2011年10月08日

アトピー性皮膚炎を本当に治したかったら・・・根性がありやなしや

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XSC_6496a posted by (C)ヒゲジジイ

 変種の重症アトピーで昼夜逆転の生活が続く引き篭もり生活。

 互いに苦労に苦労を重ねて一年以上、時には観察力が足らない、臨機応変の配合変化のテストを怖れてはいけないと叱ったこともあった。

 ヒゲジジイの毒舌にも耐えて・・・

 遠路はるばる通い詰め、結果的にはかなり特殊な配合でようやく2年経過する頃には7割程度の寛解状態を維持できるまでになった。その半年前には社会復帰も果たした。
 
 村田漢方堂薬局に辿り着くまでの苦労に懲りたのか、その後も徹底的に体質改善を目指して継続服用の根気も徹底している。

 同様に昼夜逆転した引き篭もり生活を続けていた人が今年も新たに来られたが、比較的短期間で明らかな効果が出て来たのに、直ぐに通う根気が続かない人がいる。

 アトピーに限らず、今年は例年に無く新人さんが多いのだが、その分、根気が続かない意気地なしが多過ぎる。

 根気があるか、本当に通えるかどうか?
 などをしっかりチェックしていてもこの通りである。もっとチェックを厳しくする必要がある。

 短期間で効果が出た人ほど、中途半端なまま無音となるケースが目立ち過ぎる。

 短期間で無音となるようなら、あれだけの相談時間をかけて弁証論治の苦労のしがいがない。

 どうせ連中は薬局風情がっ・・・と侮っていることは先刻充分承知だが、こちらはこちらとしてプロとしてのプライドがあら〜なっ。

PQC_3862
PQC_3862 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 07:24| 山口 ☀| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2011年10月07日

通えない人達が来局されたり電話で問い合わせられても無駄ですよ〜

コムクドリ
コムクドリ posted by (C)ヒゲジジイ

 日々不思議でしようがないことは、通えない人達が電話で問い合わせたり、直接やって来られたり、彼等や彼女等は一体何を考えておられるのか、まったく理解に困しむ。

 電話だけで何とかして欲しいという無理難題は日常茶飯事。

 直接遠い場所からやって来られても、しばらくは通い詰める決心もないまま、一度っきりで配合が分かったら、あとは地元で手に入れて・・・と虫のよいことを考えられても、そうは問屋が卸さない。

 そもそも簡単に地元で入手出来るほど、どこにでもある漢方薬とは限らない。ましてや一度来られたくらいですべてを解決できるほどの配合が見つかるはずもない。

 最低限のマナーを守り、根性のある人でなければ、村田漢方堂薬局の漢方薬を飲むことは出来ないのだ(苦笑。

 その後の微調整がいかに大切かは、これまでこのブログで口を酸っぱくして繰り返し書いて来たことである。

 ところで、近畿地方から毎月に通って来られている青年から、いつもたっぷり相談時間を取ってもらっているのに、その間、他の相談者に遭遇したことがないが・・・と村田漢方堂薬局の経営を心配されるかのよう。

 朝一番で来られる人だから、先客に遭遇したことがないからそう思われるのだろう。

 ところが相談室のうしろでは、常連さんやお馴染みさんが、先客がいることに気を使って、こっそりと受付嬢から補充の漢方薬をしこたま購入して、ひっそりと帰って行かれていることに、これまで気付ことすらなかったらしい(苦笑。

 予約制をどうして取らないのかとしばしば聞かれるが、お断りせざるを得ない根性不足の人の申し込みが多過ぎるので、予約制を敷くほど日々混雑するわけでもない。

 予約制を嫌う本当の最大理由は、予約しながら連絡もないまますっぽかされた場合、頭に来るからである。

 コゲラ (キツツキ目キツツキ科)
コゲラ (キツツキ目キツツキ科) posted by (C)ヒゲジジイ



posted by ヒゲジジイ at 00:05| 山口 | 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2011年10月06日

無愛想なブログ

シジュウガラ
シジュウガラ posted by (C)ヒゲジジイ

 5日(水曜日)はわりにヒマな一日。

 それでも午前中は近畿地方から一年間欠かさず15〜30日毎に熱心に通われる人の来訪があり、昼には関東地方から初めての人が来られた。

 難治性疾患の新人さんは、はじめはやや緊張されていたが、少し打ち解けた頃、唐突に村田漢方堂薬局の「無愛想なブログ」の理由が分かったと言われる。

 分かってくれる人はいるもので、このような人達こそしっかり漢方薬が効いて欲しい。

 巧言令色、鮮ないかな仁、ということがブログにも当てはまるかも・・・。

 剛毅木訥はたとえ仁に近くはなくとも、少なくとも巧言令色よりもマシかもしれないと受け取ってくれたようだ(苦笑。


 蛇足ながら、拙著「求道と創造の漢方」がアマゾンさんに2冊出品されていて、12,000円と12,800円。

 どうしてこのような高額な古書価がつくのか?
 午後には12,800円の高いほうで保存状態がよい方が売れてしまったようだが・・・

 とっても偉い人になったような錯覚が・・・起こすはず無いよっ

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PQC_3267 posted by (C)ヒゲジジイ

 
posted by ヒゲジジイ at 00:04| 山口 ☔| 漢方相談室での談話風景 | 更新情報をチェックする

2011年10月04日

せっかく漢方薬が効いても素人判断がやまず再発を繰り返す人達

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PQC_2788 posted by (C)ヒゲジジイ

 今度で三度目の正直ですよっと念押ししなければならない疲労感。

 難治性の疾患で、西洋医学でも原因も病名も治療方法も不明というものでも、現症の病機に対応した適切な漢方処方の配合で遅かれ早かれ着実な効果が得られることが多い、というのが中医漢方薬学の特長である。

 この特長を活かして、幸いに速効を得ていた難治性疾患。

 ところが、この数種類の配合を中止して経費削減との目的から健康食品に走ったために直ぐに再発。
 後悔して再来された時には・・・

 一旦中断して再発した場合は、従来の配合通りでは効果が弱い場合が多いので、以前より増強した配合のお陰で、再度速効を得て症状はほぼ消失してホッと一安心。

 ところがしばらくすると、今度は数種類の配合中、もっとも安価な方剤を省略。
 今回も経費削減のつもりで、必要ないだろうとの素人考えで一方剤を中止したのである。

 ところがしばらくするとふたたびみたびの再発である。それゆえ、今度は地元の漢方薬局に走って、様々な処方を服用したが一向に効果が出ない。

 性懲りも無く、よっぽど病気が治りたくないのか、あるいは村田漢方堂薬局の漢方薬では絶対に治したくないという固い決心でもあるのかどうか?

 今度こそは三度目の正直、せっかく弁証論治で得られたデリケートな配合を勝手に間引くことがないよう厳重注意を与え、三度目の出直しである。

 これに類似した症例は毎年必ず数人は遭遇する。
 効果が出た途端に漢方薬の配合中の一部の処方を勝手に間引いたり、あるいは中止して他の治療方法に走ったり。

 これらの人達は、途中で経費が惜しくなるケチな根性というよりも、むしろエロスとタナトスにおけるタナトスの衝動が激しい人達であろうか と些か怪訝である。

 人間様は実に不可解。

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ESC_6852 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 19:38| 山口 ☀| とんでもない話や、信じられない困った話 | 更新情報をチェックする

2011年10月01日

またもや逆効果の間違った病院漢方

スズメバチ
スズメバチ posted by (C)ヒゲジジイ

 初期に寒気はあったものの翌日から軽度の咽喉腫痛を伴って頭をヒエビタで気持ちがよいという風邪引きの女性。
 七度台の発熱が引かないので病院を受診すると、抗生物質と共に麻黄附子細辛湯と桂枝湯が投与された。

 これらを2回服用すると身体がますます熱くなって朝七度一分だったのに夕方は七度五分を越え、やや汗ばむものの熱いばかりで熱は一向に引かない。

 服用するたびに却って熱くなるばかりで気分がよくないので相談にみえた。

 以前から病院で治らない時には当方に相談されるので毎度のことである。
 もともと慢性気管支炎の持病があり胃の弱い人だから天津感冒片の少量と柴胡桂枝湯、板藍茶と白花蛇舌草に熱感がつよい間は地竜の併用が必須となる。

 いつもこのパターンで治っているが、病院から投与された漢方薬は、既に温病の兆候が歴然としているのに、麻黄附子細辛湯と桂枝湯が投与され、火に油を注ぐ結果となる明らかな誤治である。

 これが漢方に縁の無い人だったら、そのまま病院漢方を続けてどのようになっていたことやら!?

 漢方知識のない医師たちが、安易に漢方薬を乱用する時代がいつまで続くのだろうか?

KSC_3028
KSC_3028 posted by (C)ヒゲジジイ



posted by ヒゲジジイ at 00:41| 山口 ☁| 病院の保険漢方による誤投与あるいは危険な配合 | 更新情報をチェックする