2011年09月30日

アトピー性皮膚炎でも漢方薬で速効が出ると・・・

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KSC_2265 posted by (C)ヒゲジジイ

 昨日の新客、アオスジアゲハさんは今朝になって店の明るい出口でヒラヒラと元気に外出準備をして待っていたので、早速外へ出してあげた。
 しっかり休養できたらしく、思い切って世知辛い外の世界にもう一度挑戦する気になったらしい。

 おそらく薬局内の漢方薬の香気で癒されたに違いない。

 人は見かけによらないもので、数日前の新人さんは六味丸単方で速効を得たとの報告を持って再来された。多忙ゆえ再々は来にくいのでと一ヶ月分を所望された。

 速効が出るかどうかは弁証論治の正確さが必要であるだけでなく、病気の性質にもよるので、皆がみな数日間で症状が雲散霧消するわけでもないが、症状が皆無となっているとのことだった。

 人が見かけによらない例証として、数ヶ月前、西洋医学畑の薬剤師が、自身のアトピーに困って遠路はるばる熱心かつ頻繁に通われていたが、一ヶ月半経つころに、配合薬中に五苓散が不足していることにようやく気が付いて追加して服用してもらったところ、速効を得た。

 二度ほど確かめて、しばらくは現在の3〜4種類の方剤で秋の乾燥期までは微調整は必要ないかもしれないと思案する間もなく、その後はまったく無音の人となった。

 控え目で、たいそう大人しく生真面目なタイプの人だったから、外用ステロイドを完全離脱できるまで続く人だろうと思い込んでいたが、まったく見損なったものだった。

 恐らく効果のある配合をヒゲジジイに見つけてもらえば、薬剤師の身分を利用して他社の似た製剤を入手して、その後はヒゲジジイはお払い箱という次第だったに違いない(苦笑。

 しかしながら、秋にさしかかった今頃、アトピーの弁証論治では季節的に同様の方剤ではそろそろ破綻を来たすころなので、微調整が必須となる季節である。

 今頃、こんなはずではなかったと困惑しているかもしれないが、自身も薬剤師なのだから自業自得と言わないまでも、少なくとも自己責任の問題である。

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KSC_2348 posted by (C)ヒゲジジイ




 
posted by ヒゲジジイ at 00:17| 山口 ☁| アトピー性皮膚炎や慢性湿疹など痒みを伴う皮膚病 | 更新情報をチェックする

2011年09月29日

新人さんの次の新人さんはアオスジアゲハさん

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アオスジアゲハ posted by (C)ヒゲジジイ

 今日も新しい人の来訪アリ。

 相談が終わって帰りがけに順番を待っていた常連さんと新人さんの四方山話に花が咲く最中、開いていたドアから次の新人さんが舞い込んで来た。

 アオスジアゲハさん。

 世知辛い世の中に嫌気が差したのか疲れたのか、店内に入って台湾土産の飾り物に止まってピクリとも動かなくなった。

 せっかく疲れを癒しているのだろうからよけいなお節介はせず、猫のボクチンと同じように好きなようにさせておいてあげよう。

アオスジアゲハ
アオスジアゲハ posted by (C)ヒゲジジイ

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BSC_5395 posted by (C)ヒゲジジイ

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BSC_5166a posted by (C)ヒゲジジイ

 
posted by ヒゲジジイ at 07:29| 山口 ☁| 繊細でデリケートなヒゲジジイ | 更新情報をチェックする

2011年09月27日

村田漢方堂薬局の上空にはタカ類が舞う秋の気配

クマタカ?
クマタカ? posted by (C)ヒゲジジイ

 仕事前、例によって庭で雀を撮っていると上空に鷹が十数羽以上が乱舞している。手持ちのカメラで連写したものの、もっと焦点距離の長いレンズに交換して大きく撮りたいと欲張ったのが運のつき。

 裏庭に戻ってみると、先ほどまで乱舞していた十数羽のタカが消えていた。そのタカを現像して確かめてみると、珍しいことにどうやら「クマタカ」らしい?!

 夕方は、空いた時間に運動がてら裏庭に出ると、こんどはハヤブサが景気の良い勢いで我が家の庭の雀を物色している模様。
 何度も上空を旋回しているが、朝方の欲張りによる失敗に懲りて、今回は焦点距離のやや短いレンズのまま連写を繰り返すことにした。

 タカ類が上空を舞う本格的な秋がやって来たっ!

ハヤブサ
ハヤブサ posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 21:57| 山口 ☁| 繊細でデリケートなヒゲジジイ | 更新情報をチェックする

2011年09月26日

陰虚体質者に生姜やニンニク健康法は逆効果

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IMG_7628 posted by (C)ヒゲジジイ

 朝一番の新しい相談者は、例によってテレビやマスコミの報道に踊らされて生姜やニンニクを使った温め療法に嵌っていた。

 刺激物が舌に染みて歯科医からはアレルギー体質であると診断されているそうだが、舌の苔は無くそして痩せて小さい。歴然たる陰虚体質である。

 それゆえ生姜やニンニクを使った温め療法がもろに悪影響しているのだから、即刻中止するようにアドバイス。

 ところが例によって、テレビやマスコミが煽る温め療法を信用して、薬局風情の言うことに耳を貸そうとしない。

 だったら来るなと言いたいところだが、紹介者の手前そうもゆかない。

 本来、主訴は軽度の皮膚掻痒症程度であるから深刻さが足りないのか、こちらのアドバイスよりもテレビ報道やマスコミなどの「病の原因は冷え」などと、あまりにも短絡的な報道を信用するのだろう。

 そのくせ本人はかなりな暑がりなのだから、その矛盾に気づいてもよささそうなものだが・・・。

 薬局風情の推論を強引に納得してもらい(だから続きそうにない人だが)紹介者の手前、六味丸を10日分渡すだけにしておいた(苦笑。

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IMG_7633 posted by (C)ヒゲジジイ

タグ:困った問題
posted by ヒゲジジイ at 13:54| 山口 ☁| とんでもない話や、信じられない困った話 | 更新情報をチェックする

昨日の日曜日には・・・

 我が家の荒れ放題の畑で、

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ホウジャク posted by (C)ヒゲジジイ

ホウジャク
ホウジャク posted by (C)ヒゲジジイ

ホウジャク
ホウジャク posted by (C)ヒゲジジイ

 ホウジャクやスズメバチやアシナガバチなど

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IMG_1779a posted by (C)ヒゲジジイ

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BSC_3173 posted by (C)ヒゲジジイ

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BSC_2569 posted by (C)ヒゲジジイ

 昆虫達と戯れて一日が終わった。

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IMG_1899 posted by (C)ヒゲジジイ

 明日からまた終わり無き日常がはじまる。



posted by ヒゲジジイ at 00:39| 山口 ☁| 繊細でデリケートなヒゲジジイ | 更新情報をチェックする

2011年09月23日

職場や家庭の人間関係によって持病を悪化させる

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ASC_5558a posted by (C)ヒゲジジイ

 地元の病院から大学病院に送られ何年間も通って治らない頭痛や三叉神経痛、不安感を伴う呼吸困難や眩暈やフラツキ、鬱症状など。

 のみならず腎不全や膠原病や糖尿病などの慢性疾患のみならず各種悪性腫瘍などを抱える人達でも、多くの人が職場や家庭の人間関係に悩んでいる。

 しばらく通われて、気心が知れた頃に判明するのは、重大な持病の裏には、複雑な人間関係というよりも、あからさまなイジメを年余にわたって受け続け、それらの重圧に押し潰されそうにもがいている情況である。

 解決しようもない人間社会特有のプレッシャーによって持病の悪化を招いているとしか思えない人があまりに多い現実に、昨今些か驚いている。

 人間というのはロクデモない動物で、複雑な表と裏のみならず右横や左横、あるいは上や下の顔など、様々な側面がある。

 スズメのボクチンや猫のボクチンたちのように裏も表や上も下も、あるいは右横も左横もいずれとも無縁で、雀の本分や猫の本性を全うするだけという単純明快な生き方とは真逆である。

 この人間社会をひと言で表現するなら「イジメ社会」であり、このことは国際社会における日本の立場と変わるところがない。

 だからどうだと言われればそれまでだが、少なくとも人間はロクデモない存在かもしれないという自覚を持つだけでも見えてくるものがあろうだろう。

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ASC_5283 posted by (C)ヒゲジジイ

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DSC08719 posted by (C)ボクチンの母

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ASC_6064 posted by (C)ヒゲジジイ

 
posted by ヒゲジジイ at 00:08| 山口 ☀| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする

2011年09月22日

明日23日(金曜日)は秋分の日だから村田漢方堂薬局はお休み

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BSC_9135 posted by (C)ヒゲジジイ

 明日23日(金曜日)は秋分の日だから村田漢方堂薬局はお休みで、明後日24日(土曜日)は午前中は通常通りにやってます。

 その明後日のような土曜日は、仕事の都合で土曜日しか来れない人達が遠方からやって来られる。

 またお気楽やお気軽な問い合わせや訪問者が招かれざる客として、わざわざこの土曜日を狙い撃ちされることも多い。

 ともあれ、どうせ今日はブログに本気で書く気がしないので、本日のスズメのボクチンたちの闘争シーンか、あるいはキスシーンが知らないが、大アップで撮影出来たので以下に貼っておきますね。

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BSC_0071 posted by (C)ヒゲジジイ

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BSC_0072 posted by (C)ヒゲジジイ

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BSC_9250 posted by (C)ヒゲジジイ

 
posted by ヒゲジジイ at 20:14| 山口 ☀| 繊細でデリケートなヒゲジジイ | 更新情報をチェックする

2011年09月21日

悪性腫瘍を疑われて漢方薬を求めて来られる人々

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KSC_0912 posted by (C)ヒゲジジイ

 例年、悪性腫瘍を疑われて漢方薬を求めて来られる人達が多いが、こればかりは多くは県内の人達が多い。

 その多くは過去あるいは現在、当方の漢方薬で実際の悪性腫瘍の闘病中に利用されたり、あるいは利用されている人達からの御紹介が多い。

 いずれの人も適切な漢方薬によって悪性腫瘍に対抗できる免疫力のアップを求めて積極的な人達ばかりだから、熱心に服用されて今後の繰り返しの検査で何とか疑いが晴れるようにとの期待からである。

 そしてその多くは、遅かれ早かれめでたく疑いが晴れるのだが、疑いが晴れても今後のことも考えて、その後も熱心に継続される方もいれば、な〜んだっ、大丈夫だったんだとばかりに即、中止される人もおられる。

 継続される人達は口を揃えて漢方薬のお陰ですと感謝して下さるが、即中止される人達のお考えはハテナ?

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FSC_3855 posted by (C)ヒゲジジイ

タグ: 悪性腫瘍
posted by ヒゲジジイ at 08:06| 山口 ☔| 悪性腫瘍・癌・ステージ4の進行癌や転移癌 | 更新情報をチェックする

2011年09月18日

台風停滞による体調の異変に対するツボ療法と漢方薬

雀を攻撃する蜂っ!
雀を攻撃する蜂っ! posted by (C)ヒゲジジイ

おたより:東海地方の美人薬剤師

 台風の季節になり、またまた大雨が懸念されますが、先生の方は大丈夫でしょうか?

 こちらは水害地区で、今回もハラハラしております。

 大雨で、近所のショボ川の水位が上がり、来客もないので、今朝は久々にゆっくりの土曜日でしたが、この雨の様子では、パソコン関連、カルテ、書籍、商品等の避難の判断に迷っています・・・先日もすんでのところで浸水を免れましたが、その後のかたつけで、くたびれてしまいました><

 さて、先日の台風12号が停滞した8日間は、めまい、のぼせ、耳鳴り、耳閉、頭痛、動悸、息切れ、胸の圧迫感、喘息等の症状の方が多数訪れ、こんなことは初めてで不安になったと言われた方がとても多かったです。
 大きな台風が長期居座ったこと+大潮+新月が重なった加減(気圧の低下と湿邪)と思っています。

 これらの症状に悩まされた方々が体質的にどのような傾向にあるか調査したところ、
1,肝腎不足にある方
2,脾虚湿盛で伏痰がある方
 という結果が出ました。

 台風の接近により、気圧が低い状態が続くと、体にどのように影響するか・・・?
気圧が低くなると、海面が上昇して高潮が起きますが、それと同様の状態が人体に起きていると考えられます。・・・・肝陽上亢しやすい

 もう一つは、血管や気管に均等にかかる圧力が低下するため、管は疲弊して、へしゃげます。・・・・伏痰があれば喘息、血管にプラークがあれば、流れが堰き止められる

 1,腎肝心の関係・・・腎陰の不足、肝血が不足している方では、この影響が強く表れ、容易に持ち上がりやすい (肝陽上亢のめまい、のぼせ、浮遊感、耳閉、耳鳴り、血圧上昇等)
また、腎が心を抑制する力が弱まり、心火亢盛となりやすい (動悸、心煩、不眠、循環不全)

 2,肝脾肺の関係・・・脾虚湿盛に、外邪である湿邪が影響し、塞がりやすいことに加え、脾虚により肝気が上昇しやすい
また、脾気に弱まりにより、その子である肺気が不宣し、太陰経に問題が生じやく、肺気が不宣すると、肝気も抑えられない

 ★これらの考察をもとに、簡単にできるツボ療法・・・四関穴(合谷、太衝)を用いた療法を試みました。
 合谷、太衝の運用について・・・合谷は手陽明経原穴、陽気は多気多血、故に合谷は気血を調理できる。太衝は足厥陰肝経原穴、肝は血を蔵し疏泄を主り一身の気を調理する。
 故に、この二穴を組み合わせると、一陰一陽、一上一下、一身の気血を整え、陰陽失調を整える・・・とあります。

 今回、四関穴療法に用いたのは、銀粒仁丹です・・・ユニークな発想でしょ?♪
 これならどなたでも手に入りますし、仁丹には化痰、開竅、解表の成分が多く、これをツボ療法に応用してみてはどうか?と考えたためです。


症例1 47歳 女性・・・私です

 9月3日の夜中、台風の接近とともに、胸が重苦しくなり、次第に酸素が薄い・・・という気持ちに襲われ動悸、息切れが激しくなった。
不安になり血圧を測定したところ、右178,106 左186,109で、ひどくのぼせて、めまいを感じた。(普段は130,75くらい)

 自己施術:合谷、太衝、人中に仁丹を貼り、両足の動脈マッサージを10分ほど行った。

 動脈マッサージは、足の裏、足首、ふくらはぎを、雑巾を絞るように両手でかなりきつくねじります。・・・帯脈の調整

 足の冷汗がとれて、ポカポカとし、頭の閉塞感がサッととれてきました。
 その後、てい鍼で、列厥、照海付近を流すと、息がとても楽になってきました。
 目もはっきりとして、動悸息切れ発作が治まったため、血圧を測ったところ、右138,80 左141,79 まで落ち着いていました。

 その後、釣藤散+柴胡加竜骨牡蛎湯+紅景天を服用し、朝まで熟睡しました。
 この処方と四関穴仁丹を続け、体調はとてもよく、血圧の左右差も2〜4ミリ程度です。


症例2 67歳 女性

 9月1日、台風が動かずとても体調が悪く来局された。
 後頭部が張って重く、右肩が上に上がらない。
 フワフワと眩暈、吐き気がして、動悸もしている。
 足はむくみ、尿の排泄が悪い。

 アドバイス:四関穴と中かん、右の豊隆、陰陵泉、風池、左の地機に仁丹を貼っていただき、自分で仁丹の上から四関穴を刺激してもらったところ、10分たらずで、後頭部からジワジワと汗が噴き出し、尿が出て、めまい、吐き気、動悸がおさまった。

 漢方は半夏白朮天麻湯を処方した。
 四関穴の即効性に驚かれ、以後も低気圧が近づいて気分が悪くなる日に四関穴に仁丹を貼って、事なきを得ているという。


 ★他にも、上下左右陰陽のバランスの悪い方に四関穴仁丹を勧めておりますが、かなり即効性があり、その後は漢方で確実に!

 特に、痰湿のある方、脾虚、腎陽虚、裏寒証の方には抜群の効果があります。
 ポイントは、必ず手足の両ツボに貼ることと、人中、だん中、中かん、気海などに1カ所貼ることですが、熱感がある方はだん中に貼ると、動悸がしてくる例がありました。

 ♪本日も私は、四関穴+人中で開竅して仕事しております。
 銀粒の仁丹はかなりオシャレですが、人中だけは”先生、何つけとるの?”と笑いを呼んでおります。

 今回もウスノロ台風は、各地に被害をもたらしている模様・・・・どうか先生もご自愛くださいね。
 被害のないことを祈ります。

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ZZZ_6136 posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:台風の影響はひどかったそうで、浸水寸前だったとは、無事で何よりです。

 こちらも停滞する台風の影響が今後出てくる可能性があるらしく、まさか集中豪雨に見舞われはしないだろうか?と少し心配しています。

 もしも先日の紀伊半島のような豪雨の半分くらいでも、村田漢方堂薬局は水没しかねない低地にあります・・・ムムッ。

 ところで、このたびもブログへのご協力ありがとうございます。

 いつもながら、詳細な分析とユニークなツボ療法(仁丹)、そのツボ療法だけはヒゲジジイの面倒くさがり屋には真似できません(苦笑。

 こちらでは熱中症による眩暈やフラツキで来られる人もありますが、油断すると脱水気味になる暑い日々が続くので、むしろ尿路結石で病院治療でも埒が明かない人達が目立ちます。

 病院で様々痛み止めの合成医薬品でも効果がなく、いずれの人もウラジロガシと金銭草(連戦草)の煎液で猪苓湯を服用するのが鎮痛効果は速効です。

 ともあれ、早速、次回のブログに転載させて頂きます。
 いつもながら、ありがとうございました。

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ZZZ_5408 posted by (C)ヒゲジジイ




posted by ヒゲジジイ at 17:57| 山口 ☁| 中医漢方薬学問答 | 更新情報をチェックする

2011年09月16日

定価1,890円の「求道と創造の漢方」が、なんと12,800円!

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ZZZ_5046a posted by (C)ヒゲジジイ

 先日、「求道と創造の漢方」が、名古屋の大学堂書店では3,000円の古書価で出品されていたが、直ぐに売れた模様。
 もともとお付き合いのある古書店だったから、拙著の評価を客観的になされた模様。

 ところがアマゾンでは現在、その拙著がなんと12,800円で出品されている。

 以前も五千円以上の価格のみらず、七千円以上の価格で出品されており、前者の五千円代のものを知人の登録販売者が、その価格で購入されたというご本人からの報告もあった。

 かたや、半永久的に絶版すべきではない名著『中医臨床のための「病機と治法」』陳潮祖著 神戸中医研訳編が品切れして久しい。

 この書籍は定価11,214円(税込)だったが、間違いなく価格以上の価値があり、とても充実した内容で、中級者レベルの学習書として相応しい。
 もともと原著「中医病機治法学」を翻訳出版されたものだった。

 それに引き換え、ヒゲジジイが若干30歳以前に各専門誌に書き散らしたものをまとめた書籍「求道と創造の漢方」が、とうとう12,800円で出品されるに至っては、実に信じられない光景である(苦笑。

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IMGP2763 posted by (C)ヒゲジジイ



 
posted by ヒゲジジイ at 23:07| 山口 ☁| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2011年09月15日

三歳児がウチダの六味丸を一度に20丸(大人量)くらい勝手に飲んでしまったっ!

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IMGP3306 posted by (C)ヒゲジジイ

 数日前、深夜12時を過ぎて、就寝する間もなく突然、けたたましい電話の呼び鈴に叩き起こされた。

 電話の主は3歳児をかかえる医師で「息子がウチダの六味丸を一度に20丸(大人量)くらい勝手に飲んでしまったっ!」が大丈夫だろうか?!という不安げな問い合わせである。

 こんな夜中に何事かと思ったら、な〜んだ、驚くには当らない。中国では三歳児だったらそのくらいの分量が常用量だから、まったく心配するにはあたらない。

 それでも牡丹皮が・・・などと不安げな質問を寄こすが、心配ご無用。

 それよりも今後、気をつけなければならないことは、附子あるいは麻黄や細辛、桃仁や杏仁を含む漢方製剤。
 具体的には八味丸や真武湯、小青竜湯や大青竜湯、麻黄湯、麻杏甘石湯、葛根湯など。さらに桂枝茯苓丸や桃核承気湯に大黄牡丹皮湯など。

 これらは子供さんが日本の大人の常用量でも間違って服用するのは問題だから、十分に気をつけるように注意を喚起する。

 またついでに言えば、身近な食品の中では、銀杏(ギンナン)。

 これは中医学でも使用されるが、食品でもとても身近なものだけに、子供さんが多食することは絶対に避けるべきである。

 炒った銀杏でも、子供さんが一度に数十粒を食べようものなら、窒息死する可能性大である。あるいは十数粒でも危険性が大きい。

参考文献:漢方薬の安全性の問題について

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IMGP0356 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 23:43| 山口 ☁| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2011年09月13日

補中益気湯や十全大補湯を乱用する医師たち

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GSC_7314 posted by (C)ヒゲジジイ

 巷の医師たちの補中益気湯乱用は目に余るものがある。

 最近、タイトルのように陰虚火旺体質の慢性気道感染症の急性増悪期に補中益気湯を数ヶ月に亘って投与し続けた無知な医師たちがいた。

 とうとう肺炎を生じるに至り、高齢でもあるからそろそろお迎えが来るものとご家族は覚悟を決めていたという。

 ちょうどその頃、そのご家族の中の当方のお馴染みさんが、この件について相談にみえた。

 聞けば、入院中のその患者さんは西洋医学治療とともに長年月、慢性気管支炎に対して体力を補うという目的から補中益気湯が投与されていた。
 また、この度の急性増悪期にもそのまま補中益気湯が投与され続けているという。

 もともとこのお馴染みさんは当方の漢方に馴染みがあり、正しく白朮の配合された補中益気湯製剤(党参配合)の愛用者でもあるから過去の指導により、補中益気湯のような温補剤の使用方法にかなり習熟されている。

 それゆえ感染症における急性期や急性増悪期に、補中益気湯や十全大補湯のような温補剤は、多くの場合ご法度であるという知識があった。

 しかも、そのご高齢の患者さんはもともと暑がり(陰虚火旺体質)である!

 それゆえ、不審に思って相談にみえたので、陰虚火旺体質で慢性気道感染症の急性増悪期に補中益気湯を投与するのは明らかに間違いであり、ましてや高熱を発する肺炎に投与するとはもってのほかだとアドバイスしていた。

 それ以来二ヶ月ぶりの本日、ご自身の漢方薬の補充がてら、事の顛末のご報告にみえた。

 主治医に恐るおそる「馴染みの漢方の専門家に相談したら」云々と申告すると、意外に素直に応じてくれて、直ぐに補中益気湯を中止したところ、みるみる回復して、めでたく退院になったということだった。

 あのまま補中益気湯を投与し続けていたら、どうなっていたかを想像するだに恐ろしいことである。

 漢方にはまったくシロウトの医師たちが、患者さんがもともと陰虚火旺体質であることを知ることも無く・・・

 というよりも陰虚火旺という概念すら知る由も無く、製薬会社の奨めに応じてなんでもかんでも体力増強とばかりに、陰虚火旺体質者にまで朝鮮人参入りの温性の補剤を投与し続け・・・

 揚句の果ては慢性気道感染症の急性増悪期のみならず、命の危険がある肺炎の高熱時にまで補中益気湯や十全大補湯が乱用されるに至っては・・・

 バッカジャナイノとしか言いようがないっ。

 本来、たとえ医師や薬剤師であっても、漢方医学というよりも中医薬学の基礎知識がない人達が、安易に漢方薬を投与したり販売したりすべきではないのである。

 だから医師の中にはほどほどの漢方知識があっても、漢方薬は専門家に任すべきといって、たとえ患者さんからの依頼があっても自身の診療では一切漢方薬の投与を行なわない人もいる。

 時代の風潮に流されない立派な医師というべきかっ。

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GSC_7456 posted by (C)ヒゲジジイ


posted by ヒゲジジイ at 22:50| 山口 ☀| 病院の保険漢方による誤投与あるいは危険な配合 | 更新情報をチェックする

2011年09月12日

中医師になるにはどうしたらよいですか?

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ZZZ_4694 posted by (C)ヒゲジジイ

ブログへの転載の可否 : ブログへ転載を許可します
年齢 : 20歳〜29歳の男性
御職業 : 会社員
簡単な御住所 : 関東地方
御質問 : 日本の会社に務めていますが、現在中医学に対して興味を持っていますが、いくつかの質問をさせていただきます。

 @中医師になるためには、絶対大学にいかないといけないでしょうか。

 A中医師にみとめてくれるため、どういう進み方がありますでしょうか。(大学にいく以外)

 以上、お願い致します。

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ZZZ_3281 posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:残念ながら日本には中医師の資格や制度はありません。

 日本には医師や薬剤師の資格免許があるのみです。

 中医師の制度と資格授与がなされるのは中国国内です。

 たとえ中国に行って専門の大学に入学し、中医師の資格を得ても、日本国内では中医師と名乗ったところで、医師免許がなければ中医学的な診療はできないし、薬剤師の免許がなければ漢方相談によって漢方薬を販売することもできません。

 中医師の免許だけで診療を行うと、医師法違反になりますし、薬剤師免許なしに第2類医薬品である漢方薬を販売すれば、薬事法違反に問われます。

 ところが、中医学知識が皆無であっても、医師免許があれば診察によって漢方薬を投与することができますし、薬剤師であれば中医学知識がなくとも漢方薬を販売することができます。

 過去、関東地方で実際に中医師の免許だけで日本国内で漢方薬販売を行っていて、薬事法違反で摘発された例が数年前にもあったように聞いています。

 取り急ぎお返事まで。


補遺:主として第二類医薬品である漢方薬販売については、医師と薬剤師が有資格者であるほかに、登録販売者という制度が新設されているという。

 この登録販売者とは、ちょっと奇異に感じる名称ではあるが、規制緩和による改正薬事法で新設された一般用医薬品を販売する資格ということらしい。

 この資格を得るには医薬品の販売において一定の実務経験等を有する者が都道府県知事の行う試験に合格する必要があるという。

 また、登録販売者が販売出来る医薬品は一般用医薬品のうち第二類医薬品と第三類医薬品に限られ、第一類医薬品を販売することは出来ないという。

 以上の内容は、ウィキペディアを参考にさせて頂いた。

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ZZZ_3432 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 13:42| 山口 ☀| 漢方と漢方薬関連の御質問 | 更新情報をチェックする

2011年09月11日

おしゃべりが止まらない呆れた受付嬢

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KSC_9281 posted by (C)ヒゲジジイ

 昨今は関東地方からの新人さんよりも近畿地方の新人さんが増える傾向が目立つ。

 今週だけでも新旧交々、京都や奈良、滋賀県など。九州からはいつもどおり数多。

 県内でも遠隔地からの新人さんもあり、また旧人さんもJRを乗り継いではるばるやって来られる。

 土曜日は半ドンとて、午前中めがけて各遠隔地からの来られる人達に集中的な弁証論治が終わると、一週間の疲れがドッと出る。

 受付嬢の如きは、なでしこのサッカー応援で数日前から疲労の極に達していて体調不良甚だしく、食欲をなくして一時はめまいもあったほど。

 ところがこの受付嬢、土曜日の昼、終わりから2番目に来られた地元の人と右よりの話に花が咲いて、談論風発。

 土曜日の延長戦は毎度のことながら、昼1時を過ぎても話が終わりそうにないので、ヒゲジジイはとうとう奥に引っ込んで昼食を摂ったが最後、強烈な睡魔に襲われてダウン。昏々と寝入ってしまった。

 午後3時前に目が覚め、薬局に置き忘れたものを取りに行こうとすると、まだ二人は話し込んでいる気配。うっかり行って付き合ってもおれないので、奥に引っ込んだまま、またひと寝入りしようとすると、夕刊を配達する音が聞こえる。

 今週はサッカー観戦で疲労困憊と愚痴っていた受付嬢が、右よりの話になったら昼食も摂らないまま、飲まず喰わずであれだけの体力、気力が沸き起こるのには関心するやら、呆れるやら。

 相手するほうもするほうだが、毎週土曜日のお茶の稽古を中止してまで話し込む受付嬢は常軌を逸しているとしか思えない(苦笑。
 (こういうことなら九州からはるばるこの日、最後に来られていたお馴染みさんに交代してもらっておくべきだった。)

 こういう馬鹿どもが日本に蔓延しており、ちょうど民主党政権の今回初めて大臣になった連中が、あまりの嬉しさから有頂天になって常軌を逸し躁状態が極まって、とうとう鉢呂経産相のように辞任に追い込まれるハメに陥る。

 ようやく終わって薬局を閉じた夕刻、受付嬢には、お前も民主党の大臣たちと同類かっ!? とサンザン罵声を浴びせたことであった。

 かくして節度を弁えぬ日本人が増加の一途を辿り、このような国民の意識レベルを反映して、常軌を逸した大臣達が跳梁跋扈するのである。

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KSC_0017 posted by (C)ヒゲジジイ

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2011年09月10日

国民の意識レベルを反映する大臣達の不遜な発言の数々

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XSC_4571a posted by (C)ヒゲジジイ

 こんどは鉢呂経済産業相の暴言。

 小宮山厚労相のタバコ税値上げ発言といい、初めて大臣になった連中が、あまりの嬉しさから常軌を逸して躁状態が極まった。
 
 とうとう彼女や彼等は独裁者になった気分でべらべらと口の中から本性が噴出して止めようもない様子。

 つきつめれば、こられも我が国の国民の意識レベルを反映しているに過ぎない。

 日々、電話や店頭で、お客様は神様気分で言いたい放題の連中があとを絶たないが、当然、そのような不遜な連中は御免だからすべてお断り。

 アメリカで放った前原発言だけは心から同調し理解できるが、それ以外の各大臣の暴言や妄言の数々、中でも小宮山のようなニヤケエッチの不気味な薄笑いの発言だけは断じて許しがたい。

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ZZZ_1196 posted by (C)ヒゲジジイ

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2011年09月07日

愛煙家の天敵、薄気味悪いニヤケ顔の小宮山厚労相

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イチモンジセセリ posted by (C)ヒゲジジイ

 もともとあのニヤケ顔の小宮山という政治家は、腹に一物ある不気味な首振りニヤケに背筋が寒くなる薄気味悪さを感じていたが、とうとう本性をいかんなく発揮し始めたっ!

 愛煙家を生殺しにする不倶戴天の敵、小宮山厚労相。

 こんな政治家は要らない。

 愛国心の乏しい民主党政権にはほとほと嫌気が差していたが、愛国愛煙家の息の根を止めようと小宮山なる政治家を刺客として登場させるに至っては、もはや許しがたい。

 内弁慶の政治家集団、民主党はニヤケタ小宮山もろとも一刻も早く消え去ることをコイネガウノミ。

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2011年09月06日

補気建中湯の人参はどのような配合意義があるのでしょうか?

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ZZZ_0230 posted by (C)ヒゲジジイ

 タイトルの質問は某メーカーさんからのご質問。
 以下はそれに対する答えになる内容を既に2005年6月30日に他のブログに書いたものがあったので、それを引用。
 朝鮮人参で浮腫(むく)むことがあると書いたが、体内に水分を保持させる作用があるからである。

 この水分保持作用は、大いなる利点でもある反面、体質によっては単独で長期使用すれば、浮腫んでしまうことがある。日本漢方で言う「水毒」があるような体質の人に多い。

 このような「水毒」体質であっても、朝鮮人参単独ではなく、白朮・茯苓などを配合すればよい。
 朝鮮人参の内臓機能低下を賦活する作用という利点だけを発揮させて、単独で使用するときのような弊害は出にくい。

 典型的な例が、補気建中湯という癌の末期患者さんの腹水を軽減するのに有利なことが多い方剤である。

 内臓の機能低下の極限に近いことからくる腹水であるから、朝鮮人参の内臓賦活作用が必要になるからである。

 この場合、他薬の配合が優れているから、朝鮮人参の水分保持作用は、大事な細胞内の水分保持のために働くようで、溜まっては困る腹水などは、速やかに軽快するのである。


 といっても、その人その人によって体質が違うのだから、正確な弁証論治によって方剤を決めなければならない。

 上記は、その人の病状と体質によって補気建中湯がフィットした場合の話である。

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CSC_8262 posted by (C)ヒゲジジイ

タグ:補気建中湯
posted by ヒゲジジイ at 15:57| 山口 ☀| 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする

2011年09月05日

燥邪と湿邪の同居が顕著となる季節到来

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ESC_5811 posted by (C)ヒゲジジイ

 燥邪と湿邪が同居するのは珍しくもないが、この季節は両者の問題が顕著となりやすい。

 まだ暑いとはいえ、秋は直ぐそこまでやってきているのですでに燥邪の影響がみえ、アトピーの症状が落ち着いていた人でも、ちらほら部分的な乾燥が目立ち始めたので、配合の微調整を行った人も次第に増えつつある。

 ヒゲジジイも、ここ数日、職場で怪気炎を発した後に決まって乾燥咳が出るようになったので、滋陰降下湯や西洋人参の使用頻度が増えながらも、まだまだ藿香正気散は手放せない(苦笑。

 藿香正気散加西洋人参、滋陰降下湯合藿香正気散など、日本古方派の時代だったら絶対にやらない配合だった(苦笑。

 アトピーの連中でも、藿香正気散に猪苓湯のみならず瀉火補腎の知柏地黄丸や清熱滋陰の三物黄芩湯を併用してバランスを取っている人も数名いる。

 熱中症と冷房病を同時に防いで体調を整えている人達では、藿香正気散に各種牛黄製剤や葛根黄連黄芩湯を併用している人も数名。

 要するに一人の身体では、臓腑経絡毎に寒熱虚実がそれぞれに異なるので、現時点における一連の症候を総合的に把握しつつ、臓腑経絡毎の寒熱虚実を的確に把握し、それによって適切な方剤を配合すれば、寒熱併用のみならず、燥湿併用の配合は日常茶飯事ということである。

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ESC_6381 posted by (C)ヒゲジジイ

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2011年09月04日

県外だから行けないので教えてもらうだけでよい

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XSC_3716 posted by (C)ヒゲジジイ

 手前勝手な電話は数知れないが、「県外だから行けないので教えてもらうだけでよい」という電話での要求には受付嬢も些か困惑していた。

 電話だけでどれだけのことができようか?
 はたまた見ず知らずの人が、スタッフの少ない地方の弱小薬局の手を煩わす要求をできるのは匿名者の特権と心得ている日本人が多過ぎる。

 「県外からでも長期間通っている人は多いんですが・・・」と返答に窮している受付嬢。

 県外から直接やって来られる人でも、わざわざ県外から来てやったのだから、あらゆる質問に答えるだけでよいという、勘違いも甚だしい人もある。
 もちろん二度と来られないようにお願いする(苦笑。

 薬局は慈善事業だと思い込んでる人が多過ぎるのも、実に困った問題である。

 とりわけヒゲジジイの薬局では、神経を逆なでするような態度の人達や、慇懃無礼な人達や、威嚇するような人達には、弁証論治のコンピュータが一瞬にして作働を停止してしまう。

 電話で問い合わせる人に限って「県外、県外」と、いかにも三戸光圀の印籠のつもりでいる人が多いが、当方の薬局の利用者の6割以上、恐らく7割くらいの人が県外なのだから、別に県外だからといって驚くには当らない。

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XSC_3975 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 08:39| 山口 ☁| とんでもない話や、信じられない困った話 | 更新情報をチェックする

2011年09月01日

この猛暑に藿香正気散(カッコウショウキサン)と牛黄の併用が的確にフィットする証候について

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XSC_2236 posted by (C)ヒゲジジイ

おたより:東海地方の美人薬剤師

 今年の夏ほど、牛黄製剤に救われた年はありませんでした。

 昨年に比べて今年は湿度が高く、普段から脾虚湿盛+肝腎不足の体質の方には、かなり辛い夏ではなかったかと思われます。

 肝腎陰虚があると、気温や気圧の変化で容易に肝陽上亢を起こしやすくなります。

 それに中焦の阻滞が加わると、清陽昇らず、濁陰降りずの状態となり、生きながらにして気が巡っていない状態に陥るのではないでしょうか?

 例えば、暑い外気に当たってきたあと、急に冷房で督脈を冷やした場合、腠理が急激に閉じて内熱がこもり、動悸、息切れ、冷や汗、吐き気などの症状を呈する。

 逆に、冷房により体が冷えた状態で、急に暑い外を歩くと、汗をかくことができずに5〜10分の短時間でも、熱中症を起こすことがあります。

 このような状態に見事に対応したのが、藿香正気散と牛黄の併用でした。
 そのバランスこそ微妙ですが、多くの方に良い効果を得ることができました。

 自分も、秋に開催する薬局のお好み演芸会に向けて、筋トレを積んでおり、ダンサーというより重量挙げ選手のような体になりつつあり(苦笑)体が燃えているようです。熱い熱い・・・。

 汗のかきすぎによる夏の疲れが出始めている今、牛黄製剤に大変救われています。

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XSC_2623 posted by (C)ヒゲジジイ

お返事メール:貴重なご報告、まさにご指摘の

>肝腎陰虚があると、気温や気圧の変化で容易に肝陽上亢を起こしやすくなります。
>それに中焦の阻滞が加わると、清陽昇らず、濁陰降りずの状態となり、生きながらにして気が巡っていない状態に陥るのではないでしょうか?

 この体質こそ、わがヒゲジジイの体質そのもので、昨今は牛黄製剤はもとより杞菊地黄丸、葛根黄連黄芩湯、猪苓湯、茵蔯蒿湯、白花蛇舌草に真夏の常用方剤、藿香正気散を連用中です。

 事実、職場ではエアコンでしばしば身体が冷え切って、先日もガタガタ震えるほど冷え切ったので、昼食に温かいうどんを食べると、こんどは大発汗しつつ身体は異常に熱くなり、強烈にクーラーで冷やした部屋で身体を冷ます始末(苦笑。

 職場で身体が冷え切ると、折々に裏庭に出て雀の撮影がてら身体を温め、今度は異常に暑くなって家に戻ると早速アイスクリームをしこたま食べまくって藿香正気散証を居座らせる始末。

それゆえさらにご指摘の

>例えば、暑い外気に当たってきたあと、急に冷房で督脈を冷やした場合、腠理が急激に閉じて内熱がこもり、動悸、息切れ、冷や汗、吐き気などの症状を呈する。

 という症状までは漢方薬で未然に防いでいるので軽度で済んでいますが、ヒゲジジイの日常の不摂生をまるで見抜かれているようなご指摘っ!

 実に恐れ入った次第でしたっ!!!

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XSC_2470 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 07:09| 山口 ☁| 熱中症や冷房病 | 更新情報をチェックする