遠くのハイタカ posted by
(C)ヒゲジジイ【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾
【 年 代 】:40〜49歳の男性
【 地 域 】:海外
【 お問い合せ内容 】: こんにちは。
いつもブログを楽しく拝見させていただいております。
以前、代償性多汗症の件でお問い合わせをいたしました●●です。
その後、残念ながらお返事はいただけませんでした。
ぜひ、一度直接お伺いしたい、◎◎からでも最低一ヶ月に一度は通いたいと思いまして、月曜日にお電話させていただきました。
電話に出られた女性に、こちらの意図をお伝えいたしますと、
「多汗症を漢方で治すのは難しい、村田先生が返事をしなかったのは恐らく治せないからで、来ても無駄だろう」とおっしゃられました。
あと、「主観が云々」とも申されてましたが、この意味が良くわかりませんでした。
先生のサイトには「難病指定の各種疾患(各種膠原病や神経系統の疾患など)」とありますが、多汗症はまさに、交感神経の異常で起る難病(
http://www.nanbyou.or.jp/entry/1143)です。
漢方医学的に、なぜ多汗症が治せないのでしょうか。
先生はどういうご見解・理論、またはどんなご経験により、多汗症は漢方医学では無理だとお考えなのでしょうか。
電話では病状についての相談は出来ない、とお考えなのなら、直接面談もせずに無理だ、とも言えないはず。
おそらく理論・経験に基づかれてのお返事だと思うのです。
あるいは、直感的に、これは嫌な客だと思われてしまったのでしょうか。
直接お目にかかれないのは残念ですが、純粋に漢方医学的なお考えをお聞かせ願えれば、私自身、今後の治療に役立てられるのではないかと思い、メールいたしました。
専門用語を使われてもかまいません。こちらで出来うる限り調べて解釈いたします。
では、お返事、またはブログでのご回答をお待ちいたしております。
お気分を害されましたら、お許しください。
失礼します。
ZZZ_0895 posted by
(C)ヒゲジジイお返事メール:受付が電話でお返事させて頂いた通りですが、お断りする理由をもっと詳細に述べますと、
※多汗症の場合、体質を根本的に改善するには数年以上を要し、一定の成果が得られても多汗症の人は神経質な人が多いため、なかなか満足してもらえず苦情ばかりが先行して、やりがいのない仕事というイメージが強い。
※当方ではスタッフが少ないため、近年、地元近辺の進行癌や転移癌のクオリティ・オブ・ライフ向上のサポートや、県外からは難治性疾患の相談で手一杯となっています。
※多汗症の多くの人は神経質の問題が合併しており、その方面から自律神経を整える漢方薬を投与する際、当方の性格上、神経質な人に対して、心無い発言をしばしば行っているようで(自分ではあまり自覚はないのですが・・・)、繊細な感受性をお持ちの人を思いがけず傷つけてしまっているようです。険悪な状態になったこともあります。
それゆえ、昨今、多汗症など繊細な神経をお持ちの人たちに対して苦手意識が強く昨今ではお断りさせています。
※それ以上に仕事量の上で日々、難治性疾患のご相談者がメインとなり、仕事が手一杯となっていますので、申し訳ないことながら、きっぱりとお断りさせて頂くしだいです。
漢方相談の
(受け入れの)選択をせざるを得ません。
※次第に老齢により体力が衰え、仕事量がこれ以上増えると、心身ともに寿命を縮めることになりますので、
イヤな仕事は絶対に引き受けたくないというのが本音です。
※蛇足ながら、このメールのお返事だけでも、どうして電話でお断りしたのに、まだメールで答えよとは、こちらはこのメールをもらうだけでもひどいプレッシャーを感じて、ますますお断りしたいし、どうしてこのような込み入った質問にまで返事を出さないといけないのか・・・人間社会はほんとうに暮らしにくいものです。
申し訳ないことながら、お返事を書きながら、
こちらの都合を理解されず、やや強圧的なメールに対して、返事を書く自分に腹が立っているところです。
> 専門用語を使われてもかまいません。こちらで出来うる限り調べて解釈いたします。
> では、お返事お待ちいたしております。
> お気分を害されましたら、お許しください。
些かというか、大いに気分を害しています。 本音はこれですので、あしからずご了承下さいませ。
ZZZ_0469 posted by
(C)ヒゲジジイおり返し頂いたメール:お返事、本当にありがとうございました。
本音を語っていただき、とてもすっきりしました。
最後の質問です。
どなたか先生のように研究熱心な方、他にいらっしゃったらぜひご紹介願います。
すみません、当方、多汗症で大変つらい思いをし、藁をも掴む思いでメールを書いていることに免じてお許しください。
KSC_7091 posted by
(C)ヒゲジジイお返事メール:ご納得頂けて、さいわいです。
ネットで探せば、メールや電話で無料の漢方相談を大歓迎で受け入れを謳い文句にされているサイトを見受けます。
それらに軒並み相談されてみてはいかがでしょうか?
中には若輩の先生であっても、情熱がある先生なら、患者さんの方が育ててあげるくらいの積もりで、フィーリングが合いそうな先生に賭けてみられるのがよいように思います。
小生も若い頃は、中年の多くの男女に難病を持ちかけられ、そうして育てられた経験を持っています。
60歳を超えた老人とは違って情熱をかけてくれる漢方家がきっとおられるはずです。
知り合いの先生については、これまで3名紹介したことがありますが、2名はとても失礼な注文と止め方をされ、その先生に却ってご迷惑をかけてしまったので、個人的な知り合いをご紹介するわけには参りません。
とり急ぎ、お返事まで。
KSC_6275 posted by
(C)ヒゲジジイおり返し頂いたメール: 先生のアドバイス、とても参考になりました。
ありがとうございました!
ZZZ_0482 posted by
(C)ヒゲジジイ