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今週は忙しい上に、なでしこジャパンの快進撃に毎回付き合っていたら、睡眠不足も手伝って本当にぶっ倒れそう。生憎、牛黄製剤がよく奏功して何とか踏ん張っている。
漢方相談が続く合間には、どうしたことか関西の生薬メーカーさん達が、昨日も今日も取引の勧誘に来られて、こちらの応対にも忙しい。
午前中には小太郎さんの担当者から連絡が入り、一時間前に独活寄生湯エキス製剤の製造許可が降りたという電話報告も入った。
独活寄生湯は、営衛が空虚で肝腎不足の体質者が風寒湿邪に侵襲されて生じた病変に適応する、すぐれた方剤である。
ヒゲジジイの薬局では応用編としてもっぱら各種の膠原病に使用する機会ばかりが目立っているが、イスクラ製が長く品切れになっているので、時宜を得た製剤が新発売されることは実に慶賀すべきことである。
独活寄生湯は、一般的には各種神経痛や関節リウマチに利用されるもので、中医学世界では極めてメジャーな方剤である。
日本における中医学の大家であられた故張瓏英先生が愛用され、多方面に応用されて優れた効果を発揮されていた。
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ラベル:独活寄生湯