん毎日が濃厚で息つく暇も少なく、完全にバテてしまった。

 今週に入って火曜日と水曜日は折々に閑古鳥が鳴いて、ノンビリできたので身体は完全に回復したが、精神が元に戻らない(苦笑。

 実に因果な商売なので・・・・

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IMGP4895 posted by (C)ボクチンの母

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IMGP4908 posted by (C)ボクチンの母

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IMGP4914 posted by (C)ボクチンの母

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