2011年06月20日
藿香正気散証の季節到来
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北陸地方のお馴染みさんからのおたより:
昨日は急に気温が上がり、エアコンをガンガンかけたせいか、朝から頭痛で、吐くは下すはのオンパレードで、午前中は急遽仕事を休んで寝ておりま した。
その際藿香正気散を服用したのですが、それも吐いてしまうという有様で、その際冷たいお茶で服用したのがまずかったのかと思い、ぬるめの お茶で服用したところ、吐くことがありませんでした。
やはり寒湿困脾のせいでしょうか? お陰さまで7割がた治まりました。
【編集後記】 藿香正気散証を的確に見抜かれ、村田漢方堂薬局から折々に購入されて常備薬として保存されている藿香正気散をすかさず服用されて速効を得た実例報告を頂いた。
とても興味深い点は、冷たいお茶で服用した場合は受け付けず、ぬるめのお茶で服用したら吐かなかったというところ、これこそ典型的な寒湿困脾による現象である。
蛇足ながら、例年のことだが、暑い季節に新幹線に乗車して、過度の冷房によって藿香正気散証を呈する人が実に多い。
幸か不幸か、今年は節電の必要に迫られて、新幹線も冷房温度を上げるということだから、それだけでも藿香正気散証を呈する確率は格段に低下すること請け合いである。
新幹線は、これまでがあまりにも冷房を効かせ過ぎだったように思われる。
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posted by ヒゲジジイ at 00:00| 山口 ☔| 中医漢方薬学
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