2011年06月01日

現代日本残酷物語

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FSC_0400 posted by (C)ヒゲジジイ

 元気な間に身辺整理をしておくようにと、故郷を捨てた長男達に強く要請された老母達。

 常連さんの女性達の中に息子達からこのような残酷な要請をされた人が2名おられた。その息子達の一人は医師である。

 息子達から残酷な要請を受けた当時、彼女達は酷いショックでそれぞれに相談を受けた。

 そのお一人は既に長男から強引に二階に置いてある着物や書籍類をすべて処分されてしまったというっ!

 ヒゲジジイは8万冊の書籍をはじめ、たくさんのガラクタを溜め込んでいるが、愚息や愚娘には決してそのような口をきかせない。仮にもそのような口を聞こうものなら、往復ビンタを喰らわせてやる。

 お迎えが来るまで身の回りの大事な思い出の品々を整理する必要は断じてあろうはずがない。貴女達も同様にして、生き残ったものが整理すればよいのですよっと力説したものでる。

 数年前に二階に置いてあるものすべてを処分され、一人暮らしで九十歳近くになった三十数年来の常連さんは、とうとう今年になってまったく無音となった。
 もう一人は少し若いだけにまだまだ健在である。

 故郷を捨てた不届き者達が、どの面ぶら下げて言えるのだろうかっ。 

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IMG_8769 posted by (C)ヒゲジジイ

posted by ヒゲジジイ at 00:03| 山口 ☁| 日本残酷物語 | 更新情報をチェックする